満観峰、丸子富士、朝鮮岩

満観峰(まんかんほう) 470m 丸子富士(まりこふじ) 450m 朝鮮岩 320m

 山行情報

山行日       2019年6月25日(火) 晴れ

山頂所在地/山域  静岡県/東海

アクセス/出発地  車/小坂駐車場から周回

行程詳細      小坂駐車場(10:55-11:08)→ 林道終点(11:25)→ 日本坂峠(11:39)→ P433.8(12:04)→
          満観峰山頂(12:26-13:00)→ 小坂下り口(13:08)→ 丸子富士山頂(13:23-13:30)→ 朝鮮岩(14:19-14:29)→
          小坂下り口(15:28)→ 東登り口(15:29)→ 小坂駐車場(15:48)

所要時間/距離   行動時間:3時間49分 休憩時間:51分 合計:4時間40分/10.3km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

10:55 小坂駐車場に到着(写真)。

5〜6台は駐車できそう。トイレあり。
この時間でも利用者はなし。時期が時期だし、平日だからね。

11:08 小坂駐車場を出発。

林道を先に進み、分岐を左に行く。下山は右の林道からになる。さらにすぐ分岐を直進すると、少し鬱蒼としてくる。昨日の雨が乾き切ってない苔生した路面が滑る。
途中の右カーブにある小さな滝が、暑さを吹き飛ばしてくれる。

11:25 林道終点に到着(写真)。

突き当たりの石垣を右に上がる。
覆い隠されるほどではないが、登山道には雑草が生い茂る。
石垣の先で北側が開け、丸子富士、紅葉台、P416、朝鮮岩、P293を一望し、奥にウッスラ見えるのは竜爪山、高山だろう。

11:39 日本坂峠に到着(写真)。

四つ辻になっていて、直進が花沢の里、左は花沢山になる。
右の満観峰方面に道を取る。

短かい急登から平坦なピークをたどり、下り始めで「日本一の展望地 家康のベンチ」(写真)に出る。
高山、浜石岳、日本平方面を一望するが、予想通り富士山は雲の中。多分中央の浜石岳の向こうに見えるのだろう。

すぐ先の鞍部で左に鞍掛峠への道を分け、擬木の階段を急登する。ところどころに初めて見るリュウノヒゲ(写真)が咲いている。

12:04 P433.8に到着(写真)。

三角点はあるものの山頂名はないので、ぜひ付けて欲しいものだ。例えば日本坂山なんてのはどうだろう。。。

小ピークを2つ越え、擬木の階段の急登からやや大きめのピークを2つ越えると、これも初めてのイモカタバミ(写真)が咲いている。
巻き道を右に見送り、尾根上をたどる。昨年最後の焼津アルプスの時は倒木や生い茂った雑草に手子摺ったが、すっかり取り除かれていた。
小坂への道を右に見送り、ゆるやかに潅木帯を登れば、ほどなく満観峰山頂に飛び出す。

竜爪山、浜石岳、日本平、有度山

12:26 満観峰山頂に到着(写真上)。昼食。

草地の広々とした山頂のあちこちに祠や山頂標識(写真中)、一風変わったコンクリート造りの方位盤などがある。
登山者は4〜5名と少ない。
東側の一段下がったところのベンチで昼食を取る。
竜爪山、高山、浜石岳、日本平、有度山などを一望する(写真下)。伊豆の山並みもウッスラと見られるが、やはり富士山は雲に隠れまったく見えない。

13:00 満観峰山頂を出発。

東海自然歩道の案内板横から北東の登山道に入る。潅木帯のゆるやかな下りから雑木林に変わると、小坂への道を右に分ける。
鞍部からゆるやかに登り、道が尾根を巻き始めたところで、強引に尾根に乗る(写真)。目印はおろか踏み跡もないため尾根伝いに登ると、5分ほどで登山道に行き当たる。巻いた先に登り口があったんだろうなア、などと考えながら登山道をたどると、短い急登からポンと丸子富士山頂に飛び出す。

13:23 丸子富士山頂に到着(写真上)。小休止

正式な山頂標識はない。三角点や手作りの山頂プレート(写真下)、丸太のベンチ、祠、石柱などがある。
潅木に囲まれ展望はまったくなく、今日のメインの山なのでちょっとガッカリだ。
リュウノヒゲが群生している。

13:30 丸子富士山頂を出発。

三角点の先を急下降し、ゆるむと丸子富士を巻く道が右から合わさる。
鞍部で巻き道を左に見送り、黄色い道標のある尾根を急登し、丸子富士の南東側の小ピークに立つ(写真上)。名無しかと思ったら、紅葉台の標識(写真下)あった。
四つ辻の鞍部で直進方向の斜面に取り付く。第一展望台を過ぎP416の遙か手前で右に下り、巻き道と合わさる。

作業小屋を過ぎ、茶畑の先でモノレールとリフトを横切り(写真)、巻き道を左に見送り尾根に取り付く。
急登から鞍部で巻き道を進むと、ほどなく朝鮮岩が見えてくる。

日本平、有度山、静岡市街

14:19 朝鮮岩に到着(写真上、中)。小休止。

登り口以外は切れ落ちた断崖で、なかなかの高度感だ。
そのため展望も良く、竜爪山、高山、浜石岳、日本平、有度山、静岡市街(写真下)、P293、用宗漁港などを一望する。

14:29 朝鮮岩を出発。

帰りは往路で通らなかった道を選んでたどる。単に戻るよりは変化があって楽しい。
往路で適当に取り付いた丸子富士の登り口(写真)も確認できた。取り付いた場所からは目と鼻の先だった。

15:17 小坂下り口に到着(写真)。

雑草の茂る下りから杉林をジグザグに下り、林道に降り立つ。

15:28 東登り口に到着(写真)。

ひたすら林道を下る。途中で滝の落ちる雲龍山不動尊を過ぎると、ほどなく駐車場のトイレが見えてくる。

15:48 小坂駐車場に到着。


 感想

雨上がりで駐車場からの舗装路が、苔生したところはかなり滑りやすかった。それ以外は特に危険な場所はない。
この時期に登ってはいけない山かも知れない。とにかく暑い!!日本坂峠までで汗だくになり、最後まで乾くことはなかった。
満観峰は3回目だが、日本坂峠から下りばかりで、登るのはこれが初めて。こんなに急登があったっけ!?と愚痴りながら登った。
この時期なので富士山が見られないのは想定内だったが、でもやはり見たかった。朝鮮岩は満観峰に負けず劣らずの展望が楽しめる。
満観峰の先の鞍部から朝鮮岩までは往復になり単調になりがちだが、ところどころで尾根道と巻き道があり、往復でコースを変えればある程度の変化が楽しめる。