長者ヶ岳、天子ヶ岳

長者ヶ岳 1,335.7m 天子ヶ岳 1,330m

 山行情報

山行日       2021年3月11日(木) 晴れ

山頂所在地/山域  静岡県・山梨県/東海 天子山地

アクセス/出発地  車/田貫湖キャンプ場北側サイト駐車場から周回

行程詳細      田貫湖キャンプ場北側サイト駐車場(7:20-7:45)→ 田貫湖キャンプ場分岐(8:55)→ 休暇村分岐(8:16-8:21)→
          長者ヶ岳山頂(9:01-9:21)→ 上佐野分岐(県境)(9:35)→ 天子ヶ岳山頂(9:51)→ 富士見台(9:54-10:07)→
          天子ヶ岳登山口2(10:57-11:01)→ 休暇村富士(11:46)→ 田貫湖キャンプ場北側サイト駐車場(12:01)

所要時間/距離   行動時間:3時間34分 休憩時間:42分 合計:4時間16分/12.6km

服装/装備     ソフトジャケット(未使用)、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:20 田貫湖キャンプ場北側サイト駐車場に到着(写真)。

平日の早朝なのにすでに半分近く埋まっていた。釣り人が多いのだろうが、はたしてそれだけなのだろうか?
朝食にパン2個。

7:45 田貫湖キャンプ場北側サイト駐車場を出発。

過去2回は長者ヶ岳登山口からだったので、今回はここから登山開始。
トイレ横の石段(写真上)を上り、さらに管理事務所横の石段を上がり、石畳の道(写真下)をゆるやかに登る。

すぐにヒノキ林に入り、北東へトラバース気味にゆるやかに登る(写真)。

7:55 田貫湖キャンプ場分岐に到着(写真上)。

左に折れ東海自然歩道に入ると、いきなり土留めの急階段(写真下)が続く。

いったんゆるむが、再び土留めの急階段からベンチとテーブルが置かれている休憩場(写真)に着く。
さらにゆるやかな登りから、岩や石がゴロゴロする場所を過ぎると、ベンチのある休暇村分岐に着く。

富士山と田貫湖

8:16 休暇村分岐に到着(写真上)。小休止。

この時間だとやや逆光気味になるが、富士山や田貫湖の全容を見られる(写真下)。

逆光気味でやや霞み気味なのが、早春らしさを感じさせてくれる。

8:21 休暇村分岐を出発。

ゆるやかな登りから並木状のヒノキ林(写真)の中をたどる。

P1059が近付くと、わずかに右に巻いて(写真)稜線に戻りP1059を越える。

ゆるやかな下りから少し登り返したところで、「長者ヶ岳1.3km50分」の道標(写真)を見ると浮き石の目立つやや急登となる。

短い笹竹を抜けたベンチ(写真上)の先からゆるやかな登りが続き、再び土留めの階段(写真下)を急登し長者ヶ岳山頂に飛び出す。

9:01 長者ヶ岳山頂に到着(写真右)。小休止。

広い山頂にはベンチやテーブル、比較的新しい山頂標柱、古びた山頂標識、三角点、東海自然歩道の案内図などがある。17年前とそれほど変わっていないようだ。
展望は東に富士山や田貫湖、北西に聖岳、赤石岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳など南アルプスを一望する(写真下)。
南アルプスは17年前には見られなかったと思うのだが。。。

富士山 聖岳、赤石岳、荒川岳 塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳

9:21 長者ヶ岳山頂を出発。

新しいピンクテープが目立つ冬枯れの雑木林(写真)をゆるやかに下ると、前方の枝陰に天子ヶ岳が見えてくる。

岩の露出した下りから鞍部に降り立ち、登り返すとすぐに上佐野分岐(県境)(写真)に着く。今まで歩いてきた東海自然歩道はここから右の上佐野へと分かれるが、天子ヶ岳へは稜線を直進する。

露岩の目立つ急登(写真)から10分ほどでゆるみ、山頂一角をゆるやかにたどる。

9:51 天子ヶ岳山頂に到着(写真上)。

ここが最高点で実際の天子ヶ岳山頂になる。っと言うのも、この先の広場に降りる手前にも山頂標識(写真下)がある。
たまたまピーク上を目指して見付けたものの、道はわずかにピークを右に外して富士見台方面に続いているため、素通りしてしまいそうだ。
そのまま先に進むと山頂標識(写真下)があり、すぐ先で開けた場所に降り立つ。

富士山

9:54 富士見台に到着(写真下)。小休止。

開けた場所の名称がないので、すぐ東にある富士見台の一部として扱うことにした。
その富士見台からは、その名の通り富士山(写真右)が見られる。太陽の位置が変わったせいか、長者ヶ岳よりスッキリ見える。
広場の傍らには石の祠、中央には「天子ヶ岳瓔珞つつじ伝説」のヨウラクツツジと説明板がある(写真下)。
ここも17年前とあまり変わっていないようだ。

山直下の広場 ヨウラクツツジ 瓔珞つつじ伝説 石の祠

10:07 富士見台を出発。

山頂一角を南側へ進むと、すぐに急下降が始まり、分岐(写真)で右に芝川への道を見送る。
この道は地形図に記載はない。

尾根上の岩混じりや小石が浮いていたりの、ジグザグの急下降(写真)が続く。

標高950mあたりでゆるみ(写真)、しばらくして極くなだらかなP921を越える。

しばらくはおだやかな平坦な道が続き、杉林の急下降(写真)から林道に降り立つ。

10:57 天子ヶ岳登山口2に到着(写真)。小休止。

「登山口2」ってことは「登山口1」がある?
17年前は未舗装だった林道は舗装されている。
林道を横切る登山道は白糸の滝方面に続く。

11:01 天子ヶ岳登山口2を出発。

林道を左の田貫湖方面に進むと、10分ほどでパラグライダー離陸場(写真)を左に見る。17年前には離陸準備をしているのを見掛けたが、今も使われているのだろうか?

しばらく道なりに進むと田貫湖キャンプ場南側サイトから内野に通じる車道に出て(写真)、左の田貫湖方面に進む。

ゆるやかな登りが続き、5分ほどで天子の森白糸口の看板(写真)を見る。天子の森の中を登るにつれ傾斜はきつくなり、足に堪える。

天子の森田貫口の看板(写真上)から10分ほどで丁字路(写真下)を右折すると、正面の富士山を見ながら休暇村富士入口に着く。

11:46 休暇村富士に到着(写真)。

前の階段を降りて遊歩道へ降り、分岐を左折する。

田貫湖越しの富士山

わずかで展望デッキ(写真上)に着く。田貫湖越しの富士山(写真下)がなかなか見応えがある。
田貫湖の西岸の遊歩道をたどり、10分ほどで駐車場に戻る。

12:01 田貫湖キャンプ場北側サイト駐車場に到着(写真)。

湖畔のテーブルで富士山を見ながら、昼食を取る。残念ながら火気厳禁なので、ストーブは使えずおにぎり?で我慢する。


 感想

戸谷峰、三才山、烏帽子岩の雪山を計画していたが、どうも雪がなさそう。しかも、穏やかに晴れるとのことで急遽予定を変更し、17年ぶりに長者ヶ岳、天子ヶ岳の周回を決行。

両山頂やパラグライダー離陸場など、一部の記憶はあったが、ほとんど初登山状態。
道標もしっかりしていて、危険な場所もない。
稜線に上がるまでは急登が断続するが、上がってしまえば穏やかな稜線歩きが楽しめる。とは言っても、あまり展望は良くないのだが。。。
この山の一番の目的の富士山が見られ、さらに南アルプスも見られて、大満足!!
難点なのは天子ヶ岳登山口2からの林道・車道歩きが1時間と長いこと。しかも田貫湖に近付くにつれ登りがきつくなる。ジョギングシューズに履き替えて正解だった。

ところで、ヤマレコで「天子ヶ岳登山口2」となっているが、なぜ「2」が付くのだろう?ネットで調べてもまったく分らない。「天子ヶ岳登山口2」があるなら「天子ヶ岳登山口1」もあるのだろうか?まったくの謎だ。。。