高山、どうだん原
2023.04.26
高山 568.8m どうだん原
◎ 山行情報
山行日 2023年4月21日(金) 晴れ
山頂所在地/山域 静岡県/東海
アクセス/出発地 車/赤松地蔵尊駐車場から周回
行程詳細 赤松地蔵尊駐車場(7:35-7:50)→ 尾根取付(8:05)→ 登山道入口(9:04)→ P404.3三角点(9:20-9:25)→
高山山頂(10:18-10:28)→ 白山神社奥宮(10:38)→ 白山神社入口(11:27)→ 林道入口(11:36)→
林道ショートカット入口(11:50)→ どうだん原(12:18-12:58)→ 柏原(13:47-13:57)→ 赤松地蔵尊駐車場(14:16)
所要時間/距離 行動時間:5時間21分 休憩時間:1時間5分 合計:6時間26分/15.2km
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:35 赤松地蔵尊駐車場に到着。
立派なお堂があるが、トイレはない。 お堂の周りの空き地に停めたが、駐車場と言っていいかどうか。。。10台以上停められるだろう。
7:50 赤松地蔵尊駐車場を出発。
南側の階段を降りると、「赤松地蔵尊」の標柱(写真)がある。 新東名の高架を頭上に見て、県道81号線を北上する。自転車通学の学生と次々擦れ違う。 相賀橋、渡口交差点と越えると、ほどなく尾根の取付に着く。
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8:05 尾根取付に到着(写真)。
雑草が生い茂り、パイプの手摺りがないとここに道があるとは思えない。 取り付くとすぐに雑草はなくなり、飛び出したお堂の左横を進むとすぐに茶畑に出て、しばらく簡易舗装の作業道をたどる。
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分岐(写真上)を右の笹や潅木が生い茂る道に入るが、次第に荒れる(写真下)とともに右に折れ行きたい方向と違ってきた。
終いには簡易舗装が途切れるあたりで生い茂った木に阻まれ、二進も三進も行かない状況になる。
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ルート修正しようと戻りかけるが、北側の斜面にモノレール(写真)を見つけ、方向的にあっていることと、モノレール沿いなら潅木も疎らで苦労せず通過できるだろうと思い取り付く。
だが、その目論見は完全に外れた。密生した潅木が複雑に絡み合い、次々と行く手を阻まれる。 潅木と格闘し開けた果樹園に飛び出すまでおそらく5分・40mほだったが、とてつもなく長い時間に思えた。汗まみれ・木屑まみれになる。
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しばらく林道をたどり、2箇所目の分岐で間の尾根に分け入る(写真)。当然踏み跡も目印もないが、尾根を忠実にたどり5分ほどで林道に飛び出す。最初の潅木との格闘に比べれば楽勝だ!!
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分岐で尾根上の道を選びP333に立つが、茶畑が広がるだけ(写真)。道なりに進み、突き当たったところで右の林に入るが、すぐ左下に見える林道に降り立ちたどる。
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茶畑が途切れ林道が左に折れるところで、直進方向の登山道に入る(写真上)。
やっと登山らしくなったが、尾根の急登(写真下)が続き、この日の暑さとともにまたまた大汗💦💦をかく。
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緩急交えロープの急登からポンと茶畑に飛び出す。正面に林道が見えているが、茶畑沿いに右にたどりP404.3三角点に向かう(写真)。
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経塚山、八高山 |
9:20 P404.3三角点に到着。小休止。
三角点はススキの密生の中にあり、残念ながらたどり着けなかった。ただ、展望がいいので一息入れる。
左から経塚山、大尾山、八高山、高塚山など(写真)。
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9:25 P404.3三角点を出発。
林道に戻り先に進み林に入ると、「悠久の森」石碑(写真上)を見る。 さらに進み鉄塔をくぐり、しばらくは林の中をおだやかにたどる(写真下)。
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P449越えから急下降し、鞍部の作業小屋のある茶畑に降り立つ(写真)。状況確認のため茶畑に出たが、作業小屋の右を直進して尾根に取り付いたほうが手っ取り早いだろう。
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引き続きP423に向けて道なき道の尾根(写真)を急登する。
P423を越えるが、すぐに登り返しの急登が始まる。 この途中で地形図を落としたことに気付く。スマホアプリがあるので問題はないが。。。
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10:18 高山山頂に到着(写真上)。小休止。
林の中の狭い山頂で、もちろん展望はない。苔生した三角点(写真下)がある。
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10:28 高山山頂を出発。
北東の尾根を下り、鉄塔をくぐるとすぐに分岐(写真)に出る。直進方向には「伊久美」の道標があるが、下山方向には道標はなく、中部電力の巡視路の表示がある。
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Uターン気味に右に入り、高山の山腹をトラバース気味に下って行く。
5分ほどで白山神社奥宮(写真)に出て、南東に延びる尾根を下って行く。
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伐採地(写真上)を過ぎると、間もなく急下降から林道に降り立つ(写真下)。ゆるやかな下りから林道分岐を直進し、さらに三差路を右に下って行く。
林道分岐と言うより、右カーブの頂点から枝分かれと言ったほうが当たっているだろう。
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次第に荒れ気味(写真上)になるが、広い道に飛び出し右へ下って行くと、やがて白山神社の鳥居前(写真下)に出る。
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左の赤い橋(写真上)を渡り白山神社の標柱(写真下)が立つバス通りに出たら左折し、少し先で県道81号線に出る。
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400mほど歩くと畑入口バス停があり、その先で右の林道(写真)に入り、ゆるやかに登って行く。
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11:50 林道ショートカット入口に到着(写真)。
林道入口から15分ほど登った、沢が降りてくる左カーブの頂点になる。道標はないが、ゴミ捨て警告の標識が2本立っている。
道標どころか、踏み跡もないので入りやすそうなところを狙う。
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沢の左岸側から入り、すぐに越えて右岸(写真)をたどって行く。もちろん踏み跡も目印もなく、GPSだけが頼りだ。
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途中地形図の破線と思われる登山道らしき痕跡(写真上)が出てくるものの、すぐに消えてしまい崩壊地(写真下)に行き当たる。
その先に尾根筋が見えるので、ここを越えれば登山道に出るのだろうと崩壊地突破を試みる。 なんとか崩壊地を越えると、思った通り尾根筋のどうだん原と千葉山を結ぶ登山道に飛び出した。
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しっかりと踏まれた登山道をたどれば「どうだん原」の道標が現れ、白い鈴のような花が満開のドウダンツツジ(写真)を見ながらほどなくトイレのある休憩場所に着く。
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12:18 どうだん原に到着(写真上)。昼食。
木陰で昼食中の数人の団体を避けて、ベンチのある小高い場所で昼食を取る。 ドウダンツツジ(写真中)は満開だが、ほとんど花の落ちた木もあり、そろそろ終盤かも知れない。
一部展望もあり、粟ヶ岳、岳山、経塚山などを見る(写真下)。
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12:58 どうだん原を出発。
ゆるやかな下りから分岐(写真)で右の柏原へ向かう。これは2006年に千葉山を周回したときに下山したルートになる。
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P319.1やP303など大きなピークは巻いているため、概ねおだやかな下りが続き自然にペースが上がる。 途中の分岐(写真)は右を選んだ。左は尾根上をたどるため、登って下ることになる。
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13:47 柏原(P296)に到着(写真上)。小休止。
広々とした草地で、標識(写真中上)や三角点(写真中下)がある。 南側が開け、金谷方面を一望する(写真下)。
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13:57 柏原(P296)を出発。
下り始めの急な階段状の下り(写真上)がゆるみ、新東名の見える鉄塔を過ぎると、眼下に赤松地蔵尊駐車場が見え、ほどなく千葉山ハイキングコース入口(写真下)に降り立つ。
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14:16 赤松地蔵尊駐車場に到着(写真)。
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◎ 感想
序盤の県道からP208の藪・潅木漕ぎ(正規ルートではない)は覚悟していたが、どうだん原手前の林道のショートカットがあれほど荒れているとは思わなかった。踏み跡も目印もないのは仕方ないとしても、地形図上の破線に乗ったはずなのに、まるで踏み跡がないどころか、崩壊場所に行き当たってしまった。参考にさせてもらったログが2020年だったので、最近は使われていないのかも知れない。
以下の山行記を参考にさせていただきました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2314965.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2306835.html
上記はいずれも赤松地蔵尊駐車場から反時計回りでの周回なのだが、昼食場所をどうだん原にしたかったので時計回りで周回した。満開のドウダンツツジだけでなく、粟ヶ岳や岳山、経塚山などを一望しながら、ノンビリと昼食を取ることができた。
この日は全国的に暑かったようで、終始汗だくの山行になった。