寧比曽岳、筈ヶ岳、出来山

寧比曽岳 1,120.7m 筈ヶ岳 985.3m 出来山 1,052.7m

 山行情報

山行日       2021年11月20日(土) 晴れ

山頂所在地/山域  愛知県/東海

アクセス/出発地  車/段戸湖駐車場から往復&周回

行程詳細      段戸湖駐車場(6:55-7:25)→ 五六橋分岐(7:40)→ 東海自然歩道分岐(7:43)→ 神越峠(8:47)→
          富士見峠(9:04)→ 寧比曽岳山頂(9:11-9:18)→ 筈ヶ岳山頂(10:05-10:15)→ 寧比曽岳山頂(11:07-11:42)→
          富士見峠(11:49)→ 寧比曽反射板(11:50-11:55)→ 神越峠(12:08)→ P1087(12:22)→
          出来山山頂(13:04-13:10)→ 東海自然歩道分岐(14:00)→ 段戸湖駐車場(14:15)

所要時間/距離   行動時間:5時間47分 休憩時間:1時間3分 合計:6時間50分/22.8km

服装/装備     ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

6:55 段戸湖駐車場に到着(写真上)。

先着3台は釣り人ですね。段戸湖(写真下)を見ると、すでに釣りに講じている。
ゆっくりとおにぎりとサンドイッチで朝食を取る。

道の駅もっくる新城からだと、終盤の県道365号線は狭くてくねくねした道が続き、擦れ違いには注意が必要。早朝でも何台か対向車があった。帰りも同じ道を通ったが、もっと対向車は多かった。

7:25 段戸湖駐車場を出発。

南側の林道(写真)を進み、段戸原生林への道を左に見送り、ゲートを越える。

五六橋の分岐(写真上)を右に、さらに200mほど先のトイレのある東海自然歩道分岐(写真下)を右に入る。

沢沿いの東海自然歩道はほとんどアップダウンがなく、良く整備され歩きやすい。随所にベンチの置かれた休憩所(写真)も設置されている。
小春日和で暖かく、途中でソフトジャケットを脱ぐ。

椹尾分水林道(写真上)を横切り、山合のほとんど起伏のない道(写真下)をたどる。
登山と言うよりハイキング気分で、聞こえてくるのは鳥のさえずりだけ。

8:47 神越峠に到着(写真)。

P996とP1087との鞍部で、道標はないがP1087側が出来山方面になる。

ここからは尾根道となり、ゆるやかな登りからP996を越える。やや傾斜を増すと、埋もれかけた土留めの階段(写真)を登り、富士見峠のトイレ裏に出る。

9:04 富士見峠に到着(写真)。

説明板によると、かつては赤石山脈や木曽山脈、そして富士山が見られたとのこと。
西側の尾根をゆるやかに下り、鞍部からゆるやかにひと登りで寧比曽岳山頂の東屋前に出る。

猿投山、筈ヶ岳
恵那山

9:11 寧比曽岳山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂は広く、登り口に東屋、開けた西側に山頂標識や三角点、ベンチが置かれている。登山者は3〜4人ほどだろうか。
山頂の西側が大きく開け、猿投山やその手前にこれから向かう筈ヶ岳(写真中)、恵那方面の屏風山、笠置山、恵那山(写真下)などの展望が広がる。ざっと山頂からの展望を楽しんで、筈ヶ岳に向かう。

9:18 寧比曽岳山頂を出発。

南西側の尾根をゆるやかに下って行くと、標高1080mあたりの休憩所のある尾根の分岐(写真)に着く。
ここは右(西側)の尾根に入るのだが、左(南側)の尾根にもピンクテープが着けられ、しかも最初にそっちが目に入るので注意が必要だ。

ゆるやかな下りが続くなか、次々とトレランのランナーと擦れ違う。トレーニングにいいのだろうか?
P992からは急下降(写真)が続く。写真では分り難い。帰路が思いやられる。

鞍部で右に林道が合わさり(写真上)、小ピークを越えから交差する林道を横切る(写真下)。いずれも林道をたどれば、ピーク越えをしなくて済むが、それでは登山としては面白くない。

なだらかなピークを越えると、やや急な登りからピーク上で右に向きを変え、ゆるやかに下って林道(写真上)に出る。
正面の急な尾根を登り切ると筈ヶ岳から南に延びる尾根上で、その尾根方向は通行止めになっている(写真下)。これは事前に確認済みだったので驚きはしなかった。
立入禁止のテープを越え尾根に入る。

防火帯のゆるやかな尾根(写真上)が続き、直下でやや傾斜を増して赤松の巨木(写真下)が目立つ筈ヶ岳山頂に登り着く。

10:05 筈ヶ岳山頂に到着(写真上)。小休止。

狭く展望はないが、ただ地面に置かれているだけの山頂標石(写真下)と三角点がある。
なぜだろう?不思議と居心地が良く、何をするでもなく長居をしてしまった。

10:15 筈ヶ岳山頂を出発。

往路を戻る。帰路が思いやられた急登も難なく通過する。

南アルプス

11:07 寧比曽岳山頂に到着(写真上)。昼食。

思いがけず多くの登山者で賑わっていた。それにとどまらず、次々と登山者が上がってくる。土曜日と言うこともあるだろうが、それにしてもこれほどの人気とは。。。
空いていたベンチで景色を楽しみながら、ノンビリと昼食を取る。
昼食後東屋の前から東側に南アルプスが見えることを知った。
左の少し尖っているのが塩見岳、中央左から荒川岳、赤石岳、聖岳、さらに上河内岳、茶臼岳などが続く(写真下)。

11:42 寧比曽岳山頂を出発。

富士見峠から往路でちょっと気になった北東側の寧比曽反射板に行ってみる。

御嶽山

11:50 寧比曽反射板に到着(写真上)。小休止。

ここからも恵那山を一望する。さらに左側を良く見ると、うっすらと御嶽山(写真下)が見える。

11:55 寧比曽反射板を出発。

往路を戻る。

12:08 神越峠に到着(写真)。

正面の尾根に入る。

登山道も踏み跡もないが、境界杭(写真)を拾いながら尾根通しにゆるやかに登る。たまに手作りの道標(写真)も出てくる。

P1087上で右に折れる(写真)と、枯れた笹竹を掻き分けながら尾根をたどるようになる。
踏み跡はほとんどなく、頻繁にGPSで現在地を確認しながら進む。

方向があっているとたまに目印のテープ(写真)に行き合い、ルート取りが間違っていないことに安心する。

P1079の手前あたりから踏み跡がハッキリしてくると、手作りの道標(写真)が出てきて内心ホッとする。

出来山に近付くと黄色テープ(写真上)が目立つようになり、出来山から北に延びる尾根に乗ると、ほどなく前方に見えてくるアンテナ塔に向かって強引に上がる(写真下)。
大きく開けた場所を横切り、山頂の方向を確認し低い土手を上がる。

13:04 出来山山頂に到着(写真上)。小休止。

林に囲まれ展望はないが、広々としている。文字の消えかけた山頂標識(写真下)と三角点がある。登山者が1名昼食を取っていた。

13:10 出来山山頂を出発。

林道をひたすら下り、東海自然歩道分岐(写真)で往路と出合う。

14:15 段戸湖駐車場に到着。

ずいぶん車が増えている。服装から観光客が多そうだが、何の観光だろう?


 感想

寧比曽岳までは概ねおだやかな歩きやすい道が続く。特に出来山への分岐までは、ほとんどアップダウンがなく、ついついペースが上がり気味になった。距離は23km弱とかなり長いのだが、それほど疲労がなかったのも、このためと思われる。
分岐からは尾根道の登りとなるが、やっと普通の登山らしくなったと言う感じだろうか。
筈ヶ岳までは一部急な登りや下りがあり、この日一番体力を消耗した区間になる。
出来山分岐から出来山まではほとんど踏み跡はない。P1087までは境界杭と道標を拾いながら尾根をたどれば問題なかったが、P1087から先は枯れた笹竹漕ぎでGPSで頻繁に現在地確認をしながら歩いた。多分GPSがないと迷うだろう。
展望は寧比曽岳山頂から広々とした展望が得られ、猿投山や恵那山、南アルプスが見られる。また、富士見峠の北東の寧比曽反射板からは恵那山が見られる。

筈ヶ岳への尾根入口に「立入禁止 東海自然歩道ではない」とあるが、なぜだろう?
登山道としては何の問題もない、いやかなり歩きやすく、安全面には何の問題もないと思う。


 日帰り温泉

鳳来ゆ〜ゆ〜ありいな

国道151号線沿いにあり、アクセスは良い。施設廻りの駐車場は40台ほどだが、宇連川を渡った所にもあるので、駐車に困ることはなさそう。
施設は古そうだが、清潔感あり。温泉としては一応塩化物泉のようだが、加水・加温のためか、これと言った特長は感じられず極く普通。ただ内風呂も露天風呂も広くてゆったりできる。

別料金になるが、プールやフィットネスが併設されている。