霧ヶ峰〜車山、蝶々深山〜(積雪期)
2024.02.17
霧ヶ峰 〜 車山 1,924.7m 蝶々深山 1,836m 〜(積雪期)
◎ 山行情報
山行日 2024年2月14日(水) 曇り
山頂所在地/山域 長野県/八ヶ岳連峰
アクセス/出発地 車/車山肩駐車場から周回
行程詳細 車山肩駐車場(8:10-8:35)→ 車山山頂(9:05-9:27)→ スカイパノラマ中腹駅分岐(9:39-9:47)→
車山乗越(9:50)→ 車山肩への分岐(9:53-10:00)→ 蝶々深山山頂(10:14-10:19)→ 物見岩(10:42-10:52)→
奥霧キャンプ場跡(11:18)→ 八島園地(11:38-12:00)→ ヒュッテみさやま(12:20)→ 沢渡(12:37_12:40)→
車山肩駐車場(13:07)
所要時間 行動時間:3時間15分 休憩時間:1時間17分 合計:4時間32分/10.9km
服装/装備 アウタージャケット、インナージャケット、長袖アンダーシャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、雪山登山靴、
アイゼン、スノーシュー、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
8:10 車山肩駐車場に到着。
先着5台。
朝食は済ませていたので、早々に準備にかかる。まずはアイゼンでスタートする。
8:35 車山肩駐車場を出発。
車山肩バス停からトレースに入る(写真)と、ほどなく左からの登山道と合わさり、右へゆるやかに登って行く。 良く踏まれた雪は締まって歩きやすい。
10分ほどでベンチの置かれた休憩所を過ぎ、3度折り返すと広々とした車山山頂に着く。
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9:05 車山山頂に到着(写真右上)。小休止。
見覚えのある山頂標柱(写真右中)や標識がある。 駐車場の車の割に山頂には誰もいない。
少し風はあるものの、気温が高いのかそれほど寒さは感じない。
雲一つなく、八ヶ岳から富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、浅間連峰など360度の大パノラマが広がる(写真下)。 東側の車山神社(写真右下)で登山の安全を祈願する。
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9:27 車山山頂を出発。
スカイパノラマ山頂駅前からゲレンデに入る。平日でスキーヤーは数えるほどだが、安全のためゲレンデの端を降りて行く。 左側が崖状に落ち込んだかなり急な下り(写真)が続き、平坦になった所で左に外れる。
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9:39 スカイパノラマ中腹駅分岐に到着。小休止。
良く見ると半分雪に埋もれた道標(写真)がある。 正確には分岐から20mほど車山乗越側へ登ったところになるが、頻繁に膝まで潜るのでスノーシューに履き替えることにした。
9:47 スカイパノラマ中腹駅分岐を出発。
スノーシューは潜ることなく、ひと登りで車山乗越に着く。
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9:50 車山乗越に到着(写真)。
ここからは保護ロープが張られ、ゆるやかな下りのルートは明瞭だ。雪は良く踏まれて締まっていて歩きやすい。
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9:53 車山肩への分岐に到着(写真)。小休止。
この先蝶々深山までのトレースは良く踏まれているようなので、スノーシューからアイゼンに履き替える。
10:00 車山肩への分岐を出発。
ゆるやかな下りから沢渡への分岐を左に見送り、なだらかな蝶々深山へとゆるやかに登って行く。
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車山 |
10:14 蝶々深山山頂に到着。小休止。
なだらかで広々とした山頂で、飛び出した岩の上に山頂標識(写真上)が置かれている。
ここからも360度の展望が広がり、丸い気象レーダーが目立つ車山(写真下)を一望する。
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10:19 蝶々深山山頂を出発。
保護ロープに沿って下り始めるが、明瞭なトレースはなく、新しい一人分の足跡をたどる(写真上)。 何度も膝まで潜りながら鞍部の分岐(写真中)に降り立つ。道標はP1792から沢渡方面だけで、物見岩へはないものの、しっかりとしたとレースが付いている。
ゆるやかな登りから物見岩に近付くにつれ、一面の笹原の間に残る雪のトレース(写真下)をたどる。
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10:42 物見岩に到着(写真)。小休止。
ここからもやはり展望は良く、特に穂高連峰と槍ヶ岳がより近く大きく見えるのは気のせいだろうか。
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10:52 物見岩を出発。
物見岩の北側から西に延びるなだらかな尾根(写真上)に入り、雪の覆われた八島ヶ原湿原を見ながらゆるやかに下って行く。トレースは明瞭で、ところどころに保護ロープも見えている。 「草原保護の為に左に迂回を御願いします」の看板(写真下)から折り返しの下りが続き、ミズナラ林に入るとほとんど平坦になりゼブラ山・蝶々深山分岐に出る。 左に進みゲートを抜けると、ほどなく奥霧キャンプ場跡に出る。
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11:18 奥霧キャンプ場跡に到着(写真)。
御射山・沢渡への道を左に見送り、湿原を周回するため八島ビジターセンター駐車場方面に向かう。
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遊歩道はほどなく木道(写真上)となるが、雪が少なく木道が出ている場所もある。 途中の鷲ヶ峰への分岐を右に見送り、すぐ先の分岐(写真下)を右に入れば、ほどなく八島園地に飛び出す。
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車山、蝶々深山 |
11:38 八島園地に到着(写真上)。昼食。
歩いて来た車山や蝶々深山などの山並(写真下)を見ながら、ベンチとテーブルで昼食を取る。 ほとんど風はなく、陽射しが暖かい。
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12:00 八島園地を出発。
南側から御射山方面に向けて歩き出し、すぐに八島ヶ原湿原を周回する木道と合流する。 ゆるやかな下りが続き、鎌ヶ池への分岐を左に見送ると、ほどなくヒュッテみさやま(写真上)に着く。 ヒュッテ前から渓流に架かる橋を渡り、旧御射山神社(写真下)に立ち寄る。 ゆるやかな登りからカヤトを抜け、飛び出した林道を右にたどる。
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12:37 沢渡に到着(写真)。小休止。
最後の登りに備えて一息入れる。
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12:40 沢渡を出発。
正面の斜面を上がって分岐を左に進むと、徐々に傾斜が増す(写真上)。とは言っても、急登と言うほどではないが、ここにきての登りは足に堪える。 ときどき息を整えながら登りP1817の左側をかすめ、前方に見えたレストランとバイオトイレの間(写真下)から駐車場に降り立つ。
13:07 車山肩駐車場に到着。
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◎ 感想
2010年にまったく同じルートをスノーシューだけで歩いているが、今回は基本アイゼンで歩いてみた。
2010年は終始ガスってまったく景色が見られなかったが、今回はずっと晴天に恵まれた。
車山はもちろん蝶々深山と物見岩からも360度の展望が広がり、八ヶ岳から富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、浅間連峰などの大パノラマを堪能した。
車山乗越ヘの登りと蝶々深山の下りは、風で雪が吹き溜まってしまったのか、トレースがほとんどなく、しかもたびたび膝までもぐった。
前者はスノーシューに履き替えて問題なかったが、後者はアイゼンで通したのでやや苦戦した。履き替える時間を考えると、なかなか面倒なので悩ましいところだ。