三峰山、鐘ヶ嶽
2021.10.15
三峰山 934.6m 鐘ヶ嶽 561.1m
◎ 山行情報
山行日 2019年4月4日(木) 快晴
山頂所在地/山域 神奈川県/丹沢山地
アクセス/出発地 車/道の駅清川から周回
行程詳細 道の駅清川(6:35-7:10)→ 登山口(7:17)→ 森ノ岳山頂(8:03-8:06)→ 分岐(8:23)→ 物見峠(8:45)→
P748ベンチ(8:59-9:03)→ 三峰山山頂(10:02-10:12)→ 七沢山山頂(10:24)→
バリルート出入口(1)(10:33)→ バリルート出入口(2)(11:00)→ 唐沢峠(11:05)→
梅の木尾根分岐(11:22)→ 大沢分岐(11:47-11:48)→ 見晴広場A(12:11)→ 見晴広場B(12:16)→
山ノ神分岐(12:35)→ 鐘ヶ嶽山頂(12:52-13:35)→ 福神山山頂(13:54-13:57)→ 三角点分岐(12:24)→
旧清川青少年の家(14:54)→ 道の駅清川(14:58)
所要時間/距離 行動時間:6時間44分 休憩時間:1時間4分 合計:7時間48分/15.7km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
6:35 道の駅清川に到着(写真)。
道の駅の隣に狭い第二駐車場があり、先に広い第一駐車場がある。第一駐車場に停めノンビリと朝食を取る。
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7:10 道の駅清川を出発。
県道64号線を北西に進み、煤ケ谷バス停先の橋を渡って左の谷太郎林道に入る(写真上)。 150mほどで道標の立つ三差路(写真下)を右に上がれば、ほどなく登山口に着く。
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7:17 登山口に到着(写真)。
10年前に来たときと変わらない登山ポストが迎えてくれた。暑くてソフトジャケットを脱ぐ。
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7:20 登山口を出発。
赤い矢印に導かれて石垣上をたどり、フェンス(写真)をくぐり抜け沢を横切る。
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抉れた道をゆるやかに登ると、すぐに分岐(写真)が現れる。前回はここを直進したが、今回は右に上がり森ノ岳を目指す。
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しばらくは尾根上に明確な踏み跡が続くが、次第に不明瞭になるとともに尾根を左に外していく。 隣の尾根を乗り越しそうになると、完全に踏み跡は途絶えたため、尾根を登り稜線上のコル(写真)に出る。地形図の破線通り、強引に尾根上をたどった方が分かりやすそうだ。
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ピンクテープに導かれて進むが、再び尾根を左に外すようになる。地形図の破線通りなのでそのまま進むと、急斜面を折り返して登るようになる。枯れ枝や崩れかけた場所があるものの、丸太が道沿いに置かれているため(写真)、道を見失うことはない。 大きな尾根上の壊れたフェンスを抜けその尾根を上がると、ほどなく森ノ岳山頂に飛び出す。
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8:03 森ノ岳山頂に到着(写真)。小休止。
広い山頂を雨量観測の機器が真ん中を占める。探したが山頂標識はなかった。
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8:06 森ノ岳山頂に出発。
南西の尾根をゆるやかに下り、本来の登山道に合流する(写真)。
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8:23 分岐に到着(写真)。
ベンチがある。 P748への道が分かれ、左は尾根の直登、右は物見峠経由になる。今回は右の物見峠経由でP748に上がる。
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P748の山腹をゆるやかに登る。途中崩壊地(写真)が何箇所かあるが、危険なほどではない。
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8:45 物見峠に到着(写真)。
ここにもベンチがある。
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P748からの尾根に取り付く。土留めの階段(写真)を急登し、10分足らずでP748に立つ。少し先にベンチがある。
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8:59 P748ベンチに到着(写真)。小休止。
左から尾根を直登する道が合わさる。
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丹沢山地 |
9:03 P748ベンチを出発。
ゆるやかな登りから土留めの急階段に変わり、小ピークを越える。 良く整備された崩壊地(写真上)に差し掛かると、西側が開け大丸山から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、丹沢三山などを一望する(写真下)。
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しばらくはおだやかに稜線をたどり、小広いベンチのある場所(写真)に出る。ここからいよいよ三峰山の核心部に入る。いきなりの土留めの階段の急登が始まる。
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ロープの張られた急登から小ピークに立つと、右奥に三峰山北峰(写真)が見えている。 一瞬防護ロープを越えて行くことも考えたが、思いとどまる。
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クサリ場や桟道の設置された痩せ尾根(写真上)をアップダウンして、三峰山100mの道標が立つ三峰山中峰(写真下)を越え、直下のクサリ場を急登しポンと三峰山山頂に飛び出す。
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10:02 三峰山山頂到着(写真)。小休止。
山頂は狭い。北西の潅木の合間に崩壊地で見たような山並みが見えている。
10:12 三峰山山頂を出発。
クサリ場や土留めの階段の急下降から登り返し、七沢山の先で右に折れ南西の尾根を急下降する。 七沢山は気付かずに通り過ぎてしまった。
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10:33 バリルート出入口(1)に到着(写真)。
手前の道標は不動尻方面だけで大山方面はないため、気にしてないとそのまま不動尻へと下ってしまいそうだ。 テーブルのある場所から尾根に上がる(写真)。 小さくアップダウンを繰り返して稜線をたどり、P865を越えゆるやかに登り返す。
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11:00 バリルート出入口(2)に到着(写真)。
なだらかなピーク上の分岐で、左に不動尻、右に大山への道が分かれる。
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短い下りから唐沢峠(写真)に降り立つ。 何度目だろうか、またまた土留めの階段の急登が続く。
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大山 |
痩せ尾根の桟道(写真上)を過ぎると、木の合間に大山(写真下)が見えてくる。 いつの間にか矢草ノ頭を過ぎ、崩壊地に差し掛かったところで、梅の木尾根分岐を50mほど行き過ぎたことに気付く。
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11:22 梅の木尾根分岐に到着(写真)。
大山1.8mの道標に張られたロープを越えて梅の木尾根に入る。短い急下降から左に三峰山を見ながら尾根をたどる。
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P789(写真)上で単独の女性と擦れ違う。こんなルートを一人で!?と驚いてしまった。 ここから左に折れて下り、短く登り返すと大沢分岐に出る。
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11:47 大沢分岐に到着(写真)。小休止。
ここで日向薬師の道標を見て、2010年に日向薬師から大山へ登ったことを思い出した。
11:48 大沢分岐を出発。
すぐ先の尾根分岐を左に急下降し、おだやかに稜線をたどる。岩場を上がり見晴広場Aを過ぎ、5分ほどで見晴広場Bに出る。
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12:16 見晴広場Bに到着(写真)。
右に弁天岩方面への道が分かれる。左の尾根をひたすら下る。
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12:35 山ノ神分岐に到着(写真)。
鐘ヶ嶽への登山道をゆるやかに登って行く。途中ロープの張られた場所があるが、足元がしっかりしているので危険はない。 途中で家族連れを追い抜く。
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12:52 鐘ヶ嶽山頂に到着(写真上、下)。昼食。
一組の家族連れが昼食中だった。前回見た石像(写真下)はそのままに、新たに七沢城址の概要が設置されている。昼食中に追い抜いた家族連れが上がってきて、賑わう。 道標の山頂名(写真上)がフェンス側を向いているのはなぜか?これでは気付かない人がいるかも。。。
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13:35 鐘ヶ嶽山頂を出発。
七沢城址の概要の横(写真)から北側の広い尾根に入る。右の壊れたフェンス沿いに下ると、すぐにピンクテープが見つかる。
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5分ほどでピンクテープが通せんぼ?の様に張られている(写真上)あたりで、北側の尾根(ピンクテープあり)(写真下)に進む。 このままフェンス沿いに進むと、北東の尾根に乗り遠回りになる。 急下降から左のフェンス沿いに下ると、ほどなく土留めの階段に行き合い、そのまま尾根をたどれば福神山に登り着く。
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13:54 福神山山頂に到着(写真)。小休止。
木に手作りの小さな標識が付けられている。潅木に囲まれ展望は良くない。 もっと苦労すると思ったのに、ここまでアッサリと来てしまい拍子抜けする。
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13:57 福神山山頂を出発。
北側の尾根をひたすら下る。10分余りで隠れピークに行き合う(写真)。踏み跡は巻くように右に続くが、ピークに上がり北側の尾根を下る。
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すぐに尾根を右に外して進み、しっかりした道標(写真)のあるピークに立つ。ここは分岐で右は三角点のあるP291.4。左の原植栽地方面へ進む。隠れ小ピーク上でフェンスをくぐり抜け、次のピーク上ではくぐらずにフェンスに沿って下って行く。
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細長いピークに上がると原植栽地は右になり、直進方向の道標はない(写真)。
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直進方向の明確な踏み跡をたどると、フェンスをくぐりカヤト(写真)に突入する。ちょっと見では分らないが、カヤトに覆われた踏み跡が延びている。Google マップを見ると一目瞭然だ。
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折り返して下り、フェンスを抜けると、ほどなく旧清川青少年の家の横に飛び出す(写真)。満開の桜(写真)が出迎えてくれた。そのまま車道を下れば、ほどなく道の駅清川の第一駐車場入口が見えてくる。
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14:58 道の駅清川に到着(写真)。
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◎ 感想
2009年の11月に二の足林道から鐘ヶ嶽に上がり、清川村に降り三峰山から不動尻に降りた。今回は道の駅清川から森ノ岳、物見峠を経由して三峰山に上がり、時間と体力があれば、梅の木尾根を回って鐘ヶ嶽に上がり、道の駅に戻る計画を立てた。
森ノ岳へはあまり歩かれていないようで、途中不明瞭な場所がある。GPSがないとたどり着けなかったかも知れない。
最初の尾根から道なりに尾根を外したが、結局は尾根に乗るので、強引に尾根通しの方が良さそうだ。後半は崩れかけの場所もあるが、ほぼ踏み跡は明確。
三峰山前後は痩せ尾根、クサリ場が断続するアップダウンが続くが、良く整備されているので危険は感じなかった。その後もバリルート出入口(1)まで痩せ尾根やクサリ場、崩壊地などがあるアップダウンが続くが、変化があって楽しめた。
梅の木尾根から山ノ神分岐の間もアップダウンが連続するが、それほどの急登急下降がなく、後半は基本下りなのでペースが上がる。
鐘ヶ嶽から福神山は前回からするともっと手子摺ると思ったが、コンパスとGPSで方向確認しながら、案外すんなり通過できた。ピンクテープが頼もしかった。北側の尾根への明確な入口はないが、看板左から入るのが分かりやすい。入ってからは右手の壊れたフェンス沿いに下り、5分ほどで通せんぼのようなピンクテープに行き当たったら、北側の尾根を下るのが正解。このまま進むと北東側の尾根に乗ることになる。
展望や花などがそれほどあるわけではないが、変化ある山歩きを楽しめた良い山行だった。
◎ 日帰り温泉
清川村ふれあいセンター 別所の湯
こぢんまりとした温泉で、駐車場も狭い。
フェイスタオルが無料で借りられるようだが、これは初めてかも。。。ただ3時間700円はちょっと高い。浴室は広くはなく、室内に湯船が2つ、露天風呂(狭い)が1つ。
無料の休憩室は広くて良い。有料の和室やカラオケ室などもある。