八風山、物見山

八風山 1,315.4m 物見山 1,375.5m

 山行情報

山行日       2023年11月14日(火) 晴れ

山頂所在地/山域  長野県・群馬県/関東

アクセス/出発地  車/神津牧場駐車場から周回

行程詳細      神津牧場駐車場(7:40-8:07)→ 香坂峠(8:56)→ 矢川峠(9:25)→ 八風山山頂(10:02-10:20)→ 矢川峠(10:50)→
          香坂峠(11:18)→ 物見山山頂(11:44-12:24)→ 内山無線中継所展望台(12:43-12:49)→ 物見岩分岐(12:52)→
          物見岩(12:55-13:07)→ 物見岩分岐(13:08)→ 神津牧場駐車場(13:32)

所要時間/距離   行動時間:4時間9分 休憩時間:1時間16分 合計:5時間25分/13.4km

服装/装備     ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:40 神津牧場駐車場に到着(写真)。

一番乗り!!
標高1000mを越えるためか、
かなり寒い。。

8:07 神津牧場駐車場を出発。

駐車場の北側の紅葉の横を降りる(写真)。

すぐに県道44号線に降り立ち、目の前の2つの案内板を確認する。


牧場内を通り、正面に道標がある右カーブ(写真上)を左に入る。
少し先で「香坂峠」の道標(写真下)を左に入り、牧草地の間をたどる。


浮き石のやや荒れた道からゆるやかな下生えの笹道(写真)を気持ち良くたどる。


ピンクテープが目立つ沢(写真上)を横切り、すぐに右に進み傍らに祀られた馬頭観音(写真下)を見てさらにゆるやかにたどる。


8:56 香坂峠に到着(写真)。

右の八風山へ向かう。
ゆるやかな下りから鞍部で右に妙義山や赤城山などを見て登り返し、ピーク上で左に向きを変えて下る。



一旦妙義荒船林道に降り立つが、すぐ先で右の登山道に入り直す(写真上)。
すぐにカラマツ林(写真下)に入り、なだらかなピークを越えると十字路の峠に降り立つ。



9:25 矢川峠に到着(写真)。

すぐ右が切れ落ちている。

八風山へはやや左に回り込むように主尾根に乗るが、すぐに左に外し主尾根の西側をたどるようになる。

南西に延びる派生尾根を乗り越し、さらに主尾根の西側をたどる。


一旦主尾根に乗ってからP1320を左に巻き始めると、急斜面に付いた登山道は狭く落ち葉に覆われ、一気に危険度が増す。

すぐにクサリ場(写真上)に出るが、これは序の口で、すぐ先の小尾根(写真下)を乗り越すのにちょっと気を使う。二俣の枯れ木から左に斜めに上がるのだが、足場が崩れそう・・・と言うか、崩れて付け替えた形跡がある。わずか3mほどだが、大袈裟に言えば、この日一番緊張した。


その後も狭く落ち葉に覆われた登山道が続き、主尾根に乗り返してホッとする。
下生えの笹道(写真)をひと登りで、ポンと八風山山頂に飛び出す。


10:02 八風山山頂に到着(写真右上)。小休止。

笹が刈り払われた草地の山頂で、味わいのある手作りの山頂標識と三角点(新しい?)(写真右下)がある。

北から東にかけて展望が広がり、冠雪した浅間山と外輪山、浅間隠山、鼻曲山、榛名山、赤城山、妙義山などを一望する(写真下)。

10:20 八風山山頂を出発。

往路を戻る。
P1320を巻く道は登りほど難しくはなかった。

浅間山 榛名山 赤城山


11:18 香坂峠に到着(写真上

直進して物見山へ向かう。

ゆるやかな登りから妙義荒船林道を横切り、有刺鉄線沿い(写真中)をやや急登を交えてたどる。途中、左側に榛名山や赤城山、妙義山などの展望が広がる。

林道支線を横切り(写真下)、電波塔の横をたどれば、すぐに物見山山頂に出る。

妙義山

11:44 物見山山頂に到着(写真上)。昼食。

ここも笹が刈り払われた草地で、古びて文字が消えかけた山頂標識と三角点がある。

八風山と同じように北から東にかけて展望が広がり、浅間山から浅間隠山、鼻曲山、榛名山、赤城山、妙義山(写真下)などを一望する。ただ、やや木々の枝が煩い。


12:24 物見山山頂を出発。

いきなりの短い急下降からおだやかな笹道をゆるやかに下る。
妙義荒船林道に降り立ち(写真上)、右へわずかで登山道に入り直す。
さらに三度妙義荒船林道を横切る(写真下)と、わずかで内山無線中継所展望台に着く。

榛名山、赤城山、妙義山
南アルプス



12:43 内山無線中継所展望台に到着(写真上)。小休止。

屋根の付いた最上部からは、今日散々見てきた浅間山や榛名山、赤城山、妙義山(写真中)に加え、降りてきたばかりの物見山、これまで見られなかった南アルプス(写真下)、八ヶ岳、北アルプスなどが見られる。
もしかしたら、この日一番の展望かも知れない。

12:49 内山無線中継所展望台を出発。

短いジグザグの急登からひと登りで物見岩分岐を直進し、すぐ先の巻き道分岐を左に上がれば三角点のあるP1315.4(写真)に登り着く。

12:55 物見岩に到着(写真右)。小休止。

ここから50mほど下ると、物見岩がある。
三角点のあるピークを含めた総称で物見岩と言っているのだろう。
岩に上がれば(写真右下)抜群の展望で、荒船山や両神山、八ヶ岳、北アルプスなどを一望する(写真下)。

荒船山 八ヶ岳 北アルプス

13:07 物見岩を出発。

巻き道を通り物見岩分岐(写真上)を右に下る。

またまた、妙義荒船林道を横切る。今日何度目だろう?

沢(写真中)を2度横切り、冬枯れの林をゆるやかにたどり、石段を降り神津牧場駐車場内の物見山入口(写真下)に降り立つ。

13:32 神津牧場駐車場に到着。

車が4台に増えていたが、2台は観光客だった。残り1台は八風山からの下山で、矢川峠手前ですれ違った登山者だろう。


 感想

急なアップダウンはほとんどなく、全体としてはかなり歩きやすい。
っが、注意が必要なのは八風山手前のP1320西の急斜面のトラバース道で、崩壊気味の上、狭い足元に落ち葉が積もり路面状況が読めないため、尾根に乗るまでは足元に神経を使った。足を滑らせたら無事では済まないだろう。ちなみに、クサリ場のほうが歩きやすかった。

展望は八風山と物見山からは浅間山や浅間隠山、鼻曲山、榛名山、赤城山、妙義山など、物見岩からは両神山や荒船山、南アルプス、八ヶ岳、北アルプスなどが見られる。
この日一番なのは内山無線中継所展望台で、ほぼ上記の両方を見られる。ゆっくりノンビリしたいのだが、床のタイルが剥がれていて、長居をしようと思えないのが残念だった。
木々はすっかり落葉して紅葉は見られなかったが、おかげでルート途上でも木々の合間に展望が得られた。