宮路山、五井山、御堂山、砥神山

宮路山 361m 五井山 454.4m 御堂山 363.7m 砥神山 252m

 山行情報

山行日       2020年11月27日(金) 晴れ

山頂所在地/山域  愛知県/東海

アクセス/出発地  車/東三河ふるさと公園駐車場から周回

行程詳細      東三河ふるさと公園駐車場(7:04-7:25)→ 東三河ふるさと公園展望ツツジ園(7:43-7:50)→ 宮路山登山口(7:57)→
          灰野峠(8:03)→ 宮道天神社奥ノ院・富士見台(8:37-8:39)→ 宮路山山頂(8:43-8:53)→ 赤坂村三等三角点(9:19)→
          五井山山頂(9:53-10:03)→ 五井山パラグライダー離陸場(10:06)→ 五井山山頂(10:10)→ 国坂峠(10:28)→
          御堂山山頂(11:01-11:11)→ さがらの森第1駐車場(11:20)→ 砥神山山頂(11:35-12:11)→ 潮見展望台(12:20)→
          さがらの森第1駐車場(12:29-12:33)→ 東三河ふるさと公園駐車場(13:37)

所要時間/距離   行動時間:4時間53分 休憩時間:1時間19分 合計:6時間12分/18.1km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:04 東三河ふるさと公園駐車場に到着(写真)。

管理棟にトイレと自販機の置かれた休憩場所がある。
この時期の利用時間は7:00〜17:30なので要注意。県道373号線に面したゲートが閉められるのだろう。
高速のPAで朝食を取っているので、トイレを済まし準備に掛かる。

7:25 東三河ふるさと公園駐車場を出発。

駐車場を出てすぐ右にある七曲がりの路コース登り口(写真)を入る。いきなり土留めの階段が断続し、歩き始めの足に堪える。

舗装された主園路(写真)を横切り、七曲がりの路コースに入り直す。

再び土留めの階段から東三河ふるさと公園展望ツツジ園(写真上)に出る。季節外れのツツジ(写真下)が咲いている。
ひと登りで展望台の建つ山頂に出る。

7:43 東三河ふるさと公園展望ツツジ園に到着(写真右上、下)。小休止。

広場になっていてベンチやトイレ、自販機がある(写真右上)。正式には遠見山だそうで、展望台ではなく物見台(写真右下)。
その物見台からは10月に歩いた鳥川アルプス、7月に歩いた本宮山、2007年に歩いた湖西連峰や三河湾、渥美半島など、ほぼ360度の大パノラマが広がる(写真下)。
三角点は西側の小高い場所にあるが、柵に囲まれ近づけない。

7:50 東三河ふるさと公園展望ツツジ園を出発。

北西に延びる主園路をたどり行き当たった丁字路を左に行けば、ほどなく東屋の先の宮路山登山口に着く。

鳥川アルプス 本宮山 湖西連峰 三河湾、渥美半島

7:57 宮路山登山口に到着(写真)。

斜め右の登山道に入ると、やっと登山らしくなり、雑木林の中を露岩を交えてゆるやかに下って行く。

切り通し状の道が交差する灰野峠(写真)を越え、尾根を急登すると突然開けた平坦地に出た。どうも鉄塔が建っていた場所のようだ。

そこを越えると右が枯れ枝で通行止めになっている道と合わさり(写真)、露出した木の根と岩を交えた尾根の登りが続く。

ややゆるんだところで5本の幹が立ち上がる倒木(写真)をくぐる。誰が名付けたか「命の樹」と言うらしい。
概ね尾根通しに幾つかのコブや小ピークを越えて高度を上げ、ゆるんだところで宮道天神社奥ノ院の前に出る。

8:37 宮道天神社奥ノ院・富士見台に到着(写真上)。小休止。

山旅の安全を祈願する。
富士見台(写真下)はお堂の右から裏に回り込んだ場所になるが、残念ながら富士山は見えなかった。

8:39 宮道天神社奥ノ院・富士見台を出発。

すぐに赤坂駅への道が分かれる鞍部に降り立ち、ひと登りで宮路山山頂に飛び出す。

三河湾、渥美半島、御堂山

8:43 宮路山山頂に到着(写真上、中)。小休止。

それほど広くはないが、日当たりが良く気持ちが良い。
宮路山聖跡と刻まれた山頂標石(写真上)が目立つ。聖跡ってことは何か謂れの有る場所なんだろうか。
1本のカエデが紅葉している(写真中)。
南側が開け、三河湾や渥美半島、そして右にはこれから向かう御堂山が見えている(写真下)。

8:53 宮路山山頂を出発。

すぐに分岐で右に赤坂駅への道を分け、ベンチの置かれた開けた場所を通過する。杉林の中の下りから道標(写真)を過ぎ、雑木林に変わると登りに転じる。

赤坂村三等三角点のあるP402.7へは、いったん尾根の南側を巻き西側(写真)から取り付く。
注意すれば取り付き場所の木に赤いテープが見つかる。(写真)。

30mほどゆるやかに尾根をたどれば赤坂村三等三角点(写真)に着く。
写真に収めすぐに登山道に引き返す。

右に電波塔が見えると林道と平行し、ゆるやかにアップダウンする。ゆるやかな登りから土留めの階段(写真)を上がると、ポンと林道に飛び出す。

右に進みすぐに登山道に入る(写真上)が、なだらかなピークを越えて再び林道を横切り、尾根上の分岐(写真下)を右に取れば、わずかで五井山山頂に飛び出す。

御堂山、砥神山
三河湾、渥美半島、御堂山

9:53 五井山山頂に到着(写真上)。小休止。

広々とした山頂だが、半分が鉄柵に囲まれた電波塔跡が占める。それでも十分な広さで、多数のベンチが置かれている。
ここも南側が大きく開け、これから向かう御堂山や砥神山(写真中)、三河湾渥美半島、小島、大島、蒲郡市街など(写真下)が見えている。

10:03 五井山山頂を出発。

鉄柵沿いに進み林道に出る。

10:06 五井山パラグライダー離陸場に到着(写真)。

林道の右カーブのガードレールの外側に離陸場がある。ガードレールを越えて一番手前に立ってみるが、先端が切れ落ちていることを想像すると、そこに立っているのが精いっぱいで先端に行く勇気が出なかった。

足を滑らせたら掴まるものもないので、多分アウトでしょう。。。

10:10 五井山山頂に到着。

尾根上の分岐を直進し国坂峠に続く南側の尾根を急下降する。
いったん林道に降り、すぐ先のヘアピンカーブで右に入る(写真)。杉の木にピンクテープが付けられているが、登山道があるようには見えず見逃しそうだ。カーブミラーが目印になるだろう。
再び尾根伝いに下り、雑木混じりの杉林に変わると左の斜面を下り林道入口のゲートに降り立つ。ゲートの先を県道368号線が走る。

10:28 国坂峠に到着(写真上)。

ゲート先を走る県道368号線を横切り、獣除けのゲートを抜ける(写真下)。

短い尾根の急登から分岐点(写真)に登り着く。右の尾根をたどると白山神社奥院のようだ。
左の主尾根をゆるやかに登り、蒲郡市街を見渡せる展望台に着く。

幾つかの小ピーク越えからゆるやかな登りが続き、分岐(写真)で左に住居跡への道を見送ると、ポンと御堂山山頂に飛び出す。

11:01 御堂山山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂は狭く展望はない。
幾つかの手作りの山頂標識(写真上)が付けられているが、一際目立つのは丹野城趾と刻まれた石盤(写真中)だ。その基部には丹野城の由来も書かれている。
下山時に気付いたのだが、東側の相楽山荘方面への下山口には三体の女性と思われる石仏(写真下)が祀られている。

11:11 御堂山山頂を出発。

相楽山荘方面への下山口(写真上)ではなく、道標のない南側の笹の間(写真下)から尾根に入り急下降する。

5分ほどで細い林道(相楽山荘方面への下山口からの林道だと思われる)(写真上)に出て、わずかで林道が交差する十字路(写真下)に降り立つ。
奥左に進むと駐車場に出る。

11:20 さがらの森第1駐車場に到着(写真)。

バイクが1台止まっているだけ。

砥神山ハイキングコースに入る(写真)。

ときどき林道への道が左右に分かれる尾根上のおだやかな道(写真)をたどる。

土留めの階段をゆるやかに登ると、潮見展望台分岐(写真)に着く。展望台は帰路に寄ることにして先に進む。

ゆるやかな登りからひと登りで双耳峰(砥神山東峰、西峰)の鞍部(写真)に登り着き、さらに右へひと登りでP252に登り着く。

11:35 砥神山山頂に到着。昼食。

ここはP252でしめ縄が巻かれた巨石(写真)がある。

ラグーナテンボス
渥美半島、姫島、小島、大島

さらに西に50mほど進むと山頂標識のある開けた場所に出る(写真上)。実質こっちが山頂のようだ。
狭い山頂には山頂標識のほか、2台のベンチや石灯籠、ここにもしめ縄が巻かれた巨石(写真中上)がある。この巨石はご神体なのだろうか?
展望もまずまずで、ラグーナテンボスや渥美半島、姫島、小島、大島などを一望する(写真中下、下)。
日当たりの良いベンチで景色を見ながら、ノンビリと昼食を取る。

12:11 砥神山山頂を出発。

往路を戻り潮見展望台分岐を右に入る。

12:20 潮見展望台に到着(写真上)。

展望は砥神山山頂とほとんど同じ。手作りの展望図(写真下)がいい感じ。
往路を戻る。

12:29 さがらの森第1駐車場に到着。。小休止。

長いロードに備え、ここで登山靴からジョギングシューズに履き替える。

12:33 さがらの森第1駐車場を出発。

相楽ヒメハルロード(写真)をひたすら下る。
10分ほどの十字路を直進するはずが、脇道っぽい感じだったため迷うことなく右折して大回りになってしまった。距離的には300mほど長くなっただけで、大きなロスではなかったが。。。

鈴なりのいろんな柑橘系を見ながら下り、ハウスの建つ十字路(写真上)を左折、橋を渡った先の左カーブ入口を右に入る(写真下)。

ゆるやかな登りから尾根を乗り越し、ゆるい右カーブで左の脇道(写真)に入る。

すぐに丁字路を左折ししばらく道なりに進み、橋を渡った丁字路(写真)を左折する。

道なりに進み県道373号線に出れば、東三河ふるさと公園は目の前だ(写真)。

13:37 東三河ふるさと公園駐車場に到着。


 感想

危険な場所や迷いそうな場所はない。と書きながらも、御堂山からの下り口がどれなのか分り難かったり、帰路の林道では道を間違え、大回りするはめに。。。
唯一の難点は最後のロード(ほぼ7km)が長いこと。それも登山靴からジョギングシューズに履き替えることで、足の負担が減り軽快に歩けた。
御堂山以外は展望も日当りも良く、この日は小春日和の暖かい日差しが心地良かった。中でも私のお薦めは五井山。広々としてベンチも多くあり、ノンビリするにはうってつけだ。近くの五井山パラグライダー離陸場にも、ぜひ立ち寄って欲しい。私には上部に立っただけでその高度感が得られ、とてもじゃないが先に行ってみたいとは思わなかった。その高度感を想像するだけで、どうすればこんなところから飛び出せるんだろうと思ってしまう。
砥神山東峰は完全にスルーしてしまったが、帰宅後山頂には役行者が祀られていることを知り、山頂を踏めば良かったとちょっと後悔した。
下山時刻があまりにも早過ぎ、車中泊しての翌日の山行(風切山)を止めて帰宅することにした。