蕨山 1,044m
◎ 山行情報
山行日 2018年2月9日(金) 快晴
山頂所在地/山域 埼玉県/奥武蔵
アクセス/出発地 車/尾須沢鍾乳洞駐車場から周回
行程詳細 尾須沢鍾乳洞駐車場(6:50-7:20)→ 登山口(7:24)→ 見晴らし(7:46)→ 金比羅神社跡(8:03-8:12)→
中登坂(8:41)→ 大ヨケの頭(9:04-9:10)→ 藤棚山山頂(9:45-9:53)→ 蕨山展望台(10:20-11:03)→
本当の蕨山山頂(11:07-11:09)→ 蕨山最高点(11:12-11:15)→ 東尾根分岐(11:42-11:46)→
大遠見山山頂(12:20-12:30)→ 西平山山頂(12:55-13:05)→ 林道出合(13:56)→ 県道出合(14:13)→
尾須沢鍾乳洞駐車場(14:23)
所要時間/距離 行動時間:5時間28分 休憩時間:1時間35分 合計:7時間3分/14.3km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
6:50 尾須沢鍾乳洞駐車場に到着(写真)。
車の中で朝食を取り、トイレを済ます。
7:20 尾須沢鍾乳洞駐車場を出発。
有間ダム方向に進み、さわらびの湯入口前で右に入る。
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7:24 登山口に到着(写真)。
ハイキングコースの案内板が立つ。 すぐ先で左の沢沿いの道に降りると、すぐに金比羅神社を右に見送る。
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沢沿いから右の斜面をジグザグに登り、支尾根に乗り左に折れる(写真)。ゆるやかな尾根道からジグザグに登り、主尾根に乗ると、そこは見晴らしになる。
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7:46 見晴らしに到着(写真)。
見晴らしの道標とダムや棒ノ折山などの展望がありそうな案内板があるが、潅木に遮られ何も見えない。 おだやかな細い尾根をたどり鳥居をくぐると傾斜が増し、ジグザグの土留めの階段を登り、朽ちかけた鳥居をくぐり金比羅神社跡に飛び出す。
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8:03 金比羅神社跡に到着(写真)。小休止。
広い平地が神社の痕跡を思わせる。金比羅神社跡の道標と金毘羅神社奥之院の祠が祀られている。
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8:12 金比羅神社跡を出発。
ゆるやかな尾根道から祠のある場所で尾根を左に外し(写真)、金毘羅山を巻いて進む。祠側の尾根に上がってたどれば金毘羅山に立つのだろうか? 尾根に戻ってすぐの小ピークとP717をゆるやかに越えると、案内板のあるコルに降り立つ。
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8:41 中登坂に到着(写真)。
中登坂の標柱と名栗湖ネイチャートレイルの案内板があり、ここから大ヨケの滝入口への道が左に分岐する。
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次のなだらかな小ピークを越え、次は左に巻いて進み、尾根に戻るとすぐに地形図にはない林道を横切る(写真)。 左下に林道を見ながら、丸太の柵の平坦な道からひと登りで大ヨケの頭に出る。
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9:04 大ヨケの頭に到着(写真)。小休止。
冬枯れの木立の合間に有間山方面や蕨山が見えている。
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9:10 大ヨケの頭を出発。
前方に蕨山を見ながら下る。大きな段差を降りたり、3mほどの高さの岩場(写真上)を越えるが、雪が付いているため慎重になる。 斜面のトラバース(写真下)から細い尾根をたどり、急登から左に折れゆるやかに尾根をたどる。
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9:45 藤棚山山頂に到着(写真)。小休止。
やはり冬枯れの木立に囲まれ展望は良くない。
9:53 藤棚山山頂を出発。
すぐに東尾根への分岐に出る。 下山予定の東尾根上にトレースが全くなくて、ちょっと心配しながら先に進む。 ゆるやかなアップダウンから短い急登を折返して登り、蕨山展望台に飛び出す。
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10:20 蕨山展望台に到着(写真右)。昼食。
小広い山頂には標識やベンチ、簡易展望図がある。 北側が開け、武甲山や武川岳、堂平山、伊豆ヶ岳、関八州見晴台など秩父山地の展望が広がるが、それ以外は奥多摩方面に日の出山や大岳山(写真下)が見られる程度で、木が煩くて良くない。。 昼食中に名郷方面からと思われる登山者が1人上がってきた。 立派な(?)山頂標識があるため、着いたときここが山頂で、気付かないまま展望台を過ぎてしまったと思っていた。昼食後これまでの確認のためGPSの軌跡を追っていて、初めてここが展望台だと気付いた。もしかしたら、ここが山頂と思って下山する登山者もいるのではないだろうか。
武甲山、武川岳 |
堂平山、伊豆ヶ岳、関八州見晴台 |
日の出山、大岳山 |
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11:03 蕨山展望台を出発。
5分ほど尾根をたどると、有間山や名郷への分岐に出る。
11:07 本当の蕨山山頂に到着(写真)。
有間山や名郷への分岐の道標はあるものの、山頂を示すような標識はない。
11:09 本当の蕨山山頂を出発。
山頂かどうか半信半疑のまま、西へ100m余りでベンチのある小ピークに登り着く。
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11:12 蕨山最高峰に到着(写真上)。小休止。
左の小高いところ上がってみると、木に巻かれた山頂と書かれた赤いテープ(写真下)と、蕨山と書かれた朽ちかけた板が置かれている。かつてはここが正式に山頂だったのだろう。
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11:15 蕨山最高峰を出発。
名郷への分岐まで戻ると、ヒッソリと(?)木に付けられた標識(写真)を見つける。 やはりここが本当の蕨山山頂だった。
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11:42 東尾根分岐に到着(写真)。小休止。
雪は深くても踝辺りまでなので、スパッツがなくてもいけると判断し、東尾根をたどることにした。 方向確認のためコンパスをセットする。
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11:46 東尾根分岐を出発。
分岐から東尾根に入る。 道標はないものの、とにかく尾根伝いに下って行くと、ところどころに赤やピンクテープ(写真)が出てくる。
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無雪期ならジグザグに下るような急斜面(写真)も、構わずまっすぐに下って行くが、雪の下の路面が凍っていて滑りやすい。 少しして尾根上に動物の足跡が続くようになる。動物もやはり尾根上の方が安心なのだろうか。
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790mあたりの急傾斜手前で登山道と思われる跡に出るが、方向的に遠回りになりそうなので、無視して急傾斜を下る。 再び出合う登山道(写真)を無視して、とにかく尾根伝いに進む。
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再び出合う登山道を無視して、とにかく尾根伝いに進む。 750mからの平坦地を過ぎ、隠れ小ピーク手前で右に逸れ(写真)、東南東の尾根に乗る。小ピークを1つ越えると、ほどなく大遠見山山頂に出る。
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12:20 大遠見山山頂に到着(写真)。小休止。
こっちはマイナーコースだからだろうか、金毘羅尾根とは違い2つある山頂標識は手作りだ。展望は良くない。
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伊豆ヶ岳、高畑山、関八州見晴台 |
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12:30 大遠見山山頂を出発。
ここからは動物の足跡とともに、人の靴跡も続いている。蕨山を諦め引き返したのだろうか。 下に林道が見えると北側が開け、武川岳や伊豆ヶ岳、高畑山、子の権現など(写真上)を一望する。林道には降りず、そのまま正面の急斜面を登り(写真下)、小ピークを越え西平山山頂に出る。
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12:55 西平山山頂に到着(写真)。小休止。
ここも大遠見山山頂と同じで、展望はなく手作りの山頂標識が2つある。
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13:05 西平山山頂を出発。
ゆるやかに尾根を下り5分ほどで分断する林道(写真)に降りることになるが、登山道が途切れ強引に林道に降り尾根に乗り直す。
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ゆるやかな下りが続くが、次第に登山道が開削中の林道に分断(写真)されるようになり、最後はその林道から舗装された林道に降り立つ。
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13:56 林道出合に到着。
最初の十字路を右折し、道なりにたどり県道に出る。 3〜4分で右の脇道(写真)に入り橋を渡る。
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変則十字路を直進し、すぐにカーブミラーを右の脇道(写真)に入る。
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2分ほどで左下に尾須沢鍾乳洞駐車場が見えたら、フェンス手前を左に降りる(写真)。
14:23 尾須沢鍾乳洞駐車場に到着。
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◎ 感想
ここまで雪が多いとは思わず、アイゼンやスパッツなどを携行しなかったが、大事には至らなかった。
ハイキングコースでもある金毘羅尾根は道標や山頂標識もしっかりしていて、迷うことはない。また、短い急登が何箇所かあるものの、危険な場所もない。
一方、下りに使った東尾根は山頂標識は手作りで、道標がなくピンクテープを拾いながら下った。また、大遠見山まではトレースがない。
P592の少し先からは林道様の道が交錯し、登山道が不明瞭な場所がある。
金毘羅尾根同様、もう少し整備してハイキングコースにすればいいのにと思うのは私だけだろうか?
◎ 日帰り温泉
日帰り天然温泉 さわらびの湯
さすがに平日の3時ごろということもあり、浴室も休憩場もガラガラでノンビリできた。
設備的にはやや古く、露天、内湯、サウナとどこにでもありような構成で、特筆すべきものはない。
ただ、休憩室は広い。
駐車場から入口を入ると、そこは2Fで浴室は階段を下りた1Fにある。