御堂山、雨宮山

御堂山 878.5m 雨宮山 823m

 山行情報

山行日       2023年11月15日(水) 晴れ

山頂所在地/山域  群馬県/関東

アクセス/出発地  車/藤井入口バス停前駐車スペースから周回

行程詳細      藤井入口バス停前駐車スペース(8:30-8:45)→ みの滝(9:28)→ じじ岩ばば岩のコル(9:40)→
          じいとばあ展望地(9:49-10:00)→ じじ岩ばば岩のコル(10:08)→ じいとばあ裏展望所(10:22-10:42)→
          御堂山分岐(10:51)→ 御堂山山頂(11:00-11:05)→ 御堂山分岐(11:12)→ 本宿分岐(11:20)→
          妙義山展望岩稜(11:30-11:40)→ 高石峠(12:05)→ 雨宮山山頂(12:14-13:00)→ 高石峠(1:06)→ 石祠(13:22)→
          下仁田街道(13:51)→ 藤井入口バス停前駐車スペース(14:13)

所要時間/距離   行動時間:3時間56分 休憩時間:1時間32分 合計:5時間28分/11.8km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

8:30 藤井入口バス停前駐車スペースに到着(写真)。

5台ほど駐車できそうだが、後に木と案内板のある位置は大きな車はキツイかも。。。
正面の三角地にも数台駐車できそうだ。
すぐに1台やってきた。

8:45 藤井入口バス停前駐車スペースを出発。

国道254号線に出て西牧関所跡(写真上)の先を左に入ると、すぐに御堂山入口(写真下)がある。
電気柵を跨いで越え、舗装された林道に入る。
沢を何度か渡り返してゆるやかに登って行く。

標高5550mあたりからは、沢沿いの岩がゴロゴロした道(写真)が続き歩き難い。ただ、ところどころに道標やピンクテープがあり、道迷いの恐れはない。

涸れた沢を横切り大岩や岩壁(写真上)を縫うように遡上し、高さ3mほどのみの滝(写真下)に行き着く。滝とは言っても水がポタポタと数筋流れているだけで、らしさはない。

すぐ右に付けられたロープを補助に上がり、さらに岩がゴロゴロする沢を遡上し、10分ほどで鞍部に突き上げる。


9:40 じじ岩ばば岩のコルに到着(写真)。

左のじじ岩ばば岩へ向かう。


痩せ尾根を5分ほどたどると、大岩(写真)に行き着く。たんす岩と言うらしい。




右下に回り込み、スラブ状の岩の際(写真上)を目印を拾いながら進み、複数の目印の付いた場所(写真下)で岩の切れ目へ急登する。

ばば岩(左)とじじ岩(右)



9:49 じいとばあ展望地に到着(写真上)。小休止。

狭いテラス状になっている。
すぐ正面にばば岩(左)とじじ岩(右)(写真下)が並び立つ。ばば岩は微妙にバランスを保っているように見える。南側には鹿岳や物語山などが見える。


ばば岩

右の岩(写真上)を越えてじじ岩の基部に向かい、基部で左に巻いて岩場(写真中)のどん突きに出る。両側が切れ落ちていて、写真を撮るにも落ち着かない😅💦。
ばば岩(写真下)と奥に重なってたんす岩が見えている。


10:00 じいとばあ展望地を出発。

往路を戻り、じじ岩ばば岩のコルを直進し、東側の尾根に乗り北上する。
隠れピークのようなところで、道標を右にUターン気味に下り(写真上)、さらに東側の尾根を南下する。
大きな岩に行き当たり、道標に従って岩の間を上がる(写真下)。

じじ岩、ばば岩、ふすま岩


10:22 じいとばあ裏展望所に到着。小休止。

じじ岩、ばば岩、ふすま岩をまさに裏側から見る(写真)。奥にはトヤ山、毛無岩、物語山、荒船山、熊倉峰、物見岩、物見山などが並ぶ。

大桁山、御荷鉾山
赤久縄山、四ッ又山、甲武信ヶ岳、鹿岳


ヤマレコの情報を元に尾根のほぼ南端(写真上)まで行ってみると、正面に大桁山、御荷鉾山(写真中)、赤久縄山、四ッ又山、甲武信ヶ岳、鹿岳(写真下)など、右にじじ岩、ばば岩、たんす岩が並んでいる。

毛無岩、物語山、荒船山、じじ岩、ばば岩


さらに今度は西側に移動し、行き当たった不安定な岩(写真上)からは、奥にトヤ山、毛無岩、物語山、荒船山、熊倉峰、物見岩、物見山など、手前にじじ岩、ばば岩、たんす岩を一望する(写真下)。


10:42 じいとばあ裏展望所を出発。

分岐まで戻り、尾根下をトラバースし、南西の尾根上の御堂山分岐(写真)を右に登る。



不明瞭な尾根をジグザグに急登(写真上)するが、すぐにロープ場を直登気味(写真下)に登り、ゆるむとしばらくして御堂山山頂に登り着く。

11:00 御堂山山頂に到着(写真)。小休止。

山頂標識と三角点がある。狭く展望はほとんどない。

11:05 御堂山山頂を出発。

往路を戻り、御堂山分岐を右へトラバース気味に下る。尾根に乗って下り、鞍部からわずかに登って本宿分岐を通過する。文字の消えかけた道標が置かれているが、見逃しそうな分岐だ。

尾根を左に外し岩壁の左下を倒木を越えて進むと、道標のない分岐(写真上)に出る。右前方の岩壁の間(写真下)を上がり、岩場を右に上がる。

四角い岩(写真)をステップに上がると、ほどなく妙義山展望岩稜のピークに立つ。

浅間山、千駄木山、谷急山
妙義山

11:30 妙義山展望岩稜に到着(写真上)。小休止。

標識も何もない。
ピーク上からの展望は良いが、妙義山の一部が木に遮られる。
わずかに北東に下った岩場(写真中上)の方がずっと良い。
左から大山、愛宕山、雲が掛かった浅間山、千駄木山、谷急山(写真中下)、遮るもののない妙義山(写真下)を一望する。さらに、木々に隠れていた雨宮山や御堂山も見られる。

11:40 妙義山展望岩稜を出発。

往路を戻り分岐を右に行く。
徐々に尾根に乗り、隣のピークを越える。ところが、いつの間にか南に延びる尾根(写真)に入り込んでいた。5分ほどで気付き途中まで登り返し、ピークの西斜面をトラバースして、本来の北西の尾根に復帰した。10分ほどのロスで済んだ。


ほどなく高石峠(写真)に降り立ち、ゆるやかな登りから急登になり、ほどなく雨宮山山頂に登り着く。

12:14 雨宮山山頂に到着(写真上)。昼食。

山頂は狭く林に囲まれ展望はない。手作りの山頂標識と石祠がある。

山頂一角を北西に少し行くと、ちょっと開けた場所(写真下)があり、そこで昼食を取る。
木の枝蔭に見えているのは谷急山だろう。

13:00 雨宮山山頂を出発。

高石峠まで戻り、右前方の登山道に入る(写真上)。
すぐに作業道に変わり、途中ショートカット(写真下)して作業道をひたすら下る。


作業道が狭まる手前のオレンジテープで、作業道を離れ左の沢に降りる(写真上)。岩の上に石祠(写真下)が祀られている。

沢に降りると薄い踏み跡が続き、岩の右を通過すると明瞭な道から堰堤の右を越える。

荒れた沢でテープを拾い進むと、明瞭な踏み跡から作業道に出る(写真)。


 

少し先で道は右上に延びるが、無視して直進(写真上)し沢へと降り越える(写真下)。
目印を拾いながら沢を下り、再び堰堤の右を越えると、沢沿いに明瞭な踏み跡が続く。

舗装路に変わるとしばらくして小屋を過ぎ(写真)、ほどなく墓の前から本宿の集落に入る。下仁田街道まではすぐで、左折すれば道なりで駐車場所に着く。

14:13 藤井入口バス停前駐車スペースに到着(写真)。


 感想

御堂山までは道標や目印が充実して迷うことはない。
妙義山展望岩稜と高石峠の間のピーク上で南の尾根に引っ張られてしまい、久しぶりのルートミス。ヤマレコをみると間違えやすい場所らしい。いつの間にか南側の尾根に入っていたので、意識して北西の尾根に乗らなければならなかったようだ。
高石峠からの下りは、道標にも書かれている通り、道迷いに注意が必要だ。作業道が交錯したり、作業道を離れると踏み跡がなかったり荒れて不明瞭だったりで、ピンクテープなどの目印を拾いながら下った。概ね沢沿いを下るが、GPSがあると心強いだろう。

じいとばあ展望地と裏展望所からのじじ岩・ばば岩は見応えがある。特にばば岩のバランス状態は一見の価値ありかも。。。他にも物語山や荒船山、鹿岳など、群馬の有名どころが見られる。
妙義山展望岩稜からはその名の通り妙義山を一望する。特にピークから少し先の岩場からが良い。他にこの日は雲が掛かっていたが浅間山や物語山、千駄木山、谷急山なども見られる。じいとばあ展望地と裏展望所で満足せず、ぜひ妙義山展望岩稜まで足を伸ばしたい。


 日帰り温泉

下仁田 荒船の湯

平日と言うこともあり、空いていた。

内風呂は普通の湯と薬湯、外には露天風呂と打たせ湯、寝湯などがある。
帰宅の時間もあり、ロビーのソファーでちょっと休憩を取っただけだが、休憩所は有料の個室しかないようだ。他に食堂や売店コーナーがある。

駐車場は国道沿いと一段下、さらに建物の前に分かれて60台分ほどある。
料金800円はこのところの相場からは妥当だろう。