釜無山(積雪期)〜途中撤退
2024.03.14
釜無山 2,116.7m(積雪期)〜途中撤退
◎ 山行情報
山行日 2024年3月11日(月) 快晴
山頂所在地/山域 長野県/南アルプス前衛
アクセス/出発地 車/沢入登山口駐車場から往復
行程詳細 沢入登山口駐車場(7:40-8:02)→ 堰堤(8:13-8:23)→ 大阿原湿原入口(10:08-10:13)→
釜無山登山口(11:14-11:17)→ 撤退地点(12:00)→ 釜無山登山口(12:39-13:04)→
大阿原湿原入口(13:59-14:05)→ 堰堤(15:44-15:50)→ 沢入登山口駐車場(16:00)
所要時間/距離 行動時間:7時間3分 休憩時間:55分 合計:7時間58分/18.3km
服装/装備 アウタージャケット、インナージャケット、長袖アンダーシャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、雪山登山靴、
スノースパイク(未使用)、スノーシュー、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:40 沢入登山口駐車場に到着。
先着1台。準備中にもう1台到着。
ここまでの道路は一部アイスバーンがあるので、ノーマルタイヤは絶対ダメ!!
8:02 沢入登山口駐車場を出発。
沢入登山口を右に見て林道(写真)に入り、ゆるやかに登って行く。除雪された雪が路肩に積み上がっているが、道路上はほとんど雪がなく歩きやすい。
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8:13 堰堤に到着(写真)。スノーシュー装着。
陽射しが暖かくて汗をかき始めていたため、アウタージャケットを脱ぐ。
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8:23 堰堤を出発。
この先は除雪されてなくて、路面は雪原のようになっている(写真)。少なくとも大阿原湿原入口まではつぼ足でいけるんじゃないかと思っていたので、これは大きな誤算だった。 雪面には下ってきたワカンの足跡が1つ付いている。
スノーシューで沈み込みは概ね10cmほどだが、ときどき踝以上のこともある。
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10:08 大阿原湿原入口に到着(写真)。小休止。
やっと大阿原湿原入口に着いて、内心ホッとする。 Googleマップで1時間30分なので、ここまで2時間弱はまずまずか。。。
湿原の方から話し声が聞こえるが、姿は見えない。
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10:13 大阿原湿原入口を出発。
釜無山ヘの林道(写真上)に入る。 おそらく同じ登山者のものだと思うが、往復のワカンの跡(写真下)が続いている。沈み込みはあまり変わらない感じだ。
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11:14 釜無山登山口に到着(写真)。小休止。
すぐ先に林道ゲートがある。 右の林道から一段高くなったところに道標が、その先にはピンクテープもあるので、登山道もそこについているようだ。
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11:17 釜無山登山口を出発。
ゲートを越えて50mほどでワカンの跡は右の林に入って行くが、もう少し先に進みゲートから100mほどで右に入る(写真)。
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すぐに右からのワカンの跡に合流し、ピンクテープも確認しながらゆるやかに登り、5分ほどで林道に行き当たる(写真)。 予定していたルートはP2003を左に巻くのだが、ワカンの跡は林道に沿って右に付いている。また、正面にはP2003を越えるように、ピンクテープが幾つか付いている。 ちょっと迷ったが、無難にワカンの跡をたどることにした。
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P2003の北西斜面をゆるやかにトラバースし、南西に延びる尾根を越える(写真上)と笹が目立つようになる。 途中で釜無山の道標(写真下)を見つけ一安心する。
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しばらくしてP2003の南東側鞍部に出て、釜無山から北に延びる尾根に向かって登る(写真)。傾斜は大したことはないが、とにかく一歩一歩が沈み込み歩き難い。
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釜無山からの尾根に乗ると沈み込みはあまりなくなり、少し歩きやすくなる(写真)。 少しして林から少し開けた場所に出ると、突然ワカンの跡が途切れた。ワカンでは踏み抜きが酷くなり撤退したのだろうと思いながら先に進むと、スノーシューでも股まで踏み抜くようになる。それがたまになら先に進もうと言う気持ちになるが、一歩踏み出すたびに踏み抜く。さらには、抜け出そうと踏ん張った足も踏み抜き、進むより抜け出す時間のほうが掛かるようになる。
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12:00 撤退地点に到着(写真)。
前方に見える釜無山山頂は遥か彼方に見え(実際は700mほど)、足の限界も近そう。。。意を決して引き返すことにした。
写真は撤退地点から少し戻った地点から撮影。
12:39 釜無山登山口に到着。昼食。
積雪でちょうど良い高さのゲートに腰かけて昼食を取る。陽当たりが良く、風もないので寒さは感じない。
13:04 釜無山登山口を出発。
往路を戻る。
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13:59 大阿原湿原入口に到着。小休止。
この時点でかなり足にきていて、スノーシューを外したかったのだが。。。
14:05 大阿原湿原入口を出発。
気温が上がり雪が緩んでいるためか、朝よりスノーシューが沈み先端が引っ掛かり気味で歩き難い。
15:44 堰堤に到着。スノーシュー取外し。
15:50 堰堤を出発。
16:00 沢入登山口駐車場に到着(写真)。
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◎ 感想
この時期なら、大阿原湿原入口までの林道、うまくすれば釜無山登山口まではチェーンスパイクで、後は良く締まった雪をスノーシューで乗り切れるだろうと目論んでいたのだが。。。見事に裏切られた。
まともに歩けたのは、除雪されている堰堤まで。それ以後の林道はスノーシューで10cm程度の沈み込み。
登山道に入ると踏み抜きは酷くなり、特に尾根上の林を抜け右が開けた場所に出ると、踏み出すたびに股下まで踏み抜き、重い雪にスノーシューを引き抜くのにも四苦八苦。前方に釜無山山頂を見ながら撤退を余儀なくされた。
積雪期はもうコリゴリ、リベンジは笹漕ぎ覚悟の無雪期かな。。。