富士山静岡空港開港10周年ということで、普段はまったく空港とは縁はないが、見学を兼ねて飛行機の発着写真を撮りに行ってきた。
正式には静岡空港で、富士山静岡空港は愛称ということだそう。
場所は御前崎の北側で、広大な茶畑で知られる牧之原台地の一角で、東名高速吉田から15分ほど。牧之原大茶園はすぐ北側の台地にあり、さらに北側を大井川が流れる。
約2000台ほどの広大な無料駐車場が完備され、3階建てのターミナルビルや3ヶ所の展望台がある。ターミナルビルの1階は到着ロビーとセブンイレブン、2階は出発ロビーとフードコートや土産店、カフェ、そして3階に展望デッキがある。羽田や成田空港などを知っているので、かなり狭く物足りなさを感じるが、地方空港はこんなものなのかな。。。
今回は発着時刻との兼ね合いで、龍門山石雲院〜だいだらぼっち広場〜ターミナルビル展望デッキ〜西側展望台〜石雲院展望デッキと巡った。
龍門山石雲院
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P1に車を停め石雲院展望デッキへ向かう。デッキ手前のトイレのある広場で、標識に従って右に下る。やや急な坂道を下り右手に稲荷社を見送ると、すぐに立派な山門前に出る。
今回は左下に見える総門には降りず、山門をくぐり境内に入る。それほど広くないが、正面の一段高いところに立つ本堂は堂々としている。
裏門から山道を上がり、尾根を越え車道を右に上がれば、P2とP3の間に出る。
本堂をお参りしても石雲院展望デッキから駐車場まで30分もあれば戻れるので、離着陸の合間に訪れると良い。
いったん空港を出て県道73号線を経由してだいだらぼっち広場に向かう。時間的には10分ほどだ。
だいだらぼっち広場
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空港の東側で滑走路の延長にあるため、真下から飛行機を見ることができる。また、誘導灯も間近に見られる。
ただ、いったん空港から出て県道を経由しなければならないこと、あずまやなどが建てられているものの雑草が生え放題で、マニア以外はあまり薦められない。
富士山静岡空港
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再び空港に戻ってきた。
ターミナルビル展望デッキ
富士山を中心に北から東にかけて展望が広がる。フェンスの一部はガラス張りで、奥側はカメラ穴のある金網になっているが、飛行機を撮るには角度が限られてしまうことと、身長171cmの私だとやや屈み込む姿勢になり撮影し難い。駐機中の飛行機撮影にはベストポジション。
西側展望台
空港の西側の小高い場所でベンチやあずまやがある。残念ながら航空会社の建物に遮られてターミナルビルや駐機場は見えない。
駐機場から滑走路に向かう飛行機を間近に見られるが、離陸の瞬間は300mmの望遠でもかなり厳しい。
石雲院展望デッキ
駐機場の東側にある。
西側展望台からはターミナルビルの前を直進し、突き当たり(案内板あり)を左折、スロープをゆるやかに登る。途中左横には管制塔と駐機場が見られる。
トイレの広場に来ると円形の展望デッキが見えてくる。
木の床の展望デッキからは遮るものがなく大パノラマが広がる。ガラス張りの休憩スペースにはテーブルやイスがあり、土日祝日にはお茶とコーヒーのおもてなしがあるようだ。エアコンが効いているので、これから暑い時期に離着陸を待つにはちょうど良い。
駐機場からアプローチ、離陸全体を見渡せ、位置的に最も近くで見られるので、ここでの見学や撮影がお薦めだ。
途中で小学生の遠足だろうか、多くの子供達が訪れ、デッキで思い思いにお弁当を広げていた。
まとめ
飛行機の発着だけならこの時期でも良いが、富士山や南アルプスなどをバックにしたいのであれば、やはり冬になる。
展望台などあちこちに発着の予定表が張り出されているが、あくまでも予定でした。と言うのも、この日は8回の発着を見たが、時間通りに発着したためしがなかったから。到着なら途中の天候などの状況で左右されそうだが、出発まで定刻通りではなかった。また、曜日によって便が変わるので、事前にネットで調べた方が良い。
スマホにFlightradar24などを入れておくと重宝しそう。私は空港とはほとんど縁がないので入れてませんが。。。?
休日にどれだけ混雑するのか分らないが、駐車場は広いので停められないことはないだろう。ターミナルビルから遠いP2〜P5が空いている。
23:30〜5:30の間は閉門され入退場できないので注意。
見学・撮影日
2019年6月13日木曜日 晴れ
撮影機材(手持ち撮影)
施設等のスナップはSONY DSC-WX350
飛行機はCanon EOS 70D+Canon EF 70-300mm f/4.5-5.6 DO IS USM
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