玄岳 798.5m
◎ 山行情報
山行日 2023年11月8日(水) 晴れ
山頂所在地/山域 静岡県/伊豆半島
アクセス/出発地 車/丹那断層公園駐車場から周回
行程詳細 丹那断層公園駐車場(9:15-9:30)→ 玄岳登山道入口(9:40)→ 氷ヶ池・玄岳分岐(10:20)→ 氷ヶ池(10:26-10:29)→
伊豆スカイライン(10:32)→ 玄岳展望台(10:39-10:44)→ 熱海市街分岐(10:56)→ 玄岳山頂(11:03-11:17)→
西丹那登山口(11:28)→ 氷ヶ池・玄岳分岐(11:38)→ 下山道分岐(11:45)→ 玄岳登山道入口(12:13)→
丹那断層公園駐車場(12:28)
所要時間/距離 行動時間:2時間36分 休憩時間:22分 合計:2時間58分/8.3km
服装/装備 半袖シャツ、CW-X、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
9:15 丹那断層公園駐車場に到着(写真)。
準備中に1台やってきた。
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9:30 丹那断層公園駐車場を出発。
駐車場を出て左へ100mほどで左の脇道に入り、道なりになだらかな坂道をたどる。 三差路を右に行くと、ほどなく民家横から県道135号線に出て右折し、100mほどで県道11号線(熱函道路)を渡る(写真)。交通量が多いので注意!! ここが玄岳登山道入口になるようだ。
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牧場から見る富士山 |
少し先の三差路を左に進むと、突然左側が開けた牧場に出る。左に富士山(写真)が見えている。 少し雲が掛かり気味になっているので、玄岳山頂に着くまで隠れないことを願う。
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さらにヒノキ林をゆるやかに登り、5分ほどで道標の立つ三差路(写真)を左折する。道標は「スカイラインまで1.4km」となっている。
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落ち葉で滑りやすいやや急な林道を登り、再び道標の立つ三差路(写真上)を過ぎる。 すぐ先でヒノキ林に入り、大岩の前を左へカーブする(写真下)と未舗装路になり、やっと登山道らしくなる。
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すぐに露岩や浮き石がゴロゴロする急坂(写真上)がしばらく続き、道の真ん中に大きな岩が転がる先からハコネダケのトンネル(写真下)に入る。 途中で一瞬開け沼津アルプスや愛鷹連峰、富士山が見られる場所があるが、その先もハコネダケのトンネルが続く。
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トンネルを抜け氷ヶ池・玄岳分岐(写真)を左に取り、ハコネダケの刈られた道をたどり、朽ちかけた丸太橋を渡り氷ヶ池のほとりに出る。
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氷ヶ池と富士山 |
10:26 氷ヶ池に到着(写真)。小休止。
縦長の池で意外と大きい。奥に富士山が姿を見せる。
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10:29 氷ヶ池を出発。
ススキの目立つなだらかな道をたどると、ほどなく伊豆スカイラインに出る。 右の陸橋の脇(写真)から玄岳料金所への車道に降りる。道はおろか踏み跡もないが、数メートルのゆるい傾斜なので難しくはない。
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陸橋をくぐり(写真上)玄岳料金所方面に進み、左カーブで石積みを上がりトンネルをくぐる(写真下)。 行き当たった登山道を右に取り、ゆるやかにひと登りで、突然ハコネダケに隠れるように建つ玄岳展望台が現れる。
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愛鷹山、富士山、三国山、駒ヶ岳 |
10:39 玄岳展望台に到着(写真上)。小休止。
上がると360度の展望が広がる。玄岳、愛鷹山、富士山、三国山、駒ヶ岳(写真下)、相模湾に浮かぶ初島や大島などを一望する。
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10:44 玄岳展望台を出発。
ハコネダケの道から伊豆スカイラインからの登り口(写真上)を過ぎると傾斜が増し、ロープの張られたハコネダケの急登(写真中)が始まるが、すぐに滑りやすい粘土状の路面が露になった急登(写真下)に変わる。ステップ状の窪みで登りはそれほど滑らないが、すれ違った登山者によれば下りはかなり滑るとのこと。
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再びロープの張られたハコネダケの急登からゆるむと、熱海市街からの道と合わさり(写真上)右に進む。 いったん視界が開けるものの、山頂直下の生い茂ったハコネダケを掻き分けて登り(写真下)ポンと山頂に飛び出す。
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11:03 玄岳山頂に到着(写真右上)。小休止。
笹が借り払われて広々とした山頂には目立つ標識(写真右下)が2つある。 三角点を探したが見つからなかった。2017年には三角点標柱とともに、南側のハコネダケの生え際にあったのだが。。。
南側は1mほどの背丈のハコネダケがちょっと邪魔になるが、ほぼ360度の展望(写真下)が広がる。南西から北へと伊豆半島、沼津アルプス、駿河湾、沼津市街、愛鷹連峰、富士山、箱根山と大パノラマが広がる。また、少し東側に移動すると、北東から東に真鶴岬、熱海港、駿河湾、初島、大島などを一望する。
この展望を楽しみながらの昼食を予定していたが、風が強いため諦める。
伊豆半島、沼津アルプス |
愛鷹山、富士山 |
箱根山 |
初島、大島 |
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11:17 玄岳山頂を出発。
北側の登山道に入る。一面ハコネダケの斜面(写真上)を下り、潅木帯に変わるとほどなく伊豆スカイラインに降り立つ(写真下)。ここは西丹那登山口になっている。 右の先に見える白い看板から登山道に入り直す。
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すぐにちょっと開けた場所に出る。道標を見ると第二展望台(写真)となっている。2017年にはなかったはず。。。
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ハコネダケやススキに覆われた登山道をゆるやかに下るが、次第に傾斜が増しロープの張られた急下降になる。 傾斜がゆるみ氷ヶ池・玄岳分岐(写真)を左折し、往路を下って行く。
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7分ほど下った標高570mあたり(写真)を右に入る。2017年にはピンクテープがあったが、今は目印はないものの明瞭な踏み跡が右に延びる。
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ハコネダケを掻き分けるように踏み跡をたどり(写真)、5分ほどで出てくるピンクテープからヒノキ林に入る。 概ね窪んだ踏み跡をたどるが、一部荒れていて不明瞭な場所がある。しっかり確認すれば迷うことはないが。。。
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標高460mあたりで地形図の破線に乗る(写真)と、しばらくして簡易舗装路に変わり、ひたすら下り県道11号線に降り立つ。
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12:13 玄岳登山道入口に到着(写真上)。
玄岳登山道入口の道標がある。ってことは、ここは正式な登山口なのだろうか?来た道を振り返ると、とてもそうは思えないが。。。 県道を渡り反対側の道に入る。県道135号線に出たら右へ下り、丁字路を左折すると、ほどなく丹那断層の標識と駐車場(写真下)が見えてくる。
12:28 丹那断層公園駐車場に到着。昼食。
お湯が沸く間にサラッと断層を見物し、公園のベンチで昼食を取る。
往路も同じ「玄岳登山道入口」だったが、ここは400mほど北東になる(写真上)。
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◎ 感想
2017年にも同じようなルートを歩いているが、今回はGoogleマップで偶然見つけた玄岳展望台を組み入れ再び歩いてみた。
玄岳直下は両方ともハコネダケに覆われているが、登山道は明瞭でまったく問題ない。ただ、路面が湿っている場所があるので、下りはスリップに注意が必要だ。
標高570m付近から入った下山道は踏み跡の不明瞭な場所もあるが、しっかり見極めればそれほど難しくはない。GPSまたは地形図+コンパスがあると安心だろう。
玄岳展望台は確かに展望は良かったが、設備自体はかなり老朽化し、周囲もハコネダケに覆われちょっと不気味さを感じた。なぜこんなことになっているのだろう?
山頂到着までなんとか富士山は顔を見せていてくれたのだが、風が強くて残念ながら昼食を諦めて下山した。昼食は丹那断層公園で取った。