福地山(スノーシュー)

福地山 1,671.1m(スノーシュー)

 山行情報

山行日       2021年2月12日(日) 晴れ

山頂所在地/山域  岐阜県/北アルプス

アクセス/出発地  車/福地山登山者用駐車場 福地山登山道入口から往復

行程詳細      福地山登山者用駐車場(9:15-9:32)→ 福地山登山道入口(9:35-9:37)→ 第一休憩小屋(9:57)→
          尾根コース・谷川コース分岐(10:32)→ (尾根コース)→ 憮然平(10:44-10:47)→
          尾根コース・谷川コース分岐(10:58)→ (谷川コース)→ 第二展望台(11:13-11:17)→
          第三展望台(11:23-11:26)→ 第四展望台(11:39)→ 乗鞍岳展望台(11:46)→ 福地山山頂(11:50-12:40)→
          第二展望台(12:57)→ (尾根コース)→ 尾根コース・谷川コース分岐(13:10)→ 憮然平(13:16-13:40)→
          (谷川コース)→ 第二休憩小屋(13:25)→ 尾根コース・谷川コース分岐(13:30)→
          福地山登山道入口(14:03-14:06)→ 福地山登山者用駐車場(14:08)

所要時間/距離   行動時間:3時間27分 休憩時間:1時間9分 合計:4時間36分/8.9km

服装/装備     アウタージャケット、インナージャケット、長袖アンダーシャツ、トレッキングタイツ、雪山パンツ、雪山登山靴、ゲーター、
          スノーシュー、アイゼン(不使用)、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      

過去の山行記録   2013年3月16日(土)   福地山(スノーシュー)


 山行記録

9:15 福地山登山者用駐車に到着(写真)。

先着2台。土日は込むだろうと、平日に来て正解だったようだ。
途中のSAで朝食を取っていたので、早々に準備する。

9:32 福地山登山者用駐車場を出発。

朝市(写真)が開かれている店先を通り車道を渡る。

9:35 福地山登山道入口に到着(写真上)。スノーシュー装着。

車道に面した福地山登山道入口には福地山トレッキング案内図(写真下)と登山ポストがある。
入ってすぐの地史展示館の前でスノーシューを履く。

9:37 福地山登山道入口を出発。

「登山道入口」の道標(写真上)の先で左に青ダル群(写真下)を見て進む。

折り返して鬱蒼としたヒノキ林(写真)に入り、大きく折り返しながらゆるやかに登る。雪は良く踏まれて歩きやすい。

次第にヒノキ林から雑木林に変わり、第一休憩小屋(写真)を過ぎる。

折り返しの登りが続き、「尾根コース谷川コース分岐まで登り残り12カーブ」の道標(写真)を見ると、樹間に槍穂や焼岳が見えるようになる。
道標の通り12回目の折返しで分岐に着く。

10:32 尾根コース・谷川コース分岐に到着(写真)。

右の尾根コースに入る。

少し先でいったん尾根に乗るが、すぐに右に外し(写真)P1381の右を巻いて進む。第一展望台に気付かないまま憮然平に出る。

10:44 憮然平に到着(写真上)。小休止。

標柱は雪に埋もれ、頭の一部が見えているだけ。
この場所の命名の元になった篠原無然の石像(写真下)も胸まで埋もれ、何ともシュールな光景だ。
左からは谷川コースが合流する。

10:47 憮然平を出発。

すぐ先で尾根の傾斜が増すと、トレースが3方向に分かれる(写真上)。直進方向に短く進み、夏道通りに右から回り込んで(写真下)、尾根を横切るように進む。
左右のトレースも夏道に出るが、最後は短いながらなかなかの急登になる。

ほどなく2箇所目の尾根コース・谷川コース分岐(写真)で直進方向の谷川コースに入る。
しばらく尾根の西側をゆるやかに登り、右に折り返すと、ほどなく第二展望台に登り着く。

笠ヶ岳、槍穂

11:13 第二展望台に到着(写真上)。小休止。

大木場ノ辻越しに笠ヶ岳、槍穂を一望する(写真下)。
2013年のときは、着いた途端「おおっ」となったが、今回はそれほでもないものの、やはり胸に来るものがある。

11:17 第二展望台を出発。

すぐ先で第三展望台を巻くトレースを右に見送り、直進方向に進む。
深さ20cmほどのトレースが付いているが、幅が一人分ほどでスノーシューにはちょっと狭く歩き難い(写真)。
右の折り返しから北側に回り込んで、第三展望台のあるP1559に出る。

穂高連峰、焼岳

11:23 第三展望台に到着(写真上)。小休止。

穂高連峰と焼岳から乗鞍岳の北側までを一望する(写真下)。

11:26 第三展望台を出発。

急斜面を短く降りて、コルからいったん尾根を右に外す。折り返しから尾根を乗り越し、反対側から尾根に乗り返す。

11:39 第四展望台に到着(写真)。

焼岳が見えているが、第二・第三展望台で見てきた展望に比べちょっと物足りない。
小さなコブを越え鞍部の先で乗鞍岳展望台に出る。

乗鞍岳(四ッ岳、恵比須岳)
白山

11:46 乗鞍岳展望台に到着(写真上)。

乗鞍岳と言っても、四ッ岳、大崩山、猫岳、恵比須岳など北側が見えている(写真中)。また、反対側の樹間には白山が見えている(写真下)。
山腹を右に巻いてひと登りで福地山山頂に飛び出す。

11:50 福地山山頂に到着(写真右上)。昼食。

山頂標柱(写真右下)や標識などが雪の上に出ている。
先着の登山者2人がすぐに下山したため、山頂を一人占めする。
薄雲がかかっているものの、日差しもありアウタージャケットを着ていれば寒くはない。
広々とした山頂からの展望は素晴らしい。左から笠ヶ岳、槍ヶ岳、穂高連峰、焼岳などのパノラマが広がる(写真下)。

福地山山頂からのパノラマ

笠ヶ岳

槍ヶ岳

穂高連峰

焼岳

12:40 福地山山頂を出発。

往路を戻り、第三展望台手前のコルで左のトレースに入る(写真)。
山腹をゆるやかにたどり、第二展望台に出る。

12:57 第二展望台に到着(写真上)。

直進して尾根コースに入る。
ゆるやかな下りから次第に急下降(写真下)が断続するようになる。やはりスノーシューは下りに弱い。ストックを突いて踏ん張ったり、木に掴まったりしながら下って行く。

13:10 尾根コース・谷川コース分岐に到着。

一安心する。

13:16 憮然平に到着(写真)。小休止。

13:20 憮然平を出発。

右の谷川コースに入る。
右に折り返すと、左下に第二休憩小屋が見え、トラバースから左に折返し第二休憩小屋に着く(写真)。

P1381の南側山腹をゆるやかにトラバース(写真)すると、ほどなく分岐に出る。

13:30 尾根コース・谷川コース分岐に到着。

14:03 福地山登山道入口に到着(写真)。スノーシューを外す。

14:06 福地山登山道入口を出発。

朝市が終わり人影のない閉ざされた店の前を通り、福地山登山者用駐車場(写真)に入る。

14:08 福地山登山者用駐車場に到着。


 感想

2013年3月にもスノーシューで登っていて、これで2回目。

土日は込むだろうと思い、平日に。。。目論見通り、先着の2名がすぐ下山して山頂と北アルプス?の大パノラマを一人占め?。
この日の山頂は気温が8度ほどで、風もなくカップ麺とコーヒーでマッタリとできた。
少し曇りがちながら山頂では笠ヶ岳、槍穂、焼岳を一望。乗鞍岳展望台では乗鞍岳の一角と思いがけず白山が見られた。
ルートはトレースがシッカリ出来ていて、迷うことも危険なこともない。最後までスノーシューで通したが、トレースを外さなければスノーシューはおろかアイゼンも必要ないほど、良く踏まれていた。
トレースが細い所と第二展望台からの尾根コースの下りでは、スノーシューの弱点が露呈、歩き難かった。
天候、展望を含め、気軽に雪山を楽しむには最適な山だと思う。