大霧山、堂平山、笠山

大霧山 766.7m 堂平山 875.9m 笠山 837m

 山行情報

山行日       2018年5月6日(日) 晴れ

山頂所在地/山域  埼玉県/奥武蔵

アクセス/出発地  車/橋場駐車場(橋場バス停)から周回

行程詳細      橋場駐車場(橋場バス停)(6:35-6:52)→ 粥仁田峠(7:41-7:43)→ 大霧山山頂(8:09-8:26)→ 桧平(8:42)→
          旧定峰峠(8:51)→ 定峰峠(9:25-9:27)→ 川木沢の頭(10:19-10:27)→ 白石峠(10:35-10:37)→
          剣ヶ峰山頂(10:49-10:54)→ 堂平山山頂(11:12-12:02)→ 笠山峠(12:21)→ 笠山山頂(西峰)(12:46)→
          笠山神社(東峰)(12:49-12:52)→ 笠山山頂(西峰)(12:54-13:02)→ 笠山登山口(14:02)→
          橋場駐車場(橋場バス停)(14:17)

所要時間/距離   行動時間:5時間48分 休憩時間:1時間37分 合計:7時間25分/18.8km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

6:35 橋場駐車場(橋場バス停)に到着(写真)。

一番乗り。トイレを挟んでそれぞれ5台ほど停められそう。
朝食にパン1個。トイレを済ます。

6:52 橋場駐車場(橋場バス停)を出発。

駐車場前の丁字路の橋を渡り、県道361号線に入る。10分ほどで右に道標と標柱が現れる(写真)。秩父七峰縦走ハイキングのチェックポイントを示すもののようで、登山口ではなさそうだ。

山道を経て10分ほどで県道に戻り、20分足らずで粥仁田峠への道(写真上)に入る。
ここにも先ほどの道標(写真下)がある。
途中から未舗装路になり、林道に出て5分足らずで粥仁田峠に着く。

7:41 粥仁田峠に到着(写真)。小休止。

いろんな道標が立つ中に、黄色い縁取りの大霧山登山口の道標がある。東屋には登山届もある。

7:43 粥仁田峠を出発。

ゆるやかな登りからすぐに分岐を左の大霧山方面に向かう。
尾根下の道から尾根に乗り、ときどきヤマツツジ(写真)を見ながらジグザグに登って行く。

途中ゆるみを挟んでジグザグに登ると、尾根コースと巻き道の分岐(写真)に出る。
尾根コースはなかなかの急傾斜のようだ。
道標に従って巻き道を行くが、すぐに尾根道と合わさる。尾根道方向にも道標があり、急坂ありとの注意書きがされている。
細く岩が露出した尾根をゆるやかにたどる。

城峯山、御荷鉾山、浅間山

8:09 大霧山山頂に到着(写真右上)。小休止。

山頂はまずまずの広さで、山頂標識や三角点、詳細な展望図がある。
西から北にかけて大パノラマが広がり、武甲山、酉谷山、雲取山、白石山、甲武信ヶ岳、赤岳、両神山、二子山、赤久縄山、西御荷鉾山、東御荷鉾山、浅間山、宝登山、榛名山、赤城山など秩父山地を一望する(写真右下、下)。

大霧山山頂からのパノラマ

8:26 大霧山山頂を出発。

短い急下降を交えて下って行く。
ロープ場の登り返し(写真)から左に牧草地を見てP724を越える。

おだやかな稜線をたどり、道標やベンチのある桧平(写真)で左に折れると、ヒノキ林の中を短い急下降を交えて下って行く。

四つ辻の旧定峰峠(写真)を過ぎ、さらにヒノキ林をおだやかにたどる。

左下に林道が見えるころ登りに掛かり、獅子岩(写真)に出る。獅子と言うにはちょっと無理があると思うのだが。。。

さらにガクウツギ(写真)を見ながらの登りが続き、なだらかなP701を越える。

ガクウツギは初めて見る花。

下る途中の植林地ではジュウニヒトエ(写真)を見て、杉林の急下降から定峰峠に降り立つ。

ジュウニヒトエも初めて見る花。良く見かけるような気がしてたのだが。。。

9:25 定峰峠に到着(写真)。小休止。

車やバイクで賑やかだ。林道を入ったところに茶屋とトイレがある。

9:27 定峰峠を出発。

県道11号線と林道の間から尾根に取り付く(写真)。

途中で尾根を右に回り込み、北西に延びる主尾根に乗る。
土留めと手摺りの設置された急な登り(写真)から小ピークを越え、さらにやや急登からP828を越える。

ゆるやかな登りから分岐(写真)で左の巻き道を見送り、尾根を直登して電波塔の裏に飛び出す。

10:19 川木沢の頭に到着(写真)。小休止。

右に回って正面に出てみるが、広い草地があるだけで、標識などは何もない。

10:27 川木沢の頭を出発。

さらに右回りに半周して東へ下る。
かなりの急下降から巻き道と合わさり、土留めの階段を急下降する。

10:35 白石峠に到着(写真)。小休止。

ここはサイクリストが多いようだ。
角に東屋がある。

10:37 白石峠を出発。

東屋の右の林道に入り、すぐに道標(写真)を左に入る。

ゆるやかな登りから林道を横切り、またまた初めてのチゴユリ(写真)を見ながら登って行く。

10:49 剣ヶ峰山頂に到着(写真)。小休止。

山頂はほとんど電波塔に占められ、右に石碑があるが山頂を示す標識はない。
とりあえず1周してみた。

10:54 剣ケ峰山頂を出発。

急下降から林道に降りる。
その後何度か林道を出入りしたり(写真)、電波塔の横をすり抜けたりして、最後はゆるやかにひと登りで堂平山山頂に飛び出す。

ここを入るとほどなく山頂に出る。

11:12 堂平山山頂に到着(写真右上)。昼食。

山頂には標柱や三角点、ベンチ、東西南北に分けられた展望図がある。
フェンスを挟んだ奥に天文台と駐車場があり、ここまで車やバイクで来られるため、観光客で賑わっている。
ここではウツギ(写真右下)が咲いている。
ほぼ360度の展望があるのだが、ところどころ木が邪魔をしているのが残念だ。
それでも南から北西にかけて、棒ノ折山や大岳山、武川岳、天目山、大持山、小持山、赤岳、横岳、両神山、赤久縄山、オドケ山、城峯山、西御荷鉾山、東御荷鉾山、浅間山、雨降山、大霧山などを一望する(写真下)。
西武ドームが小さく銀色に輝いている。

大岳山 武川岳、天目山、大持山、小持山 赤岳、横岳、両神山 武上山地

12:02 堂平山山頂を出発。

フェンスに沿って北に進み車道に出るが、すぐに道標を左に入り広々とした草原の東側を進む。
この草原からは遮るものがなく、両神山、赤久縄山、オドケ山、城峯山、西御荷鉾山、東御荷鉾山、浅間山、雨降山、大霧山などを一望する。
雑木林に入ると下りが続き、途中で新旧の道が分かれる(写真)。とりあえず矢印の示す左の新道を下る。新旧の道が合わさると、笠山峠に降り立つ。

12:21 笠山峠に到着(写真)。

林道が通り、右奥に駐車場がある。
林道を横切りガードレールの横を入り、すぐ先の分岐で白石バス停への道を左に見送り直進する。

隠れ小ピークを越え未舗装の林道に降り立つが50mほど先で道標を右に入る(写真)。

尾根伝いに10分あまりで笠山山頂一角の稜線分岐(写真)に登り着き、右へすぐで笠山山頂に着く。

12:46 笠山山頂(西峰)に到着。

山頂標識がある。団体が居たので、先に笠山神社に行くことにする。ゆるやかに稜線をたどる。

12:49 笠山神社(東峰)に到着(写真)。小休止。

実際の山頂はここで、笠山最高点にもなる。やはりここには山頂標識がない。展望もないので早々に戻る。

12:52 笠山神社(東峰)を出発。

12:54 笠山山頂(西峰)に到着(写真)。小休止。

残っていた二人組がすぐに下山したので、いっとき山頂を独り占めする。
北側に少し展望があるが、あまり良くない。
出発前に神社の方からトレランが2人3人とやって来た。どうやら栗山の方から上がってきたようだ。

13:02 笠山山頂(西峰)を出発。

分岐を直進し萩平方面に下る。
折り返しの下りが続き、林道萩平笠山線を横切る。
左がヒノキ林、右が雑木林の間を下って行く。
再び林道を横切るが、数メートル右のガードレールの切れ目を入る(写真)。道標にも手書きされている。
さらにもう一度横切り、次に林道に降り立ったところで左に進む。すぐ先の丁字路を直進、次の丁字路を右、すぐにY字路を左に下って行く。左に大霧山が見えている。

林道を2度ショートカットして下って行く。
県道11号線手前100mほどで右の石段(写真)を降りるが、道標は直進方向の皆谷バス停を指している。民家の庭先のようなところから笠山登山口になる県道11号線に出る。

14:02 笠山登山口に到着(写真)。

県道11号線を北上する。

14:17 橋場駐車場(橋場バス停)に到着。


 感想

短い急登・急下降はあるものの、概ねおだやかな稜線歩きが楽しめる。道標が整備され、道も明確なので迷うこともない。
ガクウツギやジュウニヒトエ、チゴユリなど初めての花との出会いや、大霧山と堂平山山頂からの展望など、楽しく充実した山行になった。
ただ、旧定峰峠から白石峠の間は林道がすぐ近くを通っているため、車やバイクの音が響き渡り、雰囲気が台無しになる。また、堂平山山頂も車やバイクの観光客が多いので、山頂が混み合っていたら、北側の草原でノンビリするのもいいだろう。
笠山は山頂標識の地点から100mほど東が最高点で神社もあるので、ぜひ往復したい。


 日帰り温泉

都幾川 四季彩館

内湯1、露天1。浴室も脱衣所、休憩室も狭い。比較的込んでいたが、洗い場は露天にもあり、待つことはなかった。泉質は塩化物冷鉱泉とあるが、あまり温泉を感じない。休憩室は満員で、早々に帰宅した。
変わったところでは、浴室へ行く途中に足湯があること。
初めてお得クーポンを使った。100円引き+ホットコーヒーサービス。結果720円だが、これでもちょっと高いと思う。