榛名山〜相馬山、水沢山、二ッ岳〜

榛名山 〜 相馬山 1,411m 水沢山 1,194m 二ッ岳 1,344m

 山行情報

山行日       2016年6月19日(月) 晴れ

山頂所在地/山域  群馬県/関東 榛名山

アクセス/出発地  車/伊香保森林公園管理棟駐車場から周回

行程詳細      伊香保森林公園管理棟駐車場(7:30-7:45)→ もみじの広場入口(7:46)→ ワシノ巣風穴分岐(7:56)→
          雄岳雌岳分岐(8:23)→ 二ッ岳雌岳山頂(8:35-8:45)→ 雄岳雌岳分岐(8:53)→ 二ッ岳雄岳山頂(9:09-9:19)→
          オンマ谷駐車場分岐(9:28)→ オンマ谷駐車場(9:45)→ 県道駐車場(10:07)→ 臥牛山取付(10:12)→
          臥牛山山頂(10:21-10:31)→ 県道駐車場(10:41)→ 黒髪山神社鳥居(10:45)→ 相馬山の鳥居(11:00)→
          相馬山山頂(11:18-12:28)→ 相馬山の鳥居(12:41)→ 黒髪山神社鳥居(12:52)→ オンマ谷駐車場(13:08)→
          水沢山登山口(13:56)→ 水沢山山頂(14:19-14:29)→ 水沢山登山口(14:50)→ ねつむし湯跡(15:08)→
          伊香保森林公園管理棟駐車場(15:18)

所要時間/距離   行動時間:5時間43分 休憩時間:1時間50分 合計:7時間33分/16.2km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:30 伊香保森林公園管理棟駐車場に到着(写真)。

朝食におにぎりとパンを食べながら管理棟や登山道入口を確認する。

7:45 伊香保森林公園管理棟駐車場を出発。

管理棟前の伊香保森林公園案内図とそこに貼られた県立伊香保森林公園ハイキングコースを確認してから、もみじの広場入口を入る(写真)。

石段を上がり大岩を右に行くと案内図があり、二ッ岳1.3kmの道標が付けられている(写真)。
道標の方向に進み、二ッ岳のミズナラ林の裾野を北西にたどる。

ワシノ巣風穴への分岐を左に折れ(写真)、ほどなく二合目の標柱を見て、岩がゴロゴロする道をゆるやかに登る。

雄岳雌岳の分岐(写真上)を左に進み、すぐにオンマ谷への道を直進方向に見送り(写真下)、左に折れ木段を登る。
木段や丸太の階段が断続するが、それを嫌ってか左の斜面にも踏み跡が付いている。思いは誰も同じってことなのだろう。
山頂一角に登り着くと、潅木の間からポンと山頂に飛び出す。

8:35 二ッ岳雌岳に到着(写真右)。小休止。

山頂は狭く山頂標柱があるだけだが、北から東にかけて展望が広がる(写真下)。
まずはなかなかの尖りっぷりの水沢山が一番先に目に飛び込んでくるが、北側に十二ヶ岳、中ノ岳、小野子山、子持山、その奥に武尊山、東側に赤城山を一望する。

十二ヶ岳、中ノ岳、小野子山 子持山、武尊山 赤城山 水沢山

8:45 二ッ岳雌岳を出発。

往路を戻り雄岳雌岳の分岐を直進し、岩場の急登からオンマ谷駐車場への道を左に見送る。
保護ロープに沿って登り(写真)、デジタル送信所を見ると、その横に飛び出す。
前を通り抜け、一段高くなった岩場を上がれば、朽ちた鳥居や祠のある山頂に登り着く。

9:09 二ッ岳雄岳山頂に到着(写真)。小休止。

雌岳と同じ山頂標柱がある。
岩の上から相馬山や榛名富士を始めとする榛名山を一望する。

9:19 二ッ岳雄岳山頂を出発。

オンマ谷駐車場への分岐(写真)まで戻り右へ下る。
路面はすっかり乾いているが、苔の生えた石が混在しやや滑りやすい。

9:45 オンマ谷駐車場に到着(写真上)。

林道をたどり、鉄塔の手前を右に入る(写真下)。

道はすぐに雑草に覆われ途切れる(写真)が、かまわず直進し、県道に行き当たり左へ僅かで道路反対側の駐車場に出る。

写真の奥にわずかにガードレールが見える。

10:07 県道駐車場に到着。

駐車場入口の林道(写真上)に入ると、5分ほどで臥牛山への入口(写真下)が右にあるが、矢印の書かれた小さな道標と目印のテープがあるだけで、一度は見逃して10メートルほど行き過ぎてしまった。
入口を入るとすぐに尾根に乗り、行く手を阻む大岩を左に巻いて上がり、さらに尾根をたどる。

途中展望の良い北見岩(写真右)に立寄り、掃部ヶ岳、烏帽子ヶ岳、十二ヶ岳、中ノ岳、小野子山、武尊山などの展望を楽しむ(写真下)。
ここからは僅かで臥牛山山頂に出る。

北見岩からのパノラマ

10:21 臥牛山(ねうしやま)山頂に到着(写真右)。小休止。

山頂は極く狭いが、展望は良く、二ッ岳、相馬山、天目山、榛名富士、掃部ヶ岳、烏帽子ヶ岳など榛名山を一望する(写真下)。

北見岩が西から北東の展望に対し、ここは西から南そして東までの展望が広がる。

臥牛山山頂からのパノラマ

10:31 臥牛山山頂を出発。

県道沿いの駐車場まで戻り、200mほど南下すると黒髪山神社の鳥居に着く。

10:45 黒髪山神社鳥居に到着(写真)。

ここは相馬山登山道入口になっている。
いくつかの鳥居をくぐり、ハイキングコースのようにおだやかな道をたどる。途中には何箇所かベンチもある。
しばらくして鳥居が現れ、地蔵横の階段を上がると相馬山の鳥居前に出る。

11:00 相馬山の鳥居に到着(写真)。

鳥居をくぐると、いよいよ本格的な登山道となる。

岩がゴロゴロした急登からクサリや3ヶ所のハシゴ(写真)を登り、ややゆるんでくると鳥居をくぐり、黒髪山神社横から山頂に飛び出す。

11:18 相馬山山頂に到着(写真)。昼食。

山頂は黒髪山神社と岩に占められて狭く、その岩の上には石仏や灯籠などが祭られている。展望は南に開け、高崎市街を一望する。
山頂からは登り口以外に東と南に登山道はあるが、2ヵ所とも通行禁止になっている。
東側の厳重に張られたロープを強引に突破するも、数メートルで再びロープに阻まれ、やや北寄りに進むが断崖に阻まれる。北寄りではなく、そのまま東に行くのが正解だったようだ。
南側の鳥居からも下って見るが、こっちはクサリや踏み跡があるものの、明らかに方向が違うためすぐに引き返す。
結局は30分ほどのロスをして、周回を断念し往路を戻ることにした。

12:28 相馬山山頂を出発。

黒髪山神社鳥居に降り立ち、すぐ北側の分岐を右に進む。伊香保森林公園入口を左(写真)に入り、林道をたどってオンマ谷駐車場に戻る。

13:08 オンマ谷駐車場に到着(写真)。

ゆるやかな下りからしばらく平坦な道が続くが、木橋を渡ると岩が目立つようになる。
岩がゴロゴロしたゆるやかな登りから、階段状の岩場を登ると、ほどなく雄岳雌岳への道を左に分ける。

さらに管理棟への道を左にわけると、ロープで通行止めがされた相馬山への道を右(ここに出たかった)に見送る(写真)。
少し先のP1143には三角点と東屋があり、右には気持ちの良さそうな草原がある。

次の管理棟への分岐も直進し、その先の四つ辻(写真)を右に折れると、ほどなく水沢山登山口のある林道に降り立つ。

13:56 水沢山登山口に到着(写真)。

登山口からしばらくは、平坦な道を電柱に沿って進む。5分ほどで雑木林に入ると電柱から離れ、少しずつ傾斜が増していく。
急登から再び電柱に沿って登り、中間辺りの電波塔を過ぎるとゆるやかな痩せ尾根から直下を急登すれば、ほどなく山頂に飛び出す。

十二ヶ岳、小野子岳、谷川連峰
子持山、武尊山

14:19 水沢山山頂に到着(写真右上)。小休止。

極く狭い山頂に山頂標柱や三角点、方位盤が置かれ、展望はほぼ360度ある。
北から東にかけて、十二ヶ岳、中ノ岳、小野子山、子持山、赤城山、奥に谷川岳、武尊山、燧ヶ岳、日光白根山などを一望する(写真右中、右下、下)。
西に相馬山、榛名富士、二ッ岳(雌岳、雄岳)烏帽子ヶ岳などを一望する。
南には前橋市街が広がり、群馬県庁ビルが見えている。

14:29 水沢山山頂を出発。

水沢山登山口まで戻り、最初の分岐を直進する。むしゆ跡の道標を追って沢沿いから尾根を越え、ねつむし湯跡のある沢に降り立つ。

水沢山山頂からのパノラマ

15:08 ねつむし湯跡に到着(写真)。

右の説明板の横から沢筋を下り、つつじが丘への道を右に見送る。

しばらくして朝見た大岩に行き当たり、右に進めば(写真)往路の階段に出る。

15:18 伊香保森林公園管理棟駐車場に到着。


 感想

周回のつもりが、結局はオンマ谷まで戻り水沢山に向かった。
相馬山からの東と南の下山口は2ヵ所とも通行禁止。西側の厳重に張られたロープを強引に突破し、数メートルで再びロープに阻まれ、やや北寄りに進むが、すぐに断崖に阻まれる。北寄りではなく、そのまま東に行くのが正解だったようだ。さらに南側の鳥居からも下って見るが、こっちはクサリや踏み跡があるものの、明らかに方向が違うためすぐに引き返す。

360度とはいかないが、どのピークも展望は良い。ただ、どこも狭く、登山者が多い場合はあまりノンビリできそうにない。
そう言えば、相馬山からの下りで100人ほどの小学生の集団とすれ違ったが、山頂まで行ったのだろうか?あの狭い山頂に交代で上がるのだろうか?要らぬ心配をしてしまった。

二ッ岳の下りでは、路面が乾いていても、苔生した石は滑りやすい。
臥牛山へは漫然と歩いていると、取り付きを見逃してしまう。
相馬山へは登山口から尾根まではハイキングライクの歩きやすい道が続くが、相馬山の鳥居からは一転クサリやハシゴの付けられた岩場が連続する。
オンマ谷は前半はフラットな歩きやすい道で、橋を過ぎると岩場の通過や階段状の石の急登がある。その後分岐が何度か出てくるが、道標がしっかりしているため迷うことはない。

これで榛名山をすべて制覇したヽ(^O^)ノ。


 日帰り温泉&車中泊

道の駅ふじみ 富士見温泉 見晴の湯 ふれあい館

平日なので混むことはないが、多くは近くの高齢者か。
内湯・露天風呂・ジャグジー・ジェットバス・サウナ・水風呂などがあり、広々として居心地良い。露天の展望は広々しているが、平凡な風景が広がるだけなのが少し残念だ。
休憩場も広い。休日も混みあわなければ、お薦めだ。

道の駅ふじみの裏の駐車場で車中泊。ふれあい館が終了すると、明かりがすべて消え、国道からも離れているため車の音もまったく聞こえない。車中泊には最高だ。