日影沢、城山(小仏城山)、高尾山
2021.08.17
日影沢 城山(小仏城山)670.4m 高尾山 599.3m
◎ 山行情報
山行日 2021年3月24日(水) 快晴
山頂所在地/山域 東京都/関東 関東山地(秩父山地)
アクセス/出発地 車/日影沢林道口駐車スペースから周回
行程詳細 日影沢林道口駐車スペース(7:45-8:10)→ 尾根鞍部(8:24)→ 小ピーク(8:26)→ 独標(8:39-8:41)→
日影乗鞍山頂(9:07)→ 林道出合(9:21)→ 城山(小仏城山)山頂(9:27-9:40)→ 高尾山登り口(10:21)→
5号路分岐(10:49-10:52)→ 高尾山山頂(10:55-11:10)→ 4号路入口(11:10)→ いろはの森コース出合(11:19)→
みやま橋(11:27)→ 2号路分岐(11:36)→ 県道516号線(12:07)→ 影沢林道入口(12:22)→
日影沢林道口駐車スペース(12:23)
所要時間/距離 行動時間:3時間40分 休憩時間:33分 合計:4時間13分/12.8km
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:45 日影沢林道口駐車スペースに到着(写真)。
平日の早めと思ってたこの時間でも、ほぼ満車状況。なんとか空きスペースに滑り込めた。
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8:10 日影沢林道口駐車スペースを出発。
林道を先に進む。すぐに左斜面にエイザンスミレを見つける。葉に深い切れ込みが3つあるので間違いない。 100mほどで右の渓流を渡り(写真)、尾根に取り付く。 さっそく現れたニリンソウを見て短く急登する。登山道の傍らに疎らに咲くナガバタチツボスミレやあちこちで良く見かけるタチツボスミレを見ながら鞍部に登り着く。
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8:24 尾根鞍部に到着。
右へひと登りで北東の小ピークに立つが、木に動物調査のカメラ(写真)が設置されているだけだ。 鞍部に戻り先に進む。 登山道の周辺は雌花の蕾や赤い実をつけるアオキ、アオキに似た葉のミヤマシキミが目立つ。
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8:39 独標に到着(写真)。小休止。
隠れピークのP446になる。丸太のベンチがあるが、標識などはなく、ヒノキ林の中で展望もない。西側に満開のモミジイチゴが群生している。
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8:41 独標を出発。
木の根が目立つ道をゆるやかに登る。そこここに白っぽい花びらのナガバタチツボスミレを見ながら尾根をたどると、鮮やかな濃い紅紫色のニオイタチツボスミレを見つけた。 後にも先にもニオイタチツボスミレはこれだけだだったので、見つけられて良かった。 下生えの笹が目立つおだやかな尾根(写真)が続き、なだらかなピークに登り着く。
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9:07 日影乗鞍山頂に到着(写真)。
山頂標識などがないため素通りしかけたが、地図を確認して戻った。しかし、ナンバーが刻まれた標石があるだけの寂しい山頂だ。
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杉林の中を急下降し(写真)西側のピークを越え、エイザンスミレを見ながら進むと、ほどなく日影沢林道に出る。
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すぐ先の高尾山・一丁平への道を左に分ける分岐(写真)を過ぎると、林道沿いの斜面にタチツボスミレやエイザンスミレが多く見られるようになる。
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9:27 城山(小仏城山)山頂に到着(写真上)。小休止。
1度訪れているが、そのときの記憶以上に広々とした山頂で、2件の茶屋とトイレ、多数のベンチとテーブルがある(写真中)。 時間的に早いためか、登山者はそれほど多くなく、密になることなくノンビリ休憩できた。 南西側に富士山(写真下)、西には歩いて来た日影乗鞍とこれから向かう高尾山が見えている。
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9:40 城山(小仏城山)山頂を出発。
日影沢林道を下る。 タチツボスミレやナガバタチツボスミレ以外にムラサキマムシグサやハハコグサ、ミヤマキケマン、ムラサキケイマンなどを見ながらゆるやかに下りゲートをける。 工事で通行止めの最初の高尾山への道を右に見送る(写真)と、ニリンソウやヨゴレネコノメの小さな群落を見る。
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2箇所目の高尾山への道(写真上)に入り、沢を高巻くように石積み沿い(写真下)を登る。 クローバーのような葉のカントウミヤマカタバミやマルバスミレ、ナガバタチツボスミレ、この日初めてのアオイスミレとエンレイソウなど、ここまでなかった出会いが連続する。 一丁平方面からの道に出て左へわずかで、何本もの道が合わさる分岐に出る。
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10:49 5号路分岐に到着(写真)。小休止。
案内板で現在地を確認する。
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10:52 5号路分岐を出発。
真ん中の階段を上がる(写真)。
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10:55 高尾山山頂に到着。小休止。
登山者で賑わう東屋やベンチのある広場に登り着く。ここは高尾山山頂の一角なのだろう。さらに石段を上がると高尾山大見晴園地(写真右上)に出る。 ここからは富士山を始め丹沢山地(仏果山、大山、丹沢山、蛭ヶ岳、大室山など)や道志山塊を一望する(写真下)。 ヤマザクラは7、8分咲きだろうか。 中央辺りには山頂標柱(写真右中上)やおそうじ小僧(写真右中下)、十三州大見晴台の標柱(写真右下)と説明盤がある。 石垣に腰掛けておにぎりを頬張る。
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仏果山、大山
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丹沢山、蛭ヶ岳
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大室山、富士山、道志山塊
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11:10 高尾山山頂を出発。
1号路からトイレのある5号路との合流地点(写真)で、左の4号路に入る。
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急下降からナガバタチツボスミレやタチツボスミレを見ると、いったんいろはの森コースと合わさる(写真)が、すぐに左に見送る。
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11:27 みやま橋に到着(写真)。
ナガバタチツボスミレの中に、この日初めてのヒナスミレを見つける。ナガバタチツボスミレと違って、葉の付け根が窪んでいる。
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2号路・蛇滝に入り(写真上)、しばらくしてケーブルカーの高尾山駅への道を右に見送る(写真下)。 ヒナスミレ、ナガバタチツボスミレ、マルバスミレが目立つ道を折り返して下る。
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蛇滝水行道場参籠所(写真)の先でニリンソウの群落が現れる。
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千代田稲荷神社を過ぎると、ほどなく圏央道の高架橋(写真)を見て県道に出る。
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12:07 県道516号線に到着。
ひたすら車道を歩き、影沢林道入口(写真)を入る。
12:23 影沢林道口駐車スペースに到着。
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◎ 日影沢、城山(小仏城山)、高尾山で出逢った花たち
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エイザンスミレ
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ナガバタチツボスミレ
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ナガバタチツボスミレ
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タチツボスミレ
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アオキ雄花の蕾
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アオキの実
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ミヤマシキミ
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モミジイチゴ
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ナガバタチツボスミレ
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ナガバタチツボスミレ
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ニオイタチツボスミレ
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エイザンスミレ
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タチツボスミレ
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エイザンスミレ
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タチツボスミレ
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タチツボスミレ
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ムラサキマムシグサ
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タチツボスミレ
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ハハコグサ
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ミヤマキケマン
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ムラサキケイマン
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ナガバタチツボスミレ
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ニリンソウ
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ニリンソウ
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カントウミヤマカタバミ
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マルバスミレ
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ナガバタチツボスミレ
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アオイスミレ
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ヨゴレネコノメ
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エンレイソウ
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タチツボスミレ
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タチツボスミレ
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ナガバタチツボスミレ
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タチツボスミレ
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ナガバタチツボスミレ
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ナガバタチツボスミレ
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ナガバタチツボスミレ
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ヒナスミレ
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ナガバタチツボスミレ
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ナガバタチツボスミレ
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ヒナスミレ
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ナガバタチツボスミレ
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マルバスミレ
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ニリンソウ
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ニリンソウ
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◎ 感想
この山行は昨年計画していたが、コロナ渦で断念。まだまだ収まる気配はないものの、対策〜と言ってもマスクを携帯しただけだが〜を取りつつ決行した。
高尾山山頂周辺は密というほどではないが、平日にもかかわらず人出は多い。休日はかなり密になりそうな気がする。一方の城山は時間的に登山者が少ないことと、休憩場所が広いこともあり、十分に人との間隔を取りながら休憩できた。
独標から日影乗鞍経由のコースは誰にも会わなかった。スミレだけでなくモミジイチゴやアオキ、ミヤマシキミ、ウグイスカズラ(ピンボケで未掲載)など、また唯一登山道らしいルートなのでお薦めだ。一方、高尾山へ向かうため日影沢林道を下っていると、上がって来る何人もの登山者と擦れ違った。
両山頂からは富士山を始め丹沢山地や道志山塊を見られた。
目的のスミレは十分過ぎるほど堪能できた。群落ではないが、至る所で咲いていて、見付けては写真に収めるの繰り返しだ。
スミレの種類は多く、素人の私には似たり寄ったりで、その場での判別は出来なかった。タチツボスミレくらいは分るが。。。
掲載の写真の名前は、ネットで比較しながらなので、間違っているかも知れない。
心残りはタカオスミレを見付けられなかったこと。来年リベンジもあるか。。。