大川入山
2021.11.05
大川入山 1,908.3m
◎ 山行情報
山行日 2021年10月29日(金) 快晴
山頂所在地/山域 長野県/中央アルプス
アクセス/出発地 車/治部坂高原駐車場から周回
行程詳細 治部坂高原駐車場(7:30-8:00)→ 大川入山登山口(治部坂高原側)(8:08)→ 横岳山頂(8:52-8:57)→
大川入山山頂(10:20-10:35)→ 鞍部展望所(10:38-10:45)→ 恩田大川入山分岐(11:11)→
大川入山登山口(あららぎ高原スキー場側)(12:23)→ あららぎ高原スキーセンター(12:38-12:52)→
国道153号線(13:15)→ 中馬街道入口(14:11)→ 治部坂高原駐車場(14:26)
所要時間/距離 行動時間:5時間45分 休憩時間:41分 合計:6時間26分/20.1km
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:30 治部坂高原駐車場に到着(写真)。
登山者と思われる車は1台だけ。平日にしても少な過ぎると思ったが。。。 トイレは治部坂遺跡を150mほど上がったところなので、ちょっと不便。 途中の「道の駅アグリステーションなぐら」で朝食を取ってきたので、早々に準備をする。
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8:00 治部坂高原駐車場を出発。
駐車場を出て右のそば処の手前を左に入る(写真上)。先ほど1台しか止まっていない理由が分った。みなさん左にある駐車場(写真下)に停めているようだ。 すぐの分岐を左に取り、5分ほど登れば、左に登山道が分かれる。
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8:08 大川入山登山口(治部坂高原側)に到着(写真)。
標柱と道標が立つ登山口を入る。
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荒れ気味の登山道からすぐに沢を2本横切り、木の根だらけの尾根(写真)を急登する。
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20分ほど登ると紅葉(写真)が出てくる。だいぶ麓まで降りてきているようだ。 下生えの笹が濃くなると、ほどなく横岳山頂に飛び出す。
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8:52 横岳山頂に到着(写真)。小休止。
笹に囲まれた小広い山頂で山頂標柱や三角点、ベンチがある。疎林ながら、木々に囲まれ展望は良くない。
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8:57 横岳山頂を出発。
朽ちたベンチのある隠れピークからP1616を越えると、しばらくゆるやかな尾根が続く。 三角点を探したが見つからなかったP1683.6を越えると、ほどなく「大川入山山頂まであとおよそ2km」の道標(写真)を見る。行程の2/3ほどだろうか。
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いい感じの黄葉(写真上)や色とりどりの紅葉(写真下)を見ながらゆるやかに登って行く。
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南アルプス深南部 |
「大川入山山頂まであとおよそ1km」の道標(写真)を見ると、南東側が開けてくる。蛇峠山の後には黒沢山、不動岳、鎌薙の頭、丸盆岳、黒法師岳、バラ谷の頭など南アルプス深南部の山々が連なる(写真)。
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そんな景色を楽しみながら登ると、大川入山から南西に延びる尾根の斜面に待望の赤い羊(写真上、下)が現れる。ただ、だいぶ色褪せてしまっているが、それでも青い笹原を駆け降りる羊の群れに変わりはない。
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ベストな角度を求めて登って行く。振り返ると緑の笹ロード(写真上)。 そろそろ羊さん(写真下)とお別れして山頂を目指し、青笹の間を登って行く。
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山頂からの北・中央・南アルプス |
10:20 大川入山山頂に到着(写真右上)。小休止。
笹に囲まれた小広い山頂で山頂標識(写真右中)や三角点、ベンチ、山座同定板がある。思い掛けなく登山者がいなくて、山頂を独り占めする。 山座同定板を見ると、北アルプス、中央アルプス、南アルプスを一望(写真右下)出来るはずだが、若干木が煩い。また、富士山が見られるはずだが、じっくりと探しても見つけられなかった。 昼食には時間が早く、展望も今一なので、うわさの(?)鞍部の展望所で展望を楽しみ、あららぎ高原スキー場に下る尾根上で昼食を取ることにした。
10:35 大川入山山頂を出発。
解け残る霜を踏みながら下る。
10:38 鞍部展望所に到着。小休止。
正確には鞍部のすぐ手前になる。鞍部まで降りると御嶽山が隠れてしまう。先に単独の女性がいた。 御嶽山から乗鞍岳、奥穂高岳、木曽駒ヶ岳、空木岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳、荒川岳まで、ほとんど遮るものなく一望出来る(写真下)。 紅葉越しの中央アルプス(写真下)は最高だ!!
10:45 鞍部展望所を出発。
ゆるやかな登りから双耳峰(と勝手に思っている)のもう一方の東側を巻いて進み、鞍部からはあららぎ高原スキー場に下る尾根を目指してひたすら登る。
北アルプス |
中央アルプス |
紅葉越しの中央アルプス |
南アルプス |
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大川入山 |
11:11 恩田大川入山分岐に到着。
と言っても、道標があるわけでもない。恩田大川入山(P1921.6)方面はクマザサが生い茂り、登山道はおろか踏み跡さえない。 後日確認したところ、積雪期のみのルートのようだ。 振り返ると大川入山(写真)が双耳峰であることが良く分る。
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ひたすら下って行く中、こっちも美しい紅葉(写真上、下)が青空に映える。
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標高1510mあたりの尾根が分かれるところで右に下る(写真)。地形図では直進方向に破線が記されている。よく見ると薄い踏み跡が延び、ピンクテープが付けられている。 ゆるむとほどなく小沢を越え、登山口に出る。
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12:23 大川入山登山口(あららぎ高原スキー場側)に到着(写真上)。
ススキの原(写真中)を抜け、正面に仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳(写真下)をみながらゲレンデを下って行く。
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12:38 あららぎ高原スキーセンターに到着(写真)。昼食。
正面に回り込み、駐車場に置かれたコンクリートブロックをイス代わりに昼食を取る。
12:52 あららぎ高原スキーセンターを出発。
スキー場入口を右に折れ、車道をゆるやかに下る。
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13:15 国道153号線に到着(写真上)。
浪合トンネルを抜け、2km足らずのヘアピンカーブで右の中馬街道(写真下)に入る。
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8分ほどで国道に戻り、少しして治部坂高原駐車場の上り口(写真)を上がれば駐車場に出る。
14:26 治部坂高原駐車場に到着。
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◎ 感想
たまたま見つけた「赤い羊」の文字。ちょっと遅いかもと思いつつも、探しに出掛けた。
駐車場に着いて登山者と思われる車が1台だけで、やはり時季を外したかと思っていたら、みなさんそば処の隣の駐車場に停めていた。
全体に登山道が明確で迷うような場所も、危険な場所もない。
木の根だらけの尾根を登ると紅葉はだいぶ下まで降りてきていた。じゃあ、上はもうダメだろうかなどと考えながら登る。
横岳を過ぎると、色づいた木々が目立ってきた。
そして標高1750mあたりでは南東側が開け、南アルプス深南部の山々を眺めながら登る。
標高1820mあたりで待望の赤い羊が姿を見せる。やや色あせているようだが、緑の絨毯を駆け降りる、まさに赤い羊のよう。名付けた人は誰なんだろう?
大川入山山頂に到着時は誰もいなくて独り占め。展望は少し木々が煩い。富士山が見えるとのことなので、移動しながら探したが見つけられず。残念!!
展望は北側の鞍部手前がベスト。ほぼ遮るものなく北アルプス、中央アルプス、南アルプスを楽しめる。
山頂到着が早かったので、あららぎ高原スキー場に下る尾根上で良い場所があれば昼食を考えていたが、適地はなく結局はスキーセンターまで降りて駐車場で昼食にした。
◎ 日帰り温泉
信州平谷温泉 ひまわりの湯
道の駅に併設されている。ナトリウム炭酸水素塩温泉(重曹泉)ということで、お湯がぬるぬるしていて温泉感120%。
まだ新しいのだろうか、キレイで広くて、共に2つある内風呂も露天風呂も広くてゆったり出来る。
この露天風呂は「ひまわり湯」自慢の庭園露天風呂だそうだ。
平日なので比較的空いていた。とにかくノンビリゆったり出来た。
風呂上がりはご休憩・食事処で一休み。食事はしなかったが、金額をみるとリーズナブルのようだ。
◎ 車中泊
道の駅もっくる新城
新城ICの料金所からはすぐ。車中泊と思われる車が15台ほど駐車中。
国道151号線沿いに位置するが、車の通過音はほとんど気にならない。照明も邪魔にならず、グッスリと眠れる。
小型車75台、大型車13台とそれほど広くはない。ちなみに急速充電器と普通充電器各1基。
売店やフードコートなどがあるが、到着時は閉店していた。それでも入口の休憩所は灯が点いていて、パソコンに写真の取り込みやコメント入力ができた。
未明から明け方はかなり冷え込み、化繊のシュラフでは寒くて何度も目が覚めた。
新城IC側へ500mほどにラーメン店あり。一番近いコンビニは西へ2kmちょっとと、歩くには遠い。