飯盛山、横尾山
2022.01.15
飯盛山 1,643m 横尾山 1,8181.2m
◎ 山行情報
山行日 2018年6月14日(木) 晴れ
山頂所在地/山域 山梨県、長野県/奥秩父山塊
アクセス/出発地 車/平沢峠駐車場から往復
行程詳細 平沢峠駐車場(6:02-6:20)→ しし岩登山口(6:22)→ 平沢山・飯盛山分岐(6:47)→ 平沢山山頂(6:50-6:59)→
飯盛山山頂(7:12-7:18)→ 見晴台(P1634)(7:26)→ 十文字峠(7:47)→ 三ツ沢ノ頭(8:16)→
三ツ沢ノ大ダル(二ツ山峠)(8:28)→ 槍山頂(8:48-8:55)→ 木賊ノ大ダル(9:12)→ 木賊ノ頭(9:32)→
豆腐岩(9:38)→ 横尾山山頂(10:08-10:13)→ カヤトの原(10:33-11:08)→ 横尾山山頂(11:28-11:38)→
槍山頂(12:38-12:43)→ 十文字峠(13:35)→ 見晴台(P1634)(14:02)→ 平沢山・飯盛山分岐(14:15)→
平沢峠駐車場(14:37)
所要時間/距離 行動時間:7時間 休憩時間:1時間17分 合計:8時間17分/18.8km
服装/装備 半袖シャツ、アンダーシャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
6:02 平沢峠駐車場に到着(写真)。
北岳や甲斐駒ヶ岳はクッキリ見えているが、八ヶ岳は完全に雲の中。南側にあるトイレはこの時間開いていないようだ。北側には獅子岩がある。
6:20 平沢峠駐車場を出発。
駐車場の北側を出て道路を渡るとしし岩登山口がある。
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6:22 しし岩登山口に到着(写真)。
道標とハイキングマップが立つ。
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階段を上がると、石がゴロゴロした道をゆるやかに登る。 宮司の滝への道を右に見送ると、断続して泥濘み防止の丸太が敷かれているが、朝露で湿っていて滑りやすい。 満開のレンゲツツジ(写真上)を見ながら進み、平沢山・飯盛山分岐(写真下)で右に平沢山を巻いて飯盛山へと続く道を分け、直進方向の細い道をゆるやかに登る。
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鳳凰山、北岳、甲斐駒ヶ岳 |
6:50 平沢山山頂に到着(写真上)。小休止
浮き石の目立つ広々とした山頂で、山頂標識と三角点がある。 ほぼ360度の展望が広がり、南東側に鳳凰山、北岳、甲斐駒ヶ岳(写真下)が見られるが、北西側の八ヶ岳は残念ながらやはり雲の中。 また、南東にはこれから向かう飯盛山の全容を見る。
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6:59 平沢山山頂を出発。
南側の浮き石が目立つ道を短く急下降し、巻き道と合流する。 レンゲツツジに彩られた斜面を正面に見ながらゆるやかに下る。 ゆるやかな登り返しから左に踏み跡を見送り(写真上)、四つ辻(五つ辻か?)(写真中)で正面の柵を越えると飯盛山を真正面にした広場(写真下)に出る。右に平沢登山口からの道が山頂へと延びている。ここからも飯盛山の全容を見ることができる。 良く整備された道をひと登りで、南側から山頂に上がる。
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浅間山 |
7:12 飯盛山山頂に到着(写真上)。小休止
狭い山頂には見覚えのある山頂標柱がある。 360度の大パノラマが広がるが、ここでも八ヶ岳は雲の中で、甲斐駒ヶ岳は見えているものの、北岳方面は雲に隠れがちになる。また、北側に浅間山(写真下)のシルエットが見えている。
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7:18 飯盛山山頂を出発。
往路を戻り四つ辻で右に折れ、ゆるやかな登りから分岐を右に進む。 さらにすぐ先の分岐(写真上)を三沢方面の右に折れ、ゆるやかな登りから見晴台分岐(写真下)で左上に見えるロープの柵に囲まれた見晴台(P1634)に上がってみる。 展望は飯盛山と大差なさそうなので、すぐに戻る。
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右に飯盛山を見ながら草地をゆるやかに下る。前方の三角形のピーク(写真)を越え、朝露をタップリ含んだ草地を下る。あっという間に膝下がビッショリと濡れる。 この日一番の急斜面と思われる、丸太の階段を下りると、ハイキングマップの立つコルに降り立つ。
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7:47 十文字峠に到着(写真)。
地形図では四つ辻になっているが、左は雑草が生い茂り、右は有刺鉄線の柵があり、そんな気配はない。
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ゆるやかな登りから分岐で左に三沢への道を見送ると、ほどなくピンクテープが多数付けられた場所(写真)に出る。直進方向は踏み跡がないので、ここで有刺鉄線の柵をくぐり右に出る。
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ゆるやかな登りからやや傾斜が増し、再びゆるんだところでフェンスにピンクテープが多数付けられた場所(写真)に出る。網状フェンスの固定された出入口の針金を外してくぐり、左側へ移動する。 フェンスをくぐるとすぐにP1656を左に外し、広々としたクマザサの生い茂った稜線をゆるやかにたどる。
2016年のときはこのピンクテープはなく、分かりにくい道標が付けられていただけだったため気付かずに直進し、三ツ沢ノ頭手前から逆方向の西に延びる尾根に乗ってしまった。途中で間違いに気付いたが、引き返さずに南側の斜面をトラバースしたのが間違いの元だった。 何となく踏み跡っぽい跡(多分獣道)をたどるうちに、斜面はどんどん急傾斜になり歩き難くなる。 最後は急斜面を攀じ登るようにして元の登山道に復帰するが、1時間近くの時間ロスになった。
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8:16 三ツ沢ノ頭に到着(写真)。
標識などがないので定かではないが、左へカーブする場所が最高点なので、三ツ沢ノ頭だと思われる。 ピーク上を200mほどたどり、クマザサが生い茂った斜面を下ると、10分足らずでコルに降り立つ。
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8:28 三ツ沢ノ大ダル(二ツ山峠)に到着(写真)。
ここも道標はない。 クマザサにカヤトが混じる斜面を登り返し、隠れ小ピークからゆるやかに登れば、ポンと槍山頂に飛び出す。
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8:48 槍山頂に到着(写真)。小休止。
山頂は狭く潅木に囲まれているが、東南が少し開けている。金峰山方面が見えるはずだが、雲に隠れている。 休憩中にハルゼミが落ちてきた。近づいても逃げないので、間近で撮影した後手に取ると、すかさず飛び去って行った。
8:55 槍山頂を出発。
小さなアップダウンの連続から細い尾根を下り、木賊ノ大ダルに降り立つ。
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9:12 木賊ノ大ダルに到着(写真)。
またしても道標はないが、鞍部なので間違いないだろう。
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急登から手作りの道標(写真上)を過ぎると、しばらくはゆるやかな稜線が続き、緩急を交えた登りから分岐(写真下)を左に登れば、ほどなく木賊ノ頭に出る。
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9:32 木賊ノ頭に到着(写真)。
手作りの山頂標識があるだけで、狭い山頂は潅木に囲まれ展望は全くない。
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すぐに分岐まで戻り左折し、しばらく下ると豆腐岩(写真)に出て右へ下る。
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途中満開のサラサドウダン(写真上)やアヤメ(写真中)を見ながら小ピークを3回ほど越え、断続する岩場(写真下)を過ぎると、短い急登からポンと横尾山山頂に飛び出す。
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10:08 横尾山山頂に到着。小休止。
信州峠側から登ったと思われる登山者が3人休憩していた。西側が開けているが、八ヶ岳は相変わらず雲の中。 一息入れ先に進む。
10:13 横尾山山頂を出発。
ときどき岩場を交えて潅木帯を抜けると、広々としたカヤトのピーク(写真)に出る。 少し下ったところに道標がある。
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曲岳、黒富士、茅ヶ岳 |
10:33 カヤトの原に到着(写真上)。昼食。
展望はここよりも、手前の細長いピーク上の方が良いが、道標の近くで昼食を取る。 瑞墻山や金峰山、曲岳、黒富士、茅ヶ岳など奥秩父山塊(写真下)を一望するが、残念ながら金峰山は雲に隠れている。
11:08 カヤトの原を出発。
往路を戻る。
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11:28 横尾山山頂に到着(写真)。小休止。
1人いた登山者はすぐ下山して行ったため、山頂を独り占めしてのんびりする。
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11:38 横尾山山頂を出発。
5分ほど下ったところの岩場(写真)が迷いやすそうだ。横尾山へ向かうときは問題ないが、右の岩場の見難いところに道標があるため、左に延びている踏み跡に引っ張られそうになった。要注意箇所か。。。
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瑞牆山、金峰山 |
12:38 槍山頂に到着。小休止。
瑞墻山はしっかり見えているが、金峰山はやはり雲の中。
12:43 槍山頂を出発。
三沢への分岐手前で有刺鉄線の柵をくぐらず直進する。 道はハッキリしているが、十文字峠の少し手前で道は左にカーブして平沢牧場方面に向かうようにな るため、無視して踏み跡はないが有刺鉄線の柵沿いに進む。
13:35 十文字峠に到着。
すぐ先で強引に有刺鉄線の柵をくぐり往路の登山道に入る。 往路でも気になっていたコオニタビラコ(写真上)の写真を撮る。 見晴台直前で振り返ると、やっと金峰山(写真下)が顔を見せてくれた。
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14:02 見晴台に到着。
先の分岐(写真上)で野辺山学園方面に下るが、すぐに柵が途切れたところ(写真中)を左に入る。 タカネグンナイフウロ(写真下)を見ながら薄い踏み跡をたどり、飯盛山からの登山道に出て右折する。 平沢山からの道と合流し巻いて進むと、5分足らずで再び平沢山からの道と合流する。
14:15 平沢山・飯盛山分岐に到着。
14:37 平沢峠駐車場に到着。
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◎ 感想
2016年12月には十文字峠の先の柵をくぐるところで直進し、大きく時間ロスして三沢ノ大ダルで敗退、2017年12月には軽い腰痛を発症して飯盛山で敗退していた。この日は三度目の正直で、やっと制覇。
信州峠から車道歩きも考えたが、16kmで3時間半は長すぎるので往復にした。
危険なところはない。三ツ沢ノ頭手前の柵の入口を見逃さなければ、迷うところもない。ただ、下山時に十文字峠手前で柵をくぐらずに直進すると、踏み跡は平沢牧場方面へと向かうので引っ張られないよう注意が必要かも知れない。柵をくぐれば問題ないが。。。
それよりも、朝露でこんなにビッショリになるとは予定外だった。スパッツ必携!!
平沢山、飯盛山、カヤトの原からは雄大な展望が見られるはずだったが、この日は稜線に雲が掛かり気味で、ちょっと残念な結果だった。
特に八ヶ岳は終日ダメ。この時期なので仕方ないが。。。展望を楽しむなら晩秋から初冬が良さそうだ。
写真には撮っていないものも含め、意外と多くの花が見られたことはうれしい誤算だった。
◎ 日帰り温泉
清里丘の公園 アクアリゾート清里 天女の湯
広い内湯、露天風呂各1つとちょっと寂しく、他にも特筆するようなところはない。平日なのでガラガラでノンビリ浸かることができた。