城山、葛城山、発端丈山
2021.10.01
城山 342.3m 葛城山 452.3m 発端丈山 410m
◎ 山行情報
山行日 2019年11月21日(木) 晴れ
山頂所在地/山域 静岡県/伊豆半島 静浦山地
アクセス/出発地 車/県道129号線路肩から周回
行程詳細 県道129号線路肩(10:10-10:17)→ 城山登山口(10:19)→ 城山峠(10:44)→ 城山山頂(10:55-11:05)→
城山峠(11:13)→ 林道峠広場(11:23)→ 葛城山背面登山口(11:35)→ 葛城山山頂(12:01-12:12)→
かつらぎ山山頂登り口(12:25)→ 葛城山分岐(12:37)→ 益山寺分岐(12:53)→ 四等三角点本洞(12:57)→
発端丈山山頂(13:07-13:47)→ 四等三角点本洞(13:54)→ 益山寺(14:02-14:05)→ 県道129号線路肩(15:00)
所要時間/距離 行動時間:3時間39分 休憩時間:1時間4分 合計:4時間43分/13.1km
服装/装備 長袖シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
10:10 県道129号線路肩に到着(写真)。
城山登山口前の駐車スペース(4〜5台)に1台分空いていたが、不整地でプリウスの腹を擦りそうで諦め、南側150mほどの路側帯に停める。
10:17 県道129号線路肩駐車場を出発。
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10:19 城山登山口に到着(写真)。
入口には石碑と大きな城山ハイキングコースの案内板、長嶋茂雄ランニングロードの説明板などがある。
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石がゴロゴロした道から沢沿いの露岩の道を登り、2度ロッククライミングルートを右に見送る(写真)。岩を見上げるがクライマーの姿は見えない。
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ベンチとテーブルの置かれた開けた場所(写真)を過ぎると、ほどなく城山西側の鞍部に登り着く。
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10:44 城山峠に到着(写真)。
テーブルとベンチがあり、その傍らに小さな石仏が祀られている。
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右に道を取ると、打って変わってウバメガシ林(写真)の中のゆるやかな歩きやすい登りが続く。
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しばらくして岩尾根っぽくなり、ロッククライミングルートを右に見送る(写真)と、ほどなく城山山頂に飛び出す。
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10:55 城山山頂に到着(写真右上)。小休止。
山頂標柱や三角点、方位盤が設置され、傍らの大きな岩に城山頂上と刻まれている(写真右下)。 山頂は狭いが、東側の切れ落ちた断崖からは大きく展望が広がる(写真下)。 北から富士山、鷲頭山、大平山、三国山稜、御正体山、箱根山の金時山や三国山、神山、駒ケ岳、大観山、伊豆半島の玄岳や巣雲山、そして万二郎岳や万三郎岳を始めとする天城の山並みが一望できる。眼下には狩野川と伊豆の国市街が広がる。
城山山頂からのパノラマ |
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11:05 城山山頂を出発。
往路を戻り城山峠を右折する。 山腹のトラバースから鞍部を経てP289の北側を巻き、大岩が目立つ七つ石(写真)を過ぎるとほどなく林道に飛び出す。
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11:23 林道峠広場に到着(写真上)。
城山林道を左にわずかで右の登山道に入る(写真下)。 山腹をトラバース気味にたどる途中で「出払い」「外山の観音様」の道標を見るが、何のことか理解できないまま先に進む。
「外山の観音様」は周囲を念入りに確認したが、それらしいものは何もなかった。
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11:35 葛城山背面登山口に到着(写真)。
ここは2004年にはなかった登り口で、かつらぎ山山頂登り口から往復するより面白そうで、ショートカットにもなるので入ってみることに。。。
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だが、そんな考えは一気に吹き飛ぶ。すぐに急登が続き、さらに踏み跡も薄い激急登に変わり、木に掴まりながら身体を引き上げるように登る(写真)。
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20分足らずで吹き流しの設置されたピークに飛び出す(写真)。南側が開けた草地になっているが、ハンググライダーか何かの離陸場だろうか?
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林の中の分岐で左に上がり、獣除けの電気柵を越えさえずりの丘展望台に出る(写真)。
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木道から右の天城コースに入り(写真)、さらに3つ目の分岐を左に入り、下駄供養塚から山頂展望広場に出る。
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12:01 葛城山山頂に到着(写真上)。小休止。
展望台(写真上)の傍らに山頂標柱(写真中)がある。 ロープウェイで上がってこられるため、多くの観光客で賑わっている。 展望台に上がると、南アルプスから富士山(写真下)、箱根山、天城山、駿河湾など360度の大パノラマが広がる。
紅葉、沼津アルプス、愛鷹連峰を前景の富士山は必見!!
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12:12 葛城山山頂を出発。
百体地蔵尊を経由して獣除けの電気柵を越えハイキングコースに入る(写真上)。 折り返して尾根に乗り、後半は急斜面を折り返して下る(写真下)。
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12:25 かつらぎ山山頂登り口に到着(写真上)。
簡易舗装の林道をたどり、7分ほどで城山・発端丈山登り口(写真下)を左に入る。 沢を高巻くように登り、5分ほどで城山分岐に出る。
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12:37 城山分岐に到着(写真)。
右に道を取りゆるやかにアップダウンして尾根をたどる。開削中の林道(?)を横切り、前方の木々の合間に発端丈山を見ながら小尾根を乗り越すと、ほどなく右から林道が合わさる分岐に降り立つ。
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12:53 益山寺分岐に到着(写真)。
左に益山寺への道が延びる。
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ゆるやかな登りからP329.4(四等三角点本洞)(写真)を越え、階段の急登から再びゆるやかな登りとなり、隠れ小ピークを越えて発端丈山山頂に飛び出す。
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13:07 発端丈山山頂に到着(写真右)。昼食。
山頂標識と地籍図根三角点があるが、シンボリックなイチョウの大木は無残に折れて横たわっている。台風19号の爪痕のようだ。 なだらかな小広い草地で、南アルプスや富士山、葛城山、城山、天城山、達磨山、金冠山など展望も良い(写真下)。 ちなみに、地籍図根三角点は国土地理院の三角点とは違うようで、「土地に関する戸籍」の地籍調査の基準点だそうだ。
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13:47 発端丈山山頂を出発。
往路を戻り、益山寺分岐を右に入る。 山腹をたどり、分岐(写真)を左に下り、お堂の前の階段を降りれば益山寺に出る。
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14:02 益山寺に到着(写真上)。見学。
記念物指定の大カエデと大イチョウの巨木(写真下)が目に留まる。
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14:05 益山寺を出発。
参道を真っ直ぐ南下すると、廃道なのだろうか、荒れた道(写真上)になってしまうが、そのまま強引に参道に出る(写真下)。
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幾つもの道祖神(写真上)を見ながら参道を下り、車道に行き当たる(写真下)。 右へ行くと雄飛滝がある。 左へ道を取り、退屈な車道を40分ほど歩く。
15:00 県道129号線路肩に到着。
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◎ 感想
城山、葛城山、発端丈山は、2004年に大仁駅から登り内浦長浜に降りた山行以来、15年ぶりになる。初登山と言ってもいいくらい、ほとんど記憶が薄れていた。
2004年にはなかった葛城山背面登山口からの激急登以外は、概ね歩きやすい登山道(ハイキングコース?)で、迷ったり危険だったりはない。ただ、全体に粘土質なので雨上がりや、これからの季節の霜解け時はスリップしやすくなると思われる。また、葛城山背面登山口からは木に掴まりながら身体を引き上げるような激急登が続くので、滑落などに注意が必要か。。。
展望も三山とも富士山を始め、それぞれの特徴が楽しめる。初冬のこれからは空気も澄んで見頃だろう。
葛城山にはロープウェイで観光客が上がってきて賑わっているが、城山と発端丈山では山頂独占状態で、しかもこの日は風がなく日差したっぷりで、ノンビリマッタリ過ごせた。
ちなみに、城山、葛城山、発端丈山を伊豆三山と呼ぶとは知らなかった。