高天神山、楞厳寺山

高天神山 132m 楞厳寺山 (りょうごんじやま)220.9m

 山行情報

山行日       2022年11月5日(土) 晴れ

山頂所在地/山域  静岡県/東海

アクセス/出発地  車/高天神城跡北口駐車場から周回

行程詳細      高天神城跡北口駐車場(9:15-9:25)→ 本丸跡(9:38-9:43)→ 高天神山山頂(9:45-9:51)→ 三の丸(9:55-9:58)→
          高天神社(10:04-10:07)→ 楞厳地山山頂(10:45-11:30)→ 萩原峠登山道入口(11:44)→
          高天神城跡北口駐車場(12:09)

所要時間/距離   行動時間:1時間42分 休憩時間:1時間2分 合計:2時間44分/5.7km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

9:15 高天神城址北口駐車場に到着(写真)。

北口駐車場は6箇所あり、かなり多く停められます。トイレあり。

写真は奥の高台からの俯瞰。

9:25 高天神城址北口駐車場を出発。

駐車場を出て数分で搦手門址の鳥居(写真上)をくぐり、分かり易い高天神城址の簡易図(写真下)を確認して先に進む。

鳥居の手前にはさらに簡略化した「高天神案内図」や立体図の「高天神城想像図」もある。

すぐに石段(写真上)が始まるが、それほどの傾斜でもなく気持ち良く上がるはずなのに、意外と長くて足に堪える。折り返すと三ケ月井戸の標柱がある。矢印の方向は崖で行けない。不思議に思って良く見ると、傍らに三ケ月型の水溜りがあり、金魚が泳いでいる(写真下)。これのこと?井戸じゃないだろう!!


登り切った突き当たり(写真上)を左に進み、すぐに道標に従って左に上がる(写真下)。


的場曲輪址(写真)を抜け、ゆるやかにひと登りで本丸址に飛び出す。

9:38 本丸址に到着(写真)。小休止。

雑草が生い茂った真ん中に標柱と説明板がある。

9:43 本丸址を出発。

すぐ先の御前曲輪址に出る。

9:45 高天神山山頂に到着。小休止。

御前曲輪址の顔ハメ看板が目立つ(写真上)。
この背後に元天神社の祠(写真中)があり、その横に手作りの山頂標識(写真下)がある。これ以外山頂を示すものはなかった。

9:51 高天神山山頂を出発。

元天神社の標柱から階段を降り、突き当たりを左に進む。ゆるやかな下りから大手門址への道との分岐を過ぎると、三の丸に下り立つ。

9:55 三の丸に到着(写真)。小休止。

かわやと大きな東屋がある。

9:58 三の丸を出発。

往路を戻り、先ほど御前曲輪址から降りた突き当たりを直進する。さらに、北口駐車場から上がった突き当たりも直進し、井戸曲輪址から石段を上がる。

10:04 高天神社に到着(写真)。参拝。
思いの外大きく立派な本堂だ。登山の無事を祈願する。

10:07 高天神社を出発。

左横を抜けるとまたしても草ボウボウの馬場平(写真上)に出る。東屋があり、傍らの説明板によると、この先は尾根続きの難所で「犬戻り猿戻り」と言うようだ。

説明板の横から「犬戻り猿戻り」に入る(写真下)。

すぐに説明板にある難所はちょっと大袈裟だとわかる。痩せ尾根の小さなアップダウン(写真上)が続き、ときどき規制ロープの張られた場所(写真下)もあるが、危険と言うほどではない。
地形図にはない2箇所目の分岐を過ぎると、ほどなく楞厳地山山頂に飛び出す。

八高山、粟ヶ岳、千葉山
浜松アクトタワー

10:45 楞厳地山山頂に到着(写真右上)。昼食。
ここには幾つもの山頂標識と三角点、菱形基線測点、方位標(天測点)(写真下)があり、山頂らしい。
北側に八高山や粟ヶ岳、千葉山など(写真右中)、南側に遠州灘や浜松アクトタワー(写真右下)などが見られる。
ちょっと狭いが、丸太のベンチもあり、ここで昼食にして正解だった。

山頂標識 三角点 菱形基線測点 方位標(天測点)

11:30 楞厳地山山頂を出発。

ウバメガシが密生する尾根(写真)をゆるやかに下る。

6分ほどで右からの林道と合わさり(写真)、直進する。右の林道を下っても市道嶺向東大谷線に出る。
再びすぐに尾根道に入ると、ところどころ規制ロープの張られたやや急な下りが続く。

11:44 萩原峠登山道入口に到着(写真上)。

市道嶺向東大谷線を東に進む。途中で林道からの道が右から合わさったり、大城隧道を抜ける。
工場地帯を左に見て歩き、高天神城址入口(写真下)を右に入れば、ほどなく北口駐車場に着く。

12:09 高天神城址北口駐車場。


 感想

登山としてはかなり物足りないが、戦国時代の要衝として重要だった高天神城址の史跡巡りと楞厳地山までの痩せ尾根歩き、そして楞厳地山からの展望と短い行程ながら、見どころ楽しみどころ満載だった。今思えば石窟と二の丸址にも行っておけば完璧だった。
馬場平以降は痩せ尾根が続き、規制ロープが張られた場所もあるが、それ程危険はない。
唯一の難点はクモの巣が酷いこと!!馬場平から楞厳地山までは、終始木の枝で払いながら歩くハメに。。。あまり歩かれていないのだろうか?