父不見山
2022.01.21
父不見山(ててみえずやま) 1,047m
◎ 山行情報
山行日 22018年4月29日(日) 快晴
山頂所在地/山域 群馬県/関東 武上山地
アクセス/出発地 車/神流川公園公共駐車場から往復
行程詳細 神流川公園公共駐車場(8:30-8:50)→ 古田作業道入口(9:44)→ 林道大平戸線出合(10:20)→ 坂丸峠(10:48-10:50)→
長久保の頭(11:24-11:30)→ 父不見山山頂(11:42-12:15)→ 杉の峠(12:33-12:38)→ 林道坂丸線出合(13:10)→
父不見山登山口(13:30)→ 生利大橋(13:43)→ 神流川公園公共駐車場(14:00)
所要時間/距離 行動時間:4時間24分 休憩時間:46分 合計:5時間10分/14.4km
服装/装備 半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
8:30 神流川公園公共駐車場に到着(写真)。
昨年1月の御荷鉾山登山のときもここに駐車し周回の起点にした、馴染(?)の場所だ。朝食を取り、こいこいアイランド会館でトイレを済まして準備に掛かる。
この日は河原に出店があり、神流川を跨いで無数の鯉のぼりが泳いでいる。このときはイベントがあるんだな、程度にしか思わなかった。
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8:50 神流川公園公共駐車場を出発。
吊り橋のこいこい橋を渡る。 道は左へと上がって行くが、右にある雑草に埋もれかけた偽木の階段を上がる(写真)。 すぐに車道に出て、右へしばらく道なりに進む。
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舗装路が途切れて「神流マウンテンラン&ウォーク」の道標に従って道なりに工事現場に降り、看板の矢印に従って右に下る(写真)。
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神流川の河原に降り、南から流れ込む三沢川を渡り、左斜面を上がる(写真)。 堰堤を右に進み、杉と雑木林の中をジグザグに登る。
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杉林を真っ直ぐたどると伐採地に出て、切り倒された木で道が途切れたため、歩き易そうな倒木の上部をたどる(写真)。 5分ほどで元の道に出るものの、邪魔をする倒木を避けながら、なんとか開削中の林道に出る。道なりに進み、土生神社の先を左の脇道に入る。 さらに道なりに進み左へカーブすると、例の道標が見えてくる。
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9:44 古田作業道入口に到着(写真)。
ここで初めて父不見山の名称が出てくる。
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右の脇道に入りすぐ、道標に従って右に折れ橋(写真)を渡る。 抉れて枯れ葉が積もった道を登る。旧道と合わさり、さらに抉れた道をジグザグに登る。道標が出ると、少しゆるみ林道に飛び出す。
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10:20 林道大平戸線出合に到着(写真上)。
左へ40mほどで、道標と案内板の立つ分岐(写真下)を右の登山道に入る。
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5分ほどの道標で左の脇道(写真)に入り、すぐに分けた道を横切る。右に鉄塔を見て、相変わらずの抉れた道を登る。 再度旧道を横切り水場を過ぎると、左がヒノキ林で右が楢林の平坦地をたどる。
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10:48 坂丸峠に到着(写真)。小休止。
林の中で峠という感じではない。
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10:50 坂丸峠を出発。
ゆるやかな登りから、すぐに稜線上の分岐(写真)に出る。杉の陰に祠と石の道標があり、ここの方が峠に相応しい。
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ゆるやかな登りから小ピークを越えると、丸山とのコル(写真)に降り立つ。 明確な道が丸山を巻くように右に続くが、丸山に上がると思われる稜線上には踏み跡は全く見られない。ただ、マーキングらしいテープが見られるため、一瞬迷いながらも巻き道をたどる。
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ほどなく丸山の南側で出合った開削中の林道(写真上)に沿って沢沿いを登り、丸山と長久保の頭とのコル(写真下)に登り着く。 右の尾根状の斜面を登って行くと、ほどなく北西に延びる尾根に乗り右へゆるやかに登る。
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11:24 長久保の頭に到着(写真)。小休止。
標柱や三角点があるが、別の標柱には大塚と記されている。これは別名なのだろうか? 狭く展望もない。また、後で知ったのだが、父不見山との双耳峰になるようだ。
11:30 長久保の頭を出発。
地形図で見る以上に急下降で、登り返しも急登だ。
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11:42 父不見山(ててみえずやま)山頂に到着(写真)。昼食。
ここもそれほど広くはなく、展望も良くない。 2本の標柱と、この山の由縁が記された案内板が立つ。三角点はない。
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奥秩父山塊 |
12:15 父不見山山頂を出発。
小さなアップダウンはあるが、概ねおだやかに稜線をたどる。 杉の峠手前で、右に白石山(和名倉山)、笠取山、水晶山、雁坂嶺などの奥秩父山塊(写真)の展望が広がる。 旧道標を見ると、すぐに杉の峠に出る。
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12:33 杉の峠に到着(写真)。小休止。
南西に灯籠が2灯立ち、杉ノ峠登山口への道が分かれる。 ここから大久保山方面(道標なし)の状況を確認するが、明確な踏み跡はすぐに伐採された枝葉で覆い尽くされ途切れる。
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12:38 杉の峠を出発。
すぐに錯綜する管理道に繋がり、例の道標に導かれて(写真)下って行く。
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少しして管理道を横切り登山道に入ると、折り返しの下りから沢に降り、3つの支沢出合(写真)を横切る。 さらに管理道を横切り、「神流マウンテンラン&ウォーク」ルートを下り林道に降り立つ。
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13:10 林道坂丸線出合に到着。
右へ50mほど進み、右カーブ手前で左へUターン気味に下る(写真)。 ひたすら下ること15分ほどで橋を渡ると、ほどなく父不見山登山口のある県道71号線に飛び出す。
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13:30 父不見山登山口に到着(写真)。
県道を下って行く。
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13:43 生利大橋に到着(写真)。
手前で左に入り、15分ほどで右の脇道からこいこい橋を渡る。
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14:00 神流川公園公共駐車場に到着。
鯉のぼり祭り(写真)がなかなか盛況だ。
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◎ 感想
偶然ネットで見かけたユニークで普通ではなかなか読めない山名に引かれ、低山なのであまり暑くならない時期にと思いこの日決行。
ちなみに、「ててみずやま」「ててみえずやま」「ててめえじやま」などの読み方があるようだ。
アプローチでウォーキングのおかあさん2人と出会っただけの静かな山行だった。展望はほとんど望めず、杉丿峠手前でわずかに両神山方面が見えた程度だった。
アプローチで三沢川を越えた先が林道開削工事中で、木が伐採され道が途切れていた。林道が開通するまでは、日ごとに状況変化があると思われるので、通過には十分な注意が必要。
坂丸峠までと父不見山からの下りで道が交錯するが、「神流マウンテンラン&ウォーク」の道標があり迷うことはない。
◎ かんな鯉のぼり祭り
2018年は4月28日から5月5日に開催。毎日様々なイベントがあるようだ。
無数の鯉が川を跨いで泳いでいるのを見て、2000年に万場の鯉のぼりを見に出掛けたことを思い出した。情報源は忘れたが、日本中から使わなくなった鯉のぼりが寄せられ、それを川を跨いで揚げるというもの。その時の写真が残っていた(写真)。すでに今と変わらないほどの数の鯉のぼりが上がっていた。
1981年に万場町の有志が2本のワイヤーロープに100匹ずつ揚げたのが始まりで、町村合併で万場町から神流町となり、「かんな鯉のぼり祭り」となったようだ。