新倉山、御殿、霜山、天上山(嘯山)

新倉山 1,180.2m 御殿 1,184m 霜山 1,301.7m 天上山(嘯山 うそぶきやま1,139m

 山行情報

山行日       2023年3月15日(水) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/御坂山地

アクセス/出発地  車/新倉山浅間公園P2から周回

行程詳細      新倉山浅間公園P2(7:45-8:35)→ 表参道入口(8:38)→ 新倉富士浅間神社(8:40-8:42)→
          新倉山浅間公園(8:47-8:51)→ ふじみ尾垂山トレイルコースB−8分岐(8:57)→ 新倉山アヤメ群生地(9:00)→
          ゴンゴン石(9:16)→ 新倉山山頂(9:29)→ 御殿山頂(9:33-9:45)→ 霜山山頂(10:25-10:35)→
          湖畔分岐(10:58)→ 天上山(嘯山)山頂(11:20-11:31)→ 天上山展望台(11:35-11:42)→
          天上山(嘯山)山頂(11:46-11:51)→ 天上山登山口(12:03)→ 河口湖線57号鉄塔(12:09)→
          森ノ山山頂(12:14)→ 礼ヶ岳山頂(12:19-12:59)→ 礼ヶ岳登山口(13:04)→ 新倉山浅間公園P2(13:32)

所要時間/距離   行動時間:3時間26分 休憩時間:1時間31分 合計:4時間57分/11.1km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:45 新倉山浅間公園P2に到着(写真)。

キャンピングカーが1台駐車中。
トイレがなく、新倉富士浅間神社下の駐車場まで行った(5分ほど)。こちらもこの時間はそれほど駐車中の車はない。

8:35 新倉山浅間公園P2を出発。

駐車場を出て北上し中央道の高架をくぐると、十字路の右角に表参道の石段が見える。

8:38 表参道入口に到着(写真)。

石段を上がるとすぐにコーンとロープが張られ通行止めに。。。仕方なく車道に出るが、すぐに右に入り坂道を上がる。

8:40 新倉富士浅間神社に到着(写真)。参拝。

登山の安全を祈願する。

8:42 新倉富士浅間神社を出発。

表参道から続く石段に入る。さくや姫階段と言うようだ。長く終わりの見えない石段(写真)が続くが、登り始めて5分ほどで新倉山浅間公園のシンボル五重の塔(忠霊塔)が見えてくる。

富士山と五重の塔

8:47 新倉山浅間公園に到着(写真上)。小休止。

多くの観光客のいる背後の展望デッキに上がる。雲1つない青空に浮かぶ富士山と五重の塔のコラボ(写真下)を堪能する。ここに桜があればパーフェクトだが、半月早い。


8:51 新倉山浅間公園を出発。

土留めの階段に入り、「ゴンゴン石30分・御殿50分」の道標(写真上)を見て登る。

富士パノラマ台の東屋、ふじみ尾垂山トレイルコースB−8分岐(写真上)を過ぎると、ほどなく青いベンチのある平坦地に着く。ここがアヤメ群生地(写真下)で、ネットで囲まれ保護されている。奥に見える白い杭のところが三角点だろう。



短いゆるやかな尾根道から急登に変わり、しばらくしてゴンゴン石(写真)に出る。頭くらいの穴が開いた大岩と小さな鳥居があり、新倉山浅間公園にあった案内図によると、この穴に頭を入れるとゴーゴーと風のうなり音が聞こえるらしい。


この先も急登が続き、ゆるむとふじみ尾垂山トレイルコースC−9分岐に出る。
そのすぐ先には朽ちかけた鉄塔があり、道標には「テレビ塔」と記されている。

さらにわずかで新倉山山頂(写真)に着くが、山頂標識がなければそれとは気付かないだろう。さらっとスルーして先に進み、ひと登りで御殿山頂に着く。

9:33 御殿山頂に到着(写真右上)。小休止。

道標を兼ねる山頂標識(写真右下)や丸太作りのベンチなどがある。
南側の展望デッキ風の場所からは富士山、東側からは今倉山や倉見山、御正体山、鹿留山、杓子山などの道志山塊を一望する(写真下)。

中央にはネットで保護されたキクバオウレンが咲いている。

富士山 道志山塊 キクバオウレン

9:45 御殿山頂を出発。

いきなりロープの張られた急下降(写真)からなだらかなピークを越え、ゆるやかに下り鞍部に降り立つ。分岐になっているが、左を指す標識には名称が記されていない。行くなってことか???


ゆるやかな登り返しからロープの張られた岩混じりの急登(写真上)が続き、三ッ峠山からの主尾根(写真下)に乗り左へすぐで左に見える山頂への道に入る。

10:25 霜山山頂に到着(写真)。小休止。

手作りの山頂標識と三角点がある。潅木に囲まれ展望は良くない。

10:35 霜山山頂を出発。

抉れた道を交えてひたすら下る。
左に作業道を分けると、P1234の東南斜面のトラバース道(写真)が続く。


しばらくして尾根に乗り返したところで湖畔分岐を過ぎ、ほどなく林道西川新倉線を横切る(写真)。

右の林の合間に河口湖を見ながら進み、土留めの階段からいつの間にかP1151を越える。おだやかな尾根道から天上山を右に巻く道を見送り(写真)、ひと登りで山頂に立つ。

富士山

11:20 天上山(嘯山)山頂に到着(写真上)。小休止。

小広い山頂には山頂標識や三角点、小御嶽神社の石柱と祠、ベンチがある。
ロープウェイ駅が近いせいか、観光客ばかり。
南側の一部が開け富士山(写真下)が見られる。

11:31 天上山(嘯山)山頂を出発。

時間があるので展望台に行ってみる。途中で巻き道が合わさる。

富士山
御坂山地

11:35 天上山展望台に到着(写真上)。小休止。

正式名称は「武田信玄の戦国広場絶景やぐら」で、武田信玄の陣屋をイメージしているようだ。囲いの中には顔出しパネルもある。
展望台に上がると富士山(写真中)を始め、足和田山や御坂山地(鬼ヶ岳、節刀ヶ岳、十二ヶ岳など)、河口湖(写真下)を一望する。


11:42 天上山展望台を出発。

山頂に戻る。

11:46 天上山(嘯山)山頂に到着。小休止。

偶然か時間的なことか、誰もいない。ノンビリと記念撮影(写真)。

11:51 天上山(嘯山)山頂を出発。

富士山の見える側に降り、南の尾根に乗る。すぐに左に外し東南の尾根に乗る(写真)が、徐々に元の尾根に戻るようトラバース気味に下って行く。

やがて眼下に林道が見えると、ロープの張られた崖状の場所から天上山登山口に降り立つ(写真)。
すぐ右の林道三差路を左に取り、ゲート先のガードレールの間を右に入り南側の尾根に乗る。林道ができる前は、天上山からひと続きの尾根だったのだろう。

ゆるやかな下りから途中の河口湖線57号鉄塔をくぐり、鞍部からひと登りで森ノ山山頂(写真)に着く。何の変哲もない小ピークで山頂標識がなければ、気にも留めず通過してしまうだろう。

そのままおだやかに尾根をたどり、直下を短く急登し礼ヶ岳山頂に飛び出す。

12:19 礼ヶ岳山頂に到着(写真)。昼食。

三角点はあるものの、ここも森ノ山山頂同様でただの小ピークでしかない。山頂は狭いため、東南側の尾根を少し降りたところで昼食を取る。

富士山とジェットコースター

12:59 礼ヶ岳山頂を出発。

南側に富士山と富士急ハイランドのジェットコースターのコラボ(写真上)を見ながら、西側に延びる尾根を下る。
5分ほどで道標も何もない礼ヶ岳登山口に降り立つ(写真下)。

車道を進み中央道高架をくぐり、「おひめ坂通り」をひたすら歩く。富士急行の踏切に行き当たり、左折から三差路を右に入ればほどなく駐車場に着く。

13:32 新倉山浅間公園P2に到着。

駐車場前に誘導員が立っている(写真)ので、に入ってみるとぼほぼ満車になっていた。こんな平日に何かあるのだろうか?


 感想

道標しっかり、危険なし、で全行程まったく問題ない。

地形図通りで、霜山山頂までは急登が続き、その後はおだやかな尾根歩きを楽しめた。
そして、天候に恵まれ素晴らしい富士山が見られ、これだけでも大満足だった!!



平日にもかかわらず、展望デッキのある忠霊塔や嘯山山頂、天上山展望台は観光客で賑わっていた。登山者姿ではちょっと居心地が悪かった😅💦。