仙洞寺山、茨菰山、南山
2022.01.12
仙洞寺山 583m 茨菰山 511m 南山 544m
◎ 山行情報
山行日 2021年12月19日(日) 晴れ
山頂所在地/山域 神奈川県/丹沢山地
アクセス/出発地 車/道志川公園駐車場から周回
行程詳細 道志川公園駐車場(6:45-7:05)→ 青山親水公園登り口(7:20)→ 仙洞寺林道入口(7:39)→ P482(8:13)→
フォレスト21相模の森(8:17-8:22)→ 囲山山頂(8:31)→ 仙洞寺山山頂(8:41-8:48)→ 山ノ神沢ノ頭山頂(9:12)→
ババ山山頂(9:22-9:25)→ 三角山分岐(9:28)→ 三角山山頂(9:34-9:44)→ 三角山分岐(9:51)→
林道ゲート(10:04)→ 茨菰山山頂(10:30-10:35)→ 鳥居原ふれあいの館(11:16)→ 権現平・南山登山口(11:21)→
鳥屋越(11:49)→ 権現平(12:01-12:41)→ 南山山頂(12:58-13:18)→ 南山分岐(13:21)→
南山こもれびの路入口(13:38-13:42)→ 国道412号線(13:57)→ 中央小学校入口(14:28)→
青山親水公園登り口(14:36)→ 道志川公園駐車場(14:49)
所要時間/距離 行動時間:6時間10分 休憩時間:1時間34分 合計:7時間44分/24.4km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖山シャツ、長袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
6:45 道志川公園駐車場に到着(写真)。
青山親水公園の開門が8時と勘違いし、青山交差点付近で6時半過ぎだったため道志川公園へ。 はたしてここは公園なんだろうか?地元民の川遊びスポットらしいが、公園らしさはまったくない。
7:05 道志川公園駐車場を出発。
走ってきた道を戻り、三叉路を左に入り道なりに進む。 三太旅館の手作り風の看板の前が登り口になる。
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7:20 青山親水公園登り口に到着(写真)。
青山親水公園の駐車場は開いていた。それもそのはず、開門は7時だった。 入口を示す道標などはない。
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斜面に取り付き、折り返して登る。 5分ほどで登り切り、右に道なりで国道413号線の中央小学校入口の交差点(写真)を右折する。 青山交差点を渡り、250mほどで右奥に八坂神社の鳥居が見えたら、その先の脇道が仙洞寺林道になる。
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7:39 仙洞寺林道入口に到着。
閉じているゲート(写真上)を抜け(歩行者の通行は可能)、林道を10数分歩き、3つ目のヘアピンカーブから尾根に取り付く。木の赤ペンキが目印になる(写真下)。 取り付くと右の斜面に明確な踏み跡があるが、惑わされず細い尾根を急登する。
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概ね藪漕ぎ(写真)で、踏み跡も目印もないが、尾根通しに登って行く。 5分ほどで左から林道が合わさるが、無視して潅木の煩い尾根を急登する。まれにピンクテープが出てくると安心するが、当てにできない。
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2回ほど踏み跡に引っ張られ、尾根を外し気味になるのをリカバーしながらP482(写真)に登り着く。何本かピンクテープはあるが、標識などはない。 右へゆるやかに下ると、ほどなく林道に降り立つ。
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8:17 フォレスト21相模の森に到着(写真)。小休止。
テントの張られたテーブルとベンチがあり、正面の一段上に管理等だろうか小屋がある。
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8:22 フォレスト21相模の森を出発。
正面の尾根に取り付く。 おだやかな尾根道をたどり、10分ほどで囲山(写真)に登り着く。ここはP541で、林に囲まれ展望はない。手作り感満載の山頂標識がある。
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短く下り、ほとんど平坦な道から明確な登りに変わり、道を塞ぐ倒木(写真)を抜けると仙洞寺山山頂に着く。
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8:41 仙洞寺山山頂に到着(写真上)。小休止。
まったくピーク感がなく、うっかりするとささやかな手作りの山頂標識(写真下)も見逃しそうだ。ここも林に囲まれ展望はない。
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8:48 仙洞寺山山頂を出発。
ピンクテープに導かれて踏み跡のない南西の尾根に入る(写真上)。しばらくすると尾根は狭くなり(写真下)、目印がなくても問題なく尾根をたどれる。
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再び広くゆるやかな尾根に変わり、ピンクテープに導かれて下ると、ほどなく林道を横切る(写真)。林道がなければ尾根続きだったのか?
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ゆるやかな登りから尾根通りに左にカーブし、境界杭(写真)のところで右に折れる。
直進方向にも薄いながら踏み跡が見えるので、注意が必要だろう。
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木に掴まらないと転げ落ちそうな急下降(写真)が続いた後、鞍部からはゆるやかに登り返す。
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登り着いた山ノ神沢ノ頭(P415)は、山名が書かれたテープ(写真)が木に巻かれているだけと寂しい。 短い下りからやや荒れ気味の尾根を登り返す。
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途中から手摺りが出てくると、急な階段の登り(写真)となる。どうやら参道のようで途中に鳥居がある。
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9:22 ババ山に到着(写真上)。小休止。
極く狭い山頂を社が占め、傍らに新旧3つの石碑が祀られている。 中はキレイで4つの大権現などが祀られている(写真下)。
9:25 ババ山山頂を出発。
鞍部の鉄塔をくぐり、短い岩場を越える。
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9:34 三角山頂に到着(写真上)。小休止。
南北に細長い山頂で、南側には相模原市防災無線の中継塔(写真上)が建ち、手作りの山頂標識(写真中)と三角点(写真下)がある。 北側にはTVKテレビのアンテナが建つ。 いずれも潅木が煩くて、展望は良くない。
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9:44 三角山山頂を出発。
鞍部の鉄塔先の分岐(写真上)を右に入る。折返しの急下降からゆるみ、しばらくして丁字路を右折すると、ほどなく県道64号線に降り立つ。 正面の林道のゲート(写真下)を右から入る。 途中1箇所ショートカットする意外は、林道をゆるやかに登って行く。
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林道分岐で間の尾根に取り付く(写真)。 ピンクテープを拾いながら急登する。薄いながら踏み跡もある。
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林を抜け鉄塔(写真)に出ると踏み跡はなくなるが、真っ直ぐ登って行けば問題ない。
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地形図に破線で記されている登山道に合流(写真)し、やや薄い踏み跡をたどれば、ほどなく茨菰山山頂に登り着く。
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10:30 茨菰山(ほおずきやま)山頂に到着(写真)。小休止。
切り開かれている訳でもなく、手作りの山頂標識がないと、山頂とは分らないだろう。 しかし、これ「ほおずき」とは読めないだろう。
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10:35 茨菰山山頂を出発。
いつの間にか合流地点を過ぎ、雑草の生えた登山道を下る。 鉄塔を過ぎ林道に降り立ち、すぐ左の巡視路(写真)に入る。ここまでで一番整備された道を下り、林道に降り立つ。 少し先で分岐を左に進み、集落の間から県道64号線に出て右折する。
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5分ほどで車両通行禁止の看板を右に入るが、再び県道64号線に出て、少し先の鳥屋中学校入口を左折する。 道なりに歩いていたら、途中右への分岐を見逃してしまい大回りしてしまった。 帰宅後Google マップで確認すると、脇道っぽいため見逃したようだ。 鳥居原ふれあいの館(写真)前の丁字路を左折し、3つ目の橋を渡ると権現平・南山登山口がある。 ここまで歩道は車道の右側(宮ヶ瀬湖側)なので、権現平・南山登山口へは車道を横断することになる。通行量はそれなりにあるので、注意が必要だ。
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11:21 権現平・南山登山口に到着(写真)。
ハシゴを上がり尾根に取り付く。登山道は明確で道標も整備され、茨菰山までとは大きな違いだ。 急というほどではないが、ここまで来ると登りは足に堪える。
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カヤトの原に建つ鉄塔を過ぎると、ほどなく鳥屋越(写真)で左に鳥屋への道が分かれる。
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ゆるやかな登りから土留めの階段を過ぎると、トイレ(冬期閉鎖)(写真)前からわずかで権現平に着く。
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12:01 権現平に到着(写真上)。昼食。
着いたところに東屋があり、広々とした草地の中にテーブルとベンチが数箇所ある。 三角点(写真中上)は左の林の奥にヒッソリとある。 奥は開けて展望台(写真中下)になっていて、相模原市街から愛川町、横浜市街、海老名市街などの展望が中心で、その右に仏果山と高取山が見えている(写真下)。 数グループの登山者が休憩しているなか、空いたテーブルとベンチでノンビリと昼食を取る。日差しが降り注ぎ、風もなく気持ちが良い。
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12:41 権現平を出発。
東南林道の道に入ってしまったが、すぐに修正して長竹・韮尾根(写真)をゆるやかにたどる。 2度東南林道への道を左に見送り、南山直下の土留めの階段をひと登りで南山山頂に飛び出す。
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12:58 南山山頂に到着(写真右)。小休止。
権現平とは打って変わって狭い山頂だが、展望はこちらの方がはるかに良い。 相模原市街から愛川町、海老名市街、厚木市街、仏果山、高取山、大山、二ノ塔、三ノ塔、塔ノ岳、丹沢山、本間の頭、不動の峰、鬼ヶ岩ノ頭、蛭ヶ岳などを一望する(写真下)。
市街地
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仏果山、高取山
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大山
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塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳
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13:18 南山山頂を出発。
カヤトの尾根をたどり南山分岐(写真)を左に入る。
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整備された土留めの階段(写真)をひたすら下る。ゆるむと規制ロープに沿ってたどり、鉄塔を通過する。東屋があると思っていたが、見当たらなかった。見逃した? さらに土留めの階段を交えて下り、林道に降り立つ。
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13:38 南山こもれびの路入口に到着(写真)。小休止。
潅木が生い茂った中に道標と案内板がある。
13:42 南山こもれびの路入口を出発。
林道を下り、大堀橋を渡る。丁字状の右カーブで石垣をUターン気味に上がる。 丁字路を左折すると、ほどなく国道412号線に出る。 この後は国道412号線、国道413号線と歩いて道志川公園へ戻る。
14:49 道志川公園駐車場に到着。
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◎ 感想
青山親水公園に駐車するつもりが、青山交差点付近で6時半過ぎだったため道志川公園へ。青山親水公園の開門が8時と勘違いしていたため。ところが、青山親水公園に来てみると7時20分に開いていた???。往復30分の違いなので、どうってことないが・・・?。
仙洞寺林道入口から茨菰山下山口までは、林道を除けばほぼ地形図に破線のないバリルートが続く。山頂も木々に囲まれ展望は望めない。
全体に整備されていない印象なので、手を入れれば登山者も増えるのではないだろうか?この日は茨菰山で1組(2人)に出会っただけだった。特に仙洞寺林道尾根取付からフォレスト21相模の森までは、踏み跡皆無でほぼGPSと睨めっこ状態。しかも急登が続く。バリルート好き意外は入らない方が良いだろう。距離はかなり長くなるが、林道を歩いた方が楽で早いかも知れない。
フォレスト21相模原から林道ゲートまでは、仙洞寺山からの下りなど踏み跡が不明瞭な場所があるが、目印を拾いながら進めば問題ないだろう。
茨菰山には林道分岐から尾根に取り付いたが、鉄塔までは薄い踏み跡やピンクテープがある。鉄塔からはカヤトに覆われ踏み跡はないが、真っ直ぐ登れば地形図の破線に出合う。山慣れしていれば問題ないレベル。
権現平、南山ルートは、登山道も道標も良く整備され、ベンチや東屋、展望台、トイレ(冬期は閉鎖)など至れり尽くせりで、雲泥の差だった。ただ、鳥居原ふれあいの館から権現平・南山登山口へは車道の右側にしか歩道がないため、最後は車道を横断することになる。通行量は多目なので注意が必要だ!!
展望は南山がいいのだが、狭いのでゆっくり出来るかどうかは運次第。相模原市街から愛川町市街、海老名市街、仏果山、高取山、大山、二ノ塔、三ノ塔、塔ノ岳、丹沢山、本間の頭、不動の峰、鬼ヶ岩ノ頭、蛭ヶ岳などを一望する。
テーブルとベンチを確保出来れば、ここで展望を楽しみながらの昼食が最高だろう。
一方、権現平は広々としていてノンビリするには良い。展望台はあるが、市街地中心なのであまり期待しない方が良い。