都留アルプス〜蟻山、白木山、長安寺山、天神山、都留アルプス山、古城山〜

都留アルプス
〜 蟻山 1,224.9m 白木山 1,453.2m 長安寺山 1,476m 天神山 1,453.2m 都留アルプス山 1,476m 古城山 1,476m

 山行情報

山行日       2021年3月27日(土) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/甲信越

アクセス/出発地  車/都留市役所駐車場 都留アルプス東側登山口〜住吉神社登山口

行程詳細      都留市役所駐車場(7:40-7:55)→ 都留アルプス東側登山口(8:08)→ 富士山展望台(8:19-8:21)→
          蟻山山頂(烽火台)(8:34-8:44)→ 白木山山頂(8:52)→ 長安寺山山頂(8:57)→ パノラマ展望台(9:00-9:02)→
          鍛冶屋坂分岐(9:08)→ 天神山(9:15)→ 友愛の森休憩場(9:27-9:30)→ 都留文台分岐(9:40)→
          都留アルプス山山頂(9:53)→ 都留アルプス・文台山分岐(9:58)→ ミツマタ群生地(10:13-10:18)→
          楽山球場分岐(10:24)→ 尾崎山分岐(10:45)→ 古城山山頂(11:02-11:07)→ 住吉神社登山口(11:10)→
          国道139号線(11:26)→ 谷村町駅入口(11:47)→ 都留市役所駐車場(11:55)

所要時間/距離   行動時間:3時間33分 休憩時間:27分 合計:4時間/14.6km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:40 留市役所駐車場に到着(写真)。

道の駅富士吉田で朝食を取ってきたので、早々に準備を始める。
その間に2組の登山者が出発して行った。

7:55 留市役所駐車場を出発。

駐車場を出て県道705線を左折、道なりにたどり国道139号線に出る。横断歩道を渡り右折、30mほどで左の脇道に入り、突き当たりを左へ道なりにたどる。
ひまわり幼稚園の先に発電施設が見えたら、ほどなく都留アルプス東側登山口に着く。

8:08 都留アルプス東側登山口に到着(写真)。

Uターン気味に右に入り、発電施設沿いに折り返して急登する。

満開の桜(写真)が青空に映える。

登山口から10分ほどで、尾根鞍部の分岐(写真)に登り着く。まずは45mほど右の富士山展望台に向かう。

杓子山、富士山、倉見山

8:19 富士山展望台に到着(写真上)。小休止。

こんもりした小ピークで、ヤマレコでは水槽山となっているが、標識は富士山展望台だけ。
南西側が開け、子ノ神、杓子山、尾崎山、富士山、倉見山(写真下)、新倉山、都留市市街を一望する。

8:21 富士山展望台を出発。

鞍部まで戻り直進する。
都留アルプスの道標が立つ小ピーク(写真)を越え、ひと登りで蟻山山頂に立つ。

富士山

8:34 蟻山山頂(烽火台)に到着(写真上)。小休止。

山頂標識(写真中)と烽火台跡の案内板がある。極く狭い山頂は電波塔で占められる。
山頂の一角風の東の尾根を100mほどたどってみたが何もなかった。
展望はまずまずで、御正体山、子ノ神、杓子山、富士山(写真下)を見る。さらに三ッ峠まで見えているが、電波塔が邪魔になる。

8:44 蟻山山頂(烽火台)を出発。

短いロープ場の急下降からゆるむと分岐(写真)で、右に円通院への道を見送る。

穏やかな尾根道が続き、鞍部から鉄塔の横を登り白木山山頂(写真上)に立つ。ここはP654の北東側の小ピークで、山頂標識(写真中)が立つ。
アブラチャン(写真下)が満開だ。

途中でタチツボスミレ(写真上)を見ながら、土留めの急階段から長安寺山山頂(写真中)に登り着く。ここはP654で山頂標識(写真下)がある。
短い下りから分岐の先のパノラマ展望台に着く。

文台山、富士山、倉見山
三ッ峠山

9:00 パノラマ展望台に到着(写真上)。小休止。

南西側が開け、パノラマ展望台の標識(写真上)と都留アルプスの説明板がある。
文台山、子ノ神、杓子山、尾崎山、富士山、倉見山(写真中)、三ッ峠山(写真下)を一望する。
富士山は尾崎山の背後に頭頂部が何とか見える程度だ。

9:02 パノラマ展望台を出発。

分岐から南に延びる尾根下をゆるやかに下り鉄塔に出ると、右に水道橋が見える。
すぐ先の四つ辻の鍛冶屋坂分岐(写真上)に降り立つ。右に水道橋の橋脚(写真下)が見える。
帰宅して知ったのだが、水道橋ピーヤと言うようだ。「ピーヤ」は地元で橋脚の意味だそうで、橋の下で手をたたくと「鳴り龍」が聞けるらしい。たたいてみたかった。。

わずかに登ると、桜が咲く小広い場所に出る。さらに登るとほどなく鉄塔の立つP580(写真上)に立つ。天神山のはずだが、山頂標識が見当たらない。
不思議に思いながら100mほど下ると、天神山山頂標識(写真下)が立っていた。なぜこんな何でもない場所に。。。

笹竹の中をゆるやかに下り、行き当たったフェンスを右へ下ると、わずかで元坂分岐(写真)に降り立つ。
ここも四つ辻で左に水道橋の橋脚、正面の石垣の上に地蔵、右の平地に祠が祀られている。

笹竹の中をゆるやかに登り、分岐を直進して東屋(写真)に出る。
さらにわずかに行くと幾つものベンチが置かれた小広い場所に着く。

9:27 友愛の森休憩場に到着(写真)。小休止。

ベンチがあるだけで、展望が良い訳でもないが一息入れる。

三ッ峠山、本社ヶ丸、鶴ヶ鳥屋山
滝子山、ハマイバ丸、雁ヶ腹摺山

9:30 友愛の森休憩場を出発。

ゆるやかな登りから右が広く伐採された場所(写真上)に出る。
展望も大きく広がり、三ッ峠山、本社ヶ丸、鶴ヶ鳥屋山(写真中)、滝子山、大谷ヶ丸、ハマイバ丸、白谷ノ丸、雁ヶ腹摺山、高川山(写真下)などを一望する。

少し先で2本のヤマザクラ(写真)が満開だ。

すぐ先のベンチやテーブルのある都留文大分岐(写真上)を過ぎると、ほどなく都留アルプス山山頂(写真中)に着く。なんともストレートな名前。都留アルプスの最高峰だが、山頂標識(写真下)があるものの山頂らしさはない。

ゆるやかな下りから登りにかかるところで都留アルプス・文台山分岐(写真)に着く。
尾根は直進方向でP895を経由して、文台山(P1198.7)へと続く。

右に道を取り山腹を巻くようにたどるが、ほとんど平坦(写真)で山腹という感じがしない。

楽山公園分岐を直進し、涸れて岩がゴロゴロする沢を越える。さらに倒木を跨いで沢に降り、沢沿いをたどり尾根上の2箇所目の楽山公園分岐(写真)に出る。
左上にミツマタ群生地がある。

10:13 ミツマタ群生地に到着(写真上、中、下)。小休止。

ちょうど満開の時期に当たったようで、期待以上の群生にしばし見入る。わずかな香ばしいような香りに浸りながら写真を撮る。

10:18 ミツマタ群生地を出発。

少しして右に楽山球場が見えてくると、ほどなく楽山球場への分岐がある尾根を乗り越す。
西側の沢を越え、さらに西側のやまびこ競技場への分岐のある尾根を乗り越し、沢を遡上(写真)するようにたどる。

10分ほどで南北に延びる尾根を乗り越し(写真上)、トラバース気味にたどりP697上で尾崎山への道を分ける(写真下)。

しばらく北から西へと延びる尾根をゆるやかに下り、標高585mあたりで左へ折返し沢へと降りて行く(写真)。

水路状の沢を越えると開けた場所となり、登り返しから鉄塔横を短く急登(写真)すると、ほどなく古城山に出る。

11:02 古城山山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂標識(写真中)のある場所は、林に囲まれ展望はほとんどない。すぐ先に住吉神社があり、傍らの祠の中に丸い石(写真下)が置かれている。御神体だろうか?
ここで昼食を考えていたが、適当な場所がなく諦める。

11:07 古城山山頂を出発。

鳥居を潜りフェンスを抜けると、ほどなく石仏などが祀られた住吉神社登山口に降り立つ。

11:10 住吉神社登山口に到着(写真上)。

住宅内の道路から鹿留橋に架かる古渡橋(写真下)を渡り右折する。交差点を右折し蒼竜峡団地前に出て、2本目の道を右に入る。
団地を抜けて踏み切りを越え、国道139号線に出る。

国道を歩き20分ほどで谷村町駅への道に入る(写真)。

11:55 留市役所駐車場に到着(写真)。

ずいぶん多くの車が駐車している。みんな登山者ってこともないだろうが。。。


 感想

文台山の情報を調べていて、都留アルプスの存在知った。すっかり春らしくなり、満を持して(?)挑戦することに。。。
平日の駐車場所に難点があり、休日に開放される都留市役所を利用することにした。登山口・下山口近くの富士急の駅には駐車場がないので、何処に駐車するかが最大の懸案事項だった。
東側登山口からは発電所脇のいきなりの急登だが、満開の桜に癒されながらアッという間に登り切る。10分ほどと短いながら、ここが一番の難所だ。
アルプスという呼び名がついているが、全体に穏やかな尾根道が続き、日溜まりハイクという感じだろうか。
展望は都留文台分岐までの前半だけだが、富士山や道志山塊、三ッ峠山を始めとした御坂山地、大菩薩連嶺などが見られる。ただ、富士山を目的にすると、山頂部しか見られないので、ちょっとがっかりするかも知れない。
後半の目玉は何と言ってもミツマタだろう。これほどの群生は初めて見た。
また、沢越え、山腹のトラバース、尾根の乗り越しなど、前半が尾根通しなのとは打って変わって、変化のあるルートを楽しめる。
途中に何箇所もエスケープルートもあるので、家族連れや初心者も安心して歩けるだろう。