Boot Campを使ってMacにWindows 10をインストール

ほとんど登山関連のソフトを使うためだけにWin機を使用している。現在はは2014年購入のEndeavor AT992E。パフォーマンス的には全く問題ないのだが、いかんせん使うたびに電源を入れなければならず煩わしい。場所も取る。ってことで、Windows10を購入し、Boot Campを使ってみることにした。

Windows 10のインストールは、一部欠落している場面があるかも知れません。メッセージに添ってやって行けば問題はないと思います。

インストール環境

  • マック環境
    iMac (Retina 5K,27-inch,2017) macOS High Sierra バージョン 10.13.3
  • ISOファイル
    win10_1709_Japanese_x64.iso

Windows10のディスクイメージ (ISOファイル)ダウンロード

  1. MicrosoftのWebサイト“Windows10のディスクイメージ((ISOファイル)のダウンロード”にアクセス
  2. 「エディションの選択」で、①[Windows 10]を選択 → ②[確認]をクリック
  3. 「製品の言語の選択」で、①[日本語]を選択 → ②[確認]をクリック
  4. 「ダウンロード」で、[64-bit ダウンロード]をクリック
    (注意)32-bit ダウンロードを選択しても良いですが、せっかくのマックなのですから、64bitにしましょう。
  5. ダイアログで[ファイルを保存]をクリック → 「Win10_1709_Japanese_x64.iso」が保存される

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事前チェック

  1. FileVaultの設定
    オフであること。
    オンだと「ディスクにパーティションを作成できませんでした」エラーの発生要因になるようだ。私は常時オフなので未経験。
  2. 外付けHDD接続の有無
    外付けHDDは物理的に外す(繋いだままのマウントオフではダメ)。
    接続していると、Windowsのセットアップでインストールが取り消される。3回ほどパーテーション作成からやり直したがダメ。昔からの、何か問題があれば外付け機器を外す、という鉄則を守ったら上手くいった。Windowsでも通用するんだね。
  3. ローカルスナップショットの有無( macOS High Sierra)
    ローカルスナップショットが存在すると、
    ディスクにパーティションを作成できませんでしたディスクのパーティション作成中にエラーが起きました。ディスクユーティリティを実行してエラーを確認し、修正してください。
    とエラーが表示される。

    リカバリーモード(Command + R)で起動して、ディスクユーティリティでディスクチェックするが特に問題はなく、たまたまの失敗かもと再挑戦するがやはりダメ。
    ネット上を探ってみるとありました。パーティションを作成するドライブにローカルスナップショットがあるとダメだそうで、手動でスナップショットを削除したら、無事パーティション作成に成功しました。

ローカルスナップショットについて

ローカルスナップショットが作成される条件

以下の3件が満たされたとき作成される。

  • macOS High Sierra
  • APFSフォーマットのオールフラッシュ構成のストレージデバイス
  • Time Machine利用

ローカルスナップショット一覧表示の手順

  1. ターミナルを起動
  2. Last login: Mon Apr 16 14:16:22 on ttys000
    iMac:~ user$ sudo tmutil listlocalsnapshots /
  3. returnキー
  4. Password:ユーザパスワード入力
  5. returnキー
  6. Password:
  7. 一覧表示
    com.apple.TimeMachine.2018-04-16-053345
    com.apple.TimeMachine.2018-04-16-064758
    com.apple.TimeMachine.2018-04-16-083840
    iMac:~ user$

ローカルスナップショット削除の手順

まとめて削除する方法が分からないので、1つ1つ削除します。

  1. iMac:~ user$ sudo tmutil deletelocalsnapshots 2018-04-16-053345 ← 7.一覧表示の一段目を削除
  2. returnキー
  3. Deleted local snapshot ‘2018-04-16-053345’
    iMac:~ user$
    すべてのローカルスナップショットを削除するまで繰り返す。

Windows10インストール

  1. 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「Boot Campアシスタント」を起動
  2. [続ける]をクリック
  3. ①[選択]をクリック → ダウンロードしておいた「Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル)」を選択 → ②ISOイメージ欄に選択したファイル名が表示される → ③パーティションサイズを設定 → ④[インストール]をクリック
  4. Windowsサポートソフトウェアをダウンロード
  5. ディスクにパーティションを作成
    (注意)ローカルスナップショットがあると、ここで「ディスクにパーティションを作成できませんでした」とメッセージが出る。
  6. Windowsファイルをコピー
  7. Windowsサポートソフトウェアを保存
  8. ①ユーザパスワード入力 → ②[OK]をクリック
  9. 通常は何も変更する必要ないが、私はMagic Keyboard – 英語(US)なので、英語キーボード(101/102 キー)を選択
  10. プロダクトキーを入力
  11. [次へ]をクリック
  12. Windowsのインストールが始まる
    (注意)外付けHDDを繋いでいると、この「Windowsファイルのコピー中」に、「インストールは取り消されました」とメッセージが出る。
  13. ここまでくれば問題ないです。
  14. Windowsのインストール完了 → 自動で再起動
    (注意)すぐに再起動させるには[今すぐ再起動]をクリック。
  15. Windows 10のインストール完了
    これ以降はWindows 10の設定になります

起動切り替え

macOS High Sierraでは、 Startup Managerを使ってWindowsと macOSを切り替えます。
(注意)WindowsのBoot Campメニューから[OS Xで再起動]を選択した場合は、「OS Xのブートボリュームが見つかりませんでした」というメッセージが表示されます。

以下の手順で、macOSまたはWindowsを起動する。

  1. Macを再起動して、すぐに[option]キーを押し続ける。
  2. Startup Managerのウインドウが表示されたら[option]キーを放す。
  3. macOSまたはWindowsの起動ディスクを選択してから、矢印ボタンをクリックするか[return]キーを押す。

macOS High Sierraでは、[システム環境設定]-[起動ディスク]-[BOOTCAMP Windows]を選択して、再起動でも良い。
私はこちらでWindowsに切り替えてます。と言うのも、iMac (Retina 5K,27-inch,2017)は起動音がなくなったため、[option]キーを押すタイミングが分かり難く、Windowsの起動に失敗することが多いためです。
ただ、Windowsからmac OSへはコントロールパネルから変更できないので、上記手順を踏むしかない。
mac OS Mojaveもまったく同じです。

追記

2019年5月2日追記

Boot Camp バージョン 6.1(右図)で WindowsのBoot Campメニューから[OS Xで再起動]を選択して、macOSで起動することができるようになっていた。
バージョンアップで対応したのかと思ったが、この6.1って2016年にリリースされているので、それはないようだ。Windows 10側が対応した?ないだろうな・・・。ではいったい何が変わったのか?わからない。
ただ、直にMac OS が起動しないで、Mac OSユーティリティが起動する。そこから起動ディスクを選択し、再起動しなければならない。意味不明だ。

2021年8月31日追記

現在はWindowsのBoot Campメニューから[mac OS で再起動]を選択(下左図)、ダイアログで[OK]をクリック(下右図)すれば、mac OSで再起動するようになった。

Boot Camp コントロールパネル(下図)から起動ディスクも選択可能だ。

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