醍醐山、西山

醍醐山 635m 西山 487.4m

 山行情報

山行日       2020年11月29日(日) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/甲信越

アクセス/出発地  車/身延町営駐車場(甲斐常葉駅前)から周回

行程詳細      身延町営駐車場(8:00-8:36)→ 醍醐山登山口(9:11)→ 大子集落(9:32)→ 稜線分岐(9:34)→
          西山山頂(9:44-10:00)→ 稜線分岐(10:11)→ 醍醐山山頂(10:33-10:45)→ 醍醐山展望台(10:51-11:31)→
          醍醐山山頂(11:37-11:40)→ 醍醐山見晴台(11:41-11:43)→ 五老峰展望台(11:56)→ 鳩打峠(12:01)→
          常幸院霊園管理事務所(12:13)→ 身延町営駐車場(12:19)

所要時間/距離   行動時間:2時間30分 休憩時間:1時間13分 合計:3時間43分/9.2km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

8:00 身延町営駐車場に到着。

甲斐常葉駅前(写真)にあり、10〜15台は駐車可能と思われる。自転車置き場の奥も使用可能なら20台はいけそう。
駅舎の左にトイレ、右に醍醐山の簡易地図がある。
朝食とトイレを済まし準備に掛かる。

8:36 身延町営駐車場を出発。

常葉川沿いの県道419号線を南下し、国道300号線に出る(写真)。

下部温泉への道を左に見送り、200mほどで右の道(写真)に入り上之平集落内をたどる。
下りに差し掛かったところで右手に醍醐山登山口が出てくる。

9:11 醍醐山登山口に到着(写真)。

登山道を入るとすぐに右からの道と合わさる。

ゲートを抜け1つ目の堰堤前で沢を横切り(写真)、左側を越える。

露岩に積もった落ち葉(写真)を踏んで登り、2つ目の堰堤を越える。

2つ目の沢越え(写真)から本沢と支沢の間の尾根を折り返して急登する。

100mごとに標識(写真)が出てくる。

これが意外と励みになり、快調に登って行けた?。

小さな石の祠を見ると、ほどなく大子(だいご)集落(写真)を抜け稜線に登り着く。

9:34 稜線分岐に到着(写真上)。

右にある道標(写真下)を確認し西山へ向かう。

稜線を左にたどりピーク上の鉄塔(写真上)を左から回り込み、そのまま西側の稜線に入る。取り付きに踏み跡も目印もなくちょっと分り難いが、良く見ると潅木の向こうに細い稜線の形が分る(写真下)。
ゆるやかな登りから尾根が広がり、5分ほどで西山山頂に着く。

9:44 西山山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂には山頂標識と新旧の三角点(写真中)がある。なぜか旧三角点(写真下)は横倒しになって放置されている。
林に囲まれ展望はほとんど望めず、西側の枝の合間に富士見山がなんとか見える程度だ。

10:00 西山山頂を出発。

戻り始めの広い稜線で方向を確認しながら、途中で細い稜線(写真)に意識して乗れば鉄塔に出る。

途中登山道にような跡に乗るが、そのままたどると鉄塔の立つピークの南側に出てしまいそうだ。

稜線上の分岐からはひと登りでお堂(写真)に出る。サッシが珍しい。

味気ない電柱が左に離れると、短い折返しの急登(写真)が続く。

途中の紅葉(写真)に元気をもらう。

さらに土留めの階段(写真上)の急登からなだらかな広い尾根をたどれば、ほどなく醍醐山の休憩舎が見えてくる(写真下)。

10:33 醍醐山山頂に到着(写真上、中)。小休止。

ここも林に囲まれ展望は望めない。
山頂には山頂標柱と三角点(写真上)、休憩舎(写真中)、醍醐山の地形や歴史の説明がある。
東側で鉄塔の解体工事(写真下)が行われている。

10:45 醍醐山山頂を出発。

西側の尾根をゆるやかに下る。

10:51 醍醐山展望台に到着(写真右)。昼食。

展望台と言っても展望図があるだけだが、展望図(写真下)通りの大パノラマ(写真下)が広がる。ちょっと獣除けのネットが煩い。
左から五老峰、雪見岳、熊森山、五宗山などの天子山地、三石山、高ドッキョウ、篠井山、青笹山、下十枚山、十枚山身延山、七面山などの身延山地、青笹山(井川)、青薙山、稲又山、布引山、笊ヶ岳などの南アルプス南部を一望する(写真下)。手前には今日登ってきた西山も見える。
日当たりも良いので急遽ここで昼食を取ることにした。

11:31 醍醐山展望台を出発。

往路を戻る

展望図 天子山地 身延山地 身延山地、南アルプス南部

11:37 醍醐山山頂に到着。小休止。

11:40 醍醐山山頂を出発。

北側に一段降りたところが醍醐山見晴台になっている(写真)。

甘利山、八ヶ岳、金峰山

11:41 醍醐山見晴台に到着(写真上)。小休止。

櫛形山、千頭星山、甘利山、八ヶ岳、茅ヶ岳、瑞墻山、金峰山、北奥仙丈ヶ岳を一望する(写真下)。
事前にここを知っていたら、こっちで昼食の方が良かったか。。。

11:43 醍醐山見晴台を出発。

解体した鉄塔を運ぶモノレールを越え、そのモノレール沿い(写真)に下る。
途中で右に折れトラバース気味に下り、ネットを抜け尾根下を下って行く。

五老峰と五宗山を一望する五老峰展望台(写真)を過ぎ、尾根を回り込んで下る。

12:01 鳩打峠に到着(写真)。

杉ノ木方面にも降りられるようだ。
北側のピークを回り込むようにたどり、北東の尾根に乗る。
フカフカの枯れ葉が足に優しい。
前方に集落が見えると、ほどなく常幸院霊園管理事務所横に降り立つ。

12:13 常幸院霊園管理事務所に到着(写真)。

丁字路を左、右と折れ踏み切りを越え、川沿いの道に出て右へ進めば、ほどなく甲斐常葉駅が見えてくる。

12:19 身延町営駐車場に到着(写真)。


 感想

全行程特に問題になる場所はない。道標や目印のほか、100mごとの標識があり、安心して歩ける。
強いて注意するとすれば、西山から鉄塔に戻るとき、広い稜線で方向を定め難いこと。また、稜線が狭まったら意識して稜線上をたどること。逆に鉄塔から西山へはそれほど気を使わずにたどり着ける。
甲斐常葉駅から醍醐山登山口まで35分ほどの舗装路歩きになるが、ちょっと長めのウォームアップと思えばいい。
部分的に短い急登はあるが、概ねおだやかな道が続き、道標もしっかりしていて歩きやすい。距離的にも10km未満で、ハイキング気分でも歩けそう。
私は醍醐山展望台で昼食を取ったが、狭いながら展望も日当たりも良く、この季節なら山頂よりもお薦めだ。
里山なので展望は期待していなかったが、醍醐山の展望台ではちょっと柵が邪魔だが、天子山地から身延山地、南アルプス南部の山々、醍醐山の見晴台からは八ヶ岳連峰、奥秩父山塊を一望できた。また、一部だが紅葉も見られ、短いながら大満足の山行だった。。
ところで、標高が634mということで「醍醐山を愛する会」では「山のスカイツリー」として親しまれているとのこと(国土地理院の改定で現在は635m)。