八人山、鹿穴、東山、大日影山、大笠山、夢見山、愛宕山
2021.08.15
八人山 572m 鹿穴 989.7m 東山 885m 大日影山 734m 大笠山 548m 夢見山 439m 愛宕山 427.9m
◎ 山行情報
山行日 2021年4月24日(土) 晴れ
山頂所在地/山域 山梨県/甲信越 甲府名山
アクセス/出発地 車/かいてらす東駐車場から周回
行程詳細 かいてらす東駐車場(7:35-7:52)→ 八人山登山口(8:01)→ 月見山山頂(8:30-8:37)→ 八人山山頂(8:51-9:00)→
三ツ石地区下降点(9:32)→ 八人山分岐(10:06)→ 板垣山山頂(10:08)→ 鹿穴南鞍部(10:19)→
鹿穴山頂(10:24-10:30)→ 大黒峠(10:53)→ 大岩園地跡(11:01)→ 東山山頂(11:06-11:11)→
大日影山山頂(11:23-11:28)→ 茶道峠(11:47)→ 大笠山山頂(12:03-12:48)→ 夢見山山頂(13:02-13:07)→
愛宕山山頂(13:16-13:35)→ 東光寺3丁目(13:59)→ 県道109号線(14:07)→ かいてらす東駐車場(14:12)
所要時間/距離 行動時間:4時間39分 休憩時間:1時間41分 合計:6時間20分/15.0km
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
|
この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:35 かいてらす東駐車場に到着(写真)。
未舗装だが、とても広く、南側のお墓越しに富士山が見られた。 朝食は途中の道の駅で取ってきたので、ノンビリと準備をする。
7:52 かいてらす東駐車場を出発。
県道6号線に出て、東に向かう。 トンネル手前で右に入ると、ほどなく酒折宮前に着く。
|
8:01 八人山登山口に到着(写真)。
ヤマレコではここが八人山登山口になっているが、それを示す道標などはない。 不老園入口と中門の間の道を入る。 すぐに暑くなり、長袖山シャツを脱ぐ。
|
県道6号線のちょうど上辺りから登山道らしくなり(写真上)、右に上がると尾根上の不老園塚古墳(写真下)に出る。小さな石室らしい跡がある。 その先でも石の祠や慰霊碑(?)などを見ながら、ゆるやかに尾根上をたどる。
|
明確な踏み跡とピンクテープを拾いながら尾根を登る。途中少し不明瞭な場所(写真)や笹が出てくるが、道を見失うことはない。
|
カヤトが目立つあたりから尾根を右に外し、東から北へと回り込むようにトラバース気味に進む。 何段もの石積みの場所(写真上)を過ぎると、前方に尾根筋が見え、ほどなく夢見山と八人山の鞍部(写真下)に乗る。 左に踏み跡のない尾根をたどる。
|
8:30 月見山山頂に到着(写真上)。小休止。
最高点をわずかに過ぎた所に手作りの山頂標識(写真上)がある。山頂標識には御室山の別称も記されている。 岩に文字が刻まれた第3磐座(写真下)や石切場跡があり、ちょっとばかり歴史を感じさせてくれる。
|
8:37 月見山山頂を出発。
鞍部まで戻り、八人山からの尾根に入る。 倒木を越えると、月見山山頂の第3磐座と関連のある境界石「善」(写真)がある。この岩は境石で「善」と刻まれていたようだ。
|
ゴロゴロする露岩の間を滑る落ち葉を踏みしめて急登し(写真)、南に延びる尾根に乗る。南側に幾つもの赤いテープが見える。物部山方面から上がってくる道だろう。 尾根をゆるやかに北上する。
|
8:51 八人山山頂に到着(写真上)。小休止。
広い山頂で何枚もの手作りの山頂標識(写真中)が付けられている。日当たりが良く、東から南にかけて大きく開け、なかなか気持ちが良い。 大蔵経寺山や富士山と滝子山、笹子雁ヶ腹摺山、本社ヶ丸、三ッ峠山、黒岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳など御坂山塊と笛吹市街などを一望する(写真下)。
|
9:00 八人山山頂を出発。
開けた尾根(写真上)をゆるやかに登り、北側のなだらかなピーク上で北東の尾根(写真下)に入る。広々としたピークで方向を定め難いが、右を見ながら進めば目的の尾根が見えてくる。
|
ゆるやかな下りから鞍部のP530に降り立ち、やや急登してP677手前の隠れピークを越える。 この先もゆるやかな登りが続き、P677(写真上)を越え鞍部(写真下)に降り立つ。鞍部には文字の消えた道標がある。ヤマレコでは三ツ石地区下降点となっているが、踏み跡は見えない。
|
ザレ場や落ち葉、倒木、岩場などの急登(写真)が続くが、鳥獣保護区の赤い看板からしばらくゆるむ。
|
再び傾斜が増し、ジグザグの急登からP951の西側の八人山分岐(写真)に飛び出し、そのまま北上すればほどなく板垣山山頂に着く。
|
10:08 板垣山山頂に到着(写真)。
山頂というにはあまりにもさみしく、朽ちかけた手作りの山頂標識があるだけだ。
|
ゆるやかな下りから赤松と雑木林をたどり、鹿穴南鞍部(写真)に着く。直進方向は「危険通行禁止」となっている。
|
右の岩堂峠への道に入るが、そのままでは鹿穴の北側の鞍掛峠に行ってしまうので、50mほど進んで左の斜面に取り付き(写真)鹿穴山頂に向かう。当然踏み跡も目印もないが、ピークを目指して登れば問題ない。
|
10:24 鹿穴山頂に到着(写真上)。小休止。
林の中の狭い山頂に、手作りの山頂標識(写真下)と三角点がある。
|
10:30 鹿穴山頂を出発。
西側の尾根を下る。鹿穴南鞍部からの道との合流に気付かず、下り続ける。 標高900mあたりから徐々に尾根を左に外し、支尾根を下る感じになる。 すぐに崖状(写真上)になり木に掴まりながら慎重に足場を選んで降りて行くと、すぐ右の沢を下るようになる。両側は潅木が生い茂り、踏み込めないが、沢底(写真中)は比較的歩きやすい。GPSを確認すると、一応地形図の破線に沿っている。 すぐに右に見えてきた尾根筋(写真下)に向かい、徐々に斜面を上がり尾根に乗る。
|
10:53 大黒峠に到着(写真)。
壊れた道標とパウチで作られた道標がある。右の武田神社・深草園地は分るが、左の鹿穴・岩洞峠は方向が違う気がする。
|
|
七面山、笊ヶ岳、赤石岳 |
尾根の右をたどるが、すぐに折り返して尾根に乗る。 ほどなく大岩園地跡(写真上)に入ると、少し開けた左に七面山、笊ヶ岳、偃松尾山、赤石岳を一望する(写真下)。おだやかに尾根をたどる。
|
11:06 東山山頂に到着(写真上)。小休止。
ここはP885で、小広いが赤松と雑木林に囲まれ展望はない。手作りの山頂標識(写真下)が付けられている。
11:11 東山山頂を出発。
緩急交えてひたすら尾根を下り、鞍部からひと登りで大日影山に着く。
|
11:23 大日影山山頂に到着(写真上)。小休止。
ここはP734で、広い草地になる。やはり雑木林に囲まれ展望はない。手作りの山頂標識(写真下)が付けられている。
|
11:28 大日影山山頂を出発。
南東の防火帯のような広い尾根(写真)をひたすら下る。
|
未舗装の林道に降り立ち、左へわずかで茶道峠(写真)に出て、舗装された林道を横切る。 やや急な尾根を真っ直ぐに登り、露岩を越えると最初のなだらかなピークを越える。 ゆるやかな登り返しから南側のピークを越えわずかに下ると開けた場所に出る。
|
12:03 大笠山山頂に到着。昼食。
山頂標柱(写真上)とジャンボすべり台跡(写真下)がある。昼食中に2名上がってきた。
|
12:48 大笠山山頂を出発。
2つ目の左カーブの先を右に入る。すぐに雑木林に入り、分岐でOLコース(写真)を左に見送り直進する。
|
突き当たりを左で園内の遊歩道に下り立ち、右の芝生広場前(写真)に行き当たり左へ下る。
|
遊歩道の三差路を右に進み、愛宕山カイラインと平行したら、フェンスの間(写真)からひと登りで夢見山山頂に着く。
|
13:02 夢見山山頂に到着(写真)。小休止。
岩がゴロゴロした山頂は狭く、展望はない。
|
13:07 夢見山山頂を出発。
南側の遊歩道に降り立ち右へ進む。陸橋を越えたら分岐を左に道なりにたどれば、自由広場の南側(写真)に出る。 そのまま駐車場に架けられた陸橋を越えれば科学館前に出る。
たまたま撮った写真に山頂標柱が写っていた。こんな所に山頂標柱があるとは思いもしなかった。
|
13:16 愛宕山山頂に到着(写真)。小休止。
右に科学館や天文観測室、左の小高い場所に幾つかの遊具がある。 遊具の間をウロウロして山頂標識を探したが、見つからなかった。それもそのはずで、帰宅後確認して初めて自由広場の南側に山頂標柱があることを知った。 撮った写真を見ると、小さく写っていた。
|
13:35 愛宕山山頂を出発。
駐車場に降りて農道(写真)に入る。
|
5分ほどでソーラーパネルの設置場所(写真)に出る。左へ降りられると踏んでいたが、道はなく途中に柵も見えるので諦めて先に進む。
|
何かの施設の建物の横を降り(写真上)、地図を確認しながら東光寺3丁目の車道に降り(写真下)左折する。 ちょっと大回りになったが、これも登山と割り切る??。 道なりに進み県道109号線を左折すれば、ほどなく東光寺交差点が見え駐車場に着く。
|
14:12 かいてらす東駐車場に到着(写真)。
|
◎ 感想
一番心配だった地形図にルートが記されていない登山口から八人山山頂までは、踏み跡は明確でピンクテープも要所にあり、まったくの杞憂に終わった。代わりに鹿穴から大黒峠の中間点の地形図の岩マークあたりが崖状で、足元が不安定、踏み跡も目印もなくルートファインドを強いられた。地形図の破線を意識しながら、GPSで方向を確認し、歩きやすそうな所をたどり、無事元の尾根に乗り返せた。短いながら、この山行で一番の難所だった。
月見山はついでに寄ってみたのだが、第3磐座や月見山石切場など歴史を感じさせてくれる。
八人山山頂は唯一ピークからの展望が得られる。富士山と御坂山塊、大蔵経寺山、笛吹市街などの展望が広がる。日当たりも良く、ノンビリとできる。
2ヶ所目の展望地が大岩園地の道標がある場所で、七面山、笊ヶ岳、偃松尾山、赤石岳などを一望する。低山なのでそれほど期待していなかっただけに、うれしい誤算だった。
愛宕山では山頂標柱を探してウロウロしたが、結局見つけられなかった。帰宅して自由広場と科学館の間で撮った写真を見て、初めてそこにあることを知った。できれば科学館前の小高い場所に設置して欲しい物だ。