高ボッチ山

高ボッチ山 1,665m

 山行情報

山行日       2023年8月11日(金) 晴れ

山頂所在地/山域  長野県/甲信越

アクセス/出発地  車/ブリーズベイリゾート塩尻かたおかから周回

行程詳細      ブリーズベイリゾート塩尻かたおか(8:40-9:00)→ 高ボッチ牧場(10:44)→ 高ボッチ高原第1駐車場(10:54)→
          高ボッチ高原見晴らしの丘(10:59-11:06)→ 3大標高に愛を誓うビュースポット(11:12-11:15)→
          高ボッチ山山頂(11:31-11:39)→ アルプス連峰パノラマ展望台(11:47-12:10)→ ひょうたん池(12:25-12:35)→
          林道十字路(13:20-13:25)→ ブリーズベイリゾート塩尻かたおか(13:59)

所要時間/距離   行動時間:4時間3分 休憩時間:56分 合計:4時間49分/12.6km

服装/装備     半袖シャツ、アンダーシャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

 


8:40 ブリーズベイリゾート塩尻かたおかに到着(写真)。

現在は長期休業中のリーズベイリゾート塩尻かたおかの駐車場に停める。先着1台。

写真手前右が車道、左が駐車場。

9:00 ブリーズベイリゾート塩尻かたおかを出発。

建物のすぐ前を上がるが、道標などはなく、踏み跡らしい形跡がある(写真)。

尾根上の林の中をゆるやかに登って行く。


しばらくして笹をかき分けて進むと、数分で林道(写真上)に飛び出す。

左へ50mほど行くと、左に古びた道標が立ち、右にピンクテープが木の枝に付けられている(写真下)。

ピンクテープに従って右の踏み跡に入りゆるやかに登り、10分ほどで登山道のように細い林道を横切る。
やや傾斜が増し折り返して登るようになる。
概ね林の中で日差しは遮られ、それほど暑さを感じないものの、汗が止めどなく噴き出してくる。


傾斜がゆるみ笹が生い茂る中、P1462あたりで右にピンクテープを見るが、無視してひたすら踏み跡をたどる。
ところが、道は予定していた地形図の破線から徐々に離れ始める(写真)。そのうち合流するのではとの淡い期待は完全に裏切られ、どんどん沢方面へと向かって行く。

最初の沢のところに立つ道標に「展望台まで1km」とある(写真上)ので、まるで間違いと言うわけでもなさそうだが、この展望台ってアルプス連峰パノラマ展望台のことだろうか?
このまま進んでいいのだろうか?などと歩きながら思いを巡らせる。
次の沢にある分岐で左の丸太橋(こっちが正解のようだ)を見送り直進する(写真下)と、すぐに道は曖昧になる。地形図を確認し、道なき道になりそうだが高ボッチ牧場が近そうなので、向かうことにした。

戻るように斜面を横切り、ほどなく尾根に乗る。乗った尾根は傾斜はそれほどでもなく、10分ほどで開けた高ボッチ牧場の一角(写真右)に出る。
西側を振り返ると、中央アルプスから御嶽山、乗鞍岳、北アルプスを一望する(写真下)。また東側には高ボッチ高原の無線中継所やノンビリと牧草地を食む牛が見える。


中央アルプス 御嶽山 乗鞍岳 穂高連峰


牧草地を横切り牧場の小屋前から高ボッチ高原第1駐車場へ向かう(写真)。
途中マルバダケブキハクサンフウロコオニユリカワラナデシコオオハナウドなどが見られる。

10:54 高ボッチ高原第1駐車場に到着(写真)。

トイレがあり、未舗装だが広々としている。
北東側から
車道を横切り、ひと登りで高ボッチ高原見晴らしの丘に着く。

富士山
南アルプス



10:59 高ボッチ高原見晴らしの丘に到着(写真上)。小休止。

丘は全面お花畑になっていて、コバギボウシツリガネニンジンワレモコウハクサンフウロなどが見られる。

展望も良く、高ボッチ山や霧ヶ峰、八ヶ岳から富士山(写真中)、南アルプス(写真下)、伊那山地そして諏訪湖などを一望する。
さわやかな風が吹き抜け気持ち良い。

11:06 高ボッチ高原見晴らしの丘を出発。

車道に降りて300mほど北上し、右に高ボッチ山への道を見送り、道標を左に入れば、ひと登りで3大標高に愛を誓うビュースポットに着く。

11:12 3大標高に愛を誓うビュースポットに到着(写真)。小休止

モニュメント風の方位盤が設置されているが、知られていないのか人っ子一人いない。

確かに展望は良いが、高ボッチ高原見晴らしの丘ほどではない。

11:15 3大標高に愛を誓うビュースポットを出発。

先ほど見送った高ボッチ山への道(写真上)に入り、
山腹の草地をたどる。

ふれあい広場からの道と合わさり、ほとんど平坦で気持ちの良い草地(写真下)を進む。

霧ヶ峰

11:31 高ボッチ山山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂標柱と方位盤、公共1級基準点「信濃の国の重心」(写真中)がある。

高ボッチ高原第2駐車場から10分足らずなので、多くの観光客で賑わう。

やはり展望は良く、ほとんど360度のパノラマが広がる。ここからだけ霧ヶ峰(写真下)を一望するが、その背後の北八ヶ岳の稜線には残念ながら雲が掛かっている。

11:39 高ボッチ山山頂を出発。

高ボッチ高原第2駐車場への道に入り、
少し行くと高ボッチ高原のシンボル的な大きな標識(写真)がある。
さらにゆるやかに下って行く。

11:47 アルプス連峰パノラマ展望台に到着(写真)。昼食。

展望台は高ボッチ高原第2駐車場の中央奥にあり、北アルプスを一望する。また、南西側にでいだらボッチ館とキャンプエリアがある。

ここも未舗装の駐車場で、多くの観光客で賑わっている。

ベンチとテーブルでノンビリと景色を楽しみながら昼食を取る。

12:10 アルプス連峰パノラマ展望台を出発。

展望台横の「ひょうたん池へ800m」の道標(写真上)から下って行く。

すぐ先にノリウツギホザキシモツケが咲いている。後者は初めて見る花だ。
すぐに林道に降り立ち、左へ下って行く。
5分ほどで「ひょうたん池へ」の道標(写真下)を左に下る。

12:25 ひょうたん池に到着(写真)。小休止。

何の変哲もない池だが、方向によっては瓢箪に見えなくもない。木陰の休憩所で一息入れる。

12:35 ひょうたん池を出発。

林道に戻り、ひたすら下って行く。
新しい林道を開削中なのだろうか?重機が3台置かれている。

いったん開削中の林道を短くたどり、林の中のピンクテープを目指して分け入る。
一応登山道のようだが、枯れ枝が散乱(写真上)していたり、浮き石がゴロゴロした雨水で抉れた道(写真下)が続く。
標高1250mあたりの折り返しからは歩きやすいフラットな道が続き、道標の立つ林道に飛び出す。

13:20 林道十字路に到着(写真)。小休止。

一息入れる。

13:25 林道十字路を出発。

10分足らずで朝の分岐に着く。
駐車場への道にはすぐ先で入るのだが、うっかりと見落としてしまい、6分ほどロスした。

庫裏平の標柱(写真)を入り、往路を戻る。

13:59 ブリーズベイリゾート塩尻かたおかに到着。


往路を戻ったはずがバス側に降り立った(写真)。
道標があるので本来の登山口はこっちなのだろう。


 高ボッチ山で出逢った花たち


 感想

往路を道なりに進み地形図の破線から大きく離れたため、途中から高ボッチ牧場を目指して道なき道の尾根をたどることになってしまった。P1462あたりでピンクテープを右に入れば、ほぼ破線通りに行けると思う。
ひょうたん池から林道十字路までは途中で林道開削で登山道が不明瞭だったり、枯れ枝や浮き石、抉れた道などで、かなり歩き難い。

唯一心配だった猛暑だが、途中は概ね林の中で日差しが遮られ、開けた稜線上ではさわやかな風が吹いて、思ったより過ごしやすかった。

高ボッチ高原見晴らしの丘のお花畑を中心に様々な花に出会え、中でもホザキシモツケは初めての花だったのでうれしい収穫だった。
展望も良く、富士山を始めに南アルプス、中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳など日本の主立った山々が見られる。