矢筈山 816m
◎ 山行情報
山行日 2022年11月12日(土) 晴れ
山頂所在地/山域 静岡県/伊豆半島
アクセス/出発地 車/鹿路庭峠路肩から周回
行程詳細 鹿路庭峠路肩(9:50-9:58)→ 沼地(10:12)→ 鞍部分岐(10:30)→ 炭焼き跡(10:52)→
矢筈山山頂(11:08-11:25)→ 南西ピーク(11:44-12:04)→ 炭焼き跡(12:17)→ 鞍部分岐(12:35-12:40)→
孔ノ山(P660)山頂(13:02-13:14)→ 往路出合(13:39)→ 鹿路庭峠路肩(13:50)
所要時間/距離 行動時間:2時間58分 休憩時間:54分 合計:3時間52分/5.5km
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
9:50 鹿路庭峠路肩に到着(写真)。
先着2台。 朝食は自宅で取ってきたので、早々に準備に掛かる。
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9:58 鹿路庭峠路肩を出発。
登山口は電柱の横(写真)。踏み跡があるだけで、道標や目印はない。
尾根沿いに道が延びる。ところどころ崩壊気味ではあるが、危険を感じるほどでもない。
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いったん尾根上に出るが、すぐ左に外す。よく見ると、尾根上にもうっすらと踏み跡が見える(写真)。2010年は、ここから尾根上をたどったはず。
ピンクテープを拾いながらトラバース気味に進むと、ほどなく沼地に出る。
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10:12 沼地に到着(写真)。
沼地?ヌタ場?どっちだろう?
突っ切ることはできそうもないので、右から回り込む。
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P660との鞍部を進み、広い低地の林に降り立つ(写真上)。火口跡だろうか??? 北側の縁を進み、低地の東端でP660と矢筈山の鞍部に上がる(写真下)。
5分ほどで幾つもの赤い布やピンクテープが付けられた場所に着く。
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10:30 鞍部分岐に到着(写真上)。
よく見ると右前方に道標(写真中)が見えるが、直進方向にもピンクテープがあるため通り過ぎてしまいそうだ。 右に進むと山頂と書かれた道標(写真中)があり、すぐ先には2010年のときも見掛けた楕円の板(写真下)がある。今は朽ちて何が書かれているかわからない。
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踏み跡とピンクテープなどの目印を拾いながら登る(写真)が、トラバース気味からジグザグの登りとなる。再びトラバース気味から右へと折り返し、急な登りが続く。
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10:52 炭焼き跡に到着(写真上)。
ここは覚えていた。
左に折返し、山頂を示す道標や新旧のピンクテープを拾いながら苔生した岩場(写真下)をたどる。南北のピークの鞍部から右へひと登りで山頂に立つ。
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大室山 |
11:08 矢筈山山頂に到着(写真上)。小休止。
先着3名が昼食中だ。 見覚えのある山頂標識(写真中)が境界杭にテープ止めされている。 山頂はかなり狭く展望はまったくないが、北側の岩場から初島や伊東市街、小室山、大室山(写真下)などを一望する。
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11:25 矢筈山山頂を出発。
鞍部から西に進み、矢筈山の西側を南西に下る(写真)。踏み跡や道標はおろか目印もないためコンパスで進行方向を確定し、GPSで方向があっているか確認する。
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何とか目標の鞍部(写真)に降り立ち、南西側のピークを目指して登り返す。苔生したゴロ岩を縫って登る。
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11:44 南西ピークに到着(写真)。小休止。
ピークのはずだが何もない。
早々に下ろうと岩場を降りようとしたら、手を掛けた直径1mほどの岩が転がり落ち体に当たった。左の手首から指と右足アキレス腱あたりを擦り剥いたが、特に手首からは出血したためばんそうこうで手当てする。
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12:04 南西ピークを出発。
ピークを北側に横切るように進み、下り始めると間もなく古いテープ(写真上)を見つけた。目印はこの古いテープただ1つ。コンパス頼りで下って行く。 無事往路の炭焼き跡(写真下)に出た。ここからは往路を下るだけ。
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12:35 鞍部分岐に到着。小休止。
太いモミの木(写真)のあたりで一息入れる。2010年はここからP660に取り付いたので、今回もその予定だ。
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12:40 鞍部分岐を出発。
木のすぐ後から取り付き岩を縫って登る(写真)。とにかく北へ北へと登り、岩などの障害物があれば迂回する。さいわい藪がないためそれほど苦労せずに登れる。
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7〜8分でやや開けた平坦地に出ると、ここにも炭焼き跡(写真)があった。前方に2つの岩峰が見えるが、左が目指すP660だ。峰状の岩場を左側から回り込んで、ひと登りでP660に着く。
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13:02 孔ノ山(P660)山頂に到着(写真)。昼食。
思いがけず手作りの山頂標識があった。やはり展望はないが、露岩に腰掛けて昼食を取る。
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13:14 孔ノ山(P660)山頂を出発。
P660の東から北へと回り込む(写真)。
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ここも火口っぽい。北西にある崖に方向に進み、炭焼き跡あたりで北に向かい、切れ落ちた崖を左に見て右に降りて行く(写真)。
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短い急下降からゆるみ始めると、眼下に往路(写真)が見えほどなく降り立つ。
往路を戻る。
13:50 鹿路庭峠路肩に到着。
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◎ 感想
2010年はコンパスと地形図で歩いたため、何処をどう歩いたのか。。。それをはっきりさせるため、GPSでログ取りをしながら歩きなおした。
鹿路庭峠から矢筈山まではピンクテープなどの目印が豊富で迷うことはない。2010年もほとんど同じルートをたどったと思う。
矢筈山手前でピンクテープを付けている方に出会った。
矢筈山〜南西のピーク〜炭焼き跡と山頂分岐〜P660〜往路は目印はない。特に確認したかった矢筈山山頂から南西のピークそしてP660ヘは、目印が皆無でルーファイしながらなので、まったく違ったルートになったと思う。もう一度歩いたら、同じルートで歩けるかと言えば、多分無理。最低限コンパスと地形図が必須。GPSがあればなお良い。
ただ、急斜面やゴロゴロ岩はあったが、木々が疎らで遮られる藪がないため、見通しが利き比較的ルートが取りやすかった。
展望は矢筈山山頂の岩場からだけ。相模湾に浮かぶ初島や伊東市街、小室山、大室山などを一望する。
わずか4時間の山行だったが、120%の大満足!!