南高尾セブンサミッツ〜草戸山、榎窪山、泰光寺山、入沢山、中沢山、コンピラ山、大洞山〜
2024.04.16
南高尾セブンサミッツ
〜 草戸山 364m 榎窪山 420m 泰光寺山 475m 入沢山 490m 中沢山 494m コンピラ山 514.7m 大洞山 536m 〜
◎ 山行情報
山行日 2024年4月11日(木) 晴れ
山頂所在地/山域 東京都/関東 関東山地(秩父山地)
アクセス/出発地 車/高尾山薬王院祈祷殿駐車場から周回
行程詳細 高尾山薬王院祈祷殿駐車場(7:07-7:25)→ 四辻 (7:37)→ 拓殖大西尾根分岐(8:13)→ 草戸峠(8:24)→
草戸山山頂(8:32-8:39)→ 榎窪山山頂(8:58-9:02)→ 三沢峠(9:04)→ 泰光寺山山頂(9:21-9:25)→
西山峠(9:29)→ 東山山頂(展望台)(9:36-9:45)→ 入沢山山頂(9:52-9:58)→ 見晴台(10:12-10:16)→
中沢山山頂(10:26)→ 中沢峠(10:30)→ コンピラ山山頂(10:45)→ 大洞山山頂(10:55-11:00)→
赤馬分岐(11:02)→ 大垂水峠(11:19)→ 大平林道大垂水分岐(11:31)→ 一丁平展望台(11:47-11:53)→
一丁平(11:55-11:57)→ 大垂水峠分岐(12:04)→ もみじ台(12:16-12:52)→ 高尾山山頂(12:58-13:03)→
薬王院(13:16)→ 金比羅台園地(13:453)→ 高尾山入口(14:00)→ 高尾山薬王院祈祷殿駐車場(14:04)
所要時間/距離 行動時間:5時間11分 休憩時間:1時間28分 合計:6時間39分/18.3km
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:07 高尾山薬王院祈祷殿駐車場に到着(写真)。
トイレあり。 500円。受付は8:00〜16:00なので、まだ閉まっている。
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7:25 高尾山薬王院祈祷殿駐車場を出発。
駐車場を出て右に進み、高尾山入口交差点を右折、50mほど先の民家の間を右に入る(写真)。 熊注意の掲示があるだけで、道標がないので見逃しそう。。。
右隣のお母さんと挨拶を交わし、沢沿いをゆるやかに登って行く。
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やや傾斜がきつくなるころ、ポンと稜線上の四辻(写真)に飛び出す。
稜線を南にたどるが、一部短いやや急な登下降があるものの、概ねおだやかな稜線歩きが続く。登山道は明瞭で、道標も整備されているので、安心して歩ける。
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古い鉄塔と現役の鉄塔を立て続けに過ぎると、ほどなく拓殖大西尾根分岐(写真)に出て、ゆるやかに右に下って行く。
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梅ノ木平ヘの道を右に見送った先の分岐を直進方向に入り、有刺鉄線沿いにゆるやかに登ると、ほどなく草戸峠(写真)に立つ。 道標とベンチがあり、二人の女性が休憩している。北側が開け、高尾山方面が見える。
おだやかに稜線をたどり、直下をやや急登し草戸山山頂に飛び出す。
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8:32 草戸山山頂に到着(写真上)。小休止。
南高尾セブンサミッツ その1。 草戸山山頂標柱(写真下)や老朽のためか立ち入り禁止の展望台、山の神(大山祇命)の石祠が祀られている。
東方向に八王子市街が見える。
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8:39 草戸山山頂を出発。
短い急下降から土留めの階段を急登するが、まだまだ足に余裕がある😉👍。 2級基準点No1、東屋のあるふれあい休憩所を通過し、2箇所の分岐(写真)を立て続けに右に登って行くと、ほどなく榎窪山山頂に着く。
写真は2箇所目の分岐。
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8:58 榎窪山山頂に到着(写真)。小休止。
南高尾セブンサミッツ その2。 山頂標識は道標と兼用で、まったく山頂らしさもなく、先行者も後続者も良く確認することなく素通りして行く。
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9:02 榎窪山山頂を出発。
すぐにベンチとテーブルのある三沢峠(写真)で、ここから湖の道に入る。
ちなみに湖の道とは、梅ノ木平バス停を起点に小仏城山、高尾山を経由して高尾山口駅に至るルートになる。
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途中分岐を交えながらのゆるやかな登りが続き、ヤマブキ(写真上)やアオキの花(写真下)を見ながら小さくアップダウンする。
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倒木にチェーンソーを使って造られたフクロウ(写真)のある休憩所を過ぎ、巻き道を左に見送り土留めの階段を急登する。
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9:21 泰光寺山山頂に到着(写真)。小休止。
南高尾セブンサミッツ その3。
古びた山頂標識とベンチがあるものの、展望はまったくない。
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9:25 泰光寺山山頂を出発。
ゆるやかな下りから西山峠(写真上)に降り立ち、すぐ先の西山龍広場で今度は見事な龍(写真下)の作品を見る。フクロウと同じ作者なのだろうか。。。
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ゆるやかに登り返す途中で道標のない分岐(写真)があり、東山山頂の取り付きになる。 右に道を取り、ロープの付けられた尾根を短く急登する。
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9:36 東山山頂(展望台)に到着(写真上、中)。小休止。
丸太のベンチと枝をフックにしたザック掛けがあるだけで、山頂標識はない。南高尾セブンサミッツではないからだろうか。。。
そのまま北東側に50mほどにある展望台(写真中)に行く。
山桜越しの八王子市街(写真下)から泰光寺山、丹沢山地(志田山、雨乞山、経ヶ岳、仏果山など)を一望する。
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9:45 東山山頂(展望台)を出発。
山頂から西側へ急下降し登山道に戻る。
80mほど行くと入沢山の取り付き(写真)があるが、道標はなく登山道も薄い。事前に知っていないと気付かないだろう。
やや急な登りをひと登りで入沢山頂に着く。
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石老山、赤鞍ヶ岳、三ッ峠山、本社ヶ丸 |
小仏城山、景信山、高尾山 |
9:52 入沢山山頂に到着(写真上)。小休止。
南高尾セブンサミッツ その4。 狭い山頂に丸太で作られたテーブルとベンチ、山頂標識がある。
西から北にかけて大きく開け、石老山から朝日山、赤鞍ヶ岳、三ッ峠山、倉岳山、本社ヶ丸、秋山二十六夜山(写真中)、小仏城山、景信山、高尾山(写真下)などを一望する。
9:58 入沢山山頂を出発。
登山道に戻り、語らいのベンチに立ち寄り先に進む。 山腹を10分ほどたどると、登山道の傍らに丸太のベンチが置かれた見晴台に出る。
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10:12 見晴台に到着(写真上)。小休止。
南西側が大きく開け、塔ノ岳から丹沢山、蛭ヶ岳、丹沢三山、高塚山、大室山、富士山(写真中)、石老山などを一望する(写真下)。 しばし景色を楽しむ。
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10:16 見晴台を出発。
5分ほどで休憩所を通過し、ゆるやかな登りから稜線を左に外すと、ほどなく中沢山から南西に延びる尾根上の分岐(写真)に出る。ここからその尾根に取り付き、土留めの階段を短く急登し、ポンと中沢山山頂に飛び出す。
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10:26 中沢山山頂に到着(写真)。
南高尾セブンサミッツ その5。 狭い山頂に観音菩薩像が祀られ、山頂標識が立て掛けられている。
北側の尾根を下り鉄塔で登山道と合わさる。
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ゆるやかな下りから中沢峠で左に巻き道いを見送り、短く急登し高岩山山頂(写真)に立つ。石がゴロゴロした山頂は境界杭があるだけで、山頂標識などはない。
西側の尾根を下り、巻き道が合わさる鞍部からやや急登が続く。 笹が目立つようになると、ほどなくコンピラ山山頂に着く。
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10:45 コンピラ山山頂に到着(写真)。
南高尾セブンサミッツ その6。 狭い山頂にベンチがあるが、すでに3人の登山者が休憩中で満員状態なので、休憩せずに山頂標識を撮って先に進む。
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10:55 大洞山山頂に到着(写真)。小休止。
南高尾セブンサミッツ その7。 山頂標柱や湖のみちの案内板、テーブル、ベンチがある。 なだらかなピークで山頂らしさはなく、笹竹に囲まれ展望はまったくない。
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11:00 大洞山山頂を出発。
ゆるやかな下りから赤馬分岐で右に折れ、北側に延びる尾根を下る。途中でタチツボスミレ(写真上)やミヤマシキミ(写真下)が咲いている。
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鞍部で沢ヘと降りるように右に折れ、途中から沢沿いにトラバース気味にたどる。
大垂水峠橋(写真)を越え、右の石段を上がり山腹をトラバース気味にゆるやかに登って行く。
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林道に出たところが大平林道大垂水分岐(写真)で、一丁平に向けて尾根に取り付く。
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やや急な登りが続く登山道の傍らに、タチツボスミレやナガバタチツボスミレ(写真上)、キジムシロ(写真下)などを見ながら登る。
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11:47 一丁平展望台に到着(写真上)。小休止。
広々とした小ピークで東屋やテーブルとベンチがあり、多くの登山者が休憩している。 南西側の展望台(写真下)からは丹沢山地(丹沢山、蛭ヶ岳、黍殻山、袖平山、大室山、石老山など)と富士山を一望する。
11:53 一丁平展望台を出発。
北東に下ったところにもテーブルとベンチがあり、登山者が休憩している。 さらに50mほど東に下る。
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11:55 一丁平に到着(写真)。小休止。
一丁平園地の標石とトイレ、テーブルとベンチがある。
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11:57 一丁平を出発。
山桜(写真上)を見ながら下って行くと、大垂水峠分岐の先で分岐(写真下)に出る。3本の道が延び、左右はもみじ台を巻く。
真ん中の階段に入る。それほどの急登でもないが、ここまで来るとなかなか足に堪える。最後は結構な急登になり、ポンとトイレ前に飛び出す。
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12:16 もみじ台に到着(写真)。昼食。
登山道脇にベンチが並ぶ。 高尾山山頂側に茶屋があり、その前が一部開け、蛭ヶ岳から大室山、富士山を望む。
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12:52 もみじ台を出発。
巻き道と合わさった先で5号路に行き当たる(写真)。 真ん中の石段を上がり高尾山山頂へ向かう。なかなかキツイが、最後の力を振り絞る。
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12:58 高尾山山頂に到着。小休止。
まずは景色を楽しむために高尾山大見晴台(写真上)に寄るが、富士山はかなり霞んでいる。 山頂は人だらけで、特に山頂標柱の周りは記念撮影の順番待ちで大賑わいだ(写真下)。
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13:03 高尾山山頂を出発。
北東に下り1号路に入る。 薬王院(写真)に立ち寄り1号路をさらに下って行く。 杉並木、男坂、たこ杉、ケーブルカー高尾山駅、リフト山上駅と過ぎ、右に下る1号路を見送り直進し、金比羅台園地に向かう。
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13:43 金比羅台園地に到着(写真)。
登山者が1人居るだけで、今までの喧騒が嘘のような静けさだ。
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分岐を右に下ると、ほどなく1号路と合流する。 途中でニリンソウ(写真)を見て、ひたすら下って行く。
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売店の建ち並ぶ三差路(写真上)を直進し、高尾山入口交差点を渡り右折すれば、ほどなく駐車場入口の高尾山入口南(写真下)に着く。
14:04 高尾山薬王院祈祷殿駐車場。
受付にて500円支払う。
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◎ 感想
高尾山の南側に南高尾セブンサミッツと言う、何とも楽しそうな縦走路があることを知ったのは昨年の初冬。どうせならスミレの咲く頃にと思い、昨日歩いた。
17km越えの長丁場に足が持つか心配だったが、アップダウンはあるものの、急の付くところは短く、余裕を持って周回できた。そして無事ハート❤️の軌跡を描くことができた😉👍。
全体に整備が行き届き、危険な場所や道迷いはない。
入沢山への取り付きに道標がなく、登山道もかなり薄いので、事前に位置を把握してないと気付けないと思う。
場所柄なのか、時期が遅かったのか、タチツボスミレとナガバタチツボスミレしか見つけられなかったが、他にヤマブキやアオキ、ミヤマシキミ、キジムシロ、山桜、ニリンソウなどが見られたので十分満足😊。
南高尾セブンサミッツでは草戸山と入沢山で展望はあるが、ちょっと物足りない。
見晴台はベンチもあり、丹沢山地(塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、黍殻山、袖平山、高塚山、大室山、石老山など)と富士山をノンビリと見られた。
一丁平展望台やもみじ台、高尾山大見晴台からも同様の展望が広がるが、春霞のせいか特に富士山は霞気味だった。
高尾山や一丁平、もみじ台は例外としても、平日にもかかわらず南高尾セブンサミッツでも多くの登山者やトレイルランナーと出会った。休日になったらどうなるんだろう、と要らぬ心配をしてしまった。