越前岳、黒岳
2023.10.25
越前岳 1,504.2m 黒岳 1,086.5m
◎ 山行情報
山行日 2023年10月24日(火) 晴れ
山頂所在地/山域 静岡県/愛鷹連峰
アクセス/出発地 車/十里木高原駐車場から周回
行程詳細 十里木高原駐車場(7:50-8:30)→ 十里木高原展望台(8:46-8:51)→ 馬の背見晴台(9:09-9:14)→ 平坦地(9:37)→
勢子辻分岐(9:56)→ 越前岳山頂(10:02-10:15)→ 富士見台(10:31-10:34)→ 鋸岳展望台(11:03)→
富士見峠(11:24)→ 黒岳展望広場(11:37-11:40)→ 黒岳山頂(11:46-12:46)→ 国道469号線(13:16)→
十里木高原駐車場(13:50)
所要時間/距離 行動時間:3時間51分 休憩時間:1時間29分 合計:5時間20分/10.9km
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:50 十里木高原駐車場に到着(写真)。
10台ほどが駐車中。登山者半分、ちょっと休憩半分かな。。。結構車の出入りが激しい。
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8:30 十里木高原駐車場を出発。
駐車入口付近の十里木登山口(写真上)を入る。案内板の左の階段を上がるのが一般的だが、今回は右に行く。
ルート時間案内板(写真下)を入り、まずは奥に見える東屋を目指す。
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東屋(写真上)の前からススキの原に入り折り返すと、やや傾斜を増しススキと潅木の間を登る(写真下)。 短く潅木帯を抜けると、展望台下の開けた場所に飛び出す。
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富士山 |
8:46 十里木高原展望台に到着(写真右上)。小休止。
雲一つない南アルプスや身延山地と富士山の大パノラマが広がる(写真下)。ここはいつ来ても見事な富士山(写真右下)が見られる。
十里木高原展望台からのパノラマ |
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8:51 十里木高原展望台を出発。
すぐにNTT愛鷹無線中継所を過ぎゆるやかに登って行く(写真)。一部本来の登山道が深く抉れて、新しい登山道が造られている。
再びNTT愛鷹無線中継所を過ぎると、ほどなく馬の背見晴台に着く。
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9:09 馬の背見晴台に到着(写真)。小休止。
ベンチで一息入れる。 ここからも展望台と同じような展望が広がる。
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9:14 馬の背見晴台を出発。
元の登山道の抉れが酷く新しい踏み跡が左右に付いたり、岩や土砂流出の大きな段差が何箇所も出てくる。 展望の開けた平坦地(写真上)を過ぎると、ますます踏み跡が錯綜(写真下)し、先を良く見て選ばないと大きな段差に引っ掛かる。
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途中の粘土質の土が露出した場所(写真)では、スリップに注意しながら登る。
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勢子辻分岐の道標(写真)を見ると、山頂までは後ひと頑張りだ。
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10:02 越前岳山頂に到着(写真上)。小休止。
意外にも誰もいない。越前岳ではこんなことは初めてかも。。。
北側には中腹に雲が掛かり始めている富士山(写真中)、西側には南アルプスや身延山地、南側には伊豆半島から駿河湾、沼津市街と展望が広がる。 傍らにリンドウ(写真下)が咲いている。
10:15 越前岳山頂を出発。
ときどき段差があるものの、概ねゆるやかな下りが続く。
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富士山 |
10:31 富士見台に到着(写真上)。小休止。
ここでも中腹に雲が掛かるものの、まだまだ良い感じの富士山(写真下)が見られる。
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位牌岳、鋸岳 |
10:34 富士見台を出発。
段差や抉れに緩急交えた登山道が続く。途中で崩壊地の北白ガレンを覗いて見たが、なかなかの崩壊振りだ。 鋸岳展望台(写真上)で鋸岳とその先に続く位牌岳(写真下)を見て下って行く。
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登山道は歩くのが困難なほど抉れが酷く、ほとんど新しい踏み跡をたどるようになる(写真)。
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鞍部の富士見峠(写真上)を過ぎ、杉の根が露出した尾根(写真下)を急登する。何本もある杉の巨木には「裾野市指定天然記念物 須山百十三戸共有」の看板が立っている。 標高1050mあたりで尾根を左に外し、土留めの階段を短く急登し、ゆるんだ尾根に乗り返すと、ほどなく黒岳展望広場に着く。
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11:37 黒岳展望広場に到着(写真)。小休止。
富士山は中腹から上が雲に覆われ、山頂の一部が見えるだけになっている。
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11:40 黒岳展望広場を出発。
さらに杉の巨木を見ながら進み、「黒岳山頂→」の道標(写真)が立つ尾根の分岐を右に下り、鞍部から登り返す。 踏み跡が少し不明瞭で、適当に進んだら思いがけず山頂の北側に飛び出した。
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11:46 黒岳山頂に到着(写真上)。昼食。
広々とした山頂の南側に山頂標識(写真中)や三角点があり、飛び出した北側にはベンチ(写真下)がある。 ときどき山頂部を見せる富士山を見ながら、ノンビリと昼食を取る。
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12:46 黒岳山頂を出発。
尾根の分岐まで戻り、「←富士見峠」の道標(写真)を直進する。
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最初はおだやかな尾根道が続くが、なだらかなピークを越えると、ロープの張られた急斜面(写真)を下るようになる。道は割と明瞭で目印も多いので、迷う心配はない。
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コブ状に盛り上がった場所の手前で左に折れ(写真上)、ピンクテープに導かれて進む(写真中)と、涸れた沢を見下ろす場所に出る(写真下)。降りて横切り、対岸でUターン気味に右に折れ北上する。
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ほどなくフェンスの手前(写真)を左に折れれば、すぐに国道469号線に飛び出す。
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13:16 国道469号線に到着(写真)。
ひたすら西に向かう。
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13:50 十里木高原駐車場に到着(写真)。
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◎ 感想
越前岳も黒岳も何度も訪れているが、十里木から周回するには須山愛鷹登山口に降りてグルッと1時間30分ほど歩くしかないと思っていた。っが、地形図を良く見ると(良く見なくてもだが)黒岳から北に延びる尾根に破線がある。ヤマレコでは1件だけそこのログを発見。これはやるしかないと、十里木、越前岳、黒岳から国道に降りて周回するというルートを計画した。
ヤマレコのこちらの山行記録を参考にした。感謝。
手始めに、十里木登山口からススキの原をグルッと回り込んで展望台に上がるルートを選択してみた。本来のルートに比べ傾斜がゆるいため、じっくりとススキと富士山を見ながら登れる。こっちをメインのルートにしても良さそうなものだ。
国道へ降りる尾根はメジャーな登山道でない割に、登山道は意外にも明確で目印のテープも抱負だった。地形図に表れている通りのかなりの急下降だが、路面の土が固過ぎず柔らか過ぎずで踏ん張りやすく、思ったほど苦労することなく降りられた。
黒岳山頂で富士山を見ながらの昼食を考えていたが、雲が掛かって残念な状況だった。十里木高原展望台で雲一つない南アルプスと富士山を見られたので、良しとしよう。