大山、狼煙山、物見山、雨乞山

大山 328m 狼煙山 209m 物見山 241m 雨乞山 233m

 山行情報

山行日       2023年3月7日(火) 快晴

山頂所在地/山域  愛知県/東海

アクセス/出発地  車/大山トンネル北駐車場から周回

行程詳細      大山トンネル北駐車場(9:50-10:05)→ 大山山頂(10:45-10:55)→ 臍岩・大山分岐(11:05)→ 臍岩(11:20)→
          観音の腰掛け岩(11:41-11:46)→ 狼煙山山頂(11:56-12:03)→ 立ベボウ一本つつじ山山頂(12:10)→
          椛峠(12:16)→ 雨乞山・見晴し岩分岐(12:26)→ 泉福寺・見晴し岩分岐(12:30)→
          月見堂跡・見晴し岩分岐(12:39)→ 見晴し岩(12:42-12:45)→ タコウド(12:54)→ 弁当岩(12:57-13:37)→
          物見山山頂(13:45-13:48)→ 雨乞山山頂(14:07-14:13)→ 雨乞神社(14:18)→ 外山四等三角点(14:27)→
          雨乞山石神登山口(14:39)→ 大山トンネル北駐車場(15:17)

所要時間/距離   行動時間:3時間58分 休憩時間:1時間14分 合計:5時間12分/11.4km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

9:50 大山トンネル北駐車場に到着。

トイレなし。
未舗装なうえ、特に出入口は石が飛び出しガタガタなので、最低地上高の低い車は要注意!!


浜松ICを降り国道1号線を南下したが、8時過ぎの通勤ノロノロ渋滞に嵌まってしまった。1つ先の浜松西ICから県道65号線南下の方が、少しは良かったかも知れない。

10:05 大山トンネル北駐車場を出発。

登山口(写真)は駐車場出入口近くにあるのだが、標識はなく簡易地図があるだけなので分かりにくいかも。。。私は一瞬「何処?」状態になった。


モノレールに沿って登り、イノシシ除けフェンスを抜ける(写真上)。この後何度もフェンスが出てくる。
沢沿いに登るが、やや荒れた場所(写真下)もあり、足元に注意しながら登る。


「大山くちなし岩20分」の道標を左に折れると、すぐに尾根上の分岐(写真上)に飛び出す。道標では左は「おうむ石」になっている。
右へモノレールに沿ってゆるやかに登り(写真下)、臍岩方面と豚寝南口への分岐を右に見送る。

モノレールと分れるとやや急登になり、梔岩(くちなしいわ)を左に見送る(写真)。
潅木帯を抜けると開けた平坦地になり、右に電波塔を見送った先で分岐を右に取れば、ほどなく大山山頂に出る。

伊勢湾、神島、伊良湖岬

10:45 大山山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂は東西に細長く、電波塔と展望台が目立つ。展望台に上がると西から北に展望が広がり、伊勢湾、鳥羽市、神島、伊良湖岬、田原市(写真下)、東三河湾、西尾市を望む。


10:55 大山山頂を出発。

往路を戻り臍岩への分岐(写真)を左に入る。

おだやかな尾根道から大きな岩に行き当たり右へ回り込む。分岐を示す道標と「臍岩」と記された標識(写真)があり、この岩が臍岩であることが分る。


右の椛峠方面の道に入ると、おだやかな登山道が続く(写真)。

地形図にない分岐(写真上)で、右に進む。ちなみに左は谷太郎口となっている。
5分あまりで「観音の腰掛け岩」の道標(写真下)に行き当たり、右に回り込み上がってみる。

11:41 観音の腰掛け岩に到着(写真)。小休止。

上がってみるとなかなかの高度感で、北に狼煙山が大きい。

11:46 観音の腰掛け岩を出発。

道標まで戻り左から回り込むが、結果的に戻る必要はなかったようだ。
やや急な登りから山頂一角の分岐を右にすぐで狼煙山山頂に飛び出す。

大山

11:56 狼煙山山頂に到着(写真上)。小休止。

狭い山頂の南側一角が開け、大山(写真下)を望む。

12:03 狼煙山山頂を出発。

岩混じりの短い急下降を交えて下り、ゆるやかに登り返し立ベボウ一本つつじ山(写真)に立つ。南の狼煙山とは双耳峰だが、ピークらしさはまったくなく、標識がなければ気付かないだろう。


潅木の中をひたすら下り、ゆるんだところで鉄塔に出る。カヤトの原で3人の登山者が昼食中だ。
さらに短く下り椛峠(写真)に降り立つ。

直進方向の斜面に取り付き、10分ほどのやや急登で雨乞山・見晴し岩分岐(写真)に出る。直進方向は雨乞山となっていて、弁当岩の東側に上がれるようだ。

左に道を取り、5分足らずで泉福寺・見晴し岩分岐(写真上)を右に入る。道標が見え難く、注意してないと直進しそうだ。
荒れ気味の道を進み、分りやすい月見堂跡・見晴し岩分岐(写真下)を右に上がり、やや急な尾根をひと登りで見晴し岩に出る。

田原市街、三河湾、知多半島

12:42 見晴し岩に到着(写真上)。小休止。

田原市街や三河湾、知多半島(写真下)、伊良湖岬先端部を望む。ここで昼食も考えたが、狭いこととやや風があり断念する。

12:45 見晴し岩を出発。

ゆるやかな登りから分岐で蔭凉寺ヘの道を左に見送ると、わずかでタコウド(写真上)に着く。「高処」が由来のようだ。傍らに山田村三等三角点(写真下)があるが、山頂らしさはまったくない。
先に進むとわずかで弁当岩に着く。

大山

12:57 弁当岩に到着(写真上)。昼食。

風がなく、陽当たりが良い。展望も良く、大山(写真下)や伊勢湾、鳥羽市、神島、伊良湖岬方面を望む。座りやすそうな岩もあるので、ここで昼食タイム。

大山から3人の登山者が昼食中だった鉄塔まで歩いて来た尾根筋を一望する(写真下)。


13:37 弁当岩を出発。

細い稜線をたどり達磨岩(標識あり)を越えると、ほどなく物見山山頂に着く。

13:45 物見山山頂に到着(写真)。小休止。

ただの岩場で展望は良いものの、山頂らしさはない。

13:48 物見山山頂を出発。

潅木帯をひたすら下り、鞍部からの登り返しで爺々岩(標識あり)(写真)を過ぎ、雨乞山手前のピークを越える。

大山、物見山

14:07 雨乞山山頂に到着(写真上)。小休止。

ここも岩場で山頂らしさはないが、360度の展望が広がる。大山、物見山(写真下)から渥美湾の大潟洲などを一望する。

14:13 雨乞山山頂を出発。

岩場を降りると雨乞神社の標識(写真上)があり、左に入ると大岩の下に雨乞神社(写真下)が祀られている。

展望の良いくちなし台(標識あり)、金属標が岩に埋め込まれた外山四等三角点(写真上)を過ぎ、貯水槽からのロープの張られたザレ気味の尾根を急下降する(写真下)。

14:39 雨乞山石神登山口に到着(写真)。

ここからは農道や県道を歩いて駐車場に戻るだけだ。

15:17 大山トンネル北駐車場に到着(写真)。


 感想

要所にある道標をしっかり確認すれば迷うことはなく、危険な場所もないので、ノンビリユッタリ歩くことができる。
低山で10kmほどの行程なので甘く考えていたが、アップダウンの連続で意外と疲れたし足にきた。
昼食を物見山近辺の展望の良い岩場でと思い時計回りの周回としたが、最後の県道が登りになることを考えると、反時計回りの方が良いかも知れない。
展望は大山山頂を始め、観音の腰掛け岩、狼煙山山頂、見晴し岩から雨乞山にかけての稜線上の岩場から得られる。有名どころの山が見えるわけではないが、スキッと広がる展望は気持ちを落ち着かせてくれた。

ところで「立ベボウ一本つつじ山」の「ベボウ」は「ネズ(杜松)」「ネズミサシ」「モロノキ」などとも呼ばれるヒノキ科の針葉樹で、盆栽や床の間などにも使われる高級な木とのこと。そしてベボウは三河地方の呼び名だそうだ。