小笠山

小笠山 264.8m

 山行情報

山行日       2021年11月26日(金) 晴れ

山頂所在地/山域  静岡県/東海

アクセス/出発地  車/菩提ふれあい公園駐車場から周回

行程詳細      菩提ふれあい公園駐車場(7:45-8:10)→ 登山口(8:19)→ P205三角点(8:59)→ 四つ辻(9:41)→
          小笠神社(9:47-9:57)→ 四つ辻(10:02)→ 小笠山山頂(10:04-10:10)→ 六枚屏風(10:22-10:30)→
          東経138度展望台(11:10-11:50)→ P221(12:00-12:02)→ 腹摺峠(12:07)→ 三ツ峰山頂(12:30-12:35)→
          P172(12:54)→ 法多山尊永寺(13:00-13:03)→ 仁王門(13:10)→ 菩提ふれあい公園駐車場(13:24)

所要時間/距離   行動時間:4時間 休憩時間:1時間14分 合計:5時間14分/15.3km

服装/装備     ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:45 菩提ふれあい公園駐車場に到着(写真)。

県道251号線沿いの茶畑の中にポツンとある公園で、遊び道具があるわけでもないただの広場だ。トイレあり。
それほど寒くはない。

8:10 菩提ふれあい公園駐車場を出発。

小笠沢川沿いを下流に進み(写真)、長坂橋を渡りすぐの左の脇道に入る。すぐに元の車道に出て左へ上がり、5分ほどで長坂トンネル手前の登山口に着く。

8:19 登山口に到着(写真)。

道標のない入口は雑木が生い茂って分り難いが、ピンクテープと「通行危険」の表示が目印になる。

登山口を入るとすぐに道標のある長坂峠(写真)で、丁字状に右からの道と合わさり左に上がる。中部電力の道標があり、登山道ではなく作業道だと分る。

ゆるやかな登りから高圧線鉄塔(写真)を過ぎ、おだやかに稜線をたどる。

左に分岐道が分かれるP163を越え、右に分岐道(写真)が分かれるところで地形図の破線に乗る。
小さなアップダウンはあるものの、基本ゆるやかな登りが続く。

分岐(写真上)で右に進むとすぐに林道に降り立ち左へ進む。すぐ先に長坂峠への入口(写真下)がある。林道に降りる手前の分岐を左に行くと、ここに出るのだろう。

林道分岐を右に進み、道標を右の登山道(写真)に入る。

すぐに鉄塔を通過し丁字路状の分岐(写真)に行き当たる。ここは左に行くのだが、道標はなく左右にピンクテープが付けられているため、GPSがないと悩むところだ。

三角点のあるP205(写真上)を越え穏やかな稜線をたどり、さらにP252を越え無線中継所(写真下)から林道に降り立つ。

右へすぐで「小笠神社・無線中継所」の道標(写真上)から登山道に入る。
無線中継所(写真下)を通過し、県道への道が分かれる分岐からひと登りで四つ辻に出る。

9:41 四つ辻に到着(写真上)。

右の小笠神社に向かう。鳥居をくぐり、多聞天神社、小笠山砦(写真下)と過ぎ、土留めの階段を下り社務所前に出る。

標柱や説明板のあたりには、砦らしさはあまりない(写真下)。

八高山、粟ヶ岳
富士山

9:47 小笠神社に到着(写真上)。小休止。

登山の安全を祈願する。
東側が少し開け、大尾山、黒法師岳、前黒法師岳、八高山、大無間山、岳山、高塚山、粟ヶ岳、高根山、高山、千葉山、富士山、竜爪山など(写真中下、下)が見られる。
ここと社務所前(写真中上)にベンチとテーブルがあり、時間が合えばここでノンビリ昼食が良さそうだ。

9:57 小笠神社を出発。

往路を戻り、四つ辻を右折し痩せ尾根をわずかで分岐に出て、すぐ右に小笠山山頂がある。

10:04 小笠山山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂標識(写真下)と三角点のある山頂は小広いが、展望はまったくない。

10:10 小笠山山頂を出発。

分岐から北に延びる尾根をゆるやかに下り、掛川駅、六枚屏風などの道標(写真)を右に入る。

痩せ尾根やロープ場(写真上)を下り、「六枚屏風この下」の道標(写真下)を右に下る。ロープの張られた急下りからほどなく六枚屏風に降り立つ。

10:22 六枚屏風に到着(写真上)。小休止。

一見岩壁が割れているように見えるが、近づくと沢が削られたチムニーだと分る。
恐る恐る入ってみる(写真下)。人一人がやっとの狭さで、途中でやや右に折れ行止りとなる。
ここだけ異次元の世界のよう。。。

10:30 六枚屏風を出発。

分岐まで戻り、尾根伝いにゆるやかに下り法多山へ向かう。尾根伝いのゆるやかな登山道を小走りに下る。鞍部で左に車道への道を分け、短い橋を越え分岐(写真)を「展望台・腹摺峠・三ツ峰・エコパ」の道標に従って左に進む。

アップダウンを繰り返して高度を下げ、P211の南のピーク上で道標に従ってUターン気味に右に下る(写真)。ここは明確な登山道が直進方向に延びているので要注意だ。

P211を東に巻いた先の道標の立つ地形図にない分岐(写真)を左に下り、5分ほどで展望台の道標を右に入る。

11:10 東経138度展望台に到着(写真右上)。昼食。

それほど広くないが、山座同定盤(写真下)が設置され展望は素晴らしい。
この日はやや霞み気味ながら、竜頭山から常光寺山、京丸山、黒法師岳、大尾山、前黒法師岳、八高山、経塚山、粟ヶ岳、高根山、千葉山、富士山、竜爪山などを一望する(写真下)。視界が良ければ、南アルプスも見られるようだ。
傍らの丸太に腰掛け、展望を楽しみながら、ノンビリと昼食を取る。

東経138度展望台の山座同定盤
東経138度展望台からのパノラマ

11:50 東経138度展望台を出発。

林道への道を左に分け、隠れピークを越えP221(写真)に出る。直進方向に尾根道は続くが、法多山と書かれた道標の矢印はUターン気味に右を示している。直進は県道に続くようだ。
右が崩壊した場所を過ぎると、ほどなく腹摺峠に降り立つ。

12:07 腹摺峠に到着(写真)。

左右に林道が交差する。
正面の急な尾根に取り付き、モノレール沿いに登る。

登り切ると、アップダウンのあまりない、北側がスパッと切れ落ちた尾根道(写真)が続く。
三ツ峰手前の分岐を左に入れば、ほどなく三ツ峰に出る。

12:30 三ツ峰山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂標識(写真下)と三角点があるが、雑木林に囲まれたなだらかな山頂はらしさがない。

12:35 三ツ峰山頂を出発。

分岐に戻り法多山方面に向かう。北側が切れ落ちた尾根道(写真)が続き、さらに北からの風が強くなる。

P172(写真)上で左に折れ、法多山奥の院を見て南西の尾根を下り、法多山尊永寺の東側に降り立つ。

13:00 法多山尊永寺に到着(写真)。小休止。

境内の紅葉もいい感じで色づいている。平日なのに意外と参拝客が多い。
境内に置かれた多数の和傘は何なんだろう?
マスクを携行してなかったので、ささっと参拝を済ます。

13:02 法多山尊永寺を出発。

参道の途中の紅葉(写真上)もいい感じになりつつあるようだ。途中で車道に出るつもりだったが、見えてきた仁王門(写真下)をくぐりたくなり、ちょっと遠回りした。

広い駐車場の先を右に入り、茶畑(写真)から県道251号線に出て駐車場に戻る。

13:24 菩提ふれあい公園駐車場に到着。


 感想

2007年に小笠神社駐車場から小笠神社、小笠山に、P265無線中継所とたどり、東に延びる尾根を降りた。さらに小笠池を反時計回りから北側の吊橋を渡り、尾根上の展望台をピストンして駐車場に戻る、全2時間弱のルートを歩いた。今は尾根道は廃道なのか、入り口にまったく気付かなかった。

ルートは明確。道標もしっかりしているが、P205三角点手前の分岐は道標がなく、GPSまたはコンパスがないと判断がつかないかも。
全体に急の付くところはなく、歩きやすくペースが上がる。特に前半はおだやかな尾根道で、長いがハイキング気分。トレールランのレコが多い理由が分った。
後半はこれでもかと北側が切れ落ちた尾根道が続く。これほど続くのは記憶にない。危険と言うほどではないが、念には念の注意が必要!!
展望は小笠神社と東経138度展望台で得られるが、お薦めは後者。少人数なら昼食もできる広さで、南アルプスから深南部、そして富士山、伊豆半島方面まで気持ちの良い大パノラマが広がる。
六枚屏風も見どころ。ぜひ岩の間をあるいて欲しい。