百蔵山、扇山

百蔵山 1,003.4m 扇山 1,138m

 山行情報

山行日       2023年12月3日(日) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/甲信越

アクセス/出発地  車/大月市営総合グラウンド駐車場 百蔵山登山口(表登山道)〜梨の木平登山口

行程詳細      大月市営総合グラウンド駐車場(7:18-7:40)→ 和田美術館(7:54-7:57)→ 百蔵山登山口(表登山道)(8:00)→
          表登山道分岐(8:32)→ 大同山山頂(8:34-8:37)→ 百蔵山山頂(8:51-9:01)→ コタラ山山頂(9:24-9:30)→
          長尾峰山頂(9:49-9:52)→ カンバノ頭山頂(10:06)→ 大久保山山頂(10:39-10:44)→ 大久保のコル(10:47)→
          扇山山頂(10:53-11:53)→ 大久保のコル(11:58)→ つつじ群生地分岐(12:10)→ 山ノ神社奥宮祠(12:22)→
          大久保山南の水場(12:23)→ 梨の木平登山口(12:41-12:46)→ 鳥沢下山道入口(12:58)→ 諏訪春日神社(13:38)→
          大月市営総合グラウンド駐車場(13:55)

所要時間/距離   行動時間:4時間40分 休憩時間:1時間35分 合計:6時間15分/15.9km

服装/装備     ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:18 大月市営総合グラウンド駐車場に到着(写真)。

駐車場は野球場と陸上競技場に隣接し、全体で100台ほど駐車できるようだ。

7:40 大月市営総合グラウンド駐車場を出発。

駐車場北側端の百蔵山登山口BS前のY字路(写真)を左に、すぐに次のY字路を右に進み、200mほど先で左の脇道に入る。直進方向は百蔵浄水場経由で東ルート登山口に至る。いずれも道標がある。

百蔵山を正面に見て民家の間を行くと、5分余りで街の便利屋 ベンリコの前に出る。バス停とバスを待つトトロが出迎えてくれる(写真上)。
さらに5分ほどで、狛犬の立つ山門のような入口の美術館前に出る。

7:54 和田美術館に到着(写真)。小休止。

暑くてソフトジャケットを脱ぐ。

7:57 和田美術館を出発。

ここから未舗装の山道となり、すぐに配水施設の先にある分岐に着く。


8:00 百蔵山登山口(表登山道)に到着(写真)。

右に折り返すと東ルート登山口にいたる。
直進の表登山道に入り、すぐ水場のある沢を横切る。


沢の高巻きから広い沢をジグザグに登るが、ときどき石がゴロゴロ(写真上)していて歩き難い。
いったん尾根に乗ると展望台があるが、何気にスルーしてしまった。
すぐに尾根を左に外し斜面をトラバースするが、このあたりは落ち葉でフカフカ(写真下)して歩きやすい。



8:32 表登山道分岐に到着(写真)。

道標には記されていない左の大同山へ向かう。



8:34 大同山山頂に到着(写真上)。小休止。

手作りの山頂標識(写真下)がある。残念ながら、木々に囲まれ展望はない。

8:37 大同山山頂を出発。

表登山道分岐まで戻り、そのままゆるやかに稜線を登れば、ほどなく百蔵山山頂に着く。

8:51 百蔵山山頂に到着(写真右上)。小休止。

広くなだらかな山頂には三角点や標柱、百蔵大明神遺跡の石碑、大月市秀麗富嶽十二景7番山頂 百蔵山の案内板など(写真右下)がある。
南側が開け、富士山を始め箱根山や道志山塊(今倉山、御正体山、道志二十六夜山、九鬼山、鹿留山、杓子山、倉見山など)、御坂山地(三ッ峠山、高川山など)を一望する(写真下)。
時間が早いためか、登山者は先行の1組だけ。

道志山塊、富士山 富士山 富士山、御坂山地


9:01 百蔵山山頂を出発。

山頂の一角になる平坦地を東にたどると、分岐で東ルートを右に見送る。
冬枯れの雑木林の中を時折木に掴まりながらジグザグに急下降(写真上)し、その後ゆるやかな下りに変わり、コタラ山との鞍部(写真下)に降り立つ。
右に巻く登山道を見送り正面の尾根に取り付き(道標などはない)、踏み跡のほとんどない尾根のやや左側を真っ直ぐ登れば4分ほどで山頂に着く。


9:24 コタラ山山頂に到着(写真)。小休止。

手作りの山頂標識が木に付けられているが、林の中で山頂らしさはない。


9:30 コタラ山山頂を出発。

ピンクテープのある東の尾根を下り登山道に戻る。
やや急な下りから宮谷分岐(写真上)を通過し、なだらかなピーク越えから鞍部(写真下)に降り立つ。
右に巻きかけてすぐに長尾峰を巻いていることに気付き、鞍部まで戻り尾根に取り付く。道標も目印も踏み跡さえもないため、見過ごしたようだ。

なだらかな尾根を真っ直ぐ登れば、3分ほどでピークに立つ。


9:49 長尾峰山頂に到着(写真)。小休止。

周囲を見回すと、木に吊り下げられた手作りの山頂標識あった。


9:52 長尾峯山頂を出発。

南側の尾根から登山道に戻り、稜線をゆるやかにたどる。
丸いピークを越え、P818の南側(写真)で強引にピークに向かう。



10:06 カンバノ頭に到着(写真)。

ここはP818で、手作りの山頂標識が木に付けられている。やはり木に囲まれている。
休憩を取らず先に進む。

南東にわずかで登山道に出て、鞍部からゆるやかに登る。

次第に傾斜が増し、ジグザグの急登(写真)が続くようになる。標高950mあたりからは一段と傾斜が増し、稜線を見上げるようにして登る。
標高1060mあたりでゆるむが、山頂直下を短く急登して大久保山山頂に飛び出す。

10:39 大久保山山頂に到着(写真)。小休止。

手作りの山頂標識が2枚木に付けられている。
冬枯れの疎林に囲まれ展望はあまり良くない。

10:44 大久保山山頂を出発。

なだらかな稜線をたどり大久保のコルで鳥沢駅への分岐を右に見送る。
短い急登から広い平坦路を進むと、間もなく山頂が見えてくる。

富士山

10:53 扇山山頂に到着(写真上)。昼食。

広い草地の山頂は多くの登山者で賑わっている。
標柱と大月市秀麗富嶽十二景6番山頂 扇山の案内板(写真中上)がある。2009年に登ったときの山頂標識(写真中下)も健在だ。
南側に富士山(写真下)を見るが、やや木立がうるさい。
丸太のベンチに腰掛けノンビリと昼食を取る。

11:53 扇山山頂を出発。

大久保のコル(写真上)まで戻りUターン気味に左に折れ、南側の急斜面に付けられたジグザグの道をひたすら下る(写真下)。

つつじ群生地分岐(写真上)を右に下り、山ノ神社奥宮祠(写真中)、大久保山南の水場(写真下)と通過し、沢を高巻くように付けられた道をひたすら下る。

12:41 梨の木平登山口に到着(写真)。小休止。

扇山の登山口となる小広い場所に、管理等や東屋、案内板などがあり、林道脇に7台ほどの駐車場がある。

12:46 梨の木平登山口を出発。

林道に降り立ったすぐ右に扇山登山口BSがあり、すぐ先で右に大月カントリークラブへの車道を見送り、直進方向の1車線の道路に入る。
九十九折の最初の左カーブの頂点で右の山道(写真上)に入る。ガードレールに「鳥沢下山道」と書かれている(写真下)が、道があることを知らなければ気付かないだろう。
2つ目のカーブを過ぎ3つ目からは笹道となり、4つ目の頂点の手前に飛び出す。
カーブを曲がった先でUターン気味に分岐を右に曲がり、ウェルネスパーク方面に向かう。

富士山、道志山塊

ひたすら林道をたどり、10分余りでウェルネスパークを左下に見ると、大きく展望が開ける。九鬼山、富士山、馬立、駒橋御前山、三ッ峠山、高川山、鶴ヶ鳥屋山、滝子山などを一望する(写真)。もしかしたらこの日一番か。。。

ウェルネスパーク入口で右の脇道に入り車道をショートカットする。
再度車道に出たら右に曲がり、里山大橋を渡ってすぐに右折し住宅街に入る。突き当たりを左折し、道なりに進み諏訪春日神社前(写真)を通過し、あとはひたすら車道をたどる。


13:55 大月市営総合グラウンド駐車場に到着(写真)。

かなり車が増えているが、この内何台が登山者だろう?


 感想

2009年以来の百蔵山と扇山。今回はマイナー(?)な大同山、コタラ山、長尾峰、カンバノ頭を含めての周回を計画。

百蔵山と扇山から富士山が見られる。ただ、それほど開けているわけではないため、大展望とはいかないのが残念だ。
この日一番は林道から桂川ウェルネスパーク越しに見る展望だった。

今回は通過してしまった表登山道の展望台からも富士山が見られるようだ。

表登山道と大久保山直下の急登や百蔵山からの急下降があるものの、全体には歩きやすいと思う。
大同山へは明瞭な登山道があるが、コタラ山や長尾峰、カンバノ頭にはない。
コタラ山と長尾峰は登山道が巻くところから尾根を真っ直ぐに登ればたどり着き、下山は登山道がある方向の尾根に乗れば良い。
カンバノ頭は明確に巻いた感がないので、ピークが北側になったところで取り付くと分りやすい。下山は同じ要領だ。
登山に変化が出るので、在り来たりの周回では物足りない方は計画に入れてみるといいだろう。GPSがあれば心強い。
その他は、整備された登山道なので問題ないだろう。