矢倉岳 870m
◎ 山行情報
山行日 2023年6月8日(木) 晴れのち曇り
山頂所在地/山域 神奈川県/関東 足柄山地
アクセス/出発地 車/地蔵堂駐車場から周回
行程詳細 地蔵堂駐車場(9:50-10:10)→ 足柄万葉公園・矢倉岳分岐(10:21)→ 足柄万葉公園・山伏平分岐(11:05)→
山伏平(11:38)→ 矢倉岳山頂(11:56-12:56)→ 矢倉沢白山神社(13:45)→ 林道終点(14:08)→
足柄万葉公園・矢倉岳分岐(14:54)→ 地蔵堂駐車場(15:02)
所要時間/距離 行動時間:3時間52分 休憩時間:1時間 合計:4時間52分/11.4km
服装/装備 半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
9:50 地蔵堂駐車場に到着(写真)。
先着1台あり。トイレがあり、隣は地蔵堂児童公園になっている。
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10:10 地蔵堂駐車場を出発。
地蔵堂バス停を左折し、その先の足柄古道万葉うどん本店の右を入る(写真上)。 すぐに県道78号線に出て、反対側のスロープ(写真下)を降りる。 橋を渡り茶畑の横を進むと、右からの道と合わさりすぐ先で分岐に出る。
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10:21 足柄万葉公園・矢倉岳分岐に到着(写真)。
矢倉岳へは右に下るが、今回はちょっと遠回りをするため直進し万葉ハイキングコースに入る。
いきなり倒木に阻まれ左上を迂回するが、その後は尾根沿いのおだやかな道が続く。 ときどき尾根を左右に乗り越す。
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分岐(写真上)で右にあしかりの郷への道を見送り直進すると、沢を横切った先で東屋(写真下)に出る。ちょっと埃っぽいが、まだ新しそうだ。
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この先は広々としたヒノキの尾根で、登山道はやや不明瞭だが、道標や目印を拾いながら登って行く(写真)。
右のP569から上がってくる尾根に乗ると、徐々に傾斜が増し急登になる。
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分岐(写真)で左に足柄万葉公園への道を見送り直進すると、尾根下の足柄万葉公園・山伏平のハイキングコースに出る。
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11:05 足柄万葉公園・山伏平分岐に到着(写真)。
直進方向に矢倉岳の道標があるが、ここで右に進む。
この時点で右折したルートの先に崩壊地があることを知らない。
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ゆるやかな道を5分ほど行くと、突然前方に崩壊地(写真)が現れる。これで最近のヤマレコでは尾根上のルートしか使われていない理由がわかった。
遠目にはかなりの急傾斜に見えたが、足場はしっかりしているため、ロープ沿いにたどれば危険は感じない。
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崩壊地から10分ほどで分岐(写真)に出る。ここで崩壊地を回避する尾根道が分岐している。
ヒノキ林のゆるやかな登りが続き、地蔵堂からの登山道と合わさり左へわずかで山伏平に着く。
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11:38 山伏平に到着(写真)。
「平」と言うほどではないが、丸太のベンチが置かれ休憩できるようになっている。
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ゆるやかな登りから徐々に傾斜を増し、土留めの階段(写真)を急登する。登り切りゆるむと、しばらくしてポンと山頂に飛び出す。
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11:56 矢倉岳山頂に到着(写真右上)。昼食。
広々とした山頂には山頂標識(写真右下)やテーブルとベンチがある。先着の3人組が昼食中だ。
南側が大きく開け、曇りがちながら明神ヶ岳、箱根山、金時山、愛鷹山、位牌岳、越前岳、雲の上に頭を出す富士山を一望する(写真下)。
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明神ヶ岳、箱根山、金時山 |
愛鷹山、位牌岳、越前岳 |
富士山 |
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12:56 矢倉岳山頂を出発。
東側の尾根に入り矢倉沢を目指す。 下り始めはゆるやかだが、徐々に傾斜が増し、ジグザグに下るようになる(写真)。
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何の痕跡かわからないしっかりとした石垣(写真)を過ぎると舗装路に変わり、ゲートを抜け丁字路を右折する。
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13:45 矢倉沢白山神社に到着(写真上)。
さらに丁字路を2箇所右折し、しばらくして左に橋があるところで未舗装の林道(写真下)に変わる。
すぐにゲートをくぐり、ひたすら林道を歩く。
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14:08 林道終点に到着(写真上)。
地形図では林道は延びているので実際は終点ではなく、崩壊で途切れてしまったようだ。
先に続く荒れた道に入る。幾つかの沢越え(写真下)や極一部不明瞭な場所もあるが、概ね道はわかりやすい。
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いよいよ矢倉岳への登山道と合流する少し手前の最後の沢に差し掛かる。 道標(写真上)あたりで横切るのが正解のようだが、抉れて歩き難そうなので左に降りて沢(写真下)に入る。
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適当に右に上がればいいだろうと思ったが。。。
右の尾根(写真)に上がったころにはすでに遅く、本来のルートから50mほど離れていた。
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尾根を乗り越し、渓流の沢に降りる(写真)。 右岸にピンクテープと踏み跡らしい形跡を見つけ堰堤の手前で渓流を渡る。たぶん堰堤の先に正しいルートがあるのだろう。
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踏み跡のような形跡はすぐになくなるが、上部に見えるピンクテープ(写真上)を目指して登ると、境界杭(写真下)の設置された道に飛び出した。 左にたどるとルートから遠ざかるため、戻って右に行くとすぐに足柄万葉公園・矢倉岳分岐手前に出る。
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14:54 足柄万葉公園・矢倉岳分岐に到着(写真)。
正確には分岐からわずかに手前になる。 ここからは往路を戻るだけだ。
15:02 地蔵堂駐車場に到着。
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◎ 感想
矢倉岳は今回で3度目だが、これまで歩いたことのない万葉ハイキングコースを登り、矢倉沢方面に下り林道で戻るルートを選んだ。
最近のヤマレコでは万葉公園から矢倉岳へは尾根上を通っているため不思議に思っていたが、途中の崩落を見て納得した。ただ、足場はしっかりしていて、ロープに沿って歩けば危険は感じなかった。
登りの万葉ハイキングコースは東屋までは尾根沿いのゆるやかな道。東屋からはヒノキ林が続き、徐々に傾斜を増し分岐に出る。踏み跡はちょっと不明瞭だが、見回せば道標やピンクテープが見つかり、安心して歩けた。
矢倉沢へは雑木林の中に緩急の下りが続く。あまり変化がなく退屈になる。
この日一番の難所が矢倉沢からになる。林道が途切れると、何箇所か沢越えを交えたかなり荒れた道が続く。それほど危険はないものの、それなりにルーファイを強いられる。特に最後の沢越えは道標はあるものの、踏み跡が途切れるため注意が必要だ。道標のあたりは抉れて踏み跡もなく、いったん沢に降りて反対の尾根に取り付いたが、これが大間違いで完全にルート取りと読みを間違え、ルートを大きく外すことになった。道標の見えるあたりで隣の尾根に取り付くのが正解だったか。。。
山頂からの展望は良く、雲が広がるものの、明神ヶ岳、箱根山、金時山、愛鷹山、位牌岳、越前岳、そして雲の上に頭を出した富士山が見られた。