入笠山(スノーシュー)
2021.09.13
入笠山 1,955.4m(スノーシュー)
◎ 山行情報
山行日 2020年1月19日(日) 晴れ
山頂所在地/山域 長野県/南アルプス前衛
アクセス/出発地 車/沢入登山口駐車場から周回
行程詳細 沢入登山口駐車場(8:40-9:03)→ 法華道分岐(9:48)→ 遊歩道出合(9:54)→ お花畑入口(10:01-10:08)→
裏登山道出合(10:32)→ 入笠山山頂(10:42-10:58)→ 岩場コース・迂回コース分岐(11:05)→
御所平登山口(11:13)→ 大沢山山頂(11:40)→ 三角点(11:47-11:52)→ 林道出合(12:09)→
富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅(12:35-12:40)→ 入笠湿原(12:52)→ 山彦荘(12:57-13:15)→
法華道分岐(13:21)→ 沢入登山口駐車場(13:53)
所要時間/距離 行動時間:3時間59分 休憩時間:51分 合計:4時間50分/10.3km
服装/装備 アウタージャケット、長袖アンダーシャツ、インナージャケット、トレッキングタイツ、雪山パンツ、雪山登山靴、ゲーター、
スノーシュー、トレッキングポール、アイゼン(未使用)
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
過去の山行記録 2017年7月15日(土) 入笠山
◎ 山行記録
8:40 沢入登山口駐車場に到着。
駐車場の登山口側はいっぱい(12台ほど)になっていた。奥のトイレは冬季使用不可。
9:03 沢入登山口駐車場を出発。
駐車場に隣接する登山口(写真)を入り、カラマツ林の中のゆるやかな登りから尾根に乗る。 ジグザグの登りから水道施設を過ぎると、道は山腹をたどるようになり、しばらくはP1799の南側を巻くようにゆるやかに登って行く。
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9:48 法華道分岐に到着(写真)。
2010年のときは直進し入笠湿原から入笠山山頂に向かったが、今回は左の法華道に入る。
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湿原からの沢を横切りゆるやかに登れば、ほどなく遊歩道に飛び出す(写真)。 左に道を取り沢にかかる橋を渡ると、道は林道と平行して続く。
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10:01 お花畑入口に到着(写真)。スノーシュー装着。
多くの登山者がここでアイゼンやスノーシューを履いている。
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10:08 お花畑入口を出発。
ゲートを抜けてお花畑に入る。 一面の雪原には足跡が縦横無尽についているが、まだ踏まれていない雪面を選びながら、真っ直ぐに登って行く(写真)。振り返るとカラマツ林越しに蓼科山と北横岳が見えている。
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左には霧氷の付いたカラマツ林(写真)が青空に映える。 表登山道への分岐を直進し、さらに登り鹿除け柵を抜ける。入笠山の東側山腹をぐるっと巻いて裏登山道に出る。
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10:32 裏登山道出合に到着(写真)。
やや急な尾根を登りから岩場迂回コースが右から合わさると、ほどなく山頂に飛び出す。
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10:42 入笠山山頂に到着(写真右)。小休止。
広々とした山頂は多くの登山者で賑わっている。 遮るもののない360度の大パノラマ(写真下)が広がり、富士山を始めに南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、八ヶ岳、秩父山地と日本の主立った名山を一望する。
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10:58 入笠山山頂を出発。
岩場コースは急傾斜な上、ところどころに段差があり、スノーシューの取り回しに苦労する。 岩場コース・迂回コース分岐(写真)を過ぎると傾斜もゆるみ、右にお花畑を見ながら下り、前方にマナスル山荘が見えてくる。
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11:13 御所平登山口に到着(写真上)。
マナスル山荘の左横から山頂目差して有刺鉄線沿いに一直線に登る(写真下)。 トレースはまったくないが、ところどころにテープがあり、有刺鉄線に沿って登れば迷うことも危険なこともない。
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登り始めは有刺鉄線の右側を登るが、途中笹の露出した場所が何箇所かあったり、疎林で歩きにくいため有刺鉄線の左に出る。 広々とした雪原を自由気ままに登る(写真)。 2/3ほど登ると、前方に天文台だろうか?、2塔のドーム状の建物が見えてくる(写真)。
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ほどなくゲートを越え前方の小屋のような建物の右に回り込み、大沢山山頂と思われる場所に出る(写真)。2010年のときは鉄塔があったが、現在は下のコンクリートの建物が残っているだけだ。 ここからわずかに笹原をたどれば三角点があると思われる場所に着く。
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11:47 三角点に到着(写真)。小休止。
最高地点から三角点方面は樹間が広く明らかに登山道になっていると思われるが、道標も山頂を示す標識もなく、三角点も見つからなかった。
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11:52 三角点を出発。
北東の断崖のような急斜面(写真)を降りる。赤いテープや木に矢印が書かれているため迷うことはないが、とにかく急斜面でスノーシューを横滑りさせて何とか降りる。
写真ではその急斜面ぶりがわかり難い。大袈裟ではなく、ほぼ断崖!!
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平坦になり道は左に向かい、ほどなく林道に飛び出す。 林道分岐を左右と進み、入笠湿原からの道が交差する(写真)ところで左に入る。 P1799の北側山腹を巻くようにゆるやかに登れば、ポンと富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅に出る。
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12:35 富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅に到着(写真)。小休止。
多くのスキーヤーやスノーボーダーで賑わっているが、登山者の姿は見当たらない。氷壁のアイスクライマーは登山者ではなさそう。
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12:40 富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅を出発。
林道からすずらん群生地への道(写真)に入る。
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3分ほどで鹿除けネットの張られたスズラン群生地入口を入り、階段ではなく斜面(写真)をゆっくりと降りる。ソリを楽しむ人もいる。 入笠湿原でスノーシューを外し、階段を上がると山彦荘前に出る。
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12:57 山彦荘に到着(写真)。昼食。
この日は風もおだやかで、陽射しの温もりを感じながら、のんびりとベンチで昼食を取る。
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13:15 山彦荘を出発。
入笠湿原から沢を越え、鹿除け柵の出入り口(写真)を抜ける。 法華道分岐からは往路を下る。 ところどころ雪が解けて地面が露出している。やはり雪が少ない。
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13:53 沢入登山口駐車場に到着(写真)。
駐車場は沢側も多くの車が停められ、この山の人気ぶりが伺われる。
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◎ 感想
2020年初登山は10年振りの入笠山スノーシュー。暖冬で雪の状況が心配だったが、スノーシューを楽しむには問題なかった。
ただ、全体に雪は少なく、下山時は雪が解けて地面が露出している場所もあった。
お花畑入口から山彦荘までスノーシューだったが、アイゼンでも問題なさそう。ただし、入笠山から岩場コースを下ると、段差がありスノーシューでは取り回しが困難。多分登りも大変だと思う。
マナスル山荘から大沢山は有刺鉄線沿いを登ったが、トレースはなまったくなかった。まあ、真っ直ぐ登るだけなので問題はない。
大沢山から林道出合までもトレースはないが、赤いテープや木に矢印があり迷うことはない。ただし、相当な急傾斜で、バランスを崩せば転げ落ちてしまうだろう。
入笠山山頂は風がほとんどなく、360度の大パノラマで、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳などなどをのんびりと満喫。最高の山行になった。
◎ 日帰り温泉
ふれあいセンターふじみ
町営の福祉施設内にある温泉で、混んではないが、地元のお年寄りが多い印象。
休憩所はあるが、ソファーに座るタイプで、寝っ転がるスペースはない。また、食事処はないが、飲食物の持ち込みはOK。
内湯1つだけなのに、料金600円(町外)は高い。