安倍城址、杉ノ沢山
2022.12.08
安倍城址 435.2m 杉ノ沢山 410m
◎ 山行情報
山行日 2022年12月4日(日) 晴れ
山頂所在地/山域 静岡県/東海
アクセス/出発地 車/洞慶院駐車場から周回
行程詳細 洞慶院駐車場(7:35-8:17)→ 久住山稜登り口(8:30)→ 安倍安西線No8(8:44)→ 安倍安西線No7(8:58)→
P342(9:57-10:00)→ 久住山稜・高山分岐(10:52)→ 三等三角点内牧村(10:57-11:00)→
久住山稜・高山分岐(11:06)→ 駿河分岐線No21(11:32)→ 西ヶ谷登山口分岐(11:56)→
安倍城址(12:20-13:10)→ 杉ノ沢山山頂(13:25)→ 安倍城跡登り口(14:09)→ 洞慶院(14:10-14:13)→
洞慶院駐車場(14:15)
所要時間/距離 行動時間:4時間59分 休憩時間:59分 合計:5時間58分/10.6km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:35 洞慶院駐車場に到着(写真)。
先着2台。洞慶院を訪れているようだ。 予定外に早く着いてしまい、朝食後洞慶院を散策してみた。
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8:17 洞慶院駐車場を出発。
駐車場北側の水路を越え梅園(写真上)を突っ切る。今月下旬には臘梅が咲き始めるらしい。 東屋の先で車道を横切り、久住谷川沿いの遊歩道(写真下)に入る。そのまま進むと行止りになり少し戻り、石垣の切れ目を上がり林道に入る。
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鬱蒼とした林に入り、すぐに久住谷川支流に架かる橋を渡り、右に進む(写真)と行止りになる。
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8:30 久住山稜登り口に到着。
間違えたかと思ったが、左上に中電作業道の標識が見え、細い踏み跡があった(写真)。
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急斜面を何度か折り返し尾根に乗ると、真っ直ぐな急登(写真上)が続く。モノレールと作業小屋(?)が見えたら、レールを越え右前方上の鉄塔に向かう(写真下)。
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張られたワイヤー頼りにカヤトを掻き分けながら(写真上)尾根を急登するが、伐採地(写真下)を過ぎると傾斜がゆるみ、トラバース気味に右に回り込む。
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SKのサイン(?)が入った道標で主稜線に乗る(写真)。この先この道標に助けられる。 稜線をおだやかにたどるが、P282の少し手前で散乱する枯れ枝を踏みながら登っていて、いきなり右脹脛に激痛が走った。肉離れだった。
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痛みを和らげる歩き方を模索しながらP282(写真)を越える。気付き難いが、このP282の数メートル左で突先山方面の展望が良い。
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密生したシダ(写真)を掻き分けて稜線を登るが、当然踏み跡はなく尾根筋を外さないように登って行く。
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尾根の分岐を左に取りなかなかの急斜面を木に掴まりながら急下降する(写真)。 鞍部に降りると、モノレールが放棄されていた。
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巨木が目立つ登り返しからキレイに積み上げられた石垣(写真)の左を上がって行く。
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9:57 P342に到着(写真)。小休止。
この日初めての休憩を取る。脹脛の痛みはまったく引かない。
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10:00 P342を出発。
脹脛の痛みがなければ、とても気持ち良い稜線歩きが続く。 P326ヘの登りは浮き石が目立ち足に辛い。P326からはゆるやかな登りが続き、いくつかの道標が木に付けられた久住山稜・高山分岐(写真)を左に下れば、5分ほどで三等三角点内牧村に着く。
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11:57 三等三角点内牧村に到着(写真)。小休止。
登山道の途中で、展望はない。
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11:00 三等三角点内牧村を出発。
往路を戻り、分岐を左に下る。ここも気持ち良い稜線が続く(写真上)。ゆるやかな登りに変わり、右にP361への道を分け(写真下)急下降する。
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新東名、安倍川、高山 |
ゆるんでしばらくすると駿河分岐線No21(写真上)で、東側が一部開け新東名、安倍川、高山が見える(写真下)。展望としては安倍城址からが最も良いが、個人的にはここからがベストだと思う。
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通行止めの内牧への道を左に見送る(写真上)と、安倍城址に向けての急登が始まる。10分ほど登ると西ヶ谷登山口分岐(写真下)で、安倍城址まで20分となっている。
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土留め階段の急登(写真上)が続き、登り切った山頂一角(写真下)で右にたどれば、ほどなく安倍城址に飛び出す。
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12:20 安倍城址に到着(写真右上)。昼食。
先客2組が昼食中で、その後も数人が上がってきた。 安倍城跡の標石(写真右中)とその傍らに三角点がある。正確には三等三角点羽島村(写真右下)だ。 設置された温度計を見ると気温は12度あるものの、少し風があり肌寒いためソフトジャケットを羽織り、景色を楽しみながら昼食&コーヒータイム。 東側が大きく開け、頭に雲の掛かった富士山、竜爪山、愛鷹連峰、箱根山、天城山、日本平、静岡市街、安倍川などの大パノラマが広がる(写真下)。
富士山 |
竜爪山、愛鷹連峰、箱根山 |
日本平、賤機山、伊豆半島 |
羽鳥砦跡、静岡市街 |
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13:10 安倍城址を出発。
下り始めはゆるやかだが、すぐにロープが張られた短い急下降(写真上)から急登となり、隠れ小ピークを越える。鞍部で左に巻き道(?)を見送り、再び急登(写真下)し杉ノ沢山に立つ。
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13:25 杉ノ沢山山頂に到着(写真)。
道標があるだけで山頂標識はないので、事前に調べてないとただの通過点。通り過ぎてしまうだろう。 すぐ先にまたまた鉄塔。ほんとに鉄塔だらけだ!!
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5分ほど下ると、道標のない丁字路風の分岐(写真)に出た。地形図ではこのあたりで左に折れているため、それに従って左折する。
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平行するように右に道が見え隠れする。分岐で直進方向の道が同じように左に曲がって延びる道だろう。しばらくしてその道と合わさるが、すぐに股分岐する。 この後も何度か分岐と合流を繰り返し(写真上)、三十三石仏の第一番(写真下)が出てきたら、ほどなく安倍城跡登り口に降り立つ。
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14:09 安倍城跡登り口に到着(写真上)。
紅葉と鐘楼堂(写真下)が目に入る。
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14:10 洞慶院に到着(写真)。参拝。
本堂を参拝。
14:13 洞慶院を出発。
参道の龍門橋を渡り駐車場に向かう。
14:15 洞慶院駐車場に到着。
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◎ 感想
前回(11月22日)のダイラボウの脱水症状に引き続き、今回は右脹脛の肉離れ、しかも出発して1時間足らず。引き返すことも考えたが、安倍安西線No8前後の急坂を下るのなら、騙し騙しで先に進むことを選択。結果的に大事にならず下山出来たが、最良の選択だったかは???
前半の久住山稜は概ね尾根通しなのだが、枯れ枝の散乱や生い茂るシダなどで踏み跡は途切れがちで、SKさん手作りの道標が心強かった。尾根を忠実にたどればルートを外すことはない。
後半は登山道は明瞭で安心して歩ける。杉ノ沢山からの下りは2本の道が何度も分岐・合流を繰り返すが、最後は安倍城址登り口に降りられる。洞慶院から往復するなら、登りと下りで歩き分けると変化があって良いかも知れない。