夜叉神峠、大崖頭山、高谷山

夜叉神峠 1,770m 大崖頭山(おおがらあたまやま) 2,186.4m 高谷山 1,842.1m

 山行情報

山行日       2023年7月7日(金) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/南アルプス前衛

アクセス/出発地  車/夜叉神峠駐車場から周回

行程詳細      夜叉神峠駐車場(7:20-7:36)→ 夜叉神峠・鳳凰三山登山口(7:37)→ 五本松(8:04)→ 夜叉神峠(8:21)→
          夜叉神峠展望台(8:24-8:34)→ 杖立峠(9:28-9:40)→ 大崖頭山山頂(9:52-9:57)→ 夜叉神峠展望台(10:47-11:33)→
          高谷山山頂(11:51-12:01)→ 桧尾峠(12:22-12:25)→ 夜叉神トンネル入口(12:53)→ 夜叉神峠駐車場(12:58)

所要時間/距離   行動時間:3時間56分 休憩時間:1時間26分 合計:5時間22分/10.5km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:20 夜叉神峠駐車場に到着(写真)。

平日でも半分ほど埋まっていた。この先は当然一般車は通行できません。トイレあり。

:36 夜叉神峠駐車場を出発。

少し戻りバス停先の夜叉神峠・鳳凰三山登山口(写真)を入る。

樹林帯の中をジグザグに登るが、すぐに大きく折り返して登るようになり、石の祠を見るとほどなく尾根に乗る。
すぐに尾根を左に外し、少しして五本松(写真)に行き合う。

その先で右に折れさらに左に折れると、しばらくして主稜線上の夜叉神峠(写真)に登り着き、右にわずかで夜叉神峠小屋前に飛び出す。

8:24 夜叉神峠展望台に到着(写真)。小休止。

梅雨の合間の青空に白峰三山を一望する。ただ、北岳山頂にわずかに雲が掛かっている。
4〜5名の団体が休憩中。

8:34 夜叉神峠展望台を出発。

杖立峠に向かう。

P1793を越えると、ひたすら登りが続く。ちょっと荒れた場所が一部あるが、概ね歩きやすい稜線下の道が続く(写真)。


中間点になる1930m前後のほとんど平坦な道(写真上)を過ぎると、しばらくは稜線の左下を登って行く(写真下)。
その後2100mあたりから左へゆるやかにカーブしながら登ると、やがて斜面が迫る狭い道からポンと開けた場所に飛び出す。

9:28 杖立峠に到着(写真上)。小休止。

鉄パイプを組んでケルンに見立てた標識(写真下)がある。
苺平まで2時間30分とあるが、距離的にそんなに掛かるのか?って感じ。。。



9:40 杖立峠を出発。

東側の尾根を見ると右下にピンクテープが見えるが、その先が藪っぽいので尾根上ををたどることにした(写真上)。これが正解で、藪もなくスムーズで、最初のピーク上でピンクの紐(写真下)を見つける。その後もピンクの紐や極薄い踏み跡をたどる。

9:52 大崖頭山山頂に到着(写真)。小休止。

林の中に三角点があるだけで、山頂標識はない。

9:57 大崖頭山山頂を出発。

往路を70〜80m戻り南西の尾根に入るが、広くてわかり難いため、GPSで確認しながら取り付く。
少し右に寄り過ぎたため修正すると、明確な尾根(写真上)に乗ることができた。そのまま尾根伝いに下り、2100mあたりから斜め右に下り登山道に戻る(写真下)。

白峰三山

10:47 夜叉神峠展望台に到着。昼食。


道標の1つを見て、初めてここが夜叉神峠展望台だと知る(写真上)。
朝は北岳山頂に掛かっていた雲がすっかり取れて、見事な白峰三山(写真下)を見ることができた。

11:33 夜叉神峠展望台を出発。

夜叉神峠まで戻り、直進方向の高谷山へ向かう。
すぐに小ピークを越え、さらにゆるやかに登って行く(写真)。2003年時は登山道を覆っていた笹は、すっかりなくなり歩きやすい。

11:51 高谷山山頂に到着(写真)。小休止。

山頂標識は木に立て掛けられている。山頂はそれほど広くはなく、木立が邪魔で展望もない。

12:01 高谷山山頂を出発。

桧尾峠に向かうため南東の尾根を急下降(写真上)する。
その後も急下降と痩せ尾根(写真下)が続く。


12:22 桧尾峠に到着(写真)。小休止。

十字路になっていて、これから向かう夜叉神トンネル入口へは破線になっている。正式なルートではないってことか?

12:25 桧尾峠を出発。

登山道としてはよくある、急斜面に細い道が続く(写真)。

大きな沢を横切った先で、大きく崩壊した場所(写真)に出る。全体には整地されているが、中央あたりで新たに砂礫が落ちて、登山道が塞がれている。崩れやすいが、慎重に足場を確保しながら通過すれば問題はない。


渡り終え、崩壊地沿いに折り返して急下降する。一頻り下りが続き沢状の場所を横切ると、南アルプススーパー林道に飛び出す(写真上)。左は夜叉神トンネル。
右に5分ほどで南アルプス林道夜叉神ゲート(写真下)を越えると駐車場だ。

12:58 夜叉神峠駐車場に到着。


 感想

2003年の11月以来20年ぶりで、かなり記憶が曖昧になっていた。

前回行かなかった大崖頭山を訪れ、高谷山からは桧尾峠経由の下りルートを取った。
山行前はちょっと不安のあった、大崖頭山ヘのアプローチも、桧尾峠経由の下山道も、思いの外スンナリと行けた。
杖立峠から大崖頭山までは踏み跡は薄いが、目印がありほぼ尾根伝いなので迷うことはないだろう。
大崖頭山から登山道へは目印はないので、ルートファインド必須。とは言っても尾根の左に行かなければ問題ない。
高谷山から桧尾峠までは急下降や痩せ尾根が続き、危険と言うほどではないが足元に要注意。
桧尾峠から夜叉神トンネル入口前までの崩壊地で、短いが一部登山道が砂礫で塞がれている。砂礫は崩れやすいので、短いながら通過には細心の注意が必要。

日本全国各所で猛暑の中、夜叉神峠から杖立峠まではそれほど暑さを感じることもなく、逆に心地良い風が吹き抜け、気持ち良く歩くことができた。そして、夜叉神峠(展望台)では梅雨の合間の晴れ間に、スッキリクッキリと白峰三山が見られ大満足の山行になった!!