入笠山

入笠山 1,955.4m

 山行情報

山行日       2024年6月6日(木) 曇り

山頂所在地/山域  長野県/南アルプス前衛

アクセス/出発地  車/沢入登山口駐車場から周回

行程詳細      沢入登山口駐車場(8:13-8:28)→ 法華道入口分岐(9:06)→ 遊歩道沢入駐車場分岐(9:11)→ お花畑入口(9:17-9:20)→
          花畑分岐(9:30)→ 八ヶ岳ビューポイント(9:41)→ 林道出合(9:47)→ 首切登山口(9:51)→ 首切清水(9:54)→
          大阿原湿原入口(10:03)→ テイ沢分岐(10:18)→ 首切清水(10:42-10:47)→ 佛平峠(10:51)→
          入笠山山頂(11:05-11:15)→ 入笠山登山道分岐(11:23)→ 入笠山登山口(11:31)→ 山彦荘(11:38)→
          入笠湿原(11:40)→ 入笠すずらん山野草公園(11:52)→ スズラン畑(12:09-12:14)→
          アカノラ山山頂(12:22-12:57)→ 電波塔下遊歩道入口(13:03)→ スズラン群落地(13:06)→ 入笠湿原(13:13)→
          入笠湿原沢入駐車場分岐(13:13)→ 法華道入口分岐(13:18)→ 沢入登山口駐車場(13:49)

所要時間/距離   行動時間:4時間23分 休憩時間:58分 合計:5時間21分/14.5km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

8:13 沢入登山口駐車場に到着。

到着時すでに8割ほど、出発時はほぼ満車状態!!平日なのに。。。

奥にトイレがある。

8:28 沢入登山口駐車場を出発。

見慣れた沢入登山口(写真)を入ると、しばらくは丸太の土留めの階段が断続する。
途中わずかながらショートカットする。
稜線鞍部に乗りゆるやかにたどるが、すぐに左に外す。

折り返しの登りの途中で水道施設の建物を過ぎると、しばらくはアカノラ山(P1799)山腹のトラバース道が続く。

法華道分岐(写真上)で左に入り沢ヘと降り、渓流に架かる小さな橋を渡る。
笹原をゆるやかに登り、遊歩道沢入駐車場分岐(写真下)を左折し、林道と平行する遊歩道をたどる。

9:17 お花畑入口に到着(写真)。小休止。

お花畑の様子見がてら一息入れるが、ぱっと見には花が咲いているようには見えない。。。

9:20 お花畑入口を出発。

ゲートを抜けるとすぐにピンク色のサクラソウを数株見つけた。さらにシロバナノヘビイチゴ日本スズランの群落、ツマトリソウなどが現れる。いずれも数が少なかったり、白い小花のため緑に埋もれ、遠目には見つけられなかったようだ。
途中の花畑分岐(写真)で直進の入笠山山頂ではなく、左の首切清水への道に入る。

ゲートを抜けると笹の間のゆるやかな登りが続き、八ヶ岳ビューポイント(写真)に着く。残念ながら八ヶ岳は雲に隠れている。

ゆるやかな下りから分岐を左に下ると、ほどなく林道に飛び出す。

傍らのクリンソウを見たり写真を撮ったりしながら林道をたどり、首切登山口(写真上)から首切清水(写真下)と通過する。
満開のズミを見ながら、さらに林道をたどる。

10:03 大阿原湿原入口に到着(写真上)。

時計回りに周回する。

南側は笹の緩斜面に遊歩道が続き、湿原らしさはない。
木道に変わると、渓流と苔生した岩や倒木(写真下)が現れ、少し湿原らしくなる。


湿原の西端のテイ沢分岐(写真上)で折り返すと、右に一面の草地を見ながらたどるようになる。

湿原の北側を横切る木道(写真中)をたどると、北に登山道が分岐する展望台に出るが、形式的に周回とするため大阿原湿原入口まで行く。
展望台に戻り登山道(写真下)に入り、湿原沿いを北上する。

10:42 首切清水に到着(写真)。小休止。

ベンチで一息入れる。

10:47 首切清水を出発。

西側の登山道(写真)に入り、P1960の山裾を北西にたどる。
ほどなく開けた法華道佛平峠(写真下)に出て、入笠山から南に延びる尾根に取り付く。


岩混じりの短い急登から隠れ小ピークを越え、なだらかな笹道でお花畑への道が右に分かれる分岐を直進する。

傾斜が増してしばらくすると、木の枝に挟まれた「入笠山頂まであと8分」の道標(写真)を見つけた。さて、何分掛かるだろうか。。。

さらに傾斜が増し首切登山道分岐を直進すると、ほどなく入笠山山頂に飛び出す(写真)。
道標に記された半分の時間の4分だった😄👍。

中央アルプス
南アルプス

11:05 入笠山山頂に到着。小休止。

広々とした山頂だが、すでに多くの登山者や観光客で賑わっている。
山頂中央に山頂標識と三角点、展望盤(写真上)がある。
曇り勝ちで、八ヶ岳は完全に隠れ、中央アルプス(写真中)や南アルプス(写真下)はわずかに山陰が確認できる程度だ。

11:15 入笠山山頂を出発。

岩場コース(写真上)を下る。一部岩が露出しているが、岩場と言うほどでもない。

入笠山登山道分岐(写真中)を過ぎ、お花畑沿いに下るが、次々に登山者が上がってくる(写真下)。

入笠山登山口(写真上)に降り立ち、マナスル山荘前(写真下)の林道を右に下る。

お花畑入口を過ぎ、賑わう山彦荘前(写真)から入笠湿原に降りる。
先に降りていた小学生(?)グループの後に付いて、湿原の木道を北東に横切る(写真下)。
林道を越えP1799の北側の山腹をゆるやかにたどり、東側に差し掛かったところで左の木の階段を降りる。

11:52 入笠すずらん山野草公園に到着。


写真付きの案内板(写真)に従って進むと、まずはオオアマドコロヤマシャクヤククルマバツクバネソウと、今まで出逢ったことのない花が出てくる。
さらに花の終わったミヤマエンレイソウやこれまた初めてのマイヅルソウイチヨウランツバメオモトカモメランなどが見られる。


開けた場所にある八ヶ岳展望台(写真)(八ヶ岳は雲の中)の先でニッコウキスゲと再びオオアマドコロを見て、左した斜面のドイツスズラン畑に入る。

12:09 スズラン畑に到着(写真)。写真撮影。


区画化された広々とした緩斜面に、20万本とも言われるドイツスズランが満開を迎えている。
しばしじっくりと花を覗き込んだり、ベストなアングルを探して写真を撮ったりする。

12:14 スズラン畑を出発。

ゴンドラ山頂駅分岐から北側の道(写真)に入る。傍らに「釜無ホテイアツモリソウ実験園 約20メートル先左手」の案内板がある。

すぐに先で右手にサクラソウ、左手に遮光ネットに守られた釜無ホテイアツモリソウが目に入る。
そのままゆるやかに登りアカノラ山山頂を目指す。

12:22 アカノラ山山頂に到着。昼食。

進入禁止ロープが張られ(写真)山頂には立てないため、手前のベンチで茅ヶ岳方面の景色を見ながら昼食を取る。

12:57 アカノラ山山頂を出発。

ゴンドラ山頂駅分岐まで戻り、林道を右に進む。

電波塔下遊歩道入口(写真上)を左に入り、ゲートを抜けスズラン群落地(写真下)に入る。
こちらは日本スズランになるが、まだ6〜7分くらいだろうか。
日本スズランは葉の下に花を付けることもあり、余り目立たない。しかも木道が高いため、写真も撮り難い。
なんとか工夫して撮った写真には日本スズランとベニバナイチヤクソウが写っていた。

13:13 入笠湿原沢入駐車場分岐に到着(写真上)。

ここで左の沢入登山口方面の道に入る。

渓流を越えゲート(写真下)を抜けると、ほどなく法華道分岐に出て往路を戻る。

13:49  沢入登山口駐車場に到着(写真)。


すでに駐車している車は1/3ほどに減っている。


 入笠山で出逢った花たち


 感想

今回の目的は何度も見ている入笠山山頂からの大展望ではなく、入笠すずらん山野草公園と入笠湿原のスズラン。
その気持ちを見透かされたかのように、この日は曇りがちの天気。山頂からは雲の合間にわずかに南・中央アルプスの山陰が見える程度だった。

一方スズランは入笠すずらん山野草公園のドイツスズランは満開、入笠湿原の日本スズランはもうすぐ満開を迎えそうだった。また、お花畑でも日本スズランが咲いていた。
他にはあちこちで見られたクリンソウ、お花畑のサクラソウやシロバナノヘビイチゴ、ツマトリソウ、大阿原湿原への林道沿いのズミ、入笠すずらん山野草公園のマイヅルソウやオオアマドコロ、ヤマシャクヤク、クルマバツクバネソウ、イチヨウラン、ツバメオモト、カモメラン、ニッコウキスゲ、釜無ホテイアツモリソウなど多くの花々が咲き誇っていた。
花三昧の最高の一日だった😊👍。

それにしても、平日にこんなに人出が多いとは想像してなかった。入笠山山頂もお花畑、入笠湿原、入笠すずらん山野草公園と人出溢れ返っていた。休日にはいったい。。。