湖西アルプス〜東山、神石山、嵩山〜

湖西アルプス 〜 東山 258m 神石山 325m 嵩山 170.7m

 山行情報

山行日       2024年4月2日(火) 晴れ

山頂所在地/山域  愛知県・静岡県/東海

アクセス/出発地  車/梅田親水公園駐車場から周回

行程詳細      梅田親水公園駐車場(7:55-8:28)→ 二川自然歩道入口(9:27-9:30)→ 東山山頂(9:58-10:04)→ 風越峠(10:35)→
          二川TV中継所(10:55-11:00)→ 座談山山頂(11:06)→ 船形山のコル(11:13)→ 船形山山頂(11:18)→
          普門寺峠(11:22)→ 神石山山頂(11:37-12:29)→ ラクダ岩(12:46-12:49)→ 仏岩(13:05)→ 梅田峠(13:16)→
          嵩山山頂(13:30-13:40)→ 嵩山入口(13:45)→ 梅田登山口(13:53)→ 梅田親水公園駐車場(13:56)

所要時間      行動時間:4時間9分 休憩時間:1時間19分 合計:5時間28分/15km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:55 梅田親水公園駐車場に到着(写真)。

先着7台ほどあり、準備中にも次々とやって来る。トイレと自販機あり。桜が3分咲き。

8:28 梅田親水公園駐車場を出発。

駐車場を出て変則十字路を直進する。。。と言ってもほとんど右折になるが。。。
ほとんどの登山者はUターン気味に左折し、梅田登山口に向かうはず。

田んぼの間を進み、2箇所の
突き当たりを左折、右折、さらに県道334号線を右折する。
2つ目の十字路を右折し、道なりに進む。前方に立岩と言う、楽しそうな岩山が見える。

県道3号線(立岩街道)の中原交差点を右折し、ひたすら道なりに進む。
30分ほどでドコモの先の脇道を右に入り、行き当たった墓地を左折、右奥に鳥居に向かって墓地を横切る。

9:27 二川自然歩道入口に到着(写真)。小休止。

豊橋自然歩道の案内板と二川自然歩道の道標がある。伊寶石神社の入口でもある。

9:30 二川自然歩道入口を出発。

参道に入り鳥居をくぐり、伊寶石神社に登山の安全を祈願する。

左に回り込む(写真)とソーラー発電の前に出て、フェンス沿いに左へ行く。

少し先で道標を右に入る(写真)と、いよいよ登山道らしくなる。

斜面をトラバース気味に登り、折り返すと尾根に乗り、雑木林の中をゆるゆると登って行く(写真上)。

土留めの階段の急登(写真下)に変わると、ほどなく東山山頂に飛び出す。

9:58 東山山頂に到着(写真)。小休止。


山頂標識には東山(松明峠)とある。
広々とした山頂の東側が少し開け、浜名湖と湖西市が見られる。

10:04 東山山頂を出発。

東山自然歩道を左に見送り山頂一角をたどると、すぐに北東側のピークで、笹の蔭に三角点(写真)がある。

しばらくはおだやかな稜線をたどる。
鉄塔の建つ見晴らしの良いP259の南西側のピークからP259を越え、東側のピーク上でこれから向かう稜線を一望する。

ゆるやかに稜線をたどり、風越峠(写真)に降り立つ。左の葦毛湿原への道沿いにキスミレが群生している。

やや急登からP279の南西のピークに立つ。登山道の左脇に鉄塔(写真上)が建ち、その下に小規模ながらカタクリ(写真下)が群生する。
普通に前を見て歩いていたら気付かないかも知れない。
カタクリをカメラに収め先に進む。


やや急登からP279を越え、鞍部で葦毛湿原への道を左に見送る。
土留めのやや急登から大脇自然歩道を右に見送ると、ほどなく二川TV中継所の鉄塔(写真)が見えてくる。

10:55 二川TV中継所に到着(写真)。小休止。

多くの登山者で賑わっていたため、何だろうと見てみると、北側の斜面にカタクリの群落があった。
休憩がてら写真に収める。

11:00 二川TV中継所を出発。

下り始めの西側の斜面はカタクリ(写真上、中、下)が密に咲いていて、北側斜面より見応えがある。写真を撮りながらゆっくりと降る。

登り返しから座談山の南側を巻き、折り返してすぐに座談山山頂(写真)に立つ。
南側が開けて陽当たりが良く、浜名湖方面が見られる。

すぐ先の鉄塔からも見晴しが良い。


やや急な下りから船形山のコル(写真上)に降り立ち、ひと登りで船形山山頂(写真下)に立つ。
広い山頂のど真ん中に鉄塔が建ち、山頂らしさはまったくない。
船形城址の標柱と説明板がある。

降るとすぐに普門寺峠(写真)で、普門寺自然歩道が横切るが、普門寺方面はロープが張られ通行できないようだ。


ミツバツツジを見ながらアップダウンを繰り返し、望寺岩(写真)を過ぎ分岐のある鞍部に降り立つ。左は岩崎町方面への道になる。



しばらくはおだやかな稜線歩きが続き、直下のプラブロックの階段(写真)を急登すると、ポンと神石山山頂に飛び出す。

浜名湖

11:37 神石山山頂に到着(写真上)。昼食。

山頂は南北に細長く、南側に山頂標識(写真中上)と一等三角点(写真中下)、梅田登山口への降り口がある。
奥の北側にベンチがあり、北東側が開け浜名湖(写真下)を一望しながら昼食を取る。
滞在中は引っ切りなしに登山者が出入りし、常時10人ほどはいるだろうか。

12:29 神石山山頂を出発。

梅田登山口への降り口に入ると、すぐに大岩に行き当たり左を巻いて降る。
急下降から鉄塔の建つ隠れピークを越え、ベンチの置かれたP234を越える。
少し降ると2本目の鉄塔と分岐(写真)があり、左のラクダ岩への道に入る。ゆるやかな下りから大岩の右を巻くとラクダ岩に着く。

尉ヶ峰、三岳山、浜名湖

12:46 ラクダ岩に到着(写真上)。小休止。

岩の間に「ラクダ岩」の標識が立っている。動物のラクダだとしたら、とてもそうは見えない。
尉ヶ峰、三岳山、浜名湖を一望する(写真下)。

12:49 ラクダ岩を出発。

大岩の先を左に入り、斜面を短くトラバースして登山道に復帰する。
ゆるやかな下りが続く登山道のところどころにベンチがある。

P214へは巻き道を見送り、根っ子の露出した斜面から岩場を越えて直登する(写真)。

P214を越えると岩場(写真)に仏岩の標識があるが、特定できなかった。


写真は標識まで降りて振り返ったところ。

埴輪(?)に見守られながらゆるやかに下って行く(写真)。


梅田峠は五叉路(写真)で、左から2本目の道に入り、北側をトラバースして嵩山に向かう。


道標から北東側の尾根に取り付き(写真上)、補助ロープの張られた斜面を急登する(写真下)。
短いながら、この日一番の急登かも知れない。

富幕山、尉ヶ峰、三岳山

13:30 嵩山山頂に到着(写真上)。小休止。


山頂標識と埋もれるように四等三角点(写真中)がある。
覆い被さるような2本の巨木が印象的だ。

富幕山、尉ヶ峰、三岳山から浜名湖を一望する(写真下)が、黄砂の影響か富士山の姿は見えない。三岳山のすぐ右に見えるはずなのだが。。。

13:40 嵩山山頂を出発。

西側のピークを南側に巻き嵩山入口(写真上)を左に下れば、10分足らずで梅田登山口(写真下)に降り立つ。
梅田親水公園駐車場までは200mほどだ。

13:56 林道駐車スペースに到着。


 感想

嵩山と神石山は2007年に立っているが、今回は別ルートで梅田親水公園駐車場を起点に二川自然歩道入口から東山、座談山、船形山、神石山、嵩山と周回した。
梅田親水公園駐車場から二川自然歩道入口まで(逆も)は電車移動が普通だが、約4.5kmと歩く距離としては十分許容範囲なので歩くことにした。ほぼ1時間だった。

全体に小さなアップダウンはあるものの、嵩山ヘの急登を除けば、概ねおだやかな稜線が続き、気持ち良く歩けた。また、危険な場所はなく、要所に道標が整備された登山道は明瞭で迷うことはないだろう。

カタクリの群落は2箇所あるが、やはりメインは二川TV中継所だろう。行くまではそれほど期待していなかったが、北側と東側の斜面に群生するカタクリに思わず興奮した。しかもこの日は天気が良く、完璧に花開き見応えがあった。これだけでも登ってきた甲斐があった。
平日にもかかわらず、神石山山頂は常時10人ほどの登山者がいて、特に二川TV中継所から神石山の間では引っ切りなしに登山者とすれ違った。皆さんの目当てはやはりカタクリなのだろう。

展望は東山、座談山、神石山、ラクダ岩、嵩山などから浜名湖や湖西市街などが見られるが、このところの黄砂の影響か残念ながら富士山の姿は見えなかった。