醍醐山、西山
2021.09.05
醍醐山 635m 西山 487.4m
◎ 山行情報
山行日 2020年11月29日(日) 晴れ
山頂所在地/山域 山梨県/甲信越
アクセス/出発地 車/身延町営駐車場(甲斐常葉駅前)から周回
行程詳細 身延町営駐車場(8:00-8:36)→ 醍醐山登山口(9:11)→ 大子集落(9:32)→ 稜線分岐(9:34)→
西山山頂(9:44-10:00)→ 稜線分岐(10:11)→ 醍醐山山頂(10:33-10:45)→ 醍醐山展望台(10:51-11:31)→
醍醐山山頂(11:37-11:40)→ 醍醐山見晴台(11:41-11:43)→ 五老峰展望台(11:56)→ 鳩打峠(12:01)→
常幸院霊園管理事務所(12:13)→ 身延町営駐車場(12:19)
所要時間/距離 行動時間:2時間30分 休憩時間:1時間13分 合計:3時間43分/9.2km
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
8:00 身延町営駐車場に到着。
甲斐常葉駅前(写真)にあり、10〜15台は駐車可能と思われる。自転車置き場の奥も使用可能なら20台はいけそう。 駅舎の左にトイレ、右に醍醐山の簡易地図がある。 朝食とトイレを済まし準備に掛かる。
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8:36 身延町営駐車場を出発。
常葉川沿いの県道419号線を南下し、国道300号線に出る(写真)。
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下部温泉への道を左に見送り、200mほどで右の道(写真)に入り上之平集落内をたどる。 下りに差し掛かったところで右手に醍醐山登山口が出てくる。
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9:11 醍醐山登山口に到着(写真)。
登山道を入るとすぐに右からの道と合わさる。
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ゲートを抜け1つ目の堰堤前で沢を横切り(写真)、左側を越える。
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露岩に積もった落ち葉(写真)を踏んで登り、2つ目の堰堤を越える。
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2つ目の沢越え(写真)から本沢と支沢の間の尾根を折り返して急登する。
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100mごとに標識(写真)が出てくる。
これが意外と励みになり、快調に登って行けた?。
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小さな石の祠を見ると、ほどなく大子(だいご)集落(写真)を抜け稜線に登り着く。
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9:34 稜線分岐に到着(写真上)。
右にある道標(写真下)を確認し西山へ向かう。
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稜線を左にたどりピーク上の鉄塔(写真上)を左から回り込み、そのまま西側の稜線に入る。取り付きに踏み跡も目印もなくちょっと分り難いが、良く見ると潅木の向こうに細い稜線の形が分る(写真下)。 ゆるやかな登りから尾根が広がり、5分ほどで西山山頂に着く。
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9:44 西山山頂に到着(写真上)。小休止。
山頂には山頂標識と新旧の三角点(写真中)がある。なぜか旧三角点(写真下)は横倒しになって放置されている。 林に囲まれ展望はほとんど望めず、西側の枝の合間に富士見山がなんとか見える程度だ。
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10:00 西山山頂を出発。
戻り始めの広い稜線で方向を確認しながら、途中で細い稜線(写真)に意識して乗れば鉄塔に出る。
途中登山道のような跡に乗るが、そのままたどると鉄塔の立つピークの南側に出てしまいそうだ。
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稜線上の分岐からはひと登りでお堂(写真)に出る。サッシが珍しい。
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味気ない電柱が左に離れると、短い折返しの急登(写真)が続く。
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途中の紅葉(写真)に元気をもらう。
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さらに土留めの階段(写真上)の急登からなだらかな広い尾根をたどれば、ほどなく醍醐山の休憩舎が見えてくる(写真下)。
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10:33 醍醐山山頂に到着(写真上、中)。小休止。
ここも林に囲まれ展望は望めない。 山頂には山頂標柱と三角点(写真上)、休憩舎(写真中)、醍醐山の地形や歴史の説明がある。 東側で鉄塔の解体工事(写真下)が行われている。
10:45 醍醐山山頂を出発。
西側の尾根をゆるやかに下る。
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10:51 醍醐山展望台に到着(写真右)。昼食。
展望台と言っても展望図があるだけだが、展望図(写真下)通りの大パノラマ(写真下)が広がる。ちょっと獣除けのネットが煩い。 左から五老峰、雪見岳、熊森山、五宗山などの天子山地、三石山、高ドッキョウ、篠井山、青笹山、下十枚山、十枚山身延山、七面山などの身延山地、青笹山(井川)、青薙山、稲又山、布引山、笊ヶ岳などの南アルプス南部を一望する(写真下)。手前には今日登ってきた西山も見える。 日当たりも良いので急遽ここで昼食を取ることにした。
11:31 醍醐山展望台を出発。
往路を戻る
展望図 |
天子山地 |
身延山地 |
身延山地、南アルプス南部 |
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11:37 醍醐山山頂に到着。小休止。
11:40 醍醐山山頂を出発。
北側に一段降りたところが醍醐山見晴台になっている(写真)。
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甘利山、八ヶ岳、金峰山 |
11:41 醍醐山見晴台に到着(写真上)。小休止。
櫛形山、千頭星山、甘利山、八ヶ岳、茅ヶ岳、瑞墻山、金峰山、北奥仙丈ヶ岳を一望する(写真下)。 事前にここを知っていたら、こっちで昼食の方が良かったか。。。
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11:43 醍醐山見晴台を出発。
解体した鉄塔を運ぶモノレールを越え、そのモノレール沿い(写真)に下る。 途中で右に折れトラバース気味に下り、ネットを抜け尾根下を下って行く。
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五老峰と五宗山を一望する五老峰展望台(写真)を過ぎ、尾根を回り込んで下る。
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12:01 鳩打峠に到着(写真)。
杉ノ木方面にも降りられるようだ。 北側のピークを回り込むようにたどり、北東の尾根に乗る。 フカフカの枯れ葉が足に優しい。 前方に集落が見えると、ほどなく常幸院霊園管理事務所横に降り立つ。
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12:13 常幸院霊園管理事務所に到着(写真)。
丁字路を左、右と折れ踏み切りを越え、川沿いの道に出て右へ進めば、ほどなく甲斐常葉駅が見えてくる。
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12:19 身延町営駐車場に到着(写真)。
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◎ 感想
全行程特に問題になる場所はない。道標や目印のほか、100mごとの標識があり、安心して歩ける。
強いて注意するとすれば、西山から鉄塔に戻るとき、広い稜線で方向を定め難いこと。また、稜線が狭まったら意識して稜線上をたどること。逆に鉄塔から西山へはそれほど気を使わずにたどり着ける。
甲斐常葉駅から醍醐山登山口まで35分ほどの舗装路歩きになるが、ちょっと長めのウォームアップと思えばいい。
部分的に短い急登はあるが、概ねおだやかな道が続き、道標もしっかりしていて歩きやすい。距離的にも10km未満で、ハイキング気分でも歩けそう。
私は醍醐山展望台で昼食を取ったが、狭いながら展望も日当たりも良く、この季節なら山頂よりもお薦めだ。
里山なので展望は期待していなかったが、醍醐山の展望台ではちょっと柵が邪魔だが、天子山地から身延山地、南アルプス南部の山々、醍醐山の見晴台からは八ヶ岳連峰、奥秩父山塊を一望できた。また、一部だが紅葉も見られ、短いながら大満足の山行だった。。
ところで、標高が634mということで「醍醐山を愛する会」では「山のスカイツリー」として親しまれているとのこと(国土地理院の改定で現在は635m)。