霧ヶ峰〜車山、殿城山、南の耳、北の耳、大笹峰、ゼブラ山(男女倉山)、鷲ヶ峰〜
2022.01.15
霧ヶ峰
〜 車山 1,924.7m 殿城山 1,800m 南の耳 1,838m 北の耳 1,829m 大笹峰 1,807.7m ゼブラ山(男女倉山) 1,776m 鷲ヶ峰 1,798.3m 〜
◎ 山行情報
山行日 2018年5月22日(火) 晴れ
山頂所在地/山域 長野県/八ヶ岳連峰
アクセス/出発地 車/車山肩駐車場から周回
行程詳細 車山肩駐車場(7:59-8:15)→ 車山山頂(8:45-9:00)→ 車山高原リフト山頂駅(9:02)→ 車山乗越(9:16)→
南の耳・姫木平分岐(9:25)→ 殿城山山頂(9:39-9:46)→ 南の耳・姫木平分岐(10:02)→
南の耳山頂(10:25-10:30)→ 北の耳山頂(10:39-10:44)→ 八島・姫木平分岐(10:46)→
大笹峰山頂(10:52-10:59)→ 八島・姫木平分岐(11:07)→ ゼブラ山(男女倉山)山頂(11:23-12:03)→
ゼブラ山・蝶々深山分岐(12:18)→ 鎌ヶ池キャンプ場跡(12:22)→ 木道分岐(12:32)→
鷲ヶ峰・八島ヶ池分岐(12:37)→ 鷲ヶ峰山頂(13:05-13:25)→ 鷲ヶ峰・八島ヶ池分岐(13:45)→
八島園地(13:48-13:50)→ 沢渡・鎌ヶ池分岐(14:06)→ 沢渡(14:20)→ 車山肩分岐(14:42)→
車山肩駐車場(14:43)
所要時間/距離 行動時間:4時間49分 休憩時間:1時間39分 合計:6時間28分/17.5km
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:59 車山肩駐車場に到着。
平日なのにすでに5〜6台駐車していた。すべて登山者ではないだろうが。。。準備中にも1台また1台とやって来る。
8:15 車山肩駐車場を出発。
駐車場東側のバス停の横(写真)を入るが、道標はない。
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八ヶ岳や南アルプスなどの雄大な景色を見ながら、石がゴロゴロする山腹をゆるやかに登る(写真)。
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8:45 車山山頂に到着(写真右上)。小休止。
広大な山頂は岩や石がゴロゴロしていている。山頂標柱や標識、三角点、車山神社があるが、何といっても目を引くのは気象レーダー観測所(写真右下)だ。 360度の展望があり、見飽きることのない大パノラマが広がる(写真下)。 南東に蓼科山を始め北横岳、縞枯山、茶臼山、天狗岳、硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠山などの八ヶ岳連峰とその右にうっすらと富士山を望む。 南に鳳凰山、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、鋸岳、仙丈ヶ岳などの南アルプス。 南西に御嶽山、木曽駒ヶ岳、宝剣岳、空木岳などの中央アルプス。 西に乗鞍岳。 北西に穂高連峰、槍ヶ岳、蓮華岳、三峰山、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳などの北アルプス。 北に王ヶ鼻、王ヶ頭などの美ヶ原高原。
御嶽山 |
乗鞍岳 |
穂高連峰、槍ヶ岳 |
蓮華岳、鹿島槍ヶ岳、美ヶ原高原 |
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9:00 車山山頂を出発。
車山神社の後ろの木道から石畳の階段を下り、車山高原リフト山頂駅横に降り立つ。 2004年には通れた北側の道は通行止めになっている(写真)。
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偽木の急階段を降り(写真)、通行止めの道の登り口を左に見送ると、車山高原駐車場への道との分岐に出る。 車山を振り返ってみるが、なぜ北側の道が通行止めなのか解せない。特に崩壊している様子もなく、偽木の階段よりゆるやかで、歩き易そうに見える。 左折し、ゆるやかに登る。
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9:16 車山乗越に到着(写真)。
直進方向に蝶々深山が見えているが、今日はここを右折し殿城山・南の耳方面に向かう。
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クマザサの間をゆるやかに登り、3つ目の小ピーク上で左に折れると、すぐに南の耳・姫木平分岐(写真)があり、右の姫木平方面に入る。 今後も姫木平が進行方向のキーワードになる。
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前方にクマザサの中のトレースと殿城山、その奥に浅間山を見ながらゆるやかに下り(写真)、白樺林を抜けコルに降り立つ。
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ゆるやかな登り返しから山頂直下の分岐(写真)で姫木平への道を右に見送り、潅木をひと登りで殿城山山頂に飛び出す。
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八ヶ岳 |
9:39 殿城山山頂に到着(写真上)。小休止。
山頂はそれほど広くない。 山頂標識のある場所からは北アルプス方面が見えるのだが、少し木が煩い。 南東側に数メートル行くと大きく開け、蓼科山を始め北横岳、縞枯山、茶臼山、天狗岳、硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠山などの八ヶ岳連峰(写真下)を望む。 車山との位置関係はそれほど違わないのに、やけに大きく見えるのは気のせいか。。。
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9:46 殿城山山頂を出発。
往路を戻り南の耳・姫木平分岐を右折する。 前方には広々とした草原が広がり、奥に北アルプス、手前に二ッ山、鷲ヶ峰、南の耳、三峰山、北の耳、大笹峰などを見ながらゆるやかにたどる(写真)。 蝶々深山から北東に延びるなだらかな尾根を越え、ゆるやかに登り返せば、ほどなく南の耳に登り着く。
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車山 |
10:25 南の耳山頂に到着(写真上)。小休止。
山彦谷南の耳が正式名称のようだ。東にエコーバレースキー場があるが、山彦谷を英語にした名称か? ここからは遮るもののない360度の展望が得られる。特に車山山頂(写真下)が目に付く。
10:30 南の耳山頂を出発。
短い急下降からゆるやかに登り返して、北の耳に飛び出す。
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10:39 北の耳山頂に到着(写真)。小休止。
ここも南の耳と同じで展望は良い。
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10:44 北の耳山頂を出発。
下るとすぐに八島・姫木平分岐(写真)があり、右の姫木平へ向かう。 前方に小さな三角屋根の小屋を見ながらゆるやかにたどる。
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10:52 大笹峰山頂に到着(写真)。小休止。
休憩所横の中央分水嶺トレイルの道標には大笹山と記されている。そこから少し東のコンモリした草地に三角点がある。
10:59 大笹峰山頂を出発。
往路を戻り八島・姫木平分岐を右折する。 一部ガレた道をゆるやかに下り、草地を登り返せば、ほどなくゼブラ山に飛び出す。
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11:23 ゼブラ山(男女倉山)山頂に到着(写真右)。昼食。
山頂標柱にはゼブラ山と記されているが、中央分水嶺トレイルの道標には男女倉山(おめくらやま)とある。男女倉は地名からのようだが、ゼブラの由縁は何だろう? やや雲が多くなってきたが、展望には影響はない。 今までない景色として、八島ヶ原湿原や鷲ヶ峰を一望する(写真下)。
ゼブラ山(男女倉山)山頂からのパノラマ |
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12:03 ゼブラ山(男女倉山)山頂を出発。
短いガレ場の急下降が一部あるものの、クマザサやカヤトをゆるやかに下る。途中ロープの張られた場所で左折(写真)するが、かつては直進できたようだ。薄い踏み跡も見て取れる。 ほどなく公衆トイレ横に飛び出す。
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12:18 ゼブラ山・蝶々深山分岐に到着(写真上)。
右折からゲートを越え、鎌ヶ池キャンプ場跡で分岐(写真下)を直進する。
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左に鎌ヶ池(写真上)を見ながらしばらく木道をたどり、木道分岐で右の八島広場経由八島駐車場への道(写真下)に入る。 ゆるやかな登りから駐車場への道を左に見送る。
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さらに鷲ヶ峰・八島ヶ池分岐(写真上)を直進し、ゲートを抜けガレ気味の石がゴロゴロする尾根をやや急登する(写真下)。
写真下のピークは山頂ではない。ちょうど中間のピーク。
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2つ目の小ピーク上で左に折れ、前方左に山頂を見て(写真)ゆるやかに下る。 登り返して山頂東の肩の様な尾根に乗れば、ほどなく山頂に着く。
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13:05 鷲ヶ峰山頂に到着(写真右)。小休止。
一部岩が露出した山頂は小広く、山頂標識や方位盤、ベンチがある。 八ケ岳方面の木が若干煩いものの、南アルプスや中央アルプス、北アルプス、美ヶ原高原など、ほぼ360度の展望が広がる(写真下)。 ただ、中央アルプスの稜線部にだいぶ雲が掛かり始め、北アルプスはやや霞んでいる。
13:25 鷲ヶ峰山頂を出発。
往路を戻り鷲ヶ峰・八島ヶ池分岐を右に下る。
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13:48 八島園地に到着(写真)。小休止。
多くの観光客と少しの登山者が思い思いに休憩したり展望を楽しんでいる。
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13:50 八島園地を出発。
南側の木道に入り、しばらくして八島ヶ池からの木道と合流する。 しばらく八島ヶ原湿原南側の木道歩きが続き(写真上)、ゲートを抜け沢渡・鎌ヶ池分岐(写真下)を直進する。
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ヒュッテみさやまの前を通り、旧御射山神社入口(写真)を右に進む。道標に従って草地をゆるやかに登り、未舗装の林道に出たら右折し、8分ほどで沢渡の分岐に出る。
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14:20 沢渡に到着(写真)。
正面の偽木の階段を上がり、分岐を左の車山肩方面に向かう。
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草原の中の露岩の道を15分ほど急登(写真)し、P1817の左を越えバイオトイレの右を下れば車山肩駐車場に降り立つ。
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14:43 車山肩駐車場に到着(写真)。
やはり平日、この時間でも車はそれほど多くない。
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◎ 感想
2004年9月に八島ヶ原湿原駐車場を起点に蝶々深山から車山高原に降りて、リフトで車山に上がり沢渡経由の周回、2010年2月に車山肩駐車場を起点に車山から蝶々深山、八島園地とスノーシューで周回している。
これが霧ヶ峰三度目となり、まだ立ってない殿城山、南北の耳、大笹峰、ゼブラ山、鷲ヶ峰の周回をメインに歩いた。道標も登山道もしっかりしていて、迷うことはない。また、危険な場所もない。
車山や鷲ヶ峰、八島ヶ原湿原では多くの登山者や観光客に出逢ったが、車山乗越からゼブラ山までは1人と擦れ違っただけと静かな山行になった。
いずれのピークからはもちろん、途中の尾根上からも展望が良く、概ねおだやかな尾根歩きとともに楽しめる。
八島ヶ原湿原を含め全域で、花にはちょっと早かったようで、あまり見られなかった。6月以降のようだが、それを割り引いても満足度は100%を越える。
今回は新しく購入したトレッキングシューズを試す山行でもあった。結論は全く問題なし。日帰りの山行であれば、どんな山でも問題なさそうな感触を得た。
◎ 日帰り温泉
白樺湖温泉すずらんの湯
2016年2月の美ヶ原スノーシューで一度来ている。
白樺湖畔の好立地。残念なのが、露天風呂が露天になっていなくて、景色もあまり楽しめないこと。完全な露天にすれば、白樺湖や山並みを見ながらノンビリできるのに。。。平日の月曜日のためか、かなり空いていたが、リゾート地なので土日は混みそうだ。設備自体は極く普通。
今回も平日のためか、かなり空いていた。