笠蓋山、八ノ段、大野山

笠蓋山 703m 八ノ段 618m 大野山 615.6m

 山行情報

山行日       2021年12月5日(日) 曇りのち晴れ

山頂所在地/山域  静岡県/伊豆半島 西伊豆

アクセス/出発地  車/林道三叉路駐車スペースから往復

行程詳細      林道三叉路駐車スペース(8:20-8:40)→ 笠蓋山山頂(8:49-8:53)→ 大杉山山頂(9:01)→ 八ノ段山頂(9:24-9:37)→
          林道三叉路駐車スペース(10:16)→ 大野山登り口(10:27)→ 大野山山頂(10:47-11:30)→ 大野山登り口(11:46)→
          林道三叉路駐車スペース(11:58)

所要時間/距離   行動時間:2時間18分 休憩時間:1時間 合計:3時間18分/8.6km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

8:20 林道三叉路駐車スペースに到着(写真)。

袮宜畑倉見林道との合流点で、少なくとも10台は停められるスペースがある。

8:40 林道三叉路駐車スペースを出発。

奥の鞍部に向かう道(写真)を入り、南に延びる尾根に乗る。
踏み跡のない尾根をたどり、右にカーブして行くと、薄い踏み跡に乗る。

次第に山腹を巻き始めた踏み跡を左に見送り(写真)、忠実に尾根をたどると、ほどなく笠蓋山山頂に登り着く。

巻き道をたどっても東側から山頂に直登出来るようだ。

8:49 笠蓋山山頂に到着(写真上)。小休止。

木に付けられた山頂標識(写真下)は上部が欠けている、杉林に囲まれ展望はないなど、山頂としてはちょっと寂しい。

8:53 笠蓋山山頂を出発。

南に延びる尾根をゆるやかに下り、鞍部からひと登りでP698.6に着く。

9:01 大杉山山頂に到着(写真上)。

三角点(写真下)はあるものの、山頂標識はなさそうだ。ヤマレコを見てないと大杉山と言う山名を知る由もないだろう。

5分ほどの急下降から広い鞍部に降り立ち、ゆるやかに登り返して行く。
右に支尾根が延びる隠れピーク上に差し掛かると、左奥に3本のアンテナ(写真)が目に入る。
右の支尾根は地形図破線が記された尾根だろう。

ほとんど平坦ながら、倒木や放置された伐採木、枯れ枝などが散乱して歩き難い尾根(写真)をたどる。

長九郎山
暗沢山、高通山

9:24 八ノ段山頂に到着(写真上)。小休止。

少しだけ切り開かれたほとんど平坦な場所で、木に付けられた小さな手作りの山頂標識(写真中上)がないと八ノ段とは気付かないだろう。
展望は茂ったシダを掻き分けて南東へ150m行くとある。
南側が大きく開け、東から西へと展望が広がる。手前のこんもりとした大昌山、その奥には長九郎山、鈴野山、暗沢山、富士見平、高通山へと山並み(写真中下、下)が延びる。

9:37 八ノ段山頂を出発。

往路を戻る。
大杉山直下でハッキリとした踏み跡をたどると、山頂を東に巻きそうになりルートを修正して山頂を越える。

10:16 林道三叉路駐車スペースに到着。

袮宜畑倉見林道を北上し、10分ほどで大野山登り口に着く。

10:27 大野山登り口に到着(写真)。

道標はないが、宇久須財産区の標柱と猟友会の「わな」注意の案内が目印になる。
短い急登からP625の東側のピークを越える。

この先踏み跡は不明瞭になるが、宇久須財産区の標柱(写真)とピンクテープを拾いながら尾根をたどる。

笠蓋山、暗沢山、高通山

10:47 大野山山頂に到着(写真上)。昼食。

三角点(写真中上)はあるが、山頂標識は見当たらない。
傍らに国土地理院の注意書き(写真中下)が放置されていた。測量用のやぐらがあったようだが、その痕跡はまったく見当たらない。
南西側が大きく開け、歩いて来た笠蓋山と大杉山、その右に高通山、田子漁港、今山、粟ヶ岳、八高山、花沢山、日本平などを一望する(写真下)。富士山は真北の樹林帯方向になるため、残念ながら見ることはできない。
日差しはあまりないが、風もなく過ごしやすく、ノンビリと昼食を取る。

11:30 大野山山頂を出発。

往路を戻る。

11:58 林道駐車スペースに到着。


 感想

ヤマレコでの記録がほとんどなく、あっても古いものばかり。縦走で通過というものはあるが。。。そうなるとますます歩いてみたくなる。
探りに探って林道三叉路から歩けるとの情報を得た。

林道以外は登山道も踏み跡もかなり不明瞭。。。いや、ないと言ってもいい状況だった。ただ、概ね明瞭な尾根を外さなければ問題はない。もちろん、現在地確定のためのGPSまたは地図+コンパス必携。付けられているピンクテープがそれほど古くないので、まったく歩かれていないわけではなさそうだ。
笠蓋山、大杉山、八ノ段は林の中で展望はない。八ノ段から南東に150mほど行くと開け、長九郎山や鈴野山、暗沢山、富士見平、高通山などを見渡せる。また、大野山は南西側が大きく開け、笠蓋山、大杉山、高通山、田子漁港などが見られる。昼食もここが良い。

それにしても、まだまだあった伊豆の未踏の山。探せばまだあるのだろうか。。。