縞枯山、茶臼山(積雪期)
2021.10.16
縞枯山 2,043m 茶臼山 2,384m(積雪期)
◎ 山行情報
山行日 2019年1月19日(土) 快晴のち晴れ
山頂所在地/山域 長野県/八ヶ岳連峰 北八ヶ岳
アクセス/出発地 車/ピラタス蓼科スノーリゾート駐車場 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅から周回
行程詳細 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(10:04)→ 坪庭南口(10:09)→ 縞枯山荘(10:16)→ 雨池峠(10:21)→
縞枯山山頂(10:41-10:44)→ 縞枯山展望台(10:54-10:59)→ 縞枯山・茶臼山鞍部(11:11)→ 茶臼山山頂(11:23)→
茶臼山展望台(11:25-11:30)→ 茶臼山山頂(11:32)→ 中小場山頂(11:47-11:52)→ 大石峠(11:59-12:10)→
オトギリ平(12:24)→ 出逢の辻(12:37)→ 五辻東屋(13:06-13:45)→ 五辻(13:49)→ 森林浴展望台(14:02)→
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(14:23)
所要時間/距離 行動時間:3時間11分 休憩時間:1時間8分 合計:4時間19分/8.1km
服装/装備 アウタージャケット、長袖アンダーシャツ、インナージャケット、トレッキングタイツ、雪山パンツ、雪山登山靴、ゲーター、
アイゼン、スノーシュー、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
9:07 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に到着。
スノーシューを試すため坪庭を一周してみた。感触は上々。 アイゼンに履き替える。
10:04 ピ北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅を出発(写真上)。
森林浴展望台コースを右に分け雨池峠に向かう(写真下)。
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雪は踏み固められ歩きやすい。坪庭南口、縞枯山荘(写真)と見送り雨池峠に出る。
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10:21 雨池峠に到着(写真)。
左の雨池山方面はトレースがわずかだ。 右の樹林帯に入る。ゆるやかな登りはすぐに急登に変わり、山頂まで続く。
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10:41 縞枯山山頂に到着(写真)。小休止。
山頂標識のあたりは樹林に囲まれ展望がないため、50メートルほど南東に進み南八ケ岳や南アルプス、中央アルプスなどの展望を楽しむ。
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10:44 縞枯山山頂を出発。
ゆるやかな下りからシラビソ林をわずかに登り返すと、開けた縞枯山展望台分岐(写真)に飛び出す。 左へ道を取り岩場を上がる。
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10:54 縞枯山展望台に到着(写真右)。小休止。
ほぼ360度の展望が開ける。 甲武信ヶ岳や金峰山、南八ヶ岳(天狗岳、硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳)、南アルプス(北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳)、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳など、さらに北側に四阿山や浅間山などが見られる(写真下)。
10:59 縞枯山展望台を出発。
分岐まで戻り茶臼山を正面に見て急下降する。
甲武信ヶ岳、金峰山 |
天狗岳、硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳 |
北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳 |
中央アルプス |
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11:11 縞枯山・茶臼山鞍部に到着(写真)。
分岐を右に見送り平坦なコルを少し行くと、シラビソの中の急登が始まる。 ほぼ直線的に登り続け、傾斜が緩むと茶臼山山頂に飛び出す。
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11:23 茶臼山山頂に到着(写真)。
山頂はシラビソの林に囲まれ狭く、展望もない。 右に道を取り茶臼山展望台に向かう。
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11:25 茶臼山展望台に到着(写真右)。小休止。
道標の立つ岩場で展望を楽しむ。 西側に何も遮るものがなく、南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプスなどの大パノラマ(写真下)が広がる。 北アルプスは乗鞍岳から霞沢山、穂高連峰、槍ヶ岳、立山連峰、剱岳まで一望する。 その手前には北八ヶ岳の霧ヶ峰、鉢伏山、二ッ山、三峰山、美ヶ原が見えている。
11:30 展茶臼山展望台を出発。
茶臼山山頂に戻り、大石峠に向けて急下降する。 傾斜がゆるみ、コルから短く登り返すと中小場に登り着く。
茶臼山展望台からのパノラマ |
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11:47 中小場山頂に到着(写真)。小休止。
ここからも展望が良いが、縞枯山展望台や茶臼山展望台の展望を見た後ではまったく物足りない。
11:52 中小場山頂を出発。
シラビソ林をゆるやかに下る。
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11:59 大石峠に到着(写真)。小休止。
ここでアイゼンからスノーシューに履き替える。
12:10 大石峠を出発。
シラビソ林から笹原に出る。ほとんど笹原がむき出しで雪の少なさを実感する。
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12:24 オトギリ平に到着(写真)。
国道方面にもわずかなトレースが見られる。 シラビソ林に入るとクネクネとしたトレースが続く。雪が多ければもっと直線的になるはずだ。
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12:37 出逢の辻に到着(写真)。
右に曲がると短い平坦路から一転、道はゆるやかな登りが続く。
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岩の露出が目立ち始め、スノーシューではかなり歩き難く途中で外す(写真)。
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13:06 五辻東屋に到着(写真)。昼食。
ジッとしていると、手足の指先が冷たくなってくる。 少し離れた雪原で賑やかな女子会。寒くないのか?
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13:45 五辻東屋を出発。
ゆるやかな登りから五辻(写真)を過ぎ、正面に縞枯山を見ながら進む。 縞枯山山腹のトラバース気味のゆるやかな登りが続く。
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14:02 森林浴展望台に到着(写真)。
ここも展望が良いが、すでに十分堪能しているので先に進む
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スノーシュー周遊コースを右に分け(写真)樹林帯を抜けると、ほどなくして前方にロープウェイ山頂駅が見え、雨池峠への分岐に出る。
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14:23 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に到着(写真)。
まだまだ多くの人で賑わっている。
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◎ 感想
雪山でのアイゼンとスノーシューの足慣らしのため、アプローチが容易で、短いながら急登あり平坦あり、しかも展望の良い縞枯山・茶臼山を歩いた。
大石峠まではアイゼン、それ以後スノーシューと決めていたが、露出した笹や岩でスノーシューでは歩き難かった。
展望は予定通りで、特に茶臼山展望台からは、南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプスを一望する。ここだけでも十分に満足できる。
雪が少ないと思ったのは気のせい?1月の雪の量ってはこんなもの?
2011年3月のときは縞枯山の山頂標識は頭が出ていただけ、大石峠から五辻の笹原や岩場も完全に雪に覆われ、スノーシューでも全く歩き難さはなかった。