守門岳〜大岳、青雲岳、袴岳〜
2021.10.05
守門岳 〜 大岳 1,432.4m 青雲岳 1,487m 袴岳 1,537.3m 〜
◎ 山行情報
山行日 2019年7月11日(木) 晴れ
山頂所在地/山域 新潟県/北陸 越後山脈
アクセス/出発地 車/二口駐車場 保久礼登山口〜二口登山口
行程詳細 二口駐車場(6:15-6:41)→ 保久礼登山口(6:59)→ 保久礼小屋手前分岐(7:25)→ キビタキ清水(7:48-7:50)→
キビタキ避難小屋(7:53)→ 天狗岩屋清水(8:41)→ 大岳山頂(8:59-9:08)→ 網張り(9:31)→
大岳分岐(9:49)→ 青雲岳山頂(10:05-10:10)→ 守門岳(袴岳)山頂(10:23-10:45)→ 青雲岳山頂(10:56)→
大岳分岐(11:08)→ 滝見台(11:48)→ 護人清水(12:31-12:36)→ 二口登山口(12:54)→ 二口駐車場(12:55)
所要時間/距離 行動時間:5時間31分 休憩時間:43分 合計:6時間14分/12.4km
服装/装備 半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
10日
21:40 自宅を出発。
東名、圏央道、関越と乗り継ぎ、小出ICで降りる。県道70号線を北上、佐梨川を渡った左に 道の駅ゆのたにがある。
11日
2:10 道の駅ゆのたにに到着。
ここで仮眠を取るが、大型トラックが停められる売店前より、奥只見郷インフォメーションセンターの西側が静かで良い。
4:50 起床。
洗面・トイレを済まし、道路を挟んで隣接するコンビニで飲料水を調達、朝食を取る。
5:30 道の駅ゆのたにを出発。
6:15 二口(ふたくち)駐車場に到着(写真)。
川を挟んで2箇所ある奥の駐車場に停める。手前の駐車場にトイレや登山案内図がある。
6:41 二口駐車場を出発。
林道を先に進む。エゾアジサイを見ながら20分ほどゆるやかに登ると、二分駐車場に出る。 すぐ先に保久礼(ほっきゅれい)登山口がある。
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6:59 保久礼登山口に到着(写真)。
そのまま林道を進めば保久礼駐車場方面になる。 右に入るとすぐに舗装が途切れ、雑草が生い茂った登山道をゆるやかに登る。途中何箇所か泥濘があり、気を使う。 やや傾斜が増し折り返して登れば、ほどなく林道に出る。
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7:25 保久礼小屋手前分岐に到着(写真)。
林道を左に行くと保久礼駐車場、右に行けば保久礼小屋があるようだが、ここからは見えない。 右の登山道に入ると、すぐに保久礼小屋からの道が合わさり、土留め階段の急登が続く。 20分ほどでキビタキ清水分岐に出る。
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7:48 キビタキ清水に到着(写真)。小休止。
分岐の道標には20mとあるが、実際にはせいぜい5mほどだろう。 冷たくて美味い。生き返る!!
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7:50 キビタキ清水を出発。
すぐに分岐をキビタキ避難小屋経由の左に道を取る。避難小屋(写真)を過ぎると、滑りやすい粘土質の急登が続く。
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ノギランを見ながら不動平(写真)を過ぎると、ほどなく天狗岩屋清水分岐に出る。 ここで初めてヒメサユリが姿を現す。 道標に約90mとあるので天狗岩屋清水へ行ってみる。途中にポツポツと咲くヒメサユリを見ながら、5分ほどゆるやかに下ると行き止まりになる。
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8:41 天狗岩屋清水に到着(写真)。
ここも冷たくて美味い。 すぐに元の登山道に戻る。
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10分ほどで登山道を少し外れた場所に不動さま(写真)が祀られている。
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8:59 大岳山頂に到着(写真)。小休止。
岩がゴロゴロする小広い山頂で、三角点や鐘、祠などがあるが、山頂標識は見つけられなかった。 潅木に囲まれ展望はあまり良くないが、岩の上から北西側を見通せる。晴れていれば佐渡島まで見えるようだが、この日は曇りがちで、なんとか弥彦山が見えている程度だった。
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飯豊連峰 |
守門岳 |
9:08 大岳山頂を出発。
すぐ先で展望が開け、飯豊連峰(写真上)から烏帽子山、磐梯山、黒姫、守門岳(写真下)、青雲岳、日光白根山、中ノ岳、越後駒ヶ岳、八海山などを一望する。 ヒメサユリやニガナ、ミヤマクルマバナ、オオバギボウシ、ニッコウキスゲ、アカモノなどを見ながら稜線をゆるやかに下る。 標柱だったと思われる杭が横たわる網張りを過ぎると、ウラジロヨウラクやカラマツソウ、ゴゼンタチバナなどを見ながらゆるやかに登り返す。 やや急登から雪渓を過ぎ、大岳分岐に登り着く。
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9:49 大岳分岐に到着(写真)。
左に道を取り、ゴゼンタチバナが群生する木道をたどれば、15分ほどで青雲岳山頂に着く。
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10:05 青雲岳(あおくもだけ)山頂に到着(写真)。小休止。
広い草地で、鐘の付いた山頂標柱やテラス風のベンチがある。小さい池塘もある。ほとんど遮るものがなく、広々とした展望が広がる。特に眼前に守門岳が大きい。
10:10 青雲岳山頂を出発。
木道をゆるやかに短く下り、ゆるやかな登り返しから山頂直下をやや急登すれば、ポンと守門岳山頂に飛び出す。
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10:23 守門岳(袴岳)山頂に到着(写真右)。昼食。
岩がゴロゴロする小広い山頂には、山頂標識や三角点、方位盤、祠がある。 まったく遮るもののない360度の大パノラマが広がり、飯豊連峰から烏帽子山、磐梯山、黒姫、守門岳、青雲岳、日光白根山、中ノ岳、越後駒ヶ岳、八海山などを一望する。さらに、今まで守門岳に隠れて見られなかった浅草岳も見えている(写真下)。 おにぎり2個を水で流し込む。その間にも登山者が次々とやって来る。
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10:45 守門岳(袴岳)山頂を出発。
木道の途中でトキソウを見つける。ここだけに咲いているようだ。他にも花後のイワカガミやオニアザミ、カラマツソウなどが見られた。
11:08 大岳分岐に到着。
直進し、岩や木の根の露出した登山道をひたすら下る。ときどき大きな段差もある。
11:48 滝見台に到着(写真上)。
標高1000mあたりの岩場の上に標柱が立つ。守門岳と二口登山口との中間点になる。200mほど東にオカバミ滝(写真下)が小さく見える。 ゆるやかな細い稜線を小さなコブを幾つか越えながらひたすら下る。20分ほどでP891.6三角点を越えるとブナ林に入り、雑木林に変わると護人清水に着く。
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12:31 護人清水に到着(写真)。小休止。
飲むのはもちろん、顔を洗いさっぱりする。一瞬疲れが吹き飛ぶ。
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12:36 護人清水を出発。
ゆるやかな下りが続く。途中にあるクマ除の鐘をたたいてみた。 傾斜がゆるみ雑草の生い茂った道に変わると、ほどなく林道の二口登山口(写真)に飛び出す。すぐ右に駐車場がある。
12:55 二口駐車場に到着。
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◎ 守門岳〜大岳、青雲岳、袴岳〜で出逢った花たち
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エゾアジサイ
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ノギラン
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ヒメサユリ
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ヒメサユリ
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ヒメサユリ
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ヒメサユリ
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ヒメサユリ
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ヒメサユリ
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ニガナ
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ミヤマクルマバナ
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オオバギボウシ
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オオバギボウシ
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オオバギボウシ
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ニッコウキスゲ
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ニッコウキスゲ
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アカモノ
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ウラジロヨウラク
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カラマツソウ
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カラマツソウ
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ゴゼンタチバナ
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トキソウ
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イワカガミ(花後)
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オニアザミ
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◎ 感想
保久礼登山口から保久礼小屋まで何箇所か泥濘あり。また、キビタキ清水から大岳山頂まで粘土質で滑りやすい。
もっともっとヒメサユリは群生しているのかと思ったが、ちょっと残念。その代わりに稜線上ではゴゼンタチバナが群生していた。特に大岳分岐から青雲岳の間は登山道脇にビッシリ?。ほかにもエゾアジサイやノギラン、ニガナ、ミヤマクルマバナ、オオバギボウシ、ニッコウキスゲ、アカモノ、ウラジロヨウラク、カラマツソウ、トキソウなど、多くの花が見られた。
また、青雲岳と守門岳はほとんど遮るもののない展望が広がる。日光白根山、燧ヶ岳、平ヶ岳、荒沢岳、中ノ岳、越後駒ヶ岳、八海山、巻機山など、日光山地から三国山脈まで一望する。
三箇所の清水はどれも冷たくて美味い。一服がてら喉を潤そう。
◎ 日帰り温泉
奥只見郷・日帰り温泉施設 ゆ〜パーク薬師
料金は650円とリーズナブル。
泉質が弱アルカリ性低張性温泉ということで、温泉らしさはあまりない。薬師と慈眼寺の2種類の浴室があり、日替わりになる。特にこれといったセールスポイントはない極く普通の施設かな。。。
食事処兼休憩室は広いが、この日は半分ほどが貸し切りになっていた。
登山口から小出ICへの途中にあるので便利だ。