京塚山、烏帽子形山
2022.05.12
京塚山 245.1m 烏帽子形山 392.6m
◎ 山行情報
山行日 2022年5月3日(火) 晴れ
山頂所在地/山域 静岡県/東海
アクセス/出発地 車/蓮華寺池第2駐車場から周回
行程詳細 蓮華寺池第2駐車場(7:00-7:50)→ お姫平(8:02)→ 若王子1号墳(8:09-8:14)→
若王子古墳群一覧表(8:16)→ 林道出合(8:50)→ 音羽山清水寺(9:12-9:22)→ 京塚山山頂(9:43-9:53)→
林道入口道標(10:18)→ 林道終点(10:49)→ 三角山山頂(11:01)→ 烏帽子形山山頂(11:20-11:30)→
花倉城跡分岐(11:38)→ 展望所(11:57-12:00)→ 花倉城跡(12:02-12:40)→ 大手口(12:46)→
新東名高架橋(13:24)→ 林道分岐(13:46)→ 林道終点(14:14)→ 時ヶ谷四等三角点(14:20)→
車道出合(14:30)→ 蓮華寺池第2駐車場(14:47)
所要時間/距離 行動時間:5時間41分 休憩時間:1時間16分 合計:6時間57分/21km
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
 |
この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:00 蓮華寺池第2駐車場に到着。
広々とした駐車場。傍らにスターバックスがある。 ちょっと早いので極く近場の周辺を散策してみた。
7:50 蓮華寺池第2駐車場を出発。
蓮華寺池湖畔から登山口の階段(写真)を上がり尾根に乗る。 展望台、お姫平と過ぎ、左の擬木の階段を上がる。 若王子12号墳を過ぎると、展望の良い王子1号墳に着く。
|
8:09 若王子1号墳に到着(写真上)。小休止。
展望台のように、ロンショウや飯間山、潮山、富士山(うっすらと)、高草山、藤枝市街などを一望する(写真中、下)。
|
8:14 若王子1号墳を出発。
富士見平や引き続き古墳群を見ながら進み、若王子古墳群一覧表の立つ右カーブを直進方向のハイキングコースに入る(写真)。
|
あちこちに今が旬のタケノコ(写真)が顔を出す竹林が続く。
なかなか見事なタケノコが。。。
|
茶畑(写真上)を過ぎ林道に出るが、すぐに尾根方向のハイキングコースに入る(写真下)。 竹林を抜けると登山道らしくなり、なだらかなP184を越える。鞍部でいったん林道に出るが、すぐにハイキングコースに戻る。
|
しばらくしてこの日一番の荒れた急登(写真)となり、喘ぎながら5分ほどで林道に飛び出す。
|
菩提山、烏帽子形山、高根山 |
しばらくして菩提山、烏帽子形山、高根山などの展望(写真右)が広がる茶畑を通り、アヤメやノアザミ、ウツギ、アカヤシオ(写真下)などを見ながら進む。 林道合流地点の先を左に入り、音羽山清水寺の境内に出る。
|
9:12 音羽山清水寺に到着(写真上)。小休止。
休憩場で一息入れ、階段上の本堂(写真下)で登山の安全を祈願する。静寂がここが特別な場所であることを教えてくれる。
|
9:22 音羽山清水寺を出発。
林道合流地点まで戻り左に進む(写真)。何箇所か枝道が分かれるが、都度道標が整備され迷うことはない。
|
道が尾根から京塚山を巻くあたりで、もしかしてここが取り付き場所かと思ったが、踏み跡が薄いため先にあると判断して進む。 100mほど進んだところで、しびれを切らして斜面を上がることにした。タイミング良く木に緑のペイントが付けられている(写真)。 密になった竹林をかいくぐって登ること、3分ほどで京塚山山頂に着く。
|
9:43 京塚山山頂に到着(写真上)。小休止。
竹林が一部切り開かれているが、展望はまったくない。 三角点(写真中)はすぐに見つかったが、山頂標識はなかった。っと思ったら、半分に割れた板を発見、それが山頂標識(写真下)だった。無理矢理割れ目を繋ぎ合わせてみると、確かに青い文字で京塚山と書かれている。
|
9:53 京塚山山頂を出発。
東に尾根を下ると、先ほどの取り付き場所と思った地点に降り立った。良く見ると木に白い布切れやピンクテープが付けられていた(写真)。
ここまでは道標が整備されているのに、なぜかここにはない。
|
往路を戻り、助宗分岐で左に入る(写真)。 茶畑から車道に降り、新東名の高架をくぐる。
|
丁字路を右折し、右カーブを直進方向の林道に入る(写真)。ここには烏帽子形山を示す道標が立つ。
|
4分ほどの分岐でハイキングコースの道標に従い右に入る(写真)。当初の予定では350mほど先で右に入るつもりだったが、道標が決め手になった。 急な登りを交えて茶畑の中をダラダラと登り、前方に三角山を見ながら15分ほどで林道終点に着く。
|
10:49 林道終点に到着(写真)。
作業小屋の前から右に上がり尾根に乗る。土留めの階段を交えた急登が続き、喘ぎながら登る。
|
11:01 三角山山頂に到着(写真)。
山頂標識があるが、ピークらしさはない。
|
すぐ先でギンリョウソウ(写真)を見て、ゆるやかに下る。 鞍部からの登り返し始めで巻き道を左に見送り、さらにすぐ先の分岐で右に花倉城跡への道を見送る。
|
ゆるやかな登りから隠れピークを越え、鞍部の分岐(写真)で紺屋村ヘの道を左に見送り、短い急登から烏帽子形山山頂の南側に登り着き、右へすぐで山頂に出る。
|
11:20 烏帽子形山山頂に到着(写真)。小休止。
ベンチとテーブルがあるが、残念ながら狭く展望はない。展望があればここで昼食も考えたが、ちょっと残念だ。
|
11:30 烏帽子形山山頂を出発。
往路を戻り、三角山との中間点あたりの分岐(写真)で、左の花倉城跡への道に入る。 短い急下降から細い尾根をたどり、竹林の中の簡易舗装路を急登する。
|
 |
潮山、藤枝市街 |
11:57 展望所に到着(写真上)。小休止。
潮山から藤枝市街、古墳群や茶畑など朝歩いた尾根を一望する(写真下)。 昼食を取るには申し分のないロケーションだったが、ちょっと風が強く断念する。
12:00 展望所を出発。
すぐに花倉城跡空堀を越え、開けた花倉城跡二の曲輪に出る。
|
12:02 花倉城跡に到着。昼食。
ここは二の曲輪(写真上)になる。日当たりの良いベンチでは先客4人が昼食中のため、ここも諦めすぐ北側の一段高い本曲輪(写真下)に陣取る。林の中で展望は望めないが、ベンチがありノンビリと昼食を取る。
|
12:40 花倉城跡を出発。
二の曲輪の展望方面に下る。すぐにハイキングコース道標があり、川上・西方方面に進む。 5分あまりで花倉城跡の案内板の立つ林道に出る(写真)。ここが大手口だと思われる。
|
林道をたどり、三叉路を右に、さらに三叉路を右の山道(写真)に入る。
道なりに左に行っても、車道歩きが長くなるだけで、新東名の高架手前に行き着く。
|
雑草の道から林道に出て、再び雑草の道から三叉路(写真)に出る。右は尾根西側の花倉、左は尾根東側の下之郷に続くが、ここは左へ下る。
|
5分ほどで車道に出て右折し、新東名の高架手前を右に道を取り(写真)、高架沿いに進む。 変則十字路を左、連続する丁字路を左、右と折れ、ゆるやかに登って行く。
|
交わる林道を右に入り、10分ほどでカーブミラーの立つ右カーブを左の山道に入る(写真)。
|
二又に分かれるモノレールを左にたどる(写真上)と、すぐに踏み跡も目印もない荒れた竹林(写真下)となる。
|
尾根伝いに進み、朽ちた小屋を2軒過ぎるとブルーシートを被ったHONDAの運搬機(写真)に行き合う。GPSを確認すると尾根の方向が違うのでUターン気味に左に折返し、北側の尾根の鞍部へ向かう。
運良く左後方に尾根が見えていた。
|
すぐに3軒目の小屋に行き合い、竹林の痩せ尾根をたどる。放置された茶畑からモノレール沿いを急登(写真上)し、林道終点(写真下)に飛び出しP121.1に向かう。
|
14:20 時ヶ谷四等三角点に到着(写真)。
P121.1あたりで三角点を探すが見つからず諦める。 DoCoMoのアンテナを過ぎ、ひたすら林道をたどる。 車道に出て五叉路を東に取り、丁字路を右に進めば、10分ほどで蓮華寺池第2駐車場に着く。
|
14:47 蓮華寺池第2駐車場に到着(写真)。
親子連れなどの人出で公園は大賑わいで、駐車場はほぼ満車状態になっている。
|
◎ 感想
通常は京塚山、烏帽子形山を別々に登るのだろうが、それではちょっと物足りないので里山のロングトレールとして繋いでみた。ほぼ半分は車道や林道などの舗装路なので20km越えでも時間的には余裕だった。
概ね道標が整備され迷うことはないが、下之郷の林道から時ヶ谷の林道までは踏み跡も目印もほとんどなくルートファインドが必要になる。尾根通しなのでそれほど難しくはないが、HONDAの運搬機に行き合ったら違う尾根に入り込んでいるので注意が必要だ。GPS必携。また、京塚山の正しい取り付き場所は事前に確認していないと見逃してしまいそうだ。
足早に通り過ぎた序盤の古墳群あたりは、もう少しゆっくり見て回りたかった。
清水寺は山深い場所から静かな佇まいで、気持ちが落ち着く。
両山頂からの展望はないが、
古墳群からはロンショウ、飯間山、潮山、高草山、
清水寺手前の林道からは烏帽子形山方面、
花倉城跡手前の展望所からは潮山、藤枝市街、古墳群や茶畑など朝歩いた尾根が見られる。
他にも、何箇所か展望の開ける場所がある。
里山ということで、ソールが柔らかめのトレッキングシューズを履いたが、長い舗装路でも足へのダメージが少なく大正解だった。