小倉山

小倉山 954.8m

 山行情報

山行日       2020年3月6日(金) 快晴

山頂所在地/山域  山梨県/甲信越

アクセス/出発地  車/玉宮ざぜん草公園駐車場から周回

行程詳細      玉宮ざぜん草公園駐車場(7:48-8:35)→ ザゼンソウ群生地入口(8:40)→ (ザゼンソウ群生地)→
          ザゼンソウ群生地出口(8:49)→ 小倉山分岐(9:01)→ 小倉山山頂(9:09-9:29)→ 小倉山分岐(9:35)→
          上条山山頂(9:54-10:00)→ 上条峠分岐(10:12)→ 上条峠展望小屋(10:18-11:00)→ 平沢分岐(11:16)→
          船宮神社(11:28-11:38)→ 玉宮ざぜん草公園駐車場(11:46)

所要時間/距離   行動時間:1時間53分 休憩時間:1時間18分 合計:3時間11分/5.4km

服装/装備     ソフトジャケット、長袖山シャツ、長袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:48 玉宮ざぜん草公園駐車場に到着(写真)。

駐車場にはざっと30台は駐車できるだろうか。一段高いところにトイレと売店兼休憩場のような建物がある。
朝食後、まだ早いのでプラプラして時間を潰す。

8:35 玉宮ざぜん草公園駐車場を出発。

駐車場を出て左に進む。
袂のハイキングマップ(写真)を確認して立野山橋を渡ると、袂が分岐になっている。
左はカタクリの群生地や船宮神社に至り、今日の帰路になる。
右の未舗装の林道を道なりに進むと、ほどなくザゼンソウ売店先の分岐に着く。

8:40 ザゼンソウ群生地入口に到着(写真)。

直進方向に林道が続く。左の入口の電気柵を越えてザゼンソウ群生地に入る。

2006年Canon EOS 20Dで撮影

最初の木道ではザゼンソウはあまり見られず、途中にある細い流れの脇に数株(写真上)、「竹森のザゼンソウ群」の看板のあるあたりで群生(ぱらぱら程度だが)(写真中)が見られる。
ガッカリしながらいったん林道を横切り、さらに木道をたどる。やはりあまり見られず、初めて訪れた2006年(写真下)のときよりも個体数が減っているような気がする。

写真下は2006年にCanon EOS 20Dで撮影したもの。

8:49 ザゼンソウ群生地出口に到着。

群生地を抜け林道分岐を左に進むと、谷間にゆるやかな登山道が続く。
斜面が増すと2〜3度折り返して登り(写真)、尾根上の分岐に出る。

9:01 小倉山分岐に到着(写真)。

右のゆるやかな尾根道から隠れピークを越え、土留めの階段を登る。北東の尾根から東向きの尾根に乗り換えると、ほどなく前方に展望台が見えてくる。

9:09 小倉山山頂に到着(写真右上)。小休止。

大きな展望台に比べ、階段の手摺りに付けられた手作り風の山頂標識(写真右下)が何とも寂しい限りだ。
回りには三角点やテーブル、ベンチがある。
展望台は2段になっていて、最上段からは富士山(少し木が煩い)や南アルプスを一望する(写真下)。

9:29 小倉山山頂を出発。

戻る途中で登山者1人と擦れ違い、小倉山分岐ではザゼンソウ群生地から10人ほどの団体が上がってくるところだった。
ゆるやかな稜線から岩混じりのやや急登になり、地形図でP996と記された小ピークに登り着く。ここが上条山山頂だと思って山頂標識を探すが見当たらず、諦めて先に進む。
わずかに下り登り返すと、今度こそ上条山山頂に着く。

富士山 聖岳、赤石岳、荒川岳 白峰三山 鳳凰山、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳

9:54 上条山山頂に到着(写真)。小休止。

回りは林に囲まれ展望は良くない。

10:00 上条山山頂を出発。

短い急下降からゆるみ、鞍部から登り返し、右下に林道を見ながら小ピークを越える。

10:12 上条峠分岐に到着(写真)。

直進してゆるやかに登ると、今度は左下に林道が見え、前方に東屋が見えてくる。

富士山

10:18 上条峠展望小屋に到着(写真上)。昼食。

小屋と言うよりも東屋だろう。回りは林に囲まれ陽が当たらず肌寒いうえ、展望も得られない。
10mほど下の登山道を外れた斜面で昼食を取る。ここからは富士山(写真下)を始め御坂山地、天子山地などを一望する。

11:00 上条峠展望小屋を出発。

往路を戻り、鞍部から少し登り返したあたりで、右の踏み跡に入る(写真)。この踏み跡は少し薄いもののちょっと注意していれば、見逃すことはないだろう。

すぐに左上に往路で通った上条峠分岐のコルが見える開けた場所(写真)に出ると、踏み跡がほとんどなくなる。
谷へ降りないように北側斜面をたどると、ほどなく明確な踏み跡に行き合った。
谷間のゆるやかな下りが続き、竹森川の流れる沢へと降りて行く。

11:16 平沢分岐に到着(写真)。

平沢集落への分岐を右に見送り、沢に架かる橋を渡る。
沢沿いの道は倒木が多く歩き難い。

ソーラー発電所に行き当たり右へ降りると、右のカヤトの合間に踏み跡が続く(写真)。地形図で船宮神社への道であることを確認して入る。
カヤトの道から沢を越え石垣を上がる。
植林地を抜けると前方に船宮神社の赤い屋根が見え、東側から境内に降り立つ。

11:28 船宮神社に到着(写真上)。小休止。

由緒ありそうな社殿(写真上)の裏手に山梨県指定天然記念物の大ヒノキ(写真下)がある。

11:38 船宮神社を出発。

南側の参道を進み鳥居をくぐり、参道を右に見送り薄い笹藪を進む。
再び沢を越え(写真)、その沢沿いにたどれば、ほどなく立野山橋を袂に出る。

11:46 玉宮ざぜん草公園駐車場に到着(写真)。

駐車場はほぼ満車状態。ザゼンソウの時期とは言え、平日にこの状態になるとは思ってもいなかった。


 感想

小倉山分岐から上条山、上条峠展望小屋、船宮神社、駐車場は一部不明瞭個所がある。迷うほどではないが、コンパス+地形図またはGPSがあると安心だろう。
2006年のほぼ同時期にも来ているが、そのときも疎らなザゼンソウにちょっとガッカリした記憶がある。そのときよりも個体数が少ないように感じた。
南アルプスを見るなら小倉山の展望台。富士山を見るなら上条峠展望小屋が良い。

カタクリ(4月初旬?)も見たいと思っているが、マップにある群生地は大規模ソーラー発電所になっているので、はたして見られるのだろうか?