大菩薩嶺
2021.08.13
大菩薩嶺 2,056.9m
◎ 山行情報
山行日 2021年6月21日(月) 曇時々晴れ
山頂所在地/山域 山梨県/奥秩父山塊(大菩薩連嶺)
アクセス/出発地 車/雄滝駐車場 牛ノ寝登山口〜日向沢大菩薩登山口
行程詳細 雄滝駐車場(7:22-7:35)→ 雄滝入口(7:40)→ 雄滝(7:47-7:55)→ 雄滝入口(8:02)→ 林道終点(8:18-8:22)→
牛ノ寝登山口(8:23)→ 榧ノ尾(9:07-9:10)→ 榧ノ尾山山頂(9:21-9:27)→ 玉蝶山山頂(10:06-10:10)→
米代(10:29)→ 天狗棚山山頂(10:46-10:58)→ 石丸峠(11:05-11:07)→ 熊沢山山頂(11:17)→
大菩薩峠(11:32-11:38)→ 親不知ノ頭(11:46-11:48)→ 賽ノ河原(11:50)→ 神部岩(12:04)→ 雷岩(12:12)→
大菩薩嶺山頂(12:17-12:22)→ 雷岩(12:27-12:53)→ 大菩薩峠(13:16-13:18)→ ニワタシバ(13:33)→
フルコンパ(13:44)→ 赤沢分岐(14:26)→ 日向沢大菩薩登山口(14:35)→ 雄滝駐車場(14:49)
所要時間/距離 行動時間:5時間54分 休憩時間:1時間20分 合計:7時間14分/20.1km
服装/装備 半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:22 雄滝駐車場に到着(写真)。
一番乗り・・・と言うか、この日は他にここからの登山者はなかったようだ。トイレあり。 谷村PAで朝食を取ってきたので、早々に準備する。 途中に未舗装路があり、道幅の狭いクネクネ道が続き、さらにはデコボコや大きなウネリがあり、プリウスではかなり神経を使った。 穴があると止まる寸前まで速度を落として通過したため、底を擦ることはなかった。
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7:35 雄滝駐車場を出発。
林道を先に進む。 最初のヘアピンカーブにある雄滝入口(写真)を入る。
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ところどころ石積みの沢を高巻くような道から沢を越え(写真)、岩がゴロゴロする沢を遡上する。
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7:47 雄滝に到着(写真)。小休止。
小さな展望台があるが、先の滝壷まで何とか行くことができる。 説明を読むと2本の滝に挟まれた岩が男性のシンボルのようだ。 滝自体は細く低いが、水勢がありなかなか見応えがある。
7:55 雄滝を出発。
雄滝入口まで戻り林道を先に進む。 15分ほどで日向沢大菩薩登山口を右に見て橋を渡ると、ほどなく林道終点に着く。
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8:18 林道終点に到着(写真)。小休止。
一息入れる。
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8:22 林道終点を出発。
少し戻ったガードレールの切れ目に牛ノ寝登山口(写真上)がある。 入口には消えかけているものの「牛ノ寝登山口」と読める標柱(写真下)がある。
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いきなり急斜面を折り返して下り、沢に架かる苔生した木橋(写真)を渡る。
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これも苔生した石積み(写真)を何度か折り返して急登した後、沢沿いを登って行く。 落ち葉が深くて崩れたり滑ったりで、踏ん張りが効かず歩き難い。
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完全に沢に入ると山葵田だろうか、石積みで区切られた跡(写真)が出てくる。沢出合で左の沢を連続する木橋で越え、沢の間の急な尾根を折り返して登る。
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途中の2箇所の分岐が肝になりそうだ。 最初は前方に木橋が見える場所で左へ折り返す(写真上)のだが、踏み跡は直進方向にもあり、GPSで方向を確認し直した。 2箇所目はその先の右に折り返す場所(写真下)。右に上がる踏み跡は不明瞭で、直進方向に引っ張られそうになる。
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さらに石積みの道を折り返して登り、10分ほどで尾根に乗るが、すぐに左に外して(写真)沢をトラバース気味に登り稜線に乗る。
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9:07 榧ノ尾に到着(写真)。小休止。
左は2016年に歩いた奈良倉山、大マテイ山方面になる。
9:10 榧ノ尾を出発。
ゆるやかに稜線を登る。
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9:21 榧ノ尾山山頂に到着(写真)。小休止。
地形図で分るように隠れピークの山頂で、それらしさはない。山頂標識や三角点がなければ山頂とは気付かないだろう。展望もほとんどない。
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9:27 榧ノ尾山山頂を出発。
さらにゆるやかに稜線をたどり(写真)、尾根が急になると左に巻くように進む。 緩急交えて尾根筋をたどり、標高1700mあたりから登山道は玉蝶山となるピークに向かわず、南側を巻いて南西に延びる。
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山頂を意識しながら進むと、斜面の先に小さな山頂標識が見えたため、強引に斜面に取り付き(写真)玉蝶山山頂に向かう。と言ってもそれほど急でもなく50mほどなのでサクッと登る。
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10:06 玉蝶山山頂に到着(写真)。小休止。
登山道の通っていない山頂にしては立派な山頂標識があるが、展望はない。
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10:10 玉蝶山山頂を出発。
稜線を南西にたどると、すぐに登山道と合流する。 ジグザグの急登(写真上)から長峰が分岐する米代(写真下)に出る。この長峰、白草ノ頭に続く尾根のことのようだ。 背丈の低い笹原の尾根筋をたどる。
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道は尾根を乗り越して北西の尾根に向かうが、ショートカットで尾根上の大岩の左を上がることにした(写真)。 踏み跡はないもののすぐに尾根に乗り返し、北西の尾根に付いた登山道に出る。
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10:46 天狗棚山山頂に到着(写真)。小休止。
細長いピークでしっかりした山頂標識がある。北西の熊沢山の南東斜面に取り付く登山者の姿が見える。
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10:58 天狗棚山山頂を出発。
本来天狗棚山山頂に向かう分岐に出て、前方の隠れピークを左に巻いて下り、石丸峠周辺の気持ちの良い笹原に出る(写真)。
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天狗棚山、雁ヶ腹摺山、小金沢山 |
11:05 石丸峠に到着。
天狗棚山山頂からはかなり急な斜面に見えたが、ここに立ってみるとそれほどでもない。
11:07 石丸峠を出発。
笹原を登る。2/3ほど登って振り返ると、天狗棚山や大樺ノ頭、雁ヶ腹摺山、小金沢山などが見える(写真)。 10分ほどで登り切ると、登山道はピークの南側に延びるため、途中でピークに上がる。
結局はこれがこの日一番の展望となった。
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11:17 熊沢山山頂に到着(写真上)。
ピークの最高地点と思われるが、ピンクテープや境界杭はあるものの熊沢山を示すものはない。 登山道に戻り100mほどのところに、熊沢山と刻まれた道標(写真下)があった。もちろんここがピークであるはずもないのだが。。。
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石や根が露出した斜面の下り(写真)が続き、ゆるむと大菩薩峠休憩舎前に降り立つ。
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上日川峠への道を左に見送り、小屋の間を抜ける(写真)と広々とした大菩薩峠に出る。
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11:32 大菩薩峠に到着(写真)。小休止。
数人の登山者が休憩している。 灰色の雲が湧き上がっていて展望はほぼない。 一応記念撮影?。
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11:38 大菩薩峠を出発。
笹原の間のガレ場をゆるやかに登る(写真)。 下から見えていた岩場を越えると、親不知ノ頭に登り着く。
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11:46 親不知ノ頭に到着(写真)。小休止。
前方のケルンのあるピークに上がってみる。 眼下に上日川ダムが見えるが、雲に覆われ富士山などの遠景は見えない。
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11:48 親不知ノ頭を出発。
前方に妙見ノ頭を見ながらガレ場を下り、賽ノ河原に降り立つ(写真)。丸太小屋やケルンが目立つ。
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妙見ノ頭の左を巻いてゆるやかに登り、岩場を越え標高2000m地点の標柱(写真上)に着く。すぐ先に神部岩(写真下)がある。 さらにガレ場をゆるやかに登る。
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雷岩のすぐ直下で鹿(写真)に遭遇する。人に馴れているのか、近付いても逃げない。
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ほどなく雷岩を越え、分岐に立つ標柱(写真)を確認して大菩薩嶺に向かう。 樹林の中のガレ場をゆるやかに登る。
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12:17 大菩薩嶺山頂に到着(写真)。小休止。
小広い山頂は樹林に囲まれ展望はまったくない。
12:22 大菩薩嶺山頂を出発。
往路を戻る。
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12:27 雷岩に到着(写真)。昼食。
相変わらず厚い雲が垂れ込め展望は悪く、眼下に上日川ダムと甲州市市街が見えるだけ。 食事中に雨がポツポツ降り出すが、濡れるほどではない。
12:53 雷岩を出発。
往路を戻る。
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13:16 大菩薩峠に到着(写真)。小休止。
途切れることなく登山者の姿がある。
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13:18 大菩薩峠を出発。
大菩薩峠の標識の隣から小菅大菩薩道に入る(写真)。
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ところどころ石垣が整備されたゆるやかな下りが続く。 折り返すような道が右に分かれるニワタシバ(写真)を過ぎ、さらに尾根下をひたすら下って行く。
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13:44 フルコンパに到着(写真)。
ベンチがある。かつて奥に小屋があったようだ。
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5分ほどで崩壊地の桟道(写真上)を越え、さらに10分ほどで左にUターンするように尾根を乗り越し(写真下)、ヒノキの植林地をひたすら下る。
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赤沢方面の道を直進方向に見送り(写真)、しばらくして沢沿いになると、間もなく林道に降り立つ。
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14:35 日向沢大菩薩登山口に到着(写真)。
往路を戻る。
14:49 雄滝駐車場に到着。
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◎ 感想
2004年7月に丸川峠分岐駐車場から周回しているので、今回はまるっきり反対側の雄滝駐車場から周回することにした。
牛ノ寝登山口からはやや荒れ気味の登山道が榧ノ尾まで続く。沢を渡り石積みを折り返して登った後の沢沿いの道は落ち葉が深く、足を取られて歩き難い。
さらに急斜面の折返しでは、2箇所直進方向に引っ張られそうになった。幸いGPSとヤマレコのログのおかげで事前に察知できたが。。。
また、玉蝶山には登山道は巻いているので、適当な所で強引に上がった。と言っても50mほどで、傾斜も大したことはない。
天狗棚山山頂へはショートカットしたくて強引に尾根を上がったが、ここも傾斜は大したことはない。
大菩薩峠まででは、これ以外に石丸峠から熊沢山への急登があるだけで、概ねおだやかな稜線が続き歩きやすい。
大菩薩峠から大菩薩嶺まではガレ場や岩場があるものの問題はないだろう。
大菩薩峠からの小菅大菩薩道は概ねなだらかな下りが続き、ペースが上がる。
大菩薩嶺と言えば、雷岩からの展望。富士山を始め南アルプス、乗鞍岳、八ヶ岳などが見られるはずだが、この日は分厚い雲が出てほぼ展望はなかった。
20kmほどの長丁場だが、変化があってなかなか楽しいルートだった。とは言っても、最後はやはりバテた!!