高山(牛ヶ峰)、大山

高山(牛ヶ峰) 716.7m 大山 986m

 山行情報

山行日       2023年4月9日(日) 快晴

山頂所在地/山域  静岡県/東海

アクセス/出発地  車/ほたるの里公園駐車場から周回

行程詳細      ほたるの里公園駐車場(8:10-8:25)→ 高山市民の森登山口(8:32)→ 高山の池(9:17-9:22)→
          中間展望台(9:24-9:29)→ 高山の池(9:34)→ 高山(牛ヶ峰)山頂(9:53-10:21)→ 林道出合(10:40)→
          水見色トレイル入口(10:47)→ 水見色峠(10:51)→ 大山山頂(12:10)→ 林道分岐(12:16)→
          大山山頂(12:23-13:13)→ 林道出合(13:23)→ 杢左衛門の大アカガシ(13:32-13:35)→ 登山道入口(13:52)→
          藁科高山山頂(13:59-14:03)→ 水見色トレイル下降点(14:28)→ 水見色トレイル取付(15:01)→
          ほたるの里公園駐車場(15:26)

所要時間/距離   行動時間:5時間26分 休憩時間:1時間35分 合計:7時間1分/16.2km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

8:10 ほたるの里公園駐車場に到着(写真)。

未舗装ながら広々とした駐車場でトイレあり。

実は7時30分頃に着いていたが、準備中に買い忘れがあることに気付き、9kmほど離れたコンビニを往復した。

8:25 ほたるの里公園駐車場を出発。

川沿いの道を北上し、右岸側の道が合わさる十字路を直進する。

8:32 高山市民の森登山口に到着(写真上)。

道標は立っているが、文字は消えてほとんど読めない。

右に入り茶畑沿いに登り、飛び出した林道の十字路を直進する。

林道終点に行き当たり、右前方の登山道(写真下)に入る。この先お世話になる「水見色Trail」の手作り道標が立つ。

途中崩壊地を迂回(写真)し、土留めの階段を急登する。作業小屋を過ぎた先で林道を横切り、広い尾根の登りから右に回り込むと、青いネットに囲まれた高山の池が見えてくる。

9:17 高山の池に到着(写真上)。小休止。

青い保護ネットに囲まれた池(写真中)のミズバショウの株は、2020年のときに比べ激減している。それでも2〜3株花を付けている(写真下)。食害のためらしいが、なんとか回復して欲しいものだ。

9:22 高山の池を出発。

中間展望台に行ってみる。すぐに分岐(写真)で、右はなだらかなルートで「中間展望台へ7分」となっている。急な直登コースに入る。


9:24 中間展望台に到着(写真右)。小休止。

東屋がありノンビリと展望を楽しめる。
南側が大きく開け、竜爪山(薬師岳、文珠岳)、伊豆半島、日本平、賤機山、花沢山、丸子富士、駿河峰、満観峰、高草山、飯間山などを一望する(写真下)。角度的に富士山が見られないのが残念。

9:29 中間展望台を出発。

なだらかなルートを下る。

中間展望台からのパノラマ

9:34 高山の池に到着。

すぐ先の分岐(写真)で左に尾根コースを見送り、右の山腹ルートに入る。



ほとんど平坦な登山道をたどり、八十岡分岐(写真上)を左折し支尾根を急登(写真下)する。
5分ほどで再び山腹をトラバースする。
しばらくして斜面に付いた土留めの階段を折り返して登り、ほどなく高山山頂に飛び出す。

9:53 高山(牛ヶ峰)山頂に到着(写真右上)。小休止。

広々とした山頂で、山頂標識と三角点(写真右下)は星の展望台の少し西側にある。山頂標識は「高山」になっている。

東側が大きく開け、十枚山、青笹山、真富士山、富士見岳、富士山、竜爪山、日本平、安倍城跡、徳願寺山、梵天山、花沢山、丸子富士、駿河峰、満観峰、高草山などを一望する(写真下)。


富士山 十枚山、真富士山、富士山、竜爪山 日本平、花沢山、満観峰

北側のピークのオオヤマザクラ(写真上)はすでに葉桜状態だが、わずかに名残の花が咲いている。
こっちの山頂標識は「牛ヶ峰」(写真下)になっている。もちろんこっちからも展望は良い。
ハイキングを兼ねた山菜取りの人が目立つ。


10:21 高山(牛ヶ峰)山頂を出発。

東屋横にある道標(写真)に従って北西側の杉林から尾根を急下降する。

左に林道が見えたらやや右へ続く尾根を急下降(写真上)し、林道を横切り尾根に乗り返し(写真下)さらに急下降する

今度こそ林道に降り立ち(写真)、しばらくたどると分岐の道標が見えてくる。

10:47 水見色トレイル入口に到着(写真)。

尾根に乗り、わずかで水見色峠に出る。


10:51 水見色峠に到着(写真)。

直進の大山方面に向かう。


ゆるやかな下りは短く、鞍部の崩壊地(写真上)からゆるやかに登り返す。
P516直下のロープの張られた急登(写真下)からP516を越え、しばらくはおだやかな尾根道が続く。

 


P569直下を短く急登し、隠れピークながらほとんど平坦なP569(写真上)を越えると、長い長い急登が始まる。

中間点あたりのベンチでややゆるむものの、再び急登(写真下)が続き、ポンとNTT無線中継所前に飛び出す。

12:10 大山山頂に到着(写真上)。

そのまま林道を進み大山の最高地点P986に向かう。っが、そこはもう1棟の無線中継所で行止りとなる(写真下)。
もしかしたらと思い、ダメもとで林道を進むと分岐に出る。

12:16 林道分岐に到着(写真)。

もしかしたらP986に上がれる道はないかと周囲を見回すが、あるはずもなく速攻で戻る。

ハッキリ言ってこの往復は無駄足だった😅💦。

日本平、花沢山、満観峰、高草山

12:23 大山山頂に到着(写真上)。昼食。

NTT無線中継所の南側が少し開け、テーブルとベンチがある(写真中)。

展望も良く、高山や日本平、安倍城跡、徳願寺山、梵天山、花沢山、丸子富士、駿河峰、満観峰、高草山、飯間山など(写真下)を眺めながら昼食を取る。

登り口側には枝越しながら富士山が見られる。

13:13 大山山頂を出発。

フェンス沿いに進み(写真上)、南側の尾根に乗る。
「水見色TrailRunning 10km」の標識を見ると、ほどなく林道に降り立つ(写真下)。


5分ほど林道歩きが続き、何かの建物の間にある「杢左衛門の大アカガシ」の道標(写真)の横を急下降する。短いながら激急下降だ。

13:32 杢左衛門の大アカガシに到着(写真上、下)。小休止。

かなりの老木のようで、枝が折れているが、なかなか見応えがある。

大無間山、聖岳

13:35 杢左衛門の大アカガシを出発。

さらに林道を進む。
2箇所目の電波塔を過ぎると、右に雪をまとった聖岳を始めとする南アルプス、大無間山や小無間山などの深南部の山並みを一望する(写真)。


3箇所目の電波塔で林道は終わり、すぐ右の4箇所目の電波塔手前を左に入る(写真)と、久々の登山道らしい尾根道が続く。

13:59 藁科高山山頂に到着(写真)。小休止。

山頂標識などはなく三角点があるだけで、事前に確認しておかないと見逃してしまうだろう。

14:03 藁科高山山頂を出発。

南へと延びる尾根に乗り急下降する。しばらくしてゆるむと、おだやかなアップダウンが続く。


14:28 水見色トレイル下降点に到着(写真)。

道標が幾つもあるので見逃すことはない。
ここで東に延びる支尾根に乗る。


下り始めは薄い踏み跡を折り返して下るが、すぐに急な尾根(写真)をひたすら下るようになる。


30分ほどの急下降がゆるむと尾根を左に外し(写真上)、ほどなく丸太橋を渡り茶畑の作業道に降り立つ(写真下)。


15:01 水見色トレイル取付に到着。

ひたすら茶畑の中を下る。
庄兵衛川橋を越えて右折し、すぐにカーブミラーを左の脇道(写真)に入る。分岐を直進すると、見覚えのある「水見色Trail」の道標が目に入る。
みろく坂を下り、いったん車道に出る。左右と進み、朝車で通った車道に行き当たり左折する。


10分ほど車道を歩き、十字路(写真)を右折し橋を越え、左折すればホタルの里公園に着く。


15:26 ほたるの里公園駐車場に到着(写真)。


 感想

過去2回高山の池を訪れているが、ミズバショウ以外の時期。今回はミズバショウを見たくて、満を持しての山行だったが、2020年に比べて個体数は激減、何とも残念な状況だった。
どうも食害のようで、池は保護網で囲われていた。なんとか2〜3輪咲いていてくれたのが、なによりも救いだった。植生が回復してくれることを願うばかりだ。

今回は初めて水見色側から周回した。あまり歩かれないのか、高山から先で出会った登山者は1人だけ。高山の賑わいとは大違い。その高山も登山者より家族連れハイカーや山菜取りが目立った。
ルートとしては危険な場所はなく、道標や「水見色トレイル」の案内などが良く整備され分りやすい。

そして、この日は快晴で高山では富士山を始め身延山地の山々、大山では安倍城跡、花沢山、丸子富士、満観峰、高草山など、藁科立山手前の林道からは雪を纏った聖岳を始めとした南アルプスや深南部を見ることができた。
ミズバショウは残念だったが、この素晴らしい景色を見られただけで200%満足のいく山行になった。