甘利山、千頭星山
2023.10.02
甘利山 1,731m 千頭星山 2,138.8m
◎ 山行情報
山行日 2023年9月29日(金) 曇りのち晴れ
山頂所在地/山域 山梨県/南アルプス深南部
アクセス/出発地 車/椹池駐車場から周回
行程詳細 椹池駐車場(7:40-8:00)→ 南甘利山山頂(9:08-9:15)→ 大笹池(9:36-9:40)→ 大笹池分岐(10:09)→
奥甘利山山頂(10:29-10:36)→ 御所山・青木鉱泉分岐(11:13)→ 千頭星山山頂(11:36-11:44)→
御所山・青木鉱泉分岐(12:02)→ 奥甘利山山頂(12:32-13:05)→ 甘利山山頂(13:27-13:42)→
甘利山駐車場(13:55)→ 椹池駐車場(14:37)
所要時間/距離 行動時間:5時間23分 休憩時間:1時間14分 合計:6時間37分/14km
服装/装備 半袖シャツ、アンダーシャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:40 椹池駐車場に到着(写真)。
先着1台。ただ、椹池湖畔にテントが張られているので、そのキャンパーのようだ。
山荘の裏にトイレがあるが、ちょっと使いたくないなあ😔という感じ。。。
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8:00 椹池駐車場を出発。
山荘横の何ともユニークな登山道入口(写真上)を入ると、すぐに分岐(写真下)がある。右はグリーンロッジ・甘利山駐車場経由、左は南甘利山・大笹池経由で、どちらでも甘利山に行けるが、今回は左に道を取る。
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すぐに椹池からの道と合わさり、山腹をトラバース気味に進み、尾根上の分岐(写真)を左へゆるやかに下って行く。
道標はないが、右は侵入しないよう通行止めの木材が置かれている。
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左下の涸れた沢にいくつか堰堤が見ると、ほどなく沢(写真)を横切り向いの尾根に取り付く。
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再び山腹をたどり小尾根を乗り越すと、しばらくしてP1430との鞍部で右に回り込み(写真)、南甘利山からの尾根に乗る。
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下生えの笹道の急登(写真)をときどき息を整えながら登り、鞍部から20分ほどで少しゆるんだところでゆるやかに左へカーブして行く。
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隠れピーク越えから分岐(写真)で甘利山への道を右に分ければ、ほどなく露岩の先の南甘利山山頂に着く。
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9:08 南甘利山山頂に到着(写真)。小休止。
尾根上のちょっと小高い場所って感じで、標識がなければ山頂とは気付かないだろう。 木立に囲まれ展望はない。
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9:15 南甘利山山頂を出発。
規制ロープの張られた尾根(写真)を急下降する。沢を挟んで西側の尾根を乗り越し、再び規制ロープの張られた小尾根を急下降する。
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鞍部の丁字路(写真上)で道標を確認して右に進み、再び丁字路(写真下)で左の大笹池への道をゆるやかに下る。
写真上の左の清良平って何処だろう?
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9:36 大笹池に到着(写真)。小休止。
何の変哲もない池だが、良く見るとあちこちでポコポコと地下水が湧き上がっている。
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9:40 大笹池を出発。
分岐まで戻り直進する。 下生えのゆるやかな笹道が続くが、次第に傾斜を増し、急斜面を折り返して登るようになる(写真)。さらに上部は笹が濃く高くなり、ちょっと歩き難い。 再び笹の背が低くなり傾斜がゆるむと、ポンと稜線上の分岐に飛び出す。
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10:09 大笹池分岐に到着(写真上)。
左の千頭星山への道を取り、笹の間をゆるやかに登る。 すぐに傾斜が増し、10分ほどの急登から分岐(写真下)に出て、右へひと登りで奥甘利山山頂に着く。
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10:29 奥甘利山山頂に到着(写真)。小休止。
山頂標識の立つ南東側が開けているが、一面のガスで何も見えない。
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10:36 奥甘利山山頂を出発。
分岐まで戻り右にゆるやかに下る。 鞍部を過ぎ、急登から隠れピークを左に巻いて鞍部に乗り、さらに短い急登からしばらくなだらかな道が続く。 再び短い急登から御所山・青木鉱泉分岐(写真)に着く。
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千頭星山ヘの道を進むと、気持ち良い笹の稜線から広々とした笹原(写真)に出る。 さらにゆるやかな道が続き、山頂直下で左に巻くと、短い急登からポンと千頭星山山頂に飛び出す。
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11:36 千頭星山山頂に到着(写真)。小休止。
木立に囲まれている上、ガスに包まれ展望はまったくない。
先着の登山者2人が休憩中だ。
この先の鳳凰山展望所で鳳凰山を見るつもりだったが、このガスの状況を考え断念することにした。
11:44 千頭星山山頂を出発。
往路を戻る。
途中から東側のガスが取れ始め、青空が覗く。決断を早まったかと振り返るが、千頭星山あたりはまだガスに覆われている。
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12:32 奥甘利山山頂に到着(写真)。昼食。
ガスが取れ南アルプス市街は見えているものの、その先の御坂山地は雲に覆われまったく見えない。
休憩していた1組の登山者が下山したため、1人ノンビリと昼食を取る。
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13:05 奥甘利山山頂を出発。
往路を下る。
午前中はガスに隠れていた甘利山山頂(写真)を見ながら下って行く。
大笹池分岐からはゆるやかな笹道を登る。
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13:27 甘利山山頂に到着(写真上)。小休止。
誰もいない山頂でノンビリする。花の季節も終わりだから、こんなものだろう。
山頂標識(写真中)の雰囲気がちょっと変わっている!? 北東に金ヶ岳や茅ヶ岳、曲岳、黒富士などが見えているが、その奥の金峰山は雲の中だ(写真下)。他には櫛形山が見えるが、肝心の富士山は完全に雲に覆われ、影も形もない。
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13:42 甘利山山頂を出発。
わずかにヤマハハコやハナイカリ、ノコンギクなどが咲くお花畑の木道を進む(写真)。
分岐を東屋側の道を下り、つつじ苑横から甘利山駐車場前に降り立つ。
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13:55 甘利山駐車場に到着(写真上)。
駐車場入口右の椹池への登山道に入り(写真下)、笹道をゆるやかに下って行く。
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途中林道を2回横切り、車道(写真上)に降り立つ。すぐに登山道に入るが、この先何度か車道と交互する。 登山道の入口には道標がなく、目印のテープがあるだけで、わかり難い場所(写真下)があり注意が必要だ。特にP1306では明確な踏み跡が延びる尾根方向に引き込まれそうになる。
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最後は林道から文字が消え掛かった黄色の道標(写真)を入れば、ほどなく朝の分岐に出る。
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14:37 椹池駐車場に到着(写真)。
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◎ 感想
2009年と2017年の花の時季に甘利山駐車場から登っている。
今回は花ではなく訪れていない椹池から南甘利山や大笹池、鳳凰山展望所を目的にルートを計画した。
南甘利山への登りと大笹池からの登りは、地形図に画かれた通りの急登で、その後の御所山・青木鉱泉分岐までの緩急の登りと相まって、なかなか歩き応えがあった。
甘利山駐車場から椹池までは何度も車道と交わるが、道標はほとんどなく登山道への入口がわかり難い。
この日は午前中はずっとガスが掛かり展望は望めず、千頭星山山頂の雰囲気から鳳凰山展望所は諦めた。いつかはリベンジしたいが。。。
ガスの取れた午後も山並みには雲が掛かり、ちょっと残念な結果に。。。
代わりに、ヤマハハコやハナイカリ、ノコンギク、トリカブトなど、期待してなかった花が見られたので良しとしよう。